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この浮世は仮の世ともいうじゃないですか、一時の財のあるなしも仮の姿、どうでしょうここはひとつ借りる人も貸す人も、借ると思わず貸すと思わず、でどないなもんでしょう。てなわけにはいくまいなぁ。借財の言い訳
#4455 年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな
令和6年12月15日(日) 【旧 一一月一五日 先勝】 大雪・「熊蟄穴(くまあなにこもる)」年暮れて我が世ふけゆく風のおとに心のうちのすさまじきかな ~紫式部 『玉葉和歌集』 巻6-1036 冬歌年が暮れて、私もまた年を取るのだと思いつつ、夜更けの風の音を聞いていると、心
某年某月某日 「なにごとも石の上に3年であ~る」と言い渡していたこともあってかなくてか、大学を卒業して東京の某社に勤務すること丁度3年、お金を貯めたのでこれで大学院に行く、と突然言い出したモイケル娘であった。そうして、都内池袋のR大学院で2年、修論に取り組んでいたモイケル26、7歳の頃のこと。娘から送られてきた修論の一部を目にして即、「なんじゃいな?この黒人て?江戸時代に日本に黒人がおったとは思え...
現代の日本では、憲法で「言論の自由」が保障されており、人々は自由に自分の考えや思いを発表することができます。一応建前上はそうなっていますが、内容によっては組織内や地域社会の中で、自由にものが言えない場合もあります。1.狂歌「狂歌」は、古くは
2024年1月5日クリスマスから元日まであたふたと忙しく、夫は休みを取っており家にいてはすぐ側に住む軽認知症の義兄の家を行ったり来たりと、落ち着く暇がありませんでした。そんな状態で今年はつい年末のご挨拶もないまま。どれ、新年のご挨拶をと思ったところに能登半島地震、追い打ちをかけるように羽田空港での海自とJAL機の衝突事故のニュースが飛び込んできました。明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶...
~古池や 蛙飛び込む 水の音~~一戸建て まわりを見ると 一戸だけ~上の二つの詩は両方とも五・七・五の十七音から成っているが、ジャンルで分ければ別物の扱いになる。文芸オンチの定評がある姫隊員でもさすがに判断がつくと思うが、前の「古池や・・・」は「俳句」であり
「川柳」と「狂歌」の違いとは?「川柳」の難しさと面白さもあわせてご紹介します。
2022年12月25日の「江戸川柳でたどる面白い偉人伝(その1:神代)」から2023年1月5日の「江戸川柳でたどる面白い偉人伝(その12:江戸時代②)」にかけて、12回シリーズで「江戸川柳でたどる面白い偉人伝」という記事を書きました。「川柳
令和4年6月14日(火) 【旧 五月一六日 友引】・芒種・腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)白河の清きに魚も棲みかねてもとの濁りの田沼恋しき ~江戸落首Photo:絹本着色松平定信像 鎮国守国神社蔵(三重県桑名市) 日本史の授業で習った江戸時代の三大改革の一つ、「
色と酒とが敵なり という先人のあーだこーだにどーのこーのとクダをまく
<世の中は 色と酒とが敵なり どふぞ敵に めぐりあひたい> 2020年からコロナ禍でツライ憂き世となりました。まだ続いてます。さっぱり終わりが見えません。いつのまにか令和も三年を迎えましたねえ。 みなさまには如何にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。 流行語大賞は「3密」でした。まさに憂き世でした。世が世なら年号を変える動きが出てきてもおかしくないのかもです。 憂き世という言葉は平安時代ぐらいから使われ出したそうですが、我々の生きているこの世の生きづらさを言い表す。なんですが、普通には「浮世」って書きますよね。 辞書にあたってみますと、こちらは、どうせ定めなき、はかない世ならば、浮かれて暮ら…
酒屋へ三里豆腐屋へ二里 という先人のあーだこーだにどーのこーのとクダをまく
<ほととぎす 自由自在に聞く里は 酒屋へ三里 豆腐屋へ二里> この歌を詠んだ人は「頭光」と書いて「つむりのひかる」と読む、江戸時代の浮世絵師であり狂歌師、なんだそうです。なんと43歳で亡くなったそうですが、つむり、光っていることを号にしているということは、どうやら若禿だったんでしょうかね。ま、そんなことは大きなお世話。 本名は岸誠之、日本橋亀井町の町役人だったそうです。町のお役人さんが狂歌を嗜んで、名前が頭光。(以下、ズコウ、とでも読んでください) 蜀山人の門弟で、天明狂歌四天王の一人に数えられています。 18世紀後半の天明は狂歌の時代といわれたほどの狂歌一大ブームで、社会現象ともなったらしい…
後ろに柱 前に酒 という先人のあーだこーだにどーのこーのとクダをまく
<楽しみは 後ろに柱 前に酒 左右に女 懐に金> 狂歌ってやつですね。誰の作なのかは不明みたいです。 でもネット上では蜀山人の作、と明言している人もいます。さらには「後ろに柱 前に酒」という部分だけを取り出して、ことわざ、としてあるページもありますね。 狂歌として扱っているのも、部分的に抜き出してあるものも、共通しているのは、お気楽極楽な気分を表している、と解説していることです。 そかな? と思うのであります。 「楽しみは 後ろに柱 前に酒 左右に女 懐に金」これってお気楽気分でニコニコ詠んでいると捉えるよりもですね、現状に対して特に大きな不満があるわけじゃないんだけれど、はああ、オレはこんな…