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手紙を整理していたら、中学で好きだった男の子からの手紙が出てきた。いつ貰ったんだろう。高校生の頃?私は何をしていた。真っ白な壁に囲まれた部屋の中思い出せない。開封していたけど、返事は書いた覚えが無い。書けなかった。ただ流れの中で踏ん張るでもなく、流れに流されている私に何もなかった。書けばよかったのか。「元気よ。」て、彼との繋がりが消えて、忘れて、今、手紙が現れた。胸が詰まる。私に過去が振り返り、急に時間がぐるぐる動きだした。茶色くなった封筒。62円の切手。暖かい春の雨に包まれた青春が其処にあった。もう一度、自分探しをしてみようか。振り向くと