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月夜の猫-BL小説です 残月69 BL小説 「午後からお出かけでしたっけ?」 お昼に一緒に弁当を食べていた鈴木さんが良太に尋ねた。 「ええ。ほんとは工藤さんが行くはずだったんですけど、英報堂の広報部長、何か怖そうなオッサンだし」 鈴木さんはフフフと笑う。 「大丈夫よ、良太ちゃんなら」 何をもって大丈夫とおっしゃ
月夜の猫-BL小説です 霞に月の143 BL小説 GWに挙式した良太のご学友、飯島肇とかおり夫妻が青山プロダクションを訪れたのは、公開された『大いなる旅人-京都』がランキング一位を維持した大型連休も終わり、相変わらず工藤も良太も忙しく飛び回っていた午後のことだった。 「あら、良太ちゃん、そろそろ戻るんじゃない
月夜の猫-BL小説です 残月66 BL小説 「何が怪しいんです?」 ほろ酔い加減の良太もへらっと返す。 「宇都宮さんと良太よ」 「へ?」 すると宇都宮がクククっと低く笑い、「紗英ちゃん、鋭いねぇ」と口にする。 「ああ、その目、絶対本気モード!」 日本シリーズも終わり、田園の要となるシーンの撮影も終わったこと
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)141更新しました。 BL小説 霞に月の(工藤×良太)141、 何となくクリスマス!4、 残月64、 好きだから25、 まで更新しました。
月夜の猫-BL小説です 霞に月の141 BL小説 「考えたさ! どんだけ考えたって俺の答えはおんなじだから……。親は大事だけど、同級生が結婚しようが俺のことは俺のことだし」 良太は訥々と言葉を紡ぐ。 「あんたの邪魔はしたくないけど、あんたから離れるのは……やっぱ、嫌だ……」 良太の目からまたぽたっと涙が落ちた
月夜の猫-BL小説です 残月63 BL小説 それから「大いなる旅人」の撮影陣をニューヨークへ送り出し、日本シリーズの取材に向けてパワスポも準備に入った。 残念ながら良太はゲームをリアルには見られず、タブレットでの観戦となった。 スポンサーの力が強くて、局のプロデューサーが工藤とも親しく、ディレクターの下柳を買
月夜の猫-BL小説です なんとなくクリスマス(工藤×良太)アップしました BL小説 なんとなくクリスマス(工藤×良太)アップしました 霞に月の138 がまだ続いておりますが、同時進行でアップしていきます 残月61、好きだから21までアップしました
月夜の猫-BL小説です 何となくクリスマス!1 BL小説 師走に入ると、広瀬良太は今年も慌ただしくオフィスを出たり入ったりしていた。 来春放映予定で秋から撮影に入っている『検事六条渉―ひとりぼっちの烏』は、俳優陣のスケジュールに合わせながらなので歩みはゆっくりだが、重厚な作りになっていて、制作陣も気合が入って
月夜の猫-BL小説です 霞に月の137 BL小説 下柳がそんなようなことを言った気はするが、工藤が事故と聞いて頭が真っ白になってしまったので、仕事のことも良太の意識から飛んでしまっていた。 「ちょっと高広! 良太ちゃん、心配して飛んできてくれたのに、もっと何か言いようがあるでしょ!」 ひとみは目を吊り上げて工
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)134まで更新しました BL小説 >霞に月の(工藤×良太)134 好きだから(沢村×佐々木)16 残月(工藤×良太)56 まで更新しました 残月が長すぎて、すみません。 ここだけ秋がなかなか終わりません。
月夜の猫-BL小説です 霞に月の133 BL小説 「千雪さん、すごいクソミソじゃないですか、鴻池さんのこと」 ちょっとあきれ顔で良太は千雪を見た。 「当たり前や! だいたいいくら仕事やからいうていまだに取引を続けとる工藤さんの気ぃがしれんわ! そこは俺からすると工藤さんの許せへんとこや!」 あまりの言われ
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)130まで更新しました BL小説 霞に月の(工藤×良太)130 好きだから11残月51 まで更新しました
月夜の猫-BL小説です 残月51 BL小説 「下山が勝手にやったことよ! あたしは知らない!」 二村がそう喚くと、下山もついに激高した。 「何言ってるんだ! あんたが俺にやれって言ったんだろ? 牧に拾わせて指紋がついた財布を牧のバッグに入れて来いって!」 今度は周りのみんなに向かって下山が声を上げた。 「それ
月夜の猫-BL小説です 残月50 BL小説 工藤のように滅多に怒鳴り散らしたりしない良太が、大きな声を上げないだけ怖ろしく怒っていることを志村や小杉は感じたし、周囲も思わず息をのむ。 「牧さん、九時前後はどちらにいました?」 「食事のあと、八時頃から十時近くまで檜山さんの部屋にいました」 「檜山さんの部屋です
月夜の猫-BL小説です 霞に月の128 BL小説 良太のスケジュールを確認すると、檜山匠の撮影の後も鎌倉の陶芸家と大森美術の大森和穂と撮影が続いている。 良太の仕事が一段落するのはその翌日だ。 工藤自身もこれからしばらくは紺野のドラマ関連のスケジュールが詰まっているが、そのあたりで良太を捕まえないことには、話
月夜の猫-BL小説です 残月49 BL小説 実際やってみると、荷物も多いし、プライバシーに関わるものもないとはいえないので、本人にバッグを開けてもらったり、クローゼットの中も見せてもらったりした。 木村は手袋をはめて確認したり、ざっと見て回ったが、それらしいものは見当たらなかった。 荷物チェックなど、当然嫌な
月夜の猫-BL小説です 残月48 BL小説 「二村さんは、危険なことがあるかもしれませんし、しばらくここで待機していてください」 そう言いおいて良太は応接室を出てロビーに行くと、小杉と日比野に連絡を入れ、窃盗事件があったかも知れないので部屋にいるようにとの通達を頼むと、谷川の携帯を呼び出した。 「すみません、