今日は中秋の名月(十五夜)(令和6年度版)
今日9月17日は、旧暦8月15日、つまり「中秋の名月(十五夜)」である。道元禅師は、ほぼ毎年、中秋には上堂を行って「満月」そのものを題材にしながら、弟子達に仏法の真髄を説いておられた。今日はその1つを見ていきたい。中秋の上堂。月中の桂樹を折り尽して来る。這回は旧を恋わずに這回。胡来胡現、漢来現。限り無き清光十五枚、と。『永平広録』巻1-77上堂これは、仁治2年(1241)8月15日に行われたと考えられるため、京都の興聖寺に居られた時の「中秋の上堂」になる。道元禅師が「中秋の名月」に因み、満月の欠けたること無き姿から、法の円満なる様子を示された。まず、「月中の桂樹」は月の中に五百丈(約1.5㎞)の高さがある桂があるとされ、伐ってもすぐに戻るとされる。しかし、中秋の名月の場合には、余りに素晴らしい明るさをして...今日は中秋の名月(十五夜)(令和6年度版)
2024/09/18 06:48