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『碧巌録』より 第七則 法眼答慧超 / 法眼慧超問佛(その2)
「丙丁童子来求火」という公案は、則監院が言うように、火の化身である神が、火を求めるということである。つまりは、人は皆己自身が「仏」であり、仏になる可能性を内に秘めているのに、外に「仏」を求めていることを示したものである。
『碧巌録』より 第七則 法眼答慧超 / 法眼慧超問佛(その1)
「そりゃ、おまえさんだよ」という法眼の応えは、仏は自分の中にあるということか。ここでは、仏性の問題を考えねばならない。「仏性」は、仏となる可能性のことで、男でも、女でも、生きとし生けるものはすべて仏となれる秘めた可能性を持っている。