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佐渡で一番最初の大聖人の信徒になった阿仏房の出自については諸説ありますが、現在の所は佐渡土着の武士であるとされています。妻の千日尼と共に佐渡流罪中の大聖人を外護し大聖人が身延に入られてから阿仏房は高齢の身で3度身延の大聖人の許を訪ねています。また千日尼の「千日」とは大聖人から頂いた法号とも言われ大聖人の佐渡在留期間が約1000日間だったことから「千日」の法号となったいう説もあります。さて大聖人が流罪の地である塚原三昧堂に入られたのは文永8年(1271)11月1日です。佐渡の念仏信者だった阿仏房は噂の極悪僧侶・日蓮(大聖人)を殺害せんと塚原にいきますが大聖人の御尊容と御法門に接しその場で念仏を捨…