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中国春秋時代の斉の国の宰相管仲は論語の中にも登場します。それも数回。孔子の時代には管仲という人物はまだ人々の記憶に残っていたようです。 孔子にとって、管仲は簡単には評価できない人物。業績は無視できませんが、孔子の教えていることとは必ずしもそぐわないものだったようです。 以下は拙著「覇王の佐」からの引用になります。 三、論語の中の管仲 管仲は、春秋戦国時代の人々に、よく知られた人物だった。孔子の語録「論語」にも登場する。 子貢曰く、管仲は仁者に非ざるか。桓公、公子糺(きゅう)を殺す。死すること能わずして、又これを相(たす)く。子曰く、管仲、桓公を相けて諸侯に覇たり。天下を一匡す。民、今に至るまで…