今日は端午の節句(こどもの日)
5月5日、道元禅師が行った端午の節句の説法について採り上げてみたい。例えば、道元禅師の『永平広録』を参照すると、端午の上堂は、中国曹洞宗の宏智正覚禅師(1091~1157:『従容録』の元になった『宏智禅師頌古』を作成した。道元禅師は「古仏」と呼んで尊崇した)の言葉について更に拈提した内容である。寛元4年(1246):巻2-169宝治元年(1247):巻3-242(今回紹介)宝治2年(1248):巻4-261建長元年(1249):巻4-326そこで、以下には宝治元年の上堂を採り上げてみたい。端午の上堂に、挙す。宏智古仏、天童に住せし時、今朝の上堂に云く「五月五日天中節。百草頭上に生殺を看る。甘草・黄連、自ら苦く甜し。人蔘・附子、寒熱を分かつ。薫蕕、昧し難し双垂瓜。滋味、那ぞ瞞ぜん初偃月。円明了知、心念閑なり...今日は端午の節句(こどもの日)
2025/05/05 17:27