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渡米を決めたのは昨年2024年の5月でした。その時はなんでも1.5倍か!と感じてはいたもののそのあたりは旅の期間短縮とレンタカーを一週間のみにするなどの対策で…
フィッツジェラルドの「ひとの犯す過ち」を読んで、1920年代の注文靴と万年筆を仮想比較
フィッツジェラルドの後期作品集「ある作家の夕刻(村上春樹:編訳)」を読んでいます。2番目に収録されている「ひとの犯す過ち」は、主人公が自分の靴を見せびらかす場面から始まるのですが・・。その靴は「オーダー・メイド」で「二十八ドルもした」ことが語られるばかりで、黒なのか茶色なのかコンビなのか、内羽根なのか外羽根なのか、穴飾りはあるのか、プレーンなデザインなのか、何一つデザインへの言及はありません。※「...
ノコギリザメ状のペン芯を持つ万年筆、パーカーのビッグレッド(100歳)
先日、インクサックが劣化していることに気付いたパーカーのビッグレッド(約100歳)。ゴムサックを取り寄せ、先ほどシェラックで接着をしたところです。この時期のビッグレッドは、ペン芯がノコギリザメのようにギザギザとなっており、実に見栄えがよろしいです。書き味はいたって普通(ガチニブ)なのに、先端はノコギリザメ、後端はラッキーカーブと、ペン芯の形状は大変に個性的です。ウォーターマンのNo.7が盛大にボタ落ちす...
久しく使っていなかったパーカーのデュオフォールド・シニア(通称ビッグレッド)。「久しぶりにインクを入れるか」とプッシュボタンを空押ししてみると、あれ、バーが跳ね返る感触がしない・・。Iバーを抜き取り、首軸を外してみたところ、やはりインクサックの硬化が進み弾力性が失われておりました。ちょっと捻るだけで簡単に千切れてしまったゴムサック。幸い、パキパキに硬化する前だったので、簡単に除去することができまし...
その産駒が活躍するかは種牡馬の資質より繁殖牝馬の質でしょうね
岡田兄弟(故:岡田繁幸、岡田牧雄)が、自身の牧場の種牡馬として熱望して、小林オーナー、社台、吉田照哉と交渉に交渉を重ねた上、ビッグレッドファームスタリオンにスタッドインした『ゴールドシップ』そのゴールドシップ産駒の獲得賞金上位4位にランクする『プリュムドール』に出資できた私は幸運だった。もっともステイヤーズS後、故障しないで順調に天皇賞(春)に出走していたら、勝ち負けを演じていたと自負している。そのプリ...
「ビッグレッド」の通称で有名な、パーカーのデュオフォールドという万年筆です。 キャップバンドが付いたエボナイト素材のモデルなので、1922年~25年頃に作られたのではないか、と思っています。 つまり、約100年前の万年筆です。我が家では 100年前のモノに触れる機会があまりないため、たまに手にすると、なんだか歴史の重みのような威圧感を感じることがあります。100年前というと、世界大恐慌すらまだ起こっ...