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令和7年元旦、新年となった。心からお祝い申し上げる。なお、今年の干支は「乙巳(きのとみ)」となる。そこで、早速だが新年に関する仏教の記事を見ていきたい。道元禅師は、弟子達を前に新年の挨拶を行われた。歳朝の上堂に、挙す。宏智古仏、天童に住せし歳朝の上堂に云く「歳朝坐禅、万事自然。心々絶待、仏々現前。清白十分なり江上の雪。謝郎満意す釣魚の船、参」と。師云く、今朝、大仏其の韻を拝続せん。良久して云く、大吉歳朝、喜坐禅、応時納祐、自ら天然なり。心々慶快にして春面を笑う。仏々牛を牽いて眼前に入る。瑞を呈し、山を覆う、尺に盈つる雪。人を釣り己を釣る、釣漁の船。『永平広録』巻2-142上堂意味だが、元旦の朝に、道元禅師は上堂されて、公案を採り上げられた。「宏智古仏が天童山の住持をしていたときの元旦の上堂に言われるには「...令和7年乙巳元旦