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今日は、3月10日である。昨日まで、日付に従った記事を書いていたのだが、今日も懲りずに語呂合わせ的記事を書いてみたい。主として大乗仏教で広く用いられる「三世十方」という言葉がある。意味としては、過去・現在・未来の三世、そして、上下・八方を総じて十方となる語句を組み合わせ、あらゆる時間・空間を意味する言葉である。この言葉が用いられる背景としては、結局は存在する全ての事象に、特定の「法」が適用されることを示すものである。例えば、こういう一文だと理解しやすいのでは無かろうか。請仏といふは、請釈迦牟尼仏のみにあらず、請無量無尽三世十方一切諸仏なり。請諸仏の数にあづかる、無諱不諱の親曾見仏なり。『正法眼蔵』「見仏」巻この「請仏」とは、以下の一節を承けたものである。賓頭盧尊者、阿育王宮の大会に赴いて斎す。王、行香の次...「三世十方」の話(令和7年版)
ひどい人がいるものである。 尊者はあまりに無惨な姿で救出された。 ところが、あれは「誘拐犯」がやったわけではないという。 長年たくさんの人々になでられまくったため、あんな惨めな姿に変わり果ててしまっていたという。 尊者が長年虐待まがいになでられ続けていた理由は、患部と同じ箇所に触ると病が治るという「なで仏」だからだという。 しかし、医学的にはそんな効果は認められない。 しかもこの尊者は、なでられ...