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・ ロバート・キャパ と ゲルダ・タロー 2人のカメラマンの写真と愛
皆さんは勿論「偉大な写真家」、とりわけ20世紀のスペイン内戦や、第2次大戦での連合軍のノルマンディ上陸作戦時における「ロバート・キャパの写真」の評価を、実の写真をご存じと思います。 が、そのキャパの「写真家としての世界的デヴュー」の背後に1人の女性の存在があり、彼女もまた素晴らしいカメラマンであったことはご存じでしょうか?
創元推理文庫(2019) 【あらすじ&ひとりごと】 深緑野分さんの作品を読むのは、『この本を盗む者は』に続いて二冊目です。 以前、『ベルリンは晴れているか』が気になっていたのですが、大戦終結後の戦争小説ということもあり、手にはしませんでした。 でも、そこにこの『戦場のコックたち』。 戦争小説とはいっても、コック兵としての視点から描かれるものと期待して読みました。 でも当然ながら、戦争の残酷さは描かれ、胸が苦しくなって序盤はなかなか読み進められませんでしたが、戦線の中に次々と起こるミステリ、青年兵たちの友情と葛藤が描かれ、とても読み応えのある作品でした。 舞台は第二次世界大戦ヨーロッパ戦線。 1…