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SS250117 20ー18絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」
SS250117 20ー18絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」墓前。「こちらが七余姫のお墓なのね」女魔法使いがつぶやく。それは小さな小さなお墓。小さな墓石にはうっすらと七余姫と読める。「はい。こちらは初代住職である剣客が、七余姫を弔う為に作ったお墓でございます。中にはご遺骨はございませんが・・・」和尚様はそう告げると墓に手を合わせる。俺とシーフ、女魔法使いも和尚様に倣って手を合わせ黙祷する。暫くしてシーフが...
SS250110 20ー17絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」
SS250110 20ー17絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」剣客と七余姫が消え。大蜘蛛は雲散霧消した。その次の瞬間。ガラガラガラと崖が崩れ始めた。「アブねぇ!!」「きゃぁっ」シーフが、空中に浮いている女魔法使いの所までジャンプすると、側の大樹の先端にロープを巻きつける。そして遠心力を利用して地上に着地した。俺も崖から離れ慈母間の菩薩像の側にいた和尚様を連れて更に離れる。土埃が収まり崖を見ると大蜘蛛の身体の...
SS250103 20ー16絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」
SS250103 20ー16絶体絶命!!「秋に埋もれし恋奇譚」俺が『月鏡』で胎内仏を貫く。同時に辺りに響き渡る大蜘蛛の絶叫。その時誰かの意識が俺の中に入っているのを感じた。そして目の前の七余姫が満面の笑顔で「・・・様っ」と嬉しそうな声で手を俺に、いや、俺の中にいる誰かそう剣客に手を伸ばした。【姫、遅くなって済まない】「いいえいいえやっとお会いできた・・・」俺の中の剣客は姫を抱きしめた。そして二人はすぅっと俺...
コテコテの戦隊ヒーローが異世界で大暴れ!『戦隊レッド異世界で冒険者になる 1』
中吉虎吉『戦隊レッド異世界で冒険者になる 1』のネタバレ含む感想です。 2025年1月にアニメ化も決定した本作ですが、今勢いがヤバいことになっています。 まさかの「異世界×戦隊」という異色の組み合わせが実現し、しかもおもしろいという奇跡です
読書記録:■ひょうたん(漂月短編集)01「勇者は余と戦ってくれ」 https://ncode.syosetu.com/n1701ij/■ひょうたん(漂月短編集)02「呪術師メルツの解呪録 〜呪われた美少女が僕を殺しに来たけど心当たりが全く..
後編SS230630 絶体絶命!!18「恋路(こいみち)竹林」
後編SS230630 絶体絶命!!18「恋路(こいみち)竹林」 ・・・💖「かたじけない。我らは東の遠国から参った者で姫様の『お輿入れ』に向かう途中で・・・」Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン俺の頭が何かで撃ち抜かれた。その後、何があったのかは覚えていない。ただ峠を越えて安宿に着いた時、女魔法使いと若いシーフがほくほく顔で酒を飲んでいたところで意識が戻った。「なんかおかしいと思ったのよねぇ。道ながら『姫、姫』てぶつぶつつぶや...
SS230428体絶命!!16『説明書はよく読んで』・・・⚔「ふわぁ 眠い・・・」そう言ったのはパーティーを組んでいる女魔法使い。「ホーンと。春のお日様がぽかぽかして眠っていてぇなぁ」そうして大あくびをしたのはこれも仲間の若いシーフ。俺は剣士でこの二人とパーティーを組んで各地の冒険者ギルドの依頼を受けて旅をしている。「二人とも、あともう少しで町につく。宿をとってそこで眠ったらいいじゃないか。俺は冒険社ギル...
SS230331 絶体絶命15『街角対戦曲』・・・⚔「(*´Д`)大した依頼の無い町ねぇ」そう言ったのはパーティーを組んでいる女魔法使い。「ホーンと。おいらの腕が鳴る宝箱の詰まったダンジョン一つないとは」いって大あくびをしたのはこれも仲間の若いシーフ。俺は剣士でこの二人とパーティーを組んで各地の冒険者ギルドの依頼を受けて旅をしている。だが、立ち寄った町はあまりにも平和過ぎた。町の冒険者ギルドも暇なのか依頼の貼っ...
焼肉のなかった異世界で始まる、経営冒険ファンタジー!? ~ 『異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました―定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ―』 ~
焼肉の文化がない世界へ転生し、ブルー・オーシャン戦略よろしく、青年マルクは焼肉屋を開業。そこは現代日本のようにガス等があるわけではないので、焼肉を焼く方法からして異なる世界。物珍しい存在や概念として焼肉・焼肉屋が位置づけられる地で、美食家エルフや凄腕冒険者たちと交流しつつ、店主マルクはどんな経営・冒険を展開していくのだろうか。序盤から「こんな西洋チックな冒険色溢れる異世界に焼肉屋が出来たのか」という意外性と「自然豊かでワイルドな側面もある異世界なので今まで焼肉屋がなかったのが不思議なくらいだ」という妙なしっくり感を、矛盾なく同居させてくれる世界観(笑) 異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと…
解雇された暗黒兵士~ 杉田智和の杉田智和による杉田智和のための『異世界劇場』
『杉田智和劇場』 杉田智和のための『異世界劇場』 あなたは「ゲティスバーグの演説」、ご存じですか? 1861年
ss220805絶体絶命!!14『童話は時に残酷です』 :「はぁ、どこまでいっても牧草地ねぇ」そう言ったのはパーティーを組んでいる女魔法使い。「のどかで眠ってしまいそうだぜ」いって大あくびをしたのはこれも仲間の若いシーフ。俺は剣士でこの二人とパーティーを組んで各地の冒険者ギルドの依頼を受けて旅をしている。今は次の町へ行くまでの途中でだだっ広い牧草地帯の道を歩いて向かっている。いるのは牛牛牛・・・のみ。貧乏...
SS220729絶体絶命!!13『よそ見運転事故の元』 :「うわ~夏は船での川下りは最高ね♪」そう言ってはしゃいでいるのは女魔法使い。「うひょうっ。すげーここ両岸が崖になっていてスリル満点だぜ」これは若いシーフ。俺は剣士でこの二人とパーティーを組んで各地の冒険者ギルドの依頼を受けて旅をしている。「ハハハ、この程度で驚いていたら命がいくつあっても足りやしない。あんたら冒険者だろ?これから行く町のその先に本当...
SS220715絶体絶命!!12『欲張りは大損の元』 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんなモンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。そして俺は聖剣エクスカリバーを持つ剣士だ。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。「うわぁ、潮風が気持ちいい」いつも文句ばかり言う女魔法使いが、かもめの飛ぶ海...
SS220708 絶体絶命!!11『旨い物には受難あり』 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんなモンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。そして俺は聖剣エクスカリバーを持つ剣士だ。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。「うーん、いい天気ねぇ。それに田舎はいいわぁ。畑ばかりだけど、今日泊まると...
SS220701 絶対絶命!!10 ご使用は計画的に :「うーん、太陽がまぶしいわぁ」そう言いながらも最中アイスを食べながら幸せそうに歩く女魔法使い。「そうだよなぁ。こんな日は木陰でハンモックに揺られてのんびりしたいぜ」と言いつつ、ダンジョンの地図を見ながら器用に歩いている若いシーフ。俺は口の端を上げて、二人を見るのだった。そう、俺達は三人でパーティーを組んでいる冒険者。普段はダンジョンでお宝探しをしたり...
ss220603 絶体絶命!!8 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんなモンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。とある田舎町の冒険者ギルドの依頼掲示板にある依頼主の孫娘さんが話すことができないので話すように治して欲しいという依頼があった。すると女魔...
ss220610 絶体絶命!!9 バタフライ効果 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんなモンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。そして俺は聖剣エクスカリバーを持つ剣士だ。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。俺達は、とある町で辻説法をしている老人をみかけた。誰も立ち止まって聞く者はいないの...
ss220527 絶体絶命!!7 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんな大型モンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。とある町の冒険者ギルドの壁に貼ってあった依頼を受けて現地へ行った。依頼の内容は、『滞在している軍船の弾薬箱を聖教会へ運び込むこと』だ...
ss220520 絶体絶命!!6 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんな大型モンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。とある町の冒険者ギルドの壁に貼ってあった依頼を受けて現地へ行った。依頼の内容は、この町の水源に凶悪なモンスター”ウズミラー”が現れそれを...
ss220513 絶体絶命!!5 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉなんでこんな大型モンスターがいるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。今からさかのぼること数時間前。俺達パーティーは、辺鄙な田舎の村で村おこしのため温泉堀をするので念のため警護をすることを依頼された。「まぁ、ここら辺はモンスターはでな...
ss220506 絶体絶命!!4 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでなんだよぉどうしてこうなるんだよぉ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。さかのぼること数時間前。俺達はいつものように冒険者ギルドへ寄って本日の獲物を換金しにきた。「よぉ、お前ら。今から時間があったら銀行に行って現金を運ぶガードマンやらねぇか」と受付のマス...
ss220429 絶体絶命!!3 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでこんなところにフラワーポイズンの蕾があるんだよぉっ」これはうるさい若いシーフの絶叫。俺達パーティーは絶体絶命のピンチにある。この森の近くの町で薬草採集の依頼を受けただけなのに、森に入ってすぐに、蕾の時は栄養にするために動物を食して動き回るフラワーポイズンに出くわしたからだ。ああ、ちなみに...
SS220325絶体絶命!!2 :「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、なんでラスボスの魔王がこんなところにいるんだよぉっ」これはうるさい若いシーフの絶叫。そして俺は剣士。「知るか、私の根城に勝手に入ってきてバッタバッタと部下を倒しおって。おかげで今日から吾は快適な暮らしを破壊される羽目になった」魔王は静かに言ったが、背後にゴゴゴゴゴゴと怒りの音がする。「そこな冒険...
SS220304絶体絶命!!「い、いやぁあぁああああああああ」この悲鳴は女魔法使い。「うぎゃぁあああああ、あんな罠があるなんてぇえ」これはうるさい若いシーフの絶叫。そして俺は剣士。そう、今俺達は絶賛塔から落下中。塔の最上階でトラップが発動し、外へ放り出されたという訳だ。幸な事にかなり高さのある塔の上だったので落下中とはいえ、絶叫できるだけの余裕がある。「%$#`*+しかりてエアーバック発動!!」おんな魔法使いが...