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角川書店(2018) 【あらすじ&ひとりごと】 定期的に東野圭吾さんのエンターテイメント性に富んだ作品を読んで楽しんでいます。 今回は『魔力の胎動』。『ラプラスの魔女』の前日譚です。 本作品は、五編からなる連作短編集で、四編までは鍼灸師・工藤ナユタの視点で描かれ、不思議な力を持つ少女・羽原円華によって、悩める人たちが救われていく物語です。 そして、最後の五編目が『ラプラスの魔女』へと繋がっていきます。 円華が自然現象を予測する能力によって人が救われて、さらにはナユタ自身も問題を抱えていることに気付きはじめ、彼をも救っていく。 社会問題も散りばめられ、東野さんらしさを感じます。 そして、この物語…