キャバ嬢送りドライバーの夜に溶ける秘密
「はい、おつかれさまでした、到着しましたよ。」 ……(無言)。 「有希<うき>ちゃん、お家へ着きましたよ!」 僕はハンドルから手を離し、上体をねじって後部座席を振り返ると、そこにはまるで絵画の一コマのような光景が広がっていた。 キャバ嬢の有希ちゃんは、すやすやと寝息を立て、夢の世界を彷徨っている様子だ。暗闇の車内を切り裂くように窓から差し込むナトリウム灯の淡いオレンジ色の光が、彼女の長いカールした髪にふわりと反射し、寝顔に柔らかな影を落としている。その髪がほんの少し乱れ、ほっそりとした鼻筋や薄い唇のラインを際立たせていて、なんとも妙に色気がある。 そして、ミニスカートから覗くスラ
2025/01/07 09:23