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プレート式熱交換器のバッチ系化学工場での選定思想例 ガスケット/溶接・メンテナンス
"プレート"式"熱交換器"について解説します。化学プラントに限らず幅広い用途で使われます。熱計算の基本を学べる設備で、多管式熱交換器よりも先にマスターしたい設備です。原理と特徴プレート式熱交換器の原理
圧力容器の板厚メンテナンスのために強度計算書を一瞬で見抜くためのマニアックな確認ポイント
"圧力容器"のメンテナンスをしていく中で板厚の管理は非常に重要です。図面と強度計算を眺めつつ、板厚測定に望まないといけません。何も知らない設備の強度計算書を見せられて、「すぐに板厚がどこまで許容できるか判断して欲しい」と
化学工場で窓際族になる社員を見抜く独断チェックポイント10項目 トラップだらけで誰でも窓際へ
JTCという単語に関連付けられるかのように、窓際族という単語も目に耳にすることがあるでしょう。中堅・ベテラン社員ですでに窓際族としての地位を確立した人に対して表現されることが多いですが、実は若い時から傾向はあります。化学プラントを例に、どう
【多管式熱交換器】ガラスライニングvsカーボン 耐酸性材質の2トップを独断と偏見で比較
多管式熱交換器(Shell and Tube)の中でも耐酸性材質の代表例であるガラスとカーボンについて比較します。特にバッチ系化学プラントでは必須アイテムですが、どちらを選べばいいか意外と悩みます。独断と偏見交じりですが、ざっくりと比較をし
【多管式熱交換器】ガラスライニングvsカーボン 耐酸性材質の2トップを独断と偏見で比較
熱交換器の中でも耐酸性材質の代表例である"ガラス"と"カーボン"について比較します。特にバッチ系化学プラントでは必須アイテムですが、どちらを選べばいいか意外と悩みます。独断と偏見交じりですが、ざっくり
化学工場初心者保全マンが絶対に知っておくべき設備の「交換部品」の基本 動く部品が劣化する
化学プラントのメンテナンスで交換すべき"部品"の基本形を紹介します。メンテナンス計画を考える上で、交換部品の選定・調達や予備部品の管理はとても大事です。日常点検・SDMそれぞれの点検で、「実は○○の部品を点検交換していま
「配管設計・施工ポケットブック」は化学工場の機械エンジニアが2冊目のポケットブックとして保有したい
配管設計・施工ポケットブックについて解説します。プラント配管設計者にとってポケットブック系は今も昔も欠かせない設計アイテムでしょう。例えばプラント配管ポケットブックは代表的なポケットブック。最近ではweb上でカタログダウンロードができるもの
FRPタンクで化学工場のユーザー設計上注意しておきたいポイント 圧力/温度/ノズル/作業架台
"FRP"タンクの設計について解説します。鉄系のタンクと違う独特性があり、気を使う部分が多いです。ユーザー設計者としては、こういう現場作業を意識した設計をしたいですね。そうでなければ、外部プラントエンジニアに委託する方が
水封式真空ポンプのプロセス条件を決定するために必要な考え方 圧力/流量/漏れ込み空気
水封式"真空ポンプ"の能力設計ではプロセス条件設計が必要です。プロセス条件の設定のために必要な考え方をまとめます。一応は他の真空源にも対応できる考え方です。化学プラントでは負圧下での運転のニーズは高まるばかりです。真空ポ
化学工場の配管や設備に付ける断熱保温の「工事設計」で気をつけたいこと パイプ/フランジ/バルブ/雨水侵入
断熱保温で見えない部分を予想することはプラント設計でしばしば問題になります。設計上ちゃんとスペックを決めているはずであっても、現場で断熱が問題になるときにはいつも「良く分からない」と未確定要素的な扱いをされています。そもそも断熱がどういう施
化学工場の「僻地勤務」で疲れた機電系エンジニアの休日の楽しみ方 自然と触れる/都会に全振り/引きこもり
そこそこ僻地勤務での楽しみ方の例を紹介します。メーカー製造業など僻地勤務が話題になっています。都会でずっと過ごした人、大学が都会で都会の味を知ってしまった人などは、就職して配属先がきって僻地だとわかったとき絶望感に襲われます。私も入社式直前
化学工場の「僻地勤務」で疲れた機電系エンジニアの休日の楽しみ方 自然と触れる/都会に全振り/引きこもり
そこそこ"僻地勤務"での楽しみ方の例を紹介します。メーカー製造業など僻地勤務が話題になっています。都会でずっと過ごした人、大学が都会で都会の味を知ってしまった人などは、就職して配属先がきって僻地だとわかったとき絶望感に襲
破裂板の安全弁に対する使い分け バッチ系化学工場を例に 材質/放出先/メンテナンス性
"破裂板"(ラプチャーディスク)について解説します。安全弁と同じく圧力容器の圧力開放装置として保安装置の1つに位置付けられます。バッチ系化学プラントでどんな風に破裂板を使うか紹介しましょう。"破裂板"
JISの最適保温厚みの計算を試しに行ってみた 保温保冷/平面配管/放熱量/コスト/厚み比較
JIS A 9501 保温保冷工事施工標準の計算表を使って、最適"保温厚み"を試しに計算してみました。多くのプラントでは本基準のデータや、自社に最適な条件で計算したりしているでしょう。仮にデータ更新が必要な場合でも、多く
【意外と知らない】化学工場の設備に潜んでいる設計条件内での使用限界(上限・下限)を解説
化学プラントの装置の"設計条件"内での使用限界をまとめてみました。装置を新設するときは、特定の運転条件に合わせた設計をして使用するでしょう。ところが長年同じ設備を使っているうちに、使用条件を変更したり新製品が入ったりしま
機械の王道である「圧縮機」の種類と役割を解説 化学工場では工場エアーや冷凍機に実は使用
"圧縮機"について簡単に解説します。機械の王道?花形?とでもいうべきもので、重要度が高く機数も少ないのでメンテナンスでもとても目立ちます。化学プラントで圧縮機に直接関わっていないプラントなんてありえないですが、大きな工場
冷凍サイクルとp-h線図の基本を解説 熱力学/等圧変化/断熱変化/エンタルピー/温度圧力体積
"冷凍サイクル"のp-h線図を勉強をする記事です。冷凍機の資格や熱力学の勉強で登場する分野です。オーナーエンジニア的にはメーカーに任せてしまえる部分なので、意識していないかもしれません。知っておいた方がちょっと便利な知識
バッチ系化学工場の総括伝熱係数(U値)の現場データ採取と計算方法を解説 温度計/流量計
工場現場での総括伝熱係数(U-factor)のデータ採取と解析の例を紹介します。計算式は教科書的ですが、データの採取はアナログなことが多いでしょう。現場レベルではどんなことを行っているのか、エンジニアは意外と知らないかもしれません。机上計算
オーナーエンジニアリングなどの中途半端規模のプロジェクトの「機器リスト」活用方法と注意点
化学プラントのプロジェクトで使う機器リスト(device list)について解説します。久しぶりに土曜日にしっかりと仕事をしていました。そこでプロジェクト向けの機器リストをいじっていましたが、あらためて何の目的があるか言語化しておこうと思い
化学工場向けタンクの設計に関わる専門用語をまとめました ここだけは知っておきたい範囲に限定
タンクの部品に関する主要な専門用語(technical term)をまとめました。専門用語が使えないと、どんな仕事でも障害が起きます。タンクの設計をするときにも専門用語は当然ですが必要です。特定の1つの表現だけでなく複数の呼び方があるのが化
減圧系の大気脚の原理と設計上の注意点 スチームエゼクターやバロメトリックコンデンサーとの接続
大気脚(atomospheric leg)について解説します。スチームエゼクタなど減圧系のラインで必要になってきます。物理的に単純な構造のはずですが、多少考えることがあるので見落としなく考えたいです。昔からある設備だから「既存コピーで」とな
断熱保温工事の「表面積計算」は意外と適当でも良いと思います タンク・熱交換器・皿型タンク
化学装置に断熱施工する場合、数量の見積として表面積計算(insulation surface)の実際を解説します。厳密な計算をしてもいいのですが、意外と適当でも良いと思います。断熱の量は厚み×表面積で決まります。厚みは最適保温厚みの計算をす
反応器についてガラスライニングとステンレスの特徴を比較 耐食性/伝熱/耐圧/価格/納期
反応器の材質(reactor material)をステンレスにするかグラスライニングにするかという設計思想をまとめます。バッチ系化学プラントならではの課題でしょう。グラスライニングを使うことが多いでしょうが、ステンレス派の意義もちゃんとあり
化学工場の「配管接続」の主要3方法 特徴と使い分けを解説 フランジ/ねじ込み/溶接
配管の接続(pipe connect)方法についてまとめました。化学プラントではフランジ接続が当たり前でしょ?なんて暗黙知として取り扱っている私です。改めて考えると、本来ならいろいろな接続方法があるのが配管。化学プラントではそのうちのいくつ
バッチ系化学工場の配管塗装の「色分け」を解説 塗装なし/全面/部分 危険性有無の把握
配管塗装(piping paint)の色分けについて解説します。化学プラントでは非常に多くの配管が這うように設置されています。中には危険な薬液も当然混じっています。数があまりに多すぎて、何が危なくて何が安全か一目で分かりません。運転時やパト
化学工場の5大用役(ユーティリティ)の概要と使い先を解説 水・蒸気・電気・空気・窒素
化学プラントの用役(utility)について解説します。用役はプラント運転では目立ちませんが、非常に需要です。これは一般家庭の生活でも水や電気がなければ、一瞬で困ってその時になって重要性に気が付くのと似たような話です。プラントレイアウトなど
プラントの配管中で使用するラインミキサーの考え方と簡単な設計例 温水製造用熱交換器
ラインミキサー(Line mixer) インラインヒーター・スタティックミキサーについて解説します。使用用途は結構多いわりに、選定できないエンジニアもいると思います。メーカーに依頼すれば解決しますが、基本的な設計部分は理解しておいた方が良い
「冷媒(フロン)」について化学工場の冷凍機向けに基本を解説 CFC/HCFC/HFC/HFO/自然冷媒
冷媒フロン(Freon)の話をします。フロンとか温暖化とか環境面の話ですが、化学プラント的には冷凍機として極めて密接に関係します。冷媒の型式はいろいろあって分かりにくく覚えるというものでもありません。一般的知識の範囲内で、機電系エンジニアも
粉体貯留ホッパーの形状とかんたんな容量計算 同芯・偏芯・安息角/空間容量・粉体容量
粉体貯留ホッパー(hopper)の形状の決め方について解説します。ホッパーの形状は安息角と深い関係があります。容量計算も設計上は大事ですが、とてもかんたんです。設計の考え方をまとめました。安息角安息角はホッパー設計上の粉体物性の重要な指標で
【保全エンジニア向け】定年退職によるメンバー入れ替え後5年~10年の設備保全はこうなっている・・・かも?
団塊世代の設備保全エンジニアが定年退職で完全に仕事を辞めてしまった入れ替わって数年。設備保全エンジニアの今後を勝手に想像してみます。弊部の設備保全エンジニアを見て感じたことです。独断と偏見だらけでしょう。世間で感じる保全の待遇とは徐々に変わ
0.6乗則を化学プラントのプロジェクト投資見積に当てはめてみる ラング係数との関係性
化学プラント建設(Plant construction)のプロジェクトでよく使う0.6乗則について解説します。これはラング係数とセットで設備投資の概算見積で大活躍します。その使い方を紹介しましょう。0.6乗則とは0.6乗則は、設備投資額がプ
【新入社員向け】化学工場の「現場実習」で学びたいこと プラントオペレータの考え方を知る貴重な機会
化学プラントの現場実習(工場実習)について解説します。製造業の新入社員に現場実習を課す会社は多いでしょう。4月入社の場合、5月ごろが現場実習開始となるケースが多いです。そこでどんなことを学ぶといいでしょうか。私自身の経験・同期の経験談・部下
化学設備メーカーPRを受けたエンジニアがその場の空気を持たせるために有効な5つの質問
設備メーカーのPRを受ける機電系エンジニアの地味な悩みとして、何を質問していいかわからないということがあります。PRを受けて質問がないか聞かれても何も質問が思いつかず、無言の空間が流れるなんてことも。技術の進歩が少ない「変わらない化学プラン
半導体需要などでPTFE系が手に入らない!バッチ系化学工場の場合でできる設備対応を考えました
フッ素樹脂(Fluororesin)の材料が手に入らないときにどんな対応をすべきかを、ユーザー保全目線で考えてみました。最近、あらゆる原料・部品の調達が怪しくなっていますよね。そんな中でもフッ素樹脂は半導体の需要急増に伴って、とても調達が困
多管式熱交換器(シェルアンドチューブ)の主要部品と機能を解説 図面をじっくり見る前に
多管式熱交換器(Shell and Tube)の主要部品とその機能をまとめてみました。プラントの機械系エンジニアにとって主要機器である多管式熱交換器。その構造はちゃんと理解しておきたいです。とはいえ、機械装置としては複雑です。初心者にとって
【初心者向け】渦巻ポンプの勉強ができるおススメのサイト5選 上司に聞く前に自主学習しよう
渦巻ポンプ(centrifugal pump)の勉強ができるサイトをまとめてみました。渦巻ポンプは化学プラントに限らず様々な業界で使う機械で、一般的な機械です。化学プラントの機械系エンジニアが入社してすぐに担当するのが渦巻ポンプだったりする
デミスター(ミスト分離器)の選定をするときの基本的な考え方 ガス液組成・流量・温度
ミスト分離器(mist separator)としてのデミスターをユーザーが選定するときの考え方を紹介します。デミスターは例えば洗浄塔・充填塔などの液体が混在するガスに対して使います。バッチ系化学プラントの機電系エンジニアが選定するチャンスは
化学プラントで「液溜まり」が発生しやすいポイント 見えているはずなのに気が付きにくい箇所
液溜まり(puddle)について解説します。化学プラントではどこかのタイミングで必ず液抜きという作業が発生します。どこで液が溜まるのかということを理解したうえで運転や設計をするのと、意識せずに「これしかない」という発想だけで対応するのとでは
化学工場向けのフレキシブルチューブの簡単な選び方 用途・構造・材質・長さ・口径・接続方法
フレキシブルチューブ(Flexible Tube)について簡単な選び方を解説します。フレキシブルチューブは化学プラントの配管代わりにいろいろな場面で活躍します。多くの化学プラントの設備や部品は結構前から新製品の開発が止まっている感があります
【保全エンジニア向け】冷凍機の凝縮器/蒸発器の運転条件の変化と起こりやすいトラブル 水冷式・多管式
冷凍機(refrigerator)の中の熱交換器に着目します。熱交換器の中でも多管式は汎用性が高く、冷凍機の熱交換器部品としても使用します。設計上はあまり気にならないかもしれませんが、実際に運転・保全をするときには知っておいた方が何かと便利
【保全エンジニア向け】”冷凍機”の自動制御・監視の概要本 冷媒の温度圧力/冷凍負荷・冷却負荷との関係
冷凍機(refrigerator)の自動制御関係をまとめます。第一種冷凍機械等の学習をするときには無味乾燥的に記憶しないといけませんが、時代の変化もあって実務との乖離がしやすい内容です。工場の保全担当者として冷凍機のトラブルを経験するとき、
“熱量”の公式Q=mcΔtを使った設備設計をプレート式熱交換器を例に解説 質量流量・比熱・温度差
熱交換器(heat exchanger)の熱設計を熱量の公式Q=mcΔtに基づいて解説します。熱の基礎知識として義務教育でも学ぶ内容です。大量の熱を扱い化学プラントでは熱に関する設計は、競争力を左右する重要な要素です。熱の基本公式としての熱
槽型反応器の”伝熱計算”を解説 濃硫酸を希硫酸に希釈する場合を例に 希釈熱・物質バランス
槽型反応器内での伝熱計算(heat transfer)を解説します。硫酸希釈を例に紹介します。割と一般的な工程で、システムとして販売されていたりします。以下の硫酸を得る工程を考えましょう。硫酸濃度5%硫酸液量5m3温度30℃使用する原料、冷
それでも”日本製”が必要ですか? 化学工場の設備メンテナンスや安定運転を考えたベンダー選定
日本の化学プラントの設備は日本製(made in Japan)が多いと思います。日本製に信頼を置きすぎて、海外の工場でも日本製を輸出しようとする会社も多いことでしょう。そして痛い目を見た会社も多いことでしょう。やっぱり日本で日本のベンダーか
“インナーフィンチューブ”と冷凍機の熱交換器チューブとしての特徴 銅管/凝縮器/蒸発器
インナーフィンチューブ(inner fin tube)について解説します。インナーフィンチューブは冷凍機で登場するチューブです。割と目立たないかもしれませんが、実はとても重要な要素です。インナーフィンチューブ(inner fin tube)
“SS400″と”SUS304″ 炭素鋼とステンレス鋼の化学工場での使い分けの考え方について解説
SS400とSUS304の材質(material)を化学プラントでどう使い分けるか解説します。耐食性があるかどうかで使い分けるのだから、簡単でしょ?そう思われるかもしれませんが、実は使い分けはいくつもあります。鉄とステンレスという身近な材質
“ガラスライニング”と”フッ素樹脂ライニング”の比較と化学工場での使い方を解説 配管・装置
グラスライニング(glass lining)とフッ素樹脂ライニングは化学プラントの高耐食性材料として多用します。ところでこの2つをちゃんと使い分けしていますか?どちらでも大丈夫、という使い方をしていることが多いでしょう。この2つの材料で選択
化学工場の”シールポット”の構造と設計上の注意点を解説 大気圧貯槽・危険物屋外タンク・材質
シールポット(Seal pot)について解説します。シールポットは化学プラントでよく使う安全装置です。構造も機能もシンプルなはずですが、意外と考えることがあります。内圧維持目的のシールポット(Seal pot)シールポットの目的はタンクの内
バッチ系化学工場設備を”TBM”と”CBM”のどちらにするか決めるときに考えたいこと
TBMとCBMの使い分けについて私なりの考え方を紹介します。化学プラントのような設備産業と言われる設備では、設備のメンテナンスはとても大事です。メンテナンス方法としてTBM・CBM・BMという3つの指標を使い分けますが、この中でもTBMとC
化学工場の工事現場で”熱中症”を防ぐためにオーナー側が配慮すべきこと 環境/休憩/雰囲気
熱中症(heatstroke)について化学プラントの工事現場で配慮すべきことをまとめます。今でこそ熱中症に対して問題視する会社は多いですが、10年も前にはまだこの意識が少なかった会社も多いでしょう。弊社もそんな感じでした。化学プラントで熱中