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#295 三河一向一揆を『三河物語』から見るその1 ~『どうする家康』を楽しむため
大河ドラマ『どうする家康』でも徳川家臣団大分裂のピンチを招いた「三河一向一揆」を家臣の大久保彦左衛門忠教(忠世の弟)の『現代語訳 三河物語 (ちくま学芸文庫)…
#299 三河一向一揆を『三河物語』から見るその2 ~『どうする家康』を楽しむため
大河ドラマ『どうする家康』の「三河一向一揆」の戦いと終了の流れを家臣の大久保彦左衛門忠教(忠世の弟)の『現代語訳 三河物語 (ちくま学芸文庫) 』から見たいと…
【どうする家康】#44 家康が徳川SDGsに目覚めた10年、秀頼は大成長
母に欺かれていた家康 NHK大河ドラマ「どうする家康」は第44回「徳川幕府誕生」が特別なオープニングと共に11/19に放送された。今回だけのスペシャルバージョンだそうな。今回は1600年の関ケ原の戦いが終わってのひととき、というよりも1611年に手が届く10年もの期間がブワーッと一気に巻き気味に描かれ、家康の母・於大、股肱の臣の平平コンビ(本多忠勝、榊原康政)、そしてドラマでは出てこなかったが家康の息子らが死んでいった。 この間、大坂方の豊臣秀頼が確実に成長していく。一方、家康は天下を返さぬための手を打っていった。 あらすじを公式サイトから引用する。 家康(松本潤)は大坂城で、関ヶ原の戦勝報告…
#433 TVアニメ『まんが日本史「豊臣秀吉の野望-朝鮮出兵と安土桃山文化』の感想
子どもの頃(1983~1984年)に放送されていた『まんが日本史』の秀吉の朝鮮出兵などについてヒストリーチャンネルで放送されていたのを見た感想 秀吉の驕りと名…
【どうする家康】#40 念入りに老けた「狸」家康、満を持して天下様へ
「狸」の域に達した家康 NHK大河ドラマ「どうする家康」第40回「天下人家康」が10/22に放送された。前回、秀吉がおどろおどろしく死んじゃったので今回はちょっと気が抜けてしまったが、残り8回しかない家康はそうも言っていられないだろう。あらすじを公式サイトから引用する。 秀吉(ムロツヨシ)が死去し、国内に動揺が走る。家康(松本潤)は三成(中村七之助)と朝鮮出兵の後始末に追われる。秀吉の遺言に従い、家康は五大老たちと政治を行おうとするものの、毛利輝元(吹越満)や上杉景勝(津田寛治)は自国に引き上げ、前田利家(宅麻伸)は病に倒れる。家康は加藤清正(淵上泰史)ら諸国大名たちから頼られる中、やがて政治…
【どうする家康】#38 傾城の女狐・茶々は意志を秘めて悪女全振り、家康の防波堤は阿茶局
なんかちょっとマンガチック NHK大河ドラマ「どうする家康」第38回「唐入り」が先週10/8に放送された。あと10回かと思うと感慨深い。残り10回で、女狐お茶々を打ち破って天下泰平の世を築けるのかタヌキ家康!狐と狸の化かし合い!みたいな流れになってきた。 何とも善悪がはっきりし過ぎ、茶々が全部悪を被る方向(でも麗しい悲劇のヒロインなのよ)なのがどうもマンガチックだ。ジャニーズ崩壊といえど、松潤を悪者には「絶対」しないんだろうね。既定路線、当たり前か。そう考えると、岡田准一は爽やかとは縁遠い、思い切った信長を演じたものだ。 公式サイトからあらすじを引用する。 天下統一を果たした秀吉(ムロツヨシ)…
【どうする家康】#37 「さらば三河家臣団」大久保忠世と半蔵(?)惜別の花道回、酒井忠次はどこに
徳川家臣団も老いていく NHK大河ドラマ「どうする家康」の第37回「さらば三河家臣団」が10/1に放送されたのだが、酒井忠次が出てこなかった…と思ったら、オープニングには「酒井忠次 大森南朋(回想)」の表記になっていた。忠次が「回想」だけなんて、前回もチラッと出ただけだったし、彼もとうとう…。 とにかく、心を落ち着けてあらすじを公式サイトから引用する。 茶々(北川景子)が秀吉(ムロツヨシ)との子・鶴松を産んだ。勢いづく秀吉は、北条攻めを決定。和平を主張する家康(松本潤)に秀吉は先陣を命じ、勝てば北条領を全て与えると言う。しかし、それは故郷・三河を離れる事でもあった。家康は家臣たちに事情を話せな…
【どうする家康】#35 母も弟も恐れる「欲望の怪物」秀吉、家康は太刀打ちできるのか
欲望底無しの秀吉 NHK大河ドラマ「どうする家康」第35回「欲望の怪物」が9/17に放送された。前回までに家康は、秀吉を認めて自らの天下取りを諦めた。他の人が戦の無い世を実現してくれるのならそれでいい、それを支えようと方向転換した。 しかし、秀吉の欲望は底無し。天下統一後も海外へ食指を伸ばそうとし、戦を止める考えはない。このドラマでは「海外進出が信長の夢だったから夢を継ぐ」ではなく、「まだあんなにあるじゃん」的な、食べ物は食い尽くさなければ満足しない、自分の欲にどこまでも正直な人物として秀吉を描くようだ。 ムロツヨシの秀吉は表向きひょうきんでもあり裏には底知れぬ怖さもあり、それを声音でコントロ…
【どうする家康】#34 自分のお気持ち大事な家康、数正・忠次・正信・於愛の連係プレーでようやく上洛へ
瀬名ロスがぶり返す押し花の秘密 NHK大河ドラマ「どうする家康」第34回「豊臣の花嫁」が2週間前の9/3に放送されていた。体調不良時を除き、一応、毎週感想をダラダラと書いてきているのに、今回は何の理由もなく通過するところだった。危ない危ない。 34回も決して見どころが無かったわけではなく楽しんで見たのだが、このところのジャニーズ問題の方に気を取られていたら・・・今作は、ガッツリとジャニーズ大河だ。9/15発表の新キャストにもジャニーズタレントがいる。とはいえ、主役を挿げ替える訳にも行かないから、今年はこのままだろう。 さて、早速あらすじを公式サイトから引用させていただく。 打倒・秀吉(ムロツヨ…
【どうする家康】#30 戦国のヒロイン・お市が「敗軍の将」、エサに釣られた家康は歯噛み
秀吉を甘く見ていたよね?家康、忠次 NHK大河ドラマ「どうする家康」の第30回「新たなる覇者」が8/6に放送され、戦国時代のヒロインお市の方が柴田勝家とともに越前北庄城で命を終えた😢😢😢 まずは公式サイトからあらすじを引用する。 無事、浜松へ戻った家康(松本潤)。一方、秀吉(ムロツヨシ)は織田家の後継ぎを決める清須会議で、信長の孫・三法師を立てつつ、織田家の実権を握ろうとしていた。そんな秀吉の動きを苦々しく見ていた市(北川景子)は柴田勝家(吉原光夫)との結婚を決意。秀吉と勝家の対立が深まる中、家康は旧武田領に手を伸ばす関東の雄・北条氏政(駿河太郎)との一戦に臨むことになる。(これまでのあらすじ…
【どうする家康】#29 伊賀越えで軽やかに松ケン本多正信復帰!おめでとう!
信長襲撃、家康黒幕説に1票! NHKのコメディ大河ドラマ「どうする家康」第29回「伊賀を越えろ!」が7/30に放送された。前回ブログで書いた通り、今作をただの「大河ドラマ」と認識するのは誤りだ、そういうつもりで楽しめばいいんだと気づいたので、忘れないように「コメディ大河」と書くことにした。 toyamona.hatenablog.com さて、8/5の再放送を見て改めて思ったのは・・・「こりゃ、殿がやりましたな!だけど秀吉に裏をかかれましたな!」だ。さすが生き馬の目を抜く戦国時代だ。 まずはあらすじを公式サイトから引用しておこう。 信長、死す――。衝撃的な知らせが世を駆け巡る中、光秀(酒向芳)…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「どうする家康」見てますかぁ〜信長さんが『本能寺の変』で討たれて、さぁ大変だぁ〜ってことで第29話の感想ぉー!家康の3大危機の最後、それ…
どうする家康 #9「守るべきもの」敵の軍師は本多正信(松山ケンイチ)信じるか?斬るか?
作品紹介国を失い、父を亡くし、母と離れ、孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし…三河(みかわ)武士の熱意に動かされ、弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「どうする家康」見てますかぁ〜三河一向一揆の続きだねってことで第9話の感想ぉ〜!なんと一向一揆を主導している軍師が、平清盛…じゃなく本多…
3/11震災の日に、考えたこと NHK大河ドラマ「どうする家康」の第9回「守るべきもの」について、今週も毎度のごとくダラダラと遅くなってしまい、3/11土曜の午後から書き始めた。もうどうしようもない。 3/11は言わずと知れた東日本大震災が発生した、忘れられない日だ。天災が起きる=天に見放された君主であるとして、科学的知識も無い時代の為政者たちは、かなり恐怖心を抱いたらしい。 そうだろう、現代だって大震災は十分恐ろしい。次に起こるとされる南海トラフ地震のことを想像すると、日本にいればどうしたって逃げられないような気になる。運任せの部分はどうしたってある。昔も今も、為政者たちは気持ち的に追い詰め…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「どうする家康」見てますかぁ〜相変わらず1週遅れで見てるけどね…ってことで第8話の感想ぉ〜!一向宗の寺から無理矢理、年貢を取ったことが原…
・・・ポンコツ神君は,この先何回覚醒するのでありませうか(毎回か?笑) で,一揆制圧&蠢動してたお二人排除の過程を端折ってるな〜(苦笑)。まあ,それより描くべき部分があったから,いいでしょ。 渾身の南無阿弥陀仏と安らかな死に顔・・・ここまで描いたのは,あんまり見ないような。よきよき。 久々に出てきた伯父上は,ブレてないですな。実際には,和議策を授けるだけでなく,援軍も出してたよーですが。空誓上人との...
どうする家康 第9話「守るべきもの」 ~三河一向一揆の戦後処理~
三河一向一揆の実際の戦闘の経緯については、史料によって情報が錯綜していて、月日などは明確ではありませんが、通説では、永禄6年(1563年)秋にはじまり、...
【どうする家康】第9話あらすじ・感想考察~「守るべきもの」|家康の心を動かす忠吉と正信の言葉
この記事は2023年大河ドラマ【どうする家康】のあらすじ、感想、考察記事です。2023年3月5日放送第9話「守るべきもの」の内容になります。
皆が気遣う瀬名、やり方はどうあれ NHK大河ドラマ「どうする家康」の第7回「わしの家」が2/19に放送された。まずは公式サイト「あらすじ」から引用する。 元康(松本潤)は、家康と名を改める。国をまとめたいと願う家康だが、三河内の争いも絶えず、三河統一は遥か先の話。そんな中、民衆の間で一向宗が人気と瀬名(有村架純)から教えられる。家康は宗徒が集まる本證寺に潜入すると、そこには寺内町という巨大な町がつくられ、住職の空誓(市川右團次)は「民が苦しむのは武士のせいだ」と説いていた。家康は一向宗への対抗を命じるが・・・。(これまでのあらすじ 大河ドラマ「どうする家康」 - NHK) 公式サイトの「略…
【どうする家康】#8 まだ「どうすればええんじゃ」家康、情けない
一向一揆は次回も続く・・・まだ数え22歳の家康 NHK大河ドラマ「どうする家康」の第8回「三河一揆でどうする!」が2/26に放送された。もう1週間も経ってしまったのだなあ。土曜お昼の再放送を見てからようやく書きたくなる癖は何とかならないものか。 さて、公式サイトの「あらすじ」を引用させていただくと、このようになっていた。 本證寺から年貢を取り立てようとする家康(松本潤)に対し、一向宗徒が三河各地で一揆をおこした。武力で抑え込もうとするが、有能が軍師がいるらしく、全ての作戦が裏目に出る。松平昌久(角田晃広)など周囲の領主も寝返る中、家康は半蔵(山田孝之)を寺へ潜入させる。そこで半蔵が目にした空誓…
ブログにお越しくださりありがとうございます最近のグルメ番組ほんとつまらんですなぁ~。「うめぇ!」「サイコー !」「濃厚!」「やわらか~!」ひたすら褒めまくって、これ以外の言葉を聞いた事がない。以前、鹿賀丈史が司会をしていた「料理の鉄人」って
どうする家康 第8話「三河一揆でどうする!」 ~家臣団の分裂~
永禄6年(1563年)に起きた三河一向一揆は、徳川家康の長い人生のなかで、三方ヶ原の戦い、伊賀越えと並んで家康の三大危機とされる出来事です。その理由は、...
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「どうする家康」を見てますかぁ〜皆んな見てるよ、えいたろうは相変わらず1週遅れだなってことで第5話の感想ぉ〜!!妻、瀬名と子らを今だ今川…
#150 第6回「続・瀬名奪還作戦」の感想 ~大河ドラマ『どうする家康』
2023年1月29日の大河ドラマ『どうする家康』の第6話『続・瀬名奪還作戦』の感想 伊賀忍者、服部党蘇る!!前回登場の本多正信と服部半蔵のコンビが引き続いて、…
松ケンは「懐刀」キャラが良く似合う NHK大河ドラマ「どうする家康」の第5回「瀬名奪還作戦」が2/5に放送された。今日2/12にはもう続編の第6回が放送されてしまう。このブログはいつも更新がのんびりで読んでくださっている方には申し訳ないが、まずは第5回のあらすじを公式サイトから引用する。 元康(松本潤)は、駿府に捕らえられている瀬名(有村架純)を取り戻そうと決意。家臣たちの反対を押し切り、イカサマ師と呼ばれ嫌われている本多正信(松山ケンイチ)の妙案に望みを託す。正信は、伊賀忍者の服部一党を使い奪還作戦を立てるが、頭領の服部半蔵(山田孝之)は過去の失敗ですっかり自信を失っていて・・・。(これまで…
#142 第5回「瀬名奪還作戦」の感想 ~大河ドラマ『どうする家康』
2023年1月29日の大河ドラマ『どうする家康』の第5話『瀬名奪還作戦』の感想 悲劇の続く瀬名姫、さらなる暗黒面入りか 今川と手を切り、織田と結び、生母の於大…
大河ドラマ「どうする家康」に登場する本多正信とは?家康の野心を刺激した男!
今年(2023年)のNHK大河ドラマ「どうする家康」に登場する人物の中には、一般にはあまり知られていない人物もいます。個性派揃いの家康家臣団の中でも「嫌われ者」と言われた本多正信とは、どういう人物だったのか大変興味があります。そこで今回は、
【どうする家康】本多正信ってどんな人?簡単解説~なぜ徳川家臣団の嫌われ者に?
今回は【どうする家康】で松山ケンイチさんが演じる家臣団の嫌われ者本多正信について簡単に解説したいと思います。家康を裏切り、許されて戻ってきたものの、家臣団には嫌われてしまう。そんなかわいそうで、したたかで、切れ者の正信像を松ケンさんが演じるというだけで心が躍りますね。