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【あらすじ&ひとりごと】 窪美澄さんの10年程前の作品です。 先日、ある中古本の書店からの送信メールを見ていたら、書店ランキングされた過去の作品の記事があって、気になった作品10冊を購入しました。 そのうちの1冊がこの『晴天の迷いクジラ』。 窪さんと言えば『ふがいない僕は空を見た』という程度のことしか私は知らなくて、今回初めて読みました。 この作品は、心に深い傷を持ち、生きる希望を失った主人公3人が、ある出会いによって生きることへの希望に気づき、歩み始める物語です。 由人はデザイン会社に勤務するが失恋と激務で鬱になる。 そしてその社長・野乃花は過去を捨て、がむしゃらに働いてきたが倒産する会社と…