【読書】グリム童話『糸くり三人おんな』
『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その10 『糸くり三人おんな』〈KHM14〉 【あらすじ&ひとりごと】 昔、怠け者の女の子がいて、糸を紡ぐことを嫌がりました。 母親は、女の子が言うことを聞かないので、腹が立って、つい殴りつけました。 すると、娘が泣いているところに王様のお妃が通りかかり、なぜ泣いているのか尋ねます。 母親は、怠け者の娘を恥ずかしく思い、娘が糸くりをいつまでもしていたいと言うが、うちは貧乏で麻がないとお妃に話します。 するとお妃は、娘を今すぐ御殿へ来させ、嫌と言うほど糸くりをさせてあげようと話します。 御殿に着くと、見事な麻がぎっしりつまった部屋へ連れていき、この麻を残らず紡…
2022/10/04 18:32