雨粒と気づき
みるみるうちに…まわりに広がる雨粒。 静かな草の傍らで騒然とした音を出す金属のフェンスや建具。 雑草だらけの庭の片隅に見え隠れするガボチャの花。 夕方の終わりに降り注ぐ雨とその余韻がもたらす景色。 **** 何かをその前と後とに区別し、始めと終わりと名付けること。 それはただ...少しだけ草が伸び、少しだけ花を咲かせただけなのに... 人は過去(記憶)からそのイメージから眺め、比較し、最後は...言葉にして忘れてしまう。 ...疲れた...そう嘆くたびに、吐き出された自分の言葉に甘え、無神経な行動を何度も正当化するたびに、 ふと...そういう自分の姿に気づくたびに...ハッと驚き、つい逃げ出し…
2023/09/13 18:33