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ちょっと前から目を通すようにしている日蓮宗系の『草山清規』(明治29年刊)なのだが、その中にも「五観」があることが分かった。それで、これは典拠があるのか?と思い調べていたところ、日本の天台宗系の規範にも出ているようなので、「法華系『五観の偈』」ということでまとめてみた。そこで、台巌編『法華礼誦要文集』(村上勘兵衛、明治11年)から「五観」を引用してみたい。観実相食計其来処忖己徳行全欠三行防心離過三毒為宗法性良薬為療形苦為資法身応受此食引用に当たって旧字体を新字体に改めるなお、同著ではフリガナも無く、ただこの本文のみが掲載されている。なお、6年後に出た同著のカタカナ付きではフリガナがあるのだが、一句目が「クワンジツサウジキケゴライショ」などとあって、ただ音読みしている様子が分かる。そこで、今度は意味が通るよ...法華系「五観の偈」について
↑神奈川県鎌倉市小町2丁目22−13−7に位置する史跡「日蓮上人辻説法跡」を訪問しました。↑比企能員の屋敷跡に建つ妙本寺(探訪記は、このリンクから御覧いただけます)を訪問した際、日蓮上人の銅像を見たのですが、妙本寺からそう離れていない場所に「日蓮上人辻説法之阯」が有ると知り、訪問した次第です。日蓮上人について、Wikipedia情報の一部を以下に引用させて頂いて、お勉強しました。日蓮(にちれん、承久4年[1222]...