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今日は冬至ということで、1年で一番昼間の時間が短い日である。おそらく、各地ではカボチャに因んだ料理が振る舞われたり、ゆず湯に入ったりすると思われる。ところで、曹洞宗の高祖道元禅師(1200~1253)は、永平寺などで冬至に因む説法をしておられる。これは「上堂」や「小参」といい、冬至は毎年あるため、その時々に行われ、語録『永平広録』に複数回確認可能である。「冬至」という用語で調べると、以下の通りである。朔旦冬至上堂巻1―25上堂(仁治元年[1240])冬至上堂巻1―115上堂(仁治3年[1242])※以上は深草興聖寺冬至上堂巻2―135上堂(寛元3年[1245])※大仏寺(永平寺への改名前)冬至上堂巻3―206上堂(寛元4年[1246])※以下は永平寺冬至上堂巻4―296上堂(宝治2年[1248])冬至小参...於永平寺冬至小参(令和5年度版)