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恒川光太郎「夜市」あらすじとネタバレ感想!なんでも手に入る不思議な市場の話
恒川光太郎さんの「夜市」を読みました。この記事では「夜市」に収録されている、表題作の「夜市」と書き下ろしの「風の古道」のあらすじと個人的な感想をまとめています。「夜市」のあらすじや内容が気になる人は、この記事を読んでみてください。
夜市 風の古道 恒川光太郎 2008年5月初版夜市、風の古道、二編がおさめられた文庫本で読みました。フジテレビの加藤シゲアキMC「タイプライターズ」に恒川光太郎さん、出演していました。冒頭の1ページ目、加藤シゲアキが朗読していました。「今宵夜市が開かれる。・・・・・」読んでみたい。図書館で予約して7か月、もうほとんど忘れかけていた。図書館で手にとって(第12回日本ホラー小説大賞受賞作)と表紙にあって、...
2022年上半期 読んで面白かった本ベスト10!(後半)第6位~第10位
さて、続きです。 では、2022年上半期 読んで面白かった本の第6位から10位までを見ていきましょう。 第6位 13階段 第7位 Another 2001 第8位 夜市 第9位 硝子の塔の殺人 第10位 バチカン奇跡調査官 黒の学院 第6位 13階段 高野和明 講談社文庫 これは、面白いというより、すさまじい本でした。 作者のデビュー作で、なんと満場一致で江戸川乱歩賞を受賞したというからすごい。 あらすじは、殺人の罪で服役し、仮釈放となった主人公。 彼は、刑務官の南郷に、犯行時刻の記憶を失ったある死刑囚の冤罪を晴らすために 協力を依頼されます。 手掛かりは、死刑囚のわずかに残った「階段」の記憶…
作品紹介・あらすじ「人間はおもしろい。だが、飼ってはならぬ」スリルに憑かれ空き巣を繰り返す羽矢子。だが侵入した家の猫に引っかかれ、逃げた先で奇妙な老人に出会い……「猫どろぼう猫」自尊心が高く現実に向き合えない王司。金目的で父の死を隠蔽した後、家にやってきたのは……「窮鼠の旅」〈お手伝いさん〉として田舎の館に住み込むことになった、たえ。そこでの生活は優雅だが、どこか淫靡で……「風のない夕暮れ、狐たちと」その他「十字路の蛇」「胡乱の山犬」「日陰の鳥」「音楽の子供たち」全七篇。恒川光太郎が描く、《化物》たちの饗宴を、ご覧あれ。読書備忘録「猫どろぼう猫」のケシヨウはいったい何?「窮鼠の旅」でも「風のない夕暮れ、狐たちと」わわわ!「十字路の蛇」ぞわぞわ怖い!ホント恐い!この人何っ!「胡乱の山犬」もしかしてそう言う事...本・恒川光太郎「化物園」
【あらすじ&ひとりごと】 恒川光太郎さんの『真夜中のたずねびと』を読みました。 本作品は、「ずっと昔、あなたと二人で」「母の肖像」「やがて夕暮れが夜に」「さまよえる絵描きが、森へ」「真夜中の秘密」の5篇からなる短編ホラーです。 本の帯には「忍び寄る足音に、背筋が寒くなる連作集」とありますが、登場人物がリンクする部分や、恒川さん作品によくある同じ時間軸の上で各編が展開されているだけで、それぞれのストーリーは独立しています。 各編に共通していることは、主人公を理不尽な不幸が襲うが、結末は闇へと消えていく曖昧な世界。 人が生きているから話しているのか、死んでいるのに話しているのか、そして本当にあった…