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たとえ無茶苦茶な坐禅でも、コツコツ継続すれば、自分自身の人生観、宇宙観、哲学が出来上がる。
正しい坐禅の実行によって、深く深く集中力を練り上げ、真実の命、今ここ、に成り切っていくには、坐禅の正しい作法、姿勢が大変重要になってきます。それでも、発心寺27世住職 原田祖岳老大師様は、「たとえ無茶苦茶な坐禅であっても、熱心な坐禅の実行をコツコツと継続すれば、自分自身の人生観、宇宙観、哲学が出来上がる。」「坐禅の効果は無形で分かりにくいが、坐禅を始める前と継続後とでは、精神上、人格上の変化、効果が...
巨海東流禅師『普勧坐禅儀述解』参究⑩(令和6年度臘八摂心短期連載記事10)
拙僧つらつら鑑みるに、「臘八摂心」で、道元禅師の『普勧坐禅儀』(流布本)について、様々な解説を行ったのだが、その際には参照出来なかった、巨海東流禅師『普勧坐禅儀述解』について、嘉永7年(1845)の写本を入手したので、参究することとした。なお、引用に際しては、カナをかなにするなど見易く改め、誤字なども適宜修正した。夫参禅者静室宜焉飲食節矣坐禅なりと有る、是が永平の実意じや、故に静室宜しと有るなり、〈是よりよめば理が下る〉参禅は趨承と註て諸方へ走り回り示を承る事、此れはかなの坐禅儀に云、参禅は坐禅なりと有る是が永祖の実意じや、故に静室宜しと有るなり(※おそらくは繰り返しとなる誤記なので、「是よりよめば理が下る」の字句が註記に見える)、又化城喩品に曰、静室入禅定一心一処坐と有る是也、食をほどよくせよとは、仏の...巨海東流禅師『普勧坐禅儀述解』参究⑩(令和6年度臘八摂心短期連載記事10)