1991年にセーラー万年筆が創業80周年を記念して発売したブライヤー製のアニバーサリーモデル「プロフィット80」です。憧れの品でしたが、ようやく対面することができました。ブライヤー製のボールペンとのセットです。プロフィット30周年記念のブライヤー万年筆との比較手前がプロフィット80、奥が30周年モデルです。プロフィット80はラッカー仕上げなので、表面がツルツル・ピカピカしていますが、30周年モデルはオイル仕上...
スニーカー(アシックスタイガーなど)、昔ながらのジーンズ、英国トラッド、フライトジャケット、オーダースーツにオーダーシャツ、革靴、ヴィンテージ万年筆、昭和レトロ、80年代国産釣り具、等について紹介しております。
アシックスタイガーが1977年~1985年頃に作り出した傑作スニーカーを紹介しています。その他、紳士靴、オーダースーツやオーダーシャツについて思うこと、昭和レトロな雑貨、ダイワやシマノが1980年代初期に製作した名品(ファントムやバンタム)、失われつつある「フツーのジーパン」などについても。
1991年にセーラー万年筆が創業80周年を記念して発売したブライヤー製のアニバーサリーモデル「プロフィット80」です。憧れの品でしたが、ようやく対面することができました。ブライヤー製のボールペンとのセットです。プロフィット30周年記念のブライヤー万年筆との比較手前がプロフィット80、奥が30周年モデルです。プロフィット80はラッカー仕上げなので、表面がツルツル・ピカピカしていますが、30周年モデルはオイル仕上...
井上尚弥選手がカルデナス選手に8RTKO勝ちで、スーパーバンタム級の4団体統一王座の防衛に成功しましたね。とはいえ、2Rに危ないタイミングでダウンを奪われ、7Rにも一瞬、動きが止まりガードを固めて守勢一方になるシーンがあり、何度か心臓が止まりそうになりました。コンディションが万全でなかったのか、2Rのダウンの影響なのか、原因は分かりませんが、久しぶりにヒヤヒヤする場面が続いた試合ではありました。今回の勝...
2011年に限定販売されたセーラー万年筆の「プロフィット30周年ブライヤー万年筆」です。私が入手したのは2019年春のことですので、かれこれ6年が経過したことになります。たまに佐々木商店で購入した「つやふきん」で磨く程度で、特別なことはしていないのですが、少しだけ熟成が進んだのか、入手当時より若干色が濃くなり、表面に光沢が出てきたような気がします。ゆくゆくは、プロフィット80の濃茶に近いような雰囲気に育つ...
ビエラの生地を、しばらく見ない:acorn社のシャツ生地について
英国acorn社は実に魅力的なシャツ生地を供給してくれるファブリックメーカーですが、ここ数年、ビエラの生地がカタログ落ちしており、入手できないのが少し気になっています。ビエラは、コットンにウールが混紡された生地のことですが、以前のacorn社のビエラのカントリーチェックには非常に魅力的な色・柄の生地があり、大いに魅了されたものですし・・。色・柄がそれほど好みではない生地であっても、寒い季節に袖を通したときに...
80年代にリアルタイムで経験した10足のローテク・スニーカーたち
私には日課といえるものは特にないのですが、毎週日曜日にこなしている「週課」はあります。その一つが、あまり使っていない万年筆で何かを書くこと。インクを入れた万年筆は、しばらく使わないでいると切り割やペン芯の中にあるインクが劣化したり乾いたりして不具合が発生します。特に、ヴィンテージの万年筆はこの傾向が顕著であると感じています。キャップのせいか、ペン芯のせいか分かりませんが、すぐにインクがギラつくよう...
シアサッカーのジャケット、水洗いクリーニングと再プレスで復活。
2014年に入手したシアサッカーのジャケットです。襟裏や袖口の汗染みが目立つようになってきた(ドライクリーニング+染み抜きでは除去できない)ので、そろそろ寿命かと覚悟し・・。このような記事を書いて慨嘆しておりましたが・・。このジャケットを仕立ててくれたお店に相談し、同店を通じて水洗いクリーニングをお願いしたところ、「水洗いクリーニング+再プレス」で、ほぼ完全復活して戻ってきました。先日の「トラウザーズ...
アンナ・ガヴァルダ短編集「泣きたい気分」とジョン・ロブしか履かない男
図書館でアンナ・ガヴァルダの小説「泣きたい気分」を借りてきました。フランスに暮らす様々な男女のショートストーリーを収録した短編集なのですが、「その男と女」という作品に、「ジョン・ロブしか履かない」という五十歳過ぎの男性が登場するため、私の興味は本題である男女間の心の機微から離脱し、この小説が上梓された1999年頃の革靴事情に移行して戻ってこられなくなってしまいます。男は週末用の装いだ。古いツイード...
マガポケで「釣りキチ三平」を再読中/金属片で魚が釣れるなんて
少年マガジンで掲載された漫画を閲覧できる「マガポケ」で古い漫画を読むのが、日常のささやかな楽しみの一つになっています。今読んでいるのは、「なんと孫六」と「釣りキチ三平」など。三平くんが初めてルアーと出会う「O池の滝太郎」編は、今読み返しても、小学生時代に感じたルアーへの憧れがこみ上げてきます。作中にも登場するルアーがこのスプーン。オールドパルのKOBBLERというスプーン(だと思う)なのですが、過去記事で...
まだこのブログを開設する前、おそらく2002年頃に個人輸入で購入したトーマス・ピンク社のネクタイです。2010年くらいになると、同社の製品が若向け主体になったのか、単純に私が若さを失ったのか、あまり同社の製品に魅せられることもなくなりましたが、2000年代前半くらいまでは同社の製品(特にネクタイ)には心惹かれることが多々ありました。これはプラム色(同社のカタログによれば)に花柄のWOVENタイで、今でもとても気に...
スーツにはロングホーズ(長い靴下)を合わせるのが鉄則、とはよく言われることですが、鉄の規則の割には、そのロングホーズをあまり街中で見かけない(売られていない)ような気がします。特にメリノウール製のものは、私が住んでいる地方では滅多に見掛けませんので、いきおい通販に頼ることになります。私がよく注文するのはハリソン、それから靴の修理で有名なユニオンワークスのオリジナルホーズです。今回取り寄せたのは、後...
汗で変色したグレーの夏用トラウザーズを「色掛け」で復活させる。
今から約12年前となる、2013年の7月に完成したグレーの夏用トラウザーズ。当時の記録(と記憶)によれば、素材は英国製のウール&モヘア。価格は仕立て代込で3万円程度だったように記憶しています。リーズナブルな生地ですが、思いのほか頑丈で、10年以上経過しても擦れや破れなどは生じておりません。ただ、夏用ということもあり、汗による変色だけは避けられず、昨年ウェットクリーニングに出すも、腿から膝部分の黄ばみを完全に...
妻の子供時代の思い出話に時々登場する、ロッテの香水ガム「イブ」。昨年、29年ぶりに復活していたようです。高級感あふれる箱ですね。「どんな味だった?」と妻に聞いても「いい香りがした。大人の女性、っていう感じがした」と言うばかりで、味の記憶はあまり残っていないようでした。今回、晴れて味見をすることができたわけですが・・。味覚と嗅覚は密接に関連しているのだな、と思い知らされる「味わい」でした。香りを食べて...
トラウザーズのサイドアジャスタ―の取り付け位置について思うこと
10月に完成したグレーのトラウザーズのサイドアジャスタ―に若干の不具合があったため修正していただきました。【修正前】アジャスターの持ち手が非常に長く、その分、可動域(調整幅)が狭くなっております。サンプルとしてお渡ししたトラウザーズと個々のパーツは同一だったのですが、「取り付け位置が前に寄りすぎていた」ということであるようです。【修正後(側面)】サイドアジャスタ―後部の取り付け位置を後ろへずらしていた...
モンブランの146(70年代製18C)をOHしてもらいました。
この1月に購入した1970年代製のモンブラン146(18C)。ヴィンテージ万年筆の常で、MINT品だろうとニアミント品だろうと、実用するにはペン先の調整が不可欠になります。最近、雑事に追われてペン先調整を依頼する余裕がなかったのですが、本日、ようやく隙間時間に専門店に立ち寄ることができました。「スリットの寄りを緩めて欲しい」とだけお願いしてあとはお任せしました。書き味抜群になって戻ってきて、めでたしめでたし。調...
アメカジボクサー堤聖也チャンピオン、初防衛おめでとうございます。
アメカジボクサーこと堤聖也チャンピオンが、本日、引き分けでWBAバンタム級タイトルの初防衛に成功しました。左フックでダウンを奪われた直後に、打ち下ろし気味の右でカウンターを一閃、ダウンを奪い返すという激闘の末・・。3人のジャッジが全員同じスコアで引き分けという、少々珍しい結果に終わりましたが、引き分けとはいえ防衛は防衛。おめでとうございます。次の世界戦が楽しみに待たれるところです。この堤チャンピオン...
チェコの傑作トラウザーズ用金具「STARバックル」に魅せられて
私がトラウザーズのサイドアジャスタ―用金具として、「これ以上のものはない」と信じているのが、「STAR」の刻印があるチェコスロバキア製のバックル(一番左)です。真ん中はチェコ共和国の刻印に切り替わったもの。1993年以降の製品と考えられます。品質は、チェコスロバキア刻印のものと同等であるように見受けられます。右側は、刻印が一切入らず、板を折り曲げてスライダー部分を作ったと思われる製品です。私は、上の画像の...
良質なブログとは、読者の「検索意図」を知り、それに答えることができるブログだと仄聞しましたが・・。今までのところ、このブログは一度もそのような切り口で記事を書いたことがありません。このブログの検索ワードで一番多いのは「チゼルトゥ」あるいは「チゼルトゥ ダ○い」なのですが、チゼルトゥについては20年近く前にこんないい加減な記事を書いたきりなので、訪問者の方をがっかりさせているのではないかと申し訳なくな...
ブレザーが流行ろうと、流行るまいと/「自分の中で流行り続ける一着」があれば
2011年の春に仕立ててもらったブレザーです。もう14年経ちますが、本当に気に入っているため、およそ飽きるということがありません。ブレザーはタイムレスなアイテムだとよく言われますが、流行の埒外にある特権的なアイテムというわけではなく、ブレザーも流行ったり、流行らなくなったりすることはあることでしょう。とはいえ、それは言ってみれば「自分以外にブレザーを着ている人が多いか少ないか」の違いだけで、自分が気に入...
ヴィンテージスニーカーをジップロック+乾燥剤+ミセスロイドで保管し直しました。
昨日、手持ちの古スニーカーの保管方法を見直すと誓いましたので・・。早速、セリアでジップロックを、薬局でミセスロイドとシリカゲル系乾燥剤を買い求めてきました。シリカゲルで湿気を除去し、ミセスロイドで黄ばみを防ぎ、ジップロックで外気を遮断するという算段です。一気にやると疲れるので、まずは乾燥剤1袋分(12個)を目標に作業を開始しました。プーマのバナナ(9190?) 1970年代中期まずは手持ちの靴の中でもデリケ...
君といつまでも:骨董品となりゆくヴィンテージスニーカーの保管を考える。
過日(あっという間に5年前)、ヴィンテージスニーカーを全て箱に入れて保存しようと思い立ち、ダイソーの紙製収納ボックスに入れて天袋に奉納したところでありますが・・。気付かぬうちにカビたり、予期せぬ化学変化が進行したりしていないか、と気になり、中身をチェックしてみました。本当は、あまり箱から出さないほうがいい※のでしょうけれど・・。※1991年頃、オニツカ時代(~1977年)のファブレ・スエードを箱付きデッドで...
70年代製のモンブランの146(18C)のペン先はどれほど柔らかいのか
モンブランを代表する万年筆の一つ、146には、「ペン先が柔らかい」と言われる年代・仕様のものが大きく分けて2種類存在します。1つ目が、146が誕生してから一旦生産中止となるまでの「50年代(頃)」のモデル。もう一つが、70年代半ばに復活した146のうち、ペン先が14Cではなく18Cのモデルです。【70年代の146(18C)】この18Cの146は、雑誌「趣味の文具箱」に筆記中の(たわんだ)ペン先が大写しで掲載された写...
雑誌「昭和40年男」の昭和100年記念特集が面白い!(サンハトヤの紹介など)
久しぶりに雑誌を買いました。株式会社ヘリテージ出版の雑誌「昭和40年男」2025年2月号です。今年は昭和100年に当たるということで、「どっこい生きてる昭和」という特集をやっているのですが、今回は建物編。現存する昭和レトロな旅館、ビル、喫茶店や遊園地がたくさん紹介されており、見どころ満載です。中でも私が心惹かれたのが、静岡県伊東市にある観光ホテル「サンハトヤ」の紹介記事です。このホテルのCMソング(
たった2gのプラグ「ラパラF3」をベイトリールで"今中キャスト"
ラパラ社の傑作ルアー、フローティングラパラの最小モデル、F3です。調べたところ、自重はわずか2グラムしかないようですね。1997年頃、私はこのルアーを発売されたばかりのダイワTD-Xで無理やりキャストし、小バスの入れ食いを楽しんだ記憶があります。当時大人気だったリアル系のルアーを差し置いて、トゥイッチした瞬間に狂ったようにラパラに襲い掛かる小バスに、「ルアーは見かけじゃないんだな・・」と実感したものでありま...
アイロンがけをして、明日はただの月曜日だと自分に言い聞かせる9連休最終日
夢の9連休もあと5時間弱を残すばかり・・。今週着ていくシャツ5枚にアイロンをかけながら「今は単なる日曜の夜だ。9連休の最終日などは関係ない」と必死に自分に言い聞かせています。おととしのGWも全く同じことをやっていたので、蓋しアイロンがけというのは、仕事モードにスイッチを切り替えるための準備運動として最適のようであります。...
2025年のアロマ福袋(良心的)と1998年のメガバス入り福袋(狂騒)の思い出
昨日、妻が雑貨店で購入したアロマ(精油)の「福袋」です。生活の木の精油が5本にストーンが付いて、3千円+税という良心的な価格設定でした。ユーカリ、ティートリーは風邪の流行るこの季節の必需品ですし・・。オレンジやレモンは芳香用としてあっという間に使い切ってしまうのが確実です。ミモザブレンドはなぜかルームフレグランス専用ということで、トリートメントオイルや入浴剤替わりには使えないのですが、甘くてさほど...
ユニクロのカシミア製ハーフジップセーターが思いのほか長持ちしたけれど
少なくとも15年以上前から着用している、ユニクロのカシミア製ハーフジップセーターです。このブログでは、以下の3種類のセーターばかり記事にしてきましたが・・。◇アランセーター◇ガーンジーセーター◇クリケットセーターどれも重量級のセーターであるため、もう少し薄手のセーターで足りる季節には、このユニクロのハーフジップセーターを着て過ごしていたのが実態であります。1万円前後のカシミアセーターだったので、あまり...
SWANKのアンティークなタイバーには、遊び心が溢れているものが多く見られ、仕事に行きたくない日に自分を慰めるのにもってこいです。今回購入したのは、一見、砲弾のように見えるも、どちらかというと控えめなデザインのタイバー。それほど面白味は感じられませんが・・。タイバーをネクタイから外して・・。先端部分を引っ張ると、何やらスルスルと伸びていくではありませんか。劣化しまくった80年前の消しゴムはどうにもなりま...
今年もあと9日を残すばかりとなって、ようやく来年の手帳を始動させました。少し前に買ってはおいたものの、スケジュールの移し替えが億劫で放置してあったのです。2025年の手帳は、高橋書店のシャルム5というモデル。近年はNOLTYと高橋の間を行ったり来たりしています。【2025年の手帳 高橋のシャルム5】ひと頃は、LETTSの手帳を取り寄せたり、万年筆メーカーの作る手帳を購入したり、色々試してみたのですが、結局、使いやす...
寒い日が続くと思ったら、今日は冬至なのだとか。いよいよ今年も残りわずかですね。年齢を重ねるごとに、寒さにますます弱くなってきた私は、この時期になるとオン・オフ問わず、ショートブーツに頼りまくりとなります。よく「3つの首を冷やしてはならない」と言いますが、首と手首はマフラーや手袋でカバーできるものの、オックスフォードシューズでは足首をカバーするのは難しいです。その点、ショートブーツは、短めとはいえさ...
セーターの寿命については諸説あるようですが、数年で擦過のため穴が空いてしまうものもあれば、10年、20年、あるいはそれ以上着続けられるものもあるようです。私の主要なセーターは、以下のとおり、順調に年齢を重ねており、今のところ死兆星が見えそうなものはありません。1)アランセーター 2015年に古着で購入Aran Islands製です。重くて硬くて脂分が多いという印象。ひょとしたら持ち主より長生きするのではないかと思って...
先日入手した1980年ミズノ社のスポーツシューズカタログ。私はミズノのスポーツシューズには殆ど何の知識も持っておらず、当時の記憶もあまり残っていないため、このカタログはとても新鮮な気持ちで眺めることができました。驚いたのは・・ミズノのMラインのスパイクには、踵にクッシュホール(ミズノは「クッションホール」と呼称)が仕込まれているモデルがあるということ。【ミズノのクッションホール付スパイク(オールウェザ...
スィンフィンのクランクベイト、ウィグルワートのニジマス色です。1980年代初頭、ダイワ精工のカタログに掲載されていたスィンフィンのルアーには強い強い憧れを感じていましたが、わけてもこのカラーのウィグルワートやファッツオーは光り輝いて見えました。ニジマス色といっても、ダイワ精工のカタログに載っていたレーベル社のサスペンドRのようなリアル路線ではなく、「そう言われればそれっぽいかも・・」という程度のニジマ...
2025年までにVHSビデオをデジタル化しておかないと、きちんど作動するビデオデッキが確保できなくなったり、録画したビデオテープそのものが劣化したりして、録画情報が永遠に失われる可能性が高まるらしい、との記事を目にしました。これをビデオの「2025年問題」というらしいです。我が家には、5年前に購入した「ビデオテープ→DVD」のダビング用コードがあるから大丈夫、ということで早速ダビングを試みることにしました。ところ...
一生分のシャー芯を確保するには具体的に何ケース必要か?(ニューマンの舶来芯の場合)
先日、入手したばかりの1950年代製ペンシル、Pix275。中に入っていた0.92mm芯は、想像どおり硬くて薄くてパサパサした質感。早速、秘蔵のニューマン製「舶来シャープ用替芯0.92mm」に入れ替えました。このニューマンの舶来芯、とっくに製造中止となっているのですが、愛好家の中では今でも人気があり、ある種の貴重品となっているようです。私はたまたま、安価に出品されているのをまとめ買い(20本/ケース×5ケース+使いかけ10本...
モンブランのノック式ヴィンテージペンシル、Pixには、1.18mm芯用のものと、0.92mm芯用のものが多く見られますが・・。事務職の私にとって実用的なのはやはり0.92mmのほう。0.92mm芯のPixといえば、1960年代の2桁シリーズのNo.75とかNo.15あたりが有名ですが・・。1950年代の終わりごろにも、0.92mmのこんなに可愛らしいモデルが作られておりました。<Pix 275>ウィングニブで有名なセカンドラインの名品、252や254の対になる...
1980年1月に発行された、ミズノのスポーツシューズのカタログです。右下には、モスクワオリンピックのロゴマークが掲載されていますね。ミズノのMラインは、1970年代から80年代前期までスニーカーのサイドラインとして使われていましたが、82年頃に誕生したランバードロゴと入れ替わりにひっそりと姿を消していったように記憶しています。近年、ミズノはMラインを復活させ、街履き用に販売しているみたいですね。改めて、この時...
以前、このブログで記事にした坂東江利子さんの漫画「長く悪い夢」を再読することができました。その記事を書いたのも、もう16年も前のことであります。ずっと探し続けていたわけでもなんでもなく、たまたま古スニーカーのカタログを探していたら、同じセラーの方が一冊だけ漫画雑誌を出しておられて・・。それがたまたま、この漫画が掲載されている1984年7月号の「りぼん」だったという次第です。長くコレクター的生活をしますと...
アウロラの限定万年筆 アンビエンテ トロピチに忍ばされた香水が箱を溶かしたお話
2022年の2月に購入したアウロラ社の限定万年筆、アンビエンテ・トロピチです。なんでも、アンビエンテシリーズは守るべき地球環境をテーマとしており、トロピチは熱帯の海をイメージしているのだとか。あまりにも軸が綺麗なので、インクを吸入させたり軸に傷をつけたりするのが躊躇されて、いまだに未使用のまま、ナガサワのペンシースに入れたまま引き出しに秘蔵しております。空き箱は購入時のまま、付属インクやブックレットを...
古い手巻き式時計を落下させてしまい、修理を余儀なくされた経験から・・。この夏はDバックル式の時計ベルトへ換装しておりました。ところが秋が訪れ長袖シャツを着用するようになると、時計をはめたままだと袖口が窮屈で仕方ないではありませんか。原因は、手首側の留め具の厚みの著しい違いにありました。<留め具の厚みの違い>上が通常の尾錠が付いたベルト、下がDバックル式のベルトです。シャツの袖口幅がシビアなダブルカフ...
1タックと2タックの折衷案、「1タック+消しダーツ仕様」のパンツについて
パンツにタック(プリーツ)を入れるか入れないか、入れるとしたら1つか2つか、というのは好みが分かれるところですが・・。実は1タックと2タックの間に、1タック+1消しダーツという、折衷案のような仕様もひっそりと存在しております。【1タック+消しダーツ】こちらがその仕様なのですが、ちょっと分かりにくいですね・・。【1タック+消しダーツ(注釈入り)】上の画像の黄色い丸の箇所がタック部分、赤丸箇所が消しダー...
2005年組の先輩ブロガーであるchargeupさんが、ご自身のブログのコメント欄で「歌い出しを五十音順に並べるというゲーム」を始めて即日完遂されたことを知り、私もやってみました。結果は・・5時間くらいで何とか成功。「ぬ」がどうしても出てこなくて3時間くらいはそこに費やしました。内訳は以下のとおりです。<内訳(とやってみた感想)>真っ先に思い浮かんだ歌の多くが子供時代のヒーローetcの主題歌でした。このブログで推...
数々の名機に搭載されたクロノグラフ用のムーブメント、レマニア社のcal.5100。生産中止になって久しいため、オーバーホールを受け付けてくれる専門店はユーザーにとって大変ありがたい存在です。そんなクロノグラフのオーバーホール専門店であるクロノエージェントさんが販売開始した、レマニア5100オリジナルTシャツがこちら。【後ろ姿です】カルシド、と読んでしまいそうですが、CAL.5100と書かれています。その下の剣のような...
2023年の10月に注文した「グレーの替えパンツ」が、4月の仮縫い、8月の仮納品→微修正、を経てようやく出来上がってまいりました。これは2010年の12月に作ってもらったグレーの替えパンツ(そろそろ寿命)の後継ということで、「グレーの替えパンツの替え」と呼んでいるものでありますが、素材はフランネルではなくサージに変更しております。膝下までフルライニング仕様にしたのも、当時との違いの一つです。パンツが肌と直接触れ...
アサヒヤ紙文具店オリジナルのカスタム845(フォルカン)は素晴らしかった。
パイロット社の万年筆が、この1月に大きく価格改定されたのは知っていたのですが・・。また10月に価格改定が実施されたようで、カスタム845は税込みで11万円にまで値上がりしていました。昨年まで5万5千円でしたので、1年弱で2倍に。もともとの価格設定が良心的に過ぎたのでしょうし、発売以来ずっと値上げしてこなかったことを考えると、よくこれまで価格据え置きで頑張ってくれたなぁ・・と捉えるべきなのでしょう。2014年の1...
「世界チャンピオンになったので506XXを」アメカジボクサー堤聖也選手を応援したくなりました。
先日、井上(拓)選手からWBAバンタム級タイトルを奪取した堤聖也選手。この堤選手、アメカジボクサーを自称する古着ファンなのだそうです。そして、この堤選手は世界チャンピオンになってすぐの記者会見で・・「世界チャンピオンになったので、本物のリーバイスの506XXを1着ちゃんと持っておくべきだと思っています」と語ったのだとか。リーバイスの506XXは、1stジャケットの愛称で呼ばれるヴィンテージのGジャンで、私も大好きな...
Prime Video Boxing 10の豪華世界戦7試合。世界挑戦21連続失敗は遠い昔話
昨日の17時から21時過ぎまでは、風邪でぼーっとしながらもテレビにかじりついてアマゾンプライムで世界戦4試合を連続観戦しておりました。岩田選手が決定戦で初戴冠、ユーリ阿久井選手は防衛に成功、寺地選手も決定戦で勝利して2階級制覇。そしてメインイベントでは、堤選手が井上(拓)選手を3-0の判定で破り、こちらも初戴冠。堤選手の試合には引き込まれました。そのうち井上(拓)選手がペースを掴んで捌いてしまうんだろうな...
今年の6月に購入した台座付き時計ベルト。汗をかきやすい夏はもちろんのこと、秋冬もこの時計ベルトを使い続ける気でおりましたが・・。台座があるぶん、普通の時計ベルトより厚みが増すらしく、シャツの袖口で引っかかってしまうことが判明しました。やむなく、同じセラーの方から台座なしの時計ベルトを購入することに。落下防止のため、今回もDバックル仕様です。時計本体が金色なので、Dバックルも金色のほうが良かったのです...
ラングラーギャルズの華麗なる去り際に、30年以上経ってから気が付いたお話
妻が「ライトオンでサムシングのジーンズを見てきた」話を、連休初日の寝ぼけた頭で聞いているうちに・・。「そういえば、ラングラーギャルズってどうなったんだろう?」との疑問が湧き上がってきました。サムシングはエドウィンのウィメンズブランドですが、この他にも・・ビッグジョンにはブラッパーズ、ラングラーにはラングラーギャルズというウィメンズブランドがあった筈ですが、今はどうなっているのだろう?<1990年のラン...
3年前にチュチマのミリタリークロノグラフのオーバーホールをお願いしたクロノエージェントさんが、なんと同機のムーブメントにも使われているレマニア5100のTシャツを発売するそうです。アマゾンで予約受付中・・https://www.amazon.co.jp/s?i=merchant-items&me=A2AIXYCPN95OJMクロノエージェントさんはクロノグラフを中心とした時計のオーバーホール専門店で、特に廃盤となって久しいレマニア5100ユーザーにとっては駆け込...
ナイキのスウッシュを思わせるコーヒーカップでカフェインレスコーヒーを飲みながら思うこと
ナイキのスウッシュを連想させる模様に一目ぼれして、おかげ横丁から連れ帰った手作りコーヒーカップ。18年前にも一度記事にしたことがありますが、まだ健在であります。長生きの理由は、私がコーヒーに弱い(大好きという意味ではなくカフェインに敗北するという意味)ため、使用頻度が極端に低いから・・。昨日は、カフェインレスコーヒーの器として久しぶりに登場したのですが、相変わらずこの模様は70年代頃のナイキのスウッシ...
愛知県豊田市にある鳥カフェに行ってきました。初めての鳥カフェで少々緊張しましたが、愛らしいコザクラインコと触れ合うことができて幸せでした。娘は古代怪鳥ラルゲユウス・・ではなく、タイハクオウムという大き目の鳥にかじられておりました。...
「バスケのドリブルのような書き心地」だと感じているモンブランの254(OB)
1950年代終わり頃に作られたと思われるモンブランの万年筆、254です。一回り大きなモデルである256を手に入れたときは、「もう254は手放してもいいかも」とチラリと考えたような記憶がありますが・・。OB(オブリークの太字)という字幅のせいなのか、個体差なのか、細字の256とはまた異なる非常に弾力性のあるこのニブの書き心地を手放すことはできませんでした。普段はこのようにインクを抜いて保管しているのですが、たまにこの...
先週、ユニオンワークスから靴の修理品を受け取ったばかりですが・・。実はまだ、つま先の減り(ウエルトまで達すると大変なことになる)や踵のリペア待ちだった靴が4足ばかり残っておりました。こちらはユニオンワークスではなく、地元のリペアショップに持ち込むことにします。以前は、トップリフトにも拘って純正になるべく近いもの(DOVEなど)や、全ラバーでも見栄えの良いもの(フィリップスのスーパーファインヒールやUWの...
ユニオンワークスから修理品(コードバンの裂け補修など)が戻ってきました。
8月にユニオンワークスへ修理をお願いしていたコードバンのチャッカブーツが戻ってきました。【オールデン 1339チャッカブーツ】ギリギリで、外から裂け部分が見えないうちに修理してもらうことができました。内側から見ると、羽根の付け根部分をジグザグに縫い留めていることが分かります。中に補強材を入れてあるとのことで、耐久性も期待できそうです。お値段は左右1か所ずつで9,900円でした。【ヤンコ ギリーシューズ】過去...
ワイシャツはいつから「ホワイトシャツ」(だけ)ではなくなったのだろうか
8月に完成した3枚のシャツのうち、まだ記事にしていなかったブルーの刷毛目(エンド・オン・エンド)のシャツです。備忘のためにも記事に残しておきたいところですが、同じデザイン・素材のシャツを以前記事にしたこともあり、書くことが思い浮かばずにおりました。それにしても、何の変哲もない無地(刷毛目ですが)のライトブルーのシャツですね。とはいえ、よく考えてみると、青いシャツが「当たり前のシャツ」といえるように...
コルテとアシックスとの意外なコラボ、ロングノーズのチゼルトゥにタイガーストライプ
もう1年近く前のことであるようですが、フランスの高級紳士靴メーカー、コルテ(CORTHAY)とアシックス(ランウォーク)がコラボして、革製ウォーキングシューズを発売しているとの記事を目にしました。https://walking-journal.asics.com/contents/story/5808/アシックスのウォーキングシューズは妻が絶賛愛用中(ペダラ)で、私もいつか重たいウェルト靴を履くのが難儀になってきたら買おうと思っている未来の愛用靴候補なので...
宮部みゆきさんの短編小説「チヨ子」を読んで以来、人は何かを大切にした思い出や、何かを大好きになった思い出に守られて生きるのだと感じ至り、ときどき子供時代の思い出パワーをチャージするために懐かしの特撮やアニメを閲覧することにしております。私はこれを「ヒーロー・セラピー」と呼んでおりまして、心の平穏を保つための手段として一定の有効性を感じております。本日の私の「ヒーロー・セラピー」のメニューは以下のよ...
復刻版のワッフルトレーナー2(ワッフル2)とターサーです。紺×赤のワッフルトレーナー2は合わせやすくて街履きとして大変重宝しているのですが、往年の競技靴の雰囲気が全開のターサーは専ら近所のウォーキングにのみ活躍しております。この2足がたまたま下駄箱に並んでいるときに感じたのですが、復刻版のスニーカーというのは単体で見るより、複数が並んでいる状態を見たときのほうが雰囲気が出るようです。それは、復刻版...
2000年の5月頃に名古屋は栄のユナイテッド・アローズで購入したオールデンのコードバンVチップ。2003年に購入したコードバンチャッカブーツの閂部分が裂けてきたことから、同素材であるこの靴のことが心配となり、紐を外して点検してみたところ・・。全く何の異変も生じておりませんでした。よかった・・。6アイレットということで、脱ぎ履きするときに羽根の付け根にかかるストレスが2アイレットのチャッカより少なかったお陰で...
オーバーホール煉獄:オールデンの1339チャッカブーツの裂け修理ほか
過去記事によれば、2003年頃にオールデン・オブ・カーメルのアダムさんから購入したオールデンの1339チャッカブーツ。6万円くらいだった・・と書かれていますが、近年の値上がり具合を考えると信じられない安さですね。この頃の国内定価が確か8万8千円(税抜き)、990のような短靴は8万5千円でしたっけ。20年以上着用しても、まだまだ矍鑠としております。銀面を持たないコードバン素材なので、履き皺からクラックが入った...
映画「雨に唄えば」を見て、ベストとトラウザーズの一体感に驚愕
1952年に制作された映画「雨に唄えば」を見ました。ミュージカル、というだけで何となく敬遠してしまい、これまできちんと見たことがなかったのですが・・。圧倒されました。全く退屈することなく、ラストまで画面に釘付けになりました。舞台は1920年代のアメリカということで、登場人物の衣装にも大変心惹かれるものがあり・・。あちこちで登場するスペクテイター(コレスポンデント)シューズや、ピスポケットが全く付かない太目...
先日取り寄せた生地がシャツになって戻ってきてくれました。こちらは白無地。胸ポケットなし、ガントレットボタンなしのシングルカフです。無個性の極みのような仕様で、なんだかつまらない気もしますが、重宝するのは間違いなさそうです。そういえば、数年前に「スーツは紺に始まり紺に終わる」かどうかを検証してみようとしたことがありましたが・・。シャツの場合はどうなのでしょうか。リクルートスーツの下に着るシャツが、今...
フィッツジェラルドの「ひとの犯す過ち」を読んで、1920年代の注文靴と万年筆を仮想比較
フィッツジェラルドの後期作品集「ある作家の夕刻(村上春樹:編訳)」を読んでいます。2番目に収録されている「ひとの犯す過ち」は、主人公が自分の靴を見せびらかす場面から始まるのですが・・。その靴は「オーダー・メイド」で「二十八ドルもした」ことが語られるばかりで、黒なのか茶色なのかコンビなのか、内羽根なのか外羽根なのか、穴飾りはあるのか、プレーンなデザインなのか、何一つデザインへの言及はありません。※「...
80年代初期、ナイキのシューズバッグ(レディワッフルトレーナー色)
1980年代初期のものと思われる、ナイキのシューズバッグです。1990年初頭に、名古屋だったか岐阜だったか、古びたスポーツ用品店で発掘したものです。ナイキのレディワッフルトレーナーの配色に似ているのですよね。黄色×水色の逆配色のシューズバッグがあったかどうかは知る由もありません・・。面白いのは、歩留まりを良くするために(多分)、反対側は上下逆の配置になっていること。つまりストラップを通すための穴を左側に開...
静岡県焼津市の靴ブランド、レイマーのレイジーマン(怠け者)シューズに名古屋のポップアップストアで対面
静岡県焼津市の靴メーカーである有限会社サンレイの靴ブランド、レイマー。https://www.raymar.jp/index.html圧倒的にリーズナブルな価格設定と、クセのなさそうなデザインに興味津々だったのですが、オンラインショッピング主体の販売であるため、愛知県内では試着できる店舗がなく、縁遠いままとなっておりました。ところが・・過日、天寿をまっとうしたモンクストラップの後任として、脱ぎ履きの楽なサイドエラスティック・シュ...
40年前のレトロゲーム「1942」に20年振りに挑んでみたものの
<懐かしのシューティングゲーム「1942」>とある商業施設で、往年のアーケードゲーム機を発見。なんでも500種類のゲームを選択して遊ぶことができるそうです。私が選んだのは、およそ40年前に誕生したカプコンのシューティングゲーム「1942」。妻に「一時間くらいかかるかも・・」と大見得を切って開始したものの、なんと1面もクリアできずに敗退。二度目の挑戦では、多少動きがマシになったものの、ミッドウェーから先...
革製の時計ベルトというのは、靴やジャンパーなどとは違い、かなり寿命が短いです。無理して使い続けると、突然切れて時計を落としそうになったり・・。亀裂部分が手首に「噛みついて」しばらく痕が残ったりします。後は、メタルバンドのものよりも、装着時に時計を落としやすいように思われます。どこかに、リーズナブルでラグ幅16ミリで、ヴィンテージ時計に合った時計ベルトはないものか・・<捜索結果>こちらは国内で革製の時...
英国のacorn社からシャツ用の生地を取り寄せました。ポンドが200円を超えていて、ちょっと注文をためらいかけましたが、ポンドが下がるまで待ったところで、国内仕立て価格がどんどん上がっていくのは確実なので、何も節約にならないと思い返し、結局3枚まとめて注文することにしました。<1枚目>KENTというタッタソールのカントリーシャツ向けのシリーズです。色はチェリー。糸は40's×40’sで目付は142gです。価格は15.96ポン...
スピードスティックのSG-1にシマノのBM-1、ルアーはへドンのクレイジークローラー。いつ撮影された写真でしょうか・・?正解は「3時間前」です。今日はオールドタックルを担いで近所の川でナマズ狙い。完全に日が暮れると怖いので、夕方から日没直前までの数時間、見えナマズかはぐれナマズを狙うのです。結果はクレイジークローラーにナマズのアタックが3発。フッキングはゼロ。要するにボウズだったのですが、クレイジークロー...
たまーに第二次バスブーム時代に憧れたタックルを握りしめて、近所の河川にナマズを釣りにいきます。大体、ダイワのファントムPCBとマグサーボSSを持っていくのですが、今日はスピードスティックとシマノのBMにしました。スピナーベイトがバスホッグかアグリア・タンデムミノーだと雰囲気抜群なのですが、ここだけ第三次バスブームの申し子がぶら下がっています。...
時計をはめていた左手に、何やら軽い疼痛が生じたので、時計を外そうとしたら・・。ベルト(赤丸部分)の裂け目が表皮に噛みついており、外した後もしばらく跡が残りました。安価な時計ベルトは、実に意外な最期を迎えることがあり、何度も大事な時計を落としそうになっています。「今回は、早く気づけよ!亅とばかりに、少しアグレッシブな最期をお迎えになったようで、時計ベルトに無頓着な自分を戒める良い機会になりました。...
お口の恋人、ロッテの板ガムキャンペーンに親子で籠絡されたお話
ロッテの板ガムを2個買うと、K-POPグループのNEW JEANZのステッカーが貰える・・というキャンペーンに手もなく引っ掛かり、ステッカーを物色する娘。やれやれ、アンパンマンのシールに釣られまくった幼少期から進歩していないじゃないか・・。 肝心のガム本体には関心を示さない娘の代わりにガムのラックに目をやると・・。 そこにはあの懐かしいライオンマークのスペアミントガムが。 若者をk-POPで、中高年...
このブログを始めてから、もうじき19年が経過します(Yahooブログと通算で)。「月別アーカイブ」という機能により、各月にアップした記事(数とリンク)を時系列で並べることができるのですが、100行も200行も並んでいても邪魔なだけだろうと思い、だいぶ前から非表示にしてあります。仮に毎月1つでも記事をアップしていたとすると、12行/年×19年+1(2024.5月分)で229行になる計算ですが・・。久しぶりに「月別アーカイブ」...
先週、「洗浄しても洗浄してもペン芯の詰まりが取れない」と慨嘆していた旧プロフィット。専門店に持ち込み、オーバーホールしていただきました。完全復活!今は無きセーラーのソフトニブ(S.B)です。現行のプロフィット21と同じサイズらしく、握った感じはモンブランの146(テレスコープではないほう)に近いな、という印象であります。そんなモンブランの146と。計測したわけではありませんが、ほんの少し、プロフィットのほ...
セーラー万年筆の旧プロフィットを一週間近く洗浄しているのですが、なかなか完了しません。ぬるま湯で数回、プラチナ万年筆のクリーニング液で2回、洗浄したのですが、ペン芯の詰まりがひどく、コンバーターが押し戻されたり、外れてしまったり・・。プラチナ万年筆のクリーニング液(3回目)に漬け込んだ後、コンバータでクリーニング液を吸い上げて首軸にセットし、少しずつ圧をかけていったら、ようやくクリーニング液を排出...
先月、寿命が近づいていると記事にしたポールセン・スコーン名のクロケット&ジョーンズ。なかなか処分する決心がつかなかったのですが、クールビズのシーズンに突入したのを機に、本日処分することにしました。2002年にデッドストックを2万円ちょっとで購入したものです。アッパーはもうクラックだらけで、革特有のしなやかさを殆ど喪失しております。でも22年間履き込んだ中底と、2009年にリソールしたレンデンバッハのオークバ...
あゝ未知の味。チェリオのスイートキッスは宇宙人との遭遇風味だったのか
チェリオが1982年に発売した炭酸飲料、スイートキッスの空き缶です。黒のボディに黄色の帯、真っ赤なキ○マークと、かなりインパクトのあるデザインでした。1983年に自転車でライギョ釣りの遠征に連れていってもらったとき、夜明け前のドライブインのようなお店の自販機で買ったような記憶があります。もちろん、これはその時の空き缶ではなく、最近手に入れた89年モノであります。この「あゝ 未知の味」というキャッチフレーズが...
1965年にプラチナ萬年筆から発売され、ほどなくして廃盤になったと言われているノック式万年筆「プラチナ ノック」。ペン先ユニットが取り出せないため、洗浄もオーバーホールもできそうになく、インクを通す勇気も出ないまま放置しておりましたが・・。ガチガチに詰まったスリットを見るのに忍びなく・・。ペン先を出した状態(ノックON)で、ペンドクターに少しだけスリットを広げていただきました。これで、インクを通しても「...
ゼンマイの巻き上げができなくなり、修理をお願いしていたジラールペルゴのシーホーク。先月半ばに修理は完了していたのですが、ブログにはまだ載せておりませんでした。なんでも、角穴車を留めるネジが緩んでしまい、かみ合わせが外れてしまったのだとか。この時計は、本体が簡単に分離しますので、時計を外す際に地味に(10センチくらい)落下させてしまうことがあります。その衝撃でネジが緩んでしまったのかもしれません。この...
シアサッカーのジャケットはウォッシャブルでなければ”長持ち”しない?
2014年に仕立てたシアサッカーのジャケットです。1年に2~3回しか着用しないのですが、それでも襟や袖口に汚れが残ります。襟付きのシャツを下に必ず着るようにしているのですが、何といっても白系のコットン製品ですので、汗染みが生じやすいのは仕方がないのでしょう。クリーニング(ドライ+汗染み抜き)に出しても、うっすらとした黄ばみが残って戻ってきます。思うに、シアサッカーのジャケットが寿命を迎えるタイミングは...
リーバイスの506XX(LVC復刻版)の糊落とし、そして縮み計測
昨年10月に入手したLVCの506XXレプリカ。未洗い状態でもけっこう丈が短いため、「洗ったら縮みまくって着られなくなるのでは・・」という恐怖心が拭い去れず・・。この半年間、バキバキに糊が効いた状態のまま、たまに着用していましたが、着心地が極めて悪かったのは申し上げるまでもありません。暖かかくなってきましたので、今週になってようやく重い重い腰を上げ・・。糊落としのファーストウォッシュをかけてみました。↓冷水...
ノコギリザメ状のペン芯を持つ万年筆、パーカーのビッグレッド(100歳)
先日、インクサックが劣化していることに気付いたパーカーのビッグレッド(約100歳)。ゴムサックを取り寄せ、先ほどシェラックで接着をしたところです。この時期のビッグレッドは、ペン芯がノコギリザメのようにギザギザとなっており、実に見栄えがよろしいです。書き味はいたって普通(ガチニブ)なのに、先端はノコギリザメ、後端はラッキーカーブと、ペン芯の形状は大変に個性的です。ウォーターマンのNo.7が盛大にボタ落ちす...
若いころ(24年近く前)に無理に無理を重ねて注文したクレバリーのビスポークシューズ。物価高と円安の影響等により、今では到底、手が届かない価格になってしまいました。この靴、2002年頃に釣り込み直し&リソールをしてもらったので、本底の使用歴としては22年くらいになります。かなり長持ちするソールだと聞き及んでいたので、あまり減りを気にすることなく20余年を過ごしてきたのですが・・。本日、靴磨きの際にソールをチェ...
久しく使っていなかったパーカーのデュオフォールド・シニア(通称ビッグレッド)。「久しぶりにインクを入れるか」とプッシュボタンを空押ししてみると、あれ、バーが跳ね返る感触がしない・・。Iバーを抜き取り、首軸を外してみたところ、やはりインクサックの硬化が進み弾力性が失われておりました。ちょっと捻るだけで簡単に千切れてしまったゴムサック。幸い、パキパキに硬化する前だったので、簡単に除去することができまし...
没画像の中から:アシックスタイガーの名作たち(ミシガンとスカイセンサー)
過去に紹介したアシックスタイガーの名品たち。その際に撮影してブログに載せなかった没画像が結構残っています。ビンテージスニーカーは日々劣化していきますので、これら画像も、今となってはそれなりに貴重かもしれない、と考え・・。2点ばかりアップしてみることにしました。1)アシックスタイガーのミシガン・過去記事はこちら強靭なアイボリーのヒールプロテクターが実に印象的です。若者に「靴の踵をつぶして履いてはなら...
ルーペに付いてきた専用ケースの表面がバキバキに割れてきました。どうやらこの革は、通常の表革(銀付き革)ではなく、スプリットレザーであったようです。スプリットレザーは、革の表面層にある銀面が取り去られた床革に、ポリウレタン樹脂などで表面加工を施したもので、代表的な製品は、アシックスタイガーのリンバーアップESです(そうか?)。<脱線>リンバーアップESは、名作リンバーアップSPの廉価版で、見た目は殆ど同一...
万年筆の歴史はとても長いので、100年くらい前の万年筆ならまだまだ残っていて、OHしてもらえばそれを普通に(それなりに)使うこともできます。場所を取らないので、保管スペースがあまり必要ないのも良いところですね。そんなところに惹かれ、新旧の万年筆を買い求めるようになって早十年が経過しました。気づけば、その100年間の製造物が各年代(30年代~40年代前半除く)、図らずも概ね揃ってきたようであります。どの年代にも...
1965年発売。プラチナ万年筆の幻のノック式万年筆「プラチナ ノック」/「Platinum Knock」retractable fountain pen
1965年(昭和40年)にプラチナ萬年筆株式会社が発売したノック式万年筆「プラチナ ノック」。ほどなく生産中止になったらしく、現在の中古品流通量はあまり多くないようです。名著「万年筆クロニクル」によれば、マニアが血眼になって探しているとか・・。私も地味に捜索を続けておりましたが、7年前にネットオークションで釣り逃がしてから、一度も見かけることがありませんでしたので、まずまずの絶滅危惧種であるようです。しか...
ボトルインクはカートリッジを買うより数段お得だそうですが・・。だからといって、インク瓶の底に残ったインクを使い切らずに処分するのは気が引けます。シリンジで吸入してコンバータに移すとか、ガラスペン用にするとか、いろいろな対処法があるようですが・・。シェーファーのスノーケル式万年筆が一本あれば、この問題は一撃の吸引で解決します。その代わり、今度はスノーケル式万年筆が抱えるOリングやらサックやらネジやら...
オーバーホール煉獄とダブル・リスティング計画の強制終了について
昨日、緊急入院となったジラールペルゴの1950's製(多分)シーホーク。スマートウォッチを購入して「便利だ便利だ」と騒いでいた持ち主に対する「裏切りへの返礼」・・でなければよいのですが。梱包資材は、オーバーホール業者さんが修理品の返送時に使っているものを再使用。この後、時計を巻き付けた円型スポンジを、穴の中へ埋め込んでしまうので、パッと見では、時計が入っているのが分からなくなります。早く全快して戻ってき...
英国靴好きの憧れであるBESPOKE BOOTMAKER、セントジェームズの JOHN LOBBの靴クリームです。ユニオンワークスで取り扱っていたので、靴の修理時に併せて購入しました。もはやここでのビスポークなど、夢見ることも許されない(私には)価格帯に突入していることでしょう。靴クリームの瓶を眺めていると、ここでのビスポークに本気で憧れた2000年代初め頃の自分を微かに思い出します。こちらは2000年に購入したエドワード・グリー...
1984年の先祖返り、アシックスタイガーのヴィンテージスニーカー 「マークル」
1984年頃に発売された、アシックスタイガーのジョギングシューズ、マークルです。価格は1985年版カタログによれば5,900円。ハイ・コストパフォーマンスとの触れ込みです。(参考価格:ターサーは8,000円、ネバダは6,200円でした。)ハイテク化、新素材、カラーリングの複雑化が進みつつあったこの1984年に、なぜか往年の名作(廃盤にしたばかり)である「ホノルル」「ボストン」あるいは「ニューヨーク」あたりを彷彿とさせる、先...
1980年代初め、ダイワの「オリジナル趣味用品」だけはカタログ通販が可能だった。
1982年頃、ダイワ精工が販売していた缶ペンケースです。なかなか、格調高いデザインで、今見ても大変魅力的ですね。同じクラスの釣友が学校で使用していて、「カッコいいなぁ」と憧れたものでありました。1982年のカタログによれば、価格は260円とのこと。当時の貨幣価値から考えても、まずまずお買い得な価格設定だったのではないでしょうか。よく見ると、価格が二種類記載されていますね。小が260円で、直が430円となっています...
互換性なし:モンブラン 2桁シリーズのノック式ボールペン、No.79とNo.49
1960年代に作られたモンブランのノック式ボールペン。上が金貼りキャップのNo.79で、下が今回購入したNo.49です。この時代の同社製ボールペンは、ハンマートリガー式のNo.78等が圧倒的な知名度を持っているようですが・・。普段使いには、通常のノック式のほうが使いやすいと実感しております(No.78を失くしてしまった負け惜しみが多少含まれています)。ただ、国内での取り扱いが少なかったのか、No.79はあまり出物がないように...
ここ20年くらい、入れ替わりがほとんどない私のタックルボックス。久しぶりに開いてみたら、まずゲンゴロウ兄弟(フライダイバーほか)と目が合って・・。「おひとり様1個限り」や「抽選」で買ったZEALやバルサ50(左列)を見て、遠き第三次バスブームに魂が移行し・・。今度は右列のスィンフィンのスケールカラーやレーベルのナチュラルプリントカラーを見て、遠い遠い第二次バスブームに幽体が移動し始めたので、慌ててタッ...
1998年頃、名古屋の百貨店にあったギーブス&ホークスのお店で購入したカフリンクスです。箱にはNo.1 SAVILE ROW LONDON の文字が記されています。このNo.1はサヴィルロゥ1番地のことを指すそうですね。私はこの表示を見るたびに、いつも90年代に見かけたラングラーの看板を思い出します。そこには、「No.1 JEANS IN TEXAS. 」 の文字が誇らしげに書かれていました。テキサスは広そうですし、もちろんこれは番地のことではなかっ...
「スマートウォッチが気になる、ような気がする」という記事を書いてから3年余。ようやく私もスマートウォッチ(安価なものですが)を使い始めるに至りました。ライフログ専用ですが、大変便利なもので驚いております。スマートウォッチには、時計機能はもとよりストップウォッチもアラームも付いておりますので、クロノグラフもヴァルカン・クリケットも機能的には出番なしとなるところですが・・。モノとしての魅力は機能とは別...
手洗い禁止表示はダテじゃない:コーディングスのモールスキンパンツ
私はドライクリーニングをあまり好まないので、洗濯タグに何が書かれていようとも、素材がコットンの衣服はエマール+手洗いモードで洗濯機に放り込むことにしています。そして、大抵の場合はそれで問題なく洗濯が完了するのですが・・。稀にはこういうこともあります。70年代のタイダイ染めを彷彿とさせる、見事なセルフ色移りです。何も気にせず、現在着用中ではありますが、この製品に関しては、洗濯タグの「手洗い禁止」はダテ...
同じ服を着続けることのちょっとした喜び:炎の難燃性フライトジャケット、CWU-45/P(34年目)
1989年3月31日の夜に購入した、ISLATEX社製のフライトジャケット、CWU-45/Pです。どうして日付まで覚えているかというと、この日はまさに消費税誕生前夜・・。「明日から消費税なるものが発生し、3%高くなってしまう」ということで購入に踏み切った一着だからなのです。あれから自分は今までにいくらの消費税を支払ってきたのだろうか・・(遠い目)。そうしたわけで、間違いなく1989年の購入品であるこのブツは、今年で34年目を...
阪神タイガースの日本一に、野球帽に仕込まれた前立てメッシュを思う
今更ですが、阪神タイガースが日本一になったということで、「そういえば我が家にも野球帽があったはず・・」と天袋に死蔵していた大昔のキャップを引っ張り出してみました。現行品とあまり違いがないようにも見えますが、調べてみると1974年から1981年にかけて採用されていたデザインであるようです。90年頃、古びたスポーツ店で湘南カラーの大洋ホエールズのキャップと一緒に発掘したので、70年代後半ごろの製品と見て間違いない...
「ブログリーダー」を活用して、カッタウェイ・カラーさんをフォローしませんか?
1991年にセーラー万年筆が創業80周年を記念して発売したブライヤー製のアニバーサリーモデル「プロフィット80」です。憧れの品でしたが、ようやく対面することができました。ブライヤー製のボールペンとのセットです。プロフィット30周年記念のブライヤー万年筆との比較手前がプロフィット80、奥が30周年モデルです。プロフィット80はラッカー仕上げなので、表面がツルツル・ピカピカしていますが、30周年モデルはオイル仕上...
井上尚弥選手がカルデナス選手に8RTKO勝ちで、スーパーバンタム級の4団体統一王座の防衛に成功しましたね。とはいえ、2Rに危ないタイミングでダウンを奪われ、7Rにも一瞬、動きが止まりガードを固めて守勢一方になるシーンがあり、何度か心臓が止まりそうになりました。コンディションが万全でなかったのか、2Rのダウンの影響なのか、原因は分かりませんが、久しぶりにヒヤヒヤする場面が続いた試合ではありました。今回の勝...
2011年に限定販売されたセーラー万年筆の「プロフィット30周年ブライヤー万年筆」です。私が入手したのは2019年春のことですので、かれこれ6年が経過したことになります。たまに佐々木商店で購入した「つやふきん」で磨く程度で、特別なことはしていないのですが、少しだけ熟成が進んだのか、入手当時より若干色が濃くなり、表面に光沢が出てきたような気がします。ゆくゆくは、プロフィット80の濃茶に近いような雰囲気に育つ...
英国acorn社は実に魅力的なシャツ生地を供給してくれるファブリックメーカーですが、ここ数年、ビエラの生地がカタログ落ちしており、入手できないのが少し気になっています。ビエラは、コットンにウールが混紡された生地のことですが、以前のacorn社のビエラのカントリーチェックには非常に魅力的な色・柄の生地があり、大いに魅了されたものですし・・。色・柄がそれほど好みではない生地であっても、寒い季節に袖を通したときに...
私には日課といえるものは特にないのですが、毎週日曜日にこなしている「週課」はあります。その一つが、あまり使っていない万年筆で何かを書くこと。インクを入れた万年筆は、しばらく使わないでいると切り割やペン芯の中にあるインクが劣化したり乾いたりして不具合が発生します。特に、ヴィンテージの万年筆はこの傾向が顕著であると感じています。キャップのせいか、ペン芯のせいか分かりませんが、すぐにインクがギラつくよう...
2014年に入手したシアサッカーのジャケットです。襟裏や袖口の汗染みが目立つようになってきた(ドライクリーニング+染み抜きでは除去できない)ので、そろそろ寿命かと覚悟し・・。このような記事を書いて慨嘆しておりましたが・・。このジャケットを仕立ててくれたお店に相談し、同店を通じて水洗いクリーニングをお願いしたところ、「水洗いクリーニング+再プレス」で、ほぼ完全復活して戻ってきました。先日の「トラウザーズ...
図書館でアンナ・ガヴァルダの小説「泣きたい気分」を借りてきました。フランスに暮らす様々な男女のショートストーリーを収録した短編集なのですが、「その男と女」という作品に、「ジョン・ロブしか履かない」という五十歳過ぎの男性が登場するため、私の興味は本題である男女間の心の機微から離脱し、この小説が上梓された1999年頃の革靴事情に移行して戻ってこられなくなってしまいます。男は週末用の装いだ。古いツイード...
少年マガジンで掲載された漫画を閲覧できる「マガポケ」で古い漫画を読むのが、日常のささやかな楽しみの一つになっています。今読んでいるのは、「なんと孫六」と「釣りキチ三平」など。三平くんが初めてルアーと出会う「O池の滝太郎」編は、今読み返しても、小学生時代に感じたルアーへの憧れがこみ上げてきます。作中にも登場するルアーがこのスプーン。オールドパルのKOBBLERというスプーン(だと思う)なのですが、過去記事で...
まだこのブログを開設する前、おそらく2002年頃に個人輸入で購入したトーマス・ピンク社のネクタイです。2010年くらいになると、同社の製品が若向け主体になったのか、単純に私が若さを失ったのか、あまり同社の製品に魅せられることもなくなりましたが、2000年代前半くらいまでは同社の製品(特にネクタイ)には心惹かれることが多々ありました。これはプラム色(同社のカタログによれば)に花柄のWOVENタイで、今でもとても気に...
スーツにはロングホーズ(長い靴下)を合わせるのが鉄則、とはよく言われることですが、鉄の規則の割には、そのロングホーズをあまり街中で見かけない(売られていない)ような気がします。特にメリノウール製のものは、私が住んでいる地方では滅多に見掛けませんので、いきおい通販に頼ることになります。私がよく注文するのはハリソン、それから靴の修理で有名なユニオンワークスのオリジナルホーズです。今回取り寄せたのは、後...
今から約12年前となる、2013年の7月に完成したグレーの夏用トラウザーズ。当時の記録(と記憶)によれば、素材は英国製のウール&モヘア。価格は仕立て代込で3万円程度だったように記憶しています。リーズナブルな生地ですが、思いのほか頑丈で、10年以上経過しても擦れや破れなどは生じておりません。ただ、夏用ということもあり、汗による変色だけは避けられず、昨年ウェットクリーニングに出すも、腿から膝部分の黄ばみを完全に...
妻の子供時代の思い出話に時々登場する、ロッテの香水ガム「イブ」。昨年、29年ぶりに復活していたようです。高級感あふれる箱ですね。「どんな味だった?」と妻に聞いても「いい香りがした。大人の女性、っていう感じがした」と言うばかりで、味の記憶はあまり残っていないようでした。今回、晴れて味見をすることができたわけですが・・。味覚と嗅覚は密接に関連しているのだな、と思い知らされる「味わい」でした。香りを食べて...
10月に完成したグレーのトラウザーズのサイドアジャスタ―に若干の不具合があったため修正していただきました。【修正前】アジャスターの持ち手が非常に長く、その分、可動域(調整幅)が狭くなっております。サンプルとしてお渡ししたトラウザーズと個々のパーツは同一だったのですが、「取り付け位置が前に寄りすぎていた」ということであるようです。【修正後(側面)】サイドアジャスタ―後部の取り付け位置を後ろへずらしていた...
この1月に購入した1970年代製のモンブラン146(18C)。ヴィンテージ万年筆の常で、MINT品だろうとニアミント品だろうと、実用するにはペン先の調整が不可欠になります。最近、雑事に追われてペン先調整を依頼する余裕がなかったのですが、本日、ようやく隙間時間に専門店に立ち寄ることができました。「スリットの寄りを緩めて欲しい」とだけお願いしてあとはお任せしました。書き味抜群になって戻ってきて、めでたしめでたし。調...
アメカジボクサーこと堤聖也チャンピオンが、本日、引き分けでWBAバンタム級タイトルの初防衛に成功しました。左フックでダウンを奪われた直後に、打ち下ろし気味の右でカウンターを一閃、ダウンを奪い返すという激闘の末・・。3人のジャッジが全員同じスコアで引き分けという、少々珍しい結果に終わりましたが、引き分けとはいえ防衛は防衛。おめでとうございます。次の世界戦が楽しみに待たれるところです。この堤チャンピオン...
私がトラウザーズのサイドアジャスタ―用金具として、「これ以上のものはない」と信じているのが、「STAR」の刻印があるチェコスロバキア製のバックル(一番左)です。真ん中はチェコ共和国の刻印に切り替わったもの。1993年以降の製品と考えられます。品質は、チェコスロバキア刻印のものと同等であるように見受けられます。右側は、刻印が一切入らず、板を折り曲げてスライダー部分を作ったと思われる製品です。私は、上の画像の...
良質なブログとは、読者の「検索意図」を知り、それに答えることができるブログだと仄聞しましたが・・。今までのところ、このブログは一度もそのような切り口で記事を書いたことがありません。このブログの検索ワードで一番多いのは「チゼルトゥ」あるいは「チゼルトゥ ダ○い」なのですが、チゼルトゥについては20年近く前にこんないい加減な記事を書いたきりなので、訪問者の方をがっかりさせているのではないかと申し訳なくな...
2011年の春に仕立ててもらったブレザーです。もう14年経ちますが、本当に気に入っているため、およそ飽きるということがありません。ブレザーはタイムレスなアイテムだとよく言われますが、流行の埒外にある特権的なアイテムというわけではなく、ブレザーも流行ったり、流行らなくなったりすることはあることでしょう。とはいえ、それは言ってみれば「自分以外にブレザーを着ている人が多いか少ないか」の違いだけで、自分が気に入...
昨日、手持ちの古スニーカーの保管方法を見直すと誓いましたので・・。早速、セリアでジップロックを、薬局でミセスロイドとシリカゲル系乾燥剤を買い求めてきました。シリカゲルで湿気を除去し、ミセスロイドで黄ばみを防ぎ、ジップロックで外気を遮断するという算段です。一気にやると疲れるので、まずは乾燥剤1袋分(12個)を目標に作業を開始しました。プーマのバナナ(9190?) 1970年代中期まずは手持ちの靴の中でもデリケ...
過日(あっという間に5年前)、ヴィンテージスニーカーを全て箱に入れて保存しようと思い立ち、ダイソーの紙製収納ボックスに入れて天袋に奉納したところでありますが・・。気付かぬうちにカビたり、予期せぬ化学変化が進行したりしていないか、と気になり、中身をチェックしてみました。本当は、あまり箱から出さないほうがいい※のでしょうけれど・・。※1991年頃、オニツカ時代(~1977年)のファブレ・スエードを箱付きデッドで...
セーラー万年筆の旧プロフィットを一週間近く洗浄しているのですが、なかなか完了しません。ぬるま湯で数回、プラチナ万年筆のクリーニング液で2回、洗浄したのですが、ペン芯の詰まりがひどく、コンバーターが押し戻されたり、外れてしまったり・・。プラチナ万年筆のクリーニング液(3回目)に漬け込んだ後、コンバータでクリーニング液を吸い上げて首軸にセットし、少しずつ圧をかけていったら、ようやくクリーニング液を排出...
先月、寿命が近づいていると記事にしたポールセン・スコーン名のクロケット&ジョーンズ。なかなか処分する決心がつかなかったのですが、クールビズのシーズンに突入したのを機に、本日処分することにしました。2002年にデッドストックを2万円ちょっとで購入したものです。アッパーはもうクラックだらけで、革特有のしなやかさを殆ど喪失しております。でも22年間履き込んだ中底と、2009年にリソールしたレンデンバッハのオークバ...
チェリオが1982年に発売した炭酸飲料、スイートキッスの空き缶です。黒のボディに黄色の帯、真っ赤なキ○マークと、かなりインパクトのあるデザインでした。1983年に自転車でライギョ釣りの遠征に連れていってもらったとき、夜明け前のドライブインのようなお店の自販機で買ったような記憶があります。もちろん、これはその時の空き缶ではなく、最近手に入れた89年モノであります。この「あゝ 未知の味」というキャッチフレーズが...
1965年にプラチナ萬年筆から発売され、ほどなくして廃盤になったと言われているノック式万年筆「プラチナ ノック」。ペン先ユニットが取り出せないため、洗浄もオーバーホールもできそうになく、インクを通す勇気も出ないまま放置しておりましたが・・。ガチガチに詰まったスリットを見るのに忍びなく・・。ペン先を出した状態(ノックON)で、ペンドクターに少しだけスリットを広げていただきました。これで、インクを通しても「...
ゼンマイの巻き上げができなくなり、修理をお願いしていたジラールペルゴのシーホーク。先月半ばに修理は完了していたのですが、ブログにはまだ載せておりませんでした。なんでも、角穴車を留めるネジが緩んでしまい、かみ合わせが外れてしまったのだとか。この時計は、本体が簡単に分離しますので、時計を外す際に地味に(10センチくらい)落下させてしまうことがあります。その衝撃でネジが緩んでしまったのかもしれません。この...
2014年に仕立てたシアサッカーのジャケットです。1年に2~3回しか着用しないのですが、それでも襟や袖口に汚れが残ります。襟付きのシャツを下に必ず着るようにしているのですが、何といっても白系のコットン製品ですので、汗染みが生じやすいのは仕方がないのでしょう。クリーニング(ドライ+汗染み抜き)に出しても、うっすらとした黄ばみが残って戻ってきます。思うに、シアサッカーのジャケットが寿命を迎えるタイミングは...
昨年10月に入手したLVCの506XXレプリカ。未洗い状態でもけっこう丈が短いため、「洗ったら縮みまくって着られなくなるのでは・・」という恐怖心が拭い去れず・・。この半年間、バキバキに糊が効いた状態のまま、たまに着用していましたが、着心地が極めて悪かったのは申し上げるまでもありません。暖かかくなってきましたので、今週になってようやく重い重い腰を上げ・・。糊落としのファーストウォッシュをかけてみました。↓冷水...
先日、インクサックが劣化していることに気付いたパーカーのビッグレッド(約100歳)。ゴムサックを取り寄せ、先ほどシェラックで接着をしたところです。この時期のビッグレッドは、ペン芯がノコギリザメのようにギザギザとなっており、実に見栄えがよろしいです。書き味はいたって普通(ガチニブ)なのに、先端はノコギリザメ、後端はラッキーカーブと、ペン芯の形状は大変に個性的です。ウォーターマンのNo.7が盛大にボタ落ちす...
若いころ(24年近く前)に無理に無理を重ねて注文したクレバリーのビスポークシューズ。物価高と円安の影響等により、今では到底、手が届かない価格になってしまいました。この靴、2002年頃に釣り込み直し&リソールをしてもらったので、本底の使用歴としては22年くらいになります。かなり長持ちするソールだと聞き及んでいたので、あまり減りを気にすることなく20余年を過ごしてきたのですが・・。本日、靴磨きの際にソールをチェ...
久しく使っていなかったパーカーのデュオフォールド・シニア(通称ビッグレッド)。「久しぶりにインクを入れるか」とプッシュボタンを空押ししてみると、あれ、バーが跳ね返る感触がしない・・。Iバーを抜き取り、首軸を外してみたところ、やはりインクサックの硬化が進み弾力性が失われておりました。ちょっと捻るだけで簡単に千切れてしまったゴムサック。幸い、パキパキに硬化する前だったので、簡単に除去することができまし...
過去に紹介したアシックスタイガーの名品たち。その際に撮影してブログに載せなかった没画像が結構残っています。ビンテージスニーカーは日々劣化していきますので、これら画像も、今となってはそれなりに貴重かもしれない、と考え・・。2点ばかりアップしてみることにしました。1)アシックスタイガーのミシガン・過去記事はこちら強靭なアイボリーのヒールプロテクターが実に印象的です。若者に「靴の踵をつぶして履いてはなら...
ルーペに付いてきた専用ケースの表面がバキバキに割れてきました。どうやらこの革は、通常の表革(銀付き革)ではなく、スプリットレザーであったようです。スプリットレザーは、革の表面層にある銀面が取り去られた床革に、ポリウレタン樹脂などで表面加工を施したもので、代表的な製品は、アシックスタイガーのリンバーアップESです(そうか?)。<脱線>リンバーアップESは、名作リンバーアップSPの廉価版で、見た目は殆ど同一...
万年筆の歴史はとても長いので、100年くらい前の万年筆ならまだまだ残っていて、OHしてもらえばそれを普通に(それなりに)使うこともできます。場所を取らないので、保管スペースがあまり必要ないのも良いところですね。そんなところに惹かれ、新旧の万年筆を買い求めるようになって早十年が経過しました。気づけば、その100年間の製造物が各年代(30年代~40年代前半除く)、図らずも概ね揃ってきたようであります。どの年代にも...
1965年(昭和40年)にプラチナ萬年筆株式会社が発売したノック式万年筆「プラチナ ノック」。ほどなく生産中止になったらしく、現在の中古品流通量はあまり多くないようです。名著「万年筆クロニクル」によれば、マニアが血眼になって探しているとか・・。私も地味に捜索を続けておりましたが、7年前にネットオークションで釣り逃がしてから、一度も見かけることがありませんでしたので、まずまずの絶滅危惧種であるようです。しか...
ボトルインクはカートリッジを買うより数段お得だそうですが・・。だからといって、インク瓶の底に残ったインクを使い切らずに処分するのは気が引けます。シリンジで吸入してコンバータに移すとか、ガラスペン用にするとか、いろいろな対処法があるようですが・・。シェーファーのスノーケル式万年筆が一本あれば、この問題は一撃の吸引で解決します。その代わり、今度はスノーケル式万年筆が抱えるOリングやらサックやらネジやら...
昨日、緊急入院となったジラールペルゴの1950's製(多分)シーホーク。スマートウォッチを購入して「便利だ便利だ」と騒いでいた持ち主に対する「裏切りへの返礼」・・でなければよいのですが。梱包資材は、オーバーホール業者さんが修理品の返送時に使っているものを再使用。この後、時計を巻き付けた円型スポンジを、穴の中へ埋め込んでしまうので、パッと見では、時計が入っているのが分からなくなります。早く全快して戻ってき...
英国靴好きの憧れであるBESPOKE BOOTMAKER、セントジェームズの JOHN LOBBの靴クリームです。ユニオンワークスで取り扱っていたので、靴の修理時に併せて購入しました。もはやここでのビスポークなど、夢見ることも許されない(私には)価格帯に突入していることでしょう。靴クリームの瓶を眺めていると、ここでのビスポークに本気で憧れた2000年代初め頃の自分を微かに思い出します。こちらは2000年に購入したエドワード・グリー...
1984年頃に発売された、アシックスタイガーのジョギングシューズ、マークルです。価格は1985年版カタログによれば5,900円。ハイ・コストパフォーマンスとの触れ込みです。(参考価格:ターサーは8,000円、ネバダは6,200円でした。)ハイテク化、新素材、カラーリングの複雑化が進みつつあったこの1984年に、なぜか往年の名作(廃盤にしたばかり)である「ホノルル」「ボストン」あるいは「ニューヨーク」あたりを彷彿とさせる、先...
1982年頃、ダイワ精工が販売していた缶ペンケースです。なかなか、格調高いデザインで、今見ても大変魅力的ですね。同じクラスの釣友が学校で使用していて、「カッコいいなぁ」と憧れたものでありました。1982年のカタログによれば、価格は260円とのこと。当時の貨幣価値から考えても、まずまずお買い得な価格設定だったのではないでしょうか。よく見ると、価格が二種類記載されていますね。小が260円で、直が430円となっています...
1960年代に作られたモンブランのノック式ボールペン。上が金貼りキャップのNo.79で、下が今回購入したNo.49です。この時代の同社製ボールペンは、ハンマートリガー式のNo.78等が圧倒的な知名度を持っているようですが・・。普段使いには、通常のノック式のほうが使いやすいと実感しております(No.78を失くしてしまった負け惜しみが多少含まれています)。ただ、国内での取り扱いが少なかったのか、No.79はあまり出物がないように...