主人公たちの気持ちは、あのころの私の気持ち『まともな家の子供はいない』 読書感想文
『まともな家の子供はいない』なんだか心に刺さるタイトルです。 受験を控えた中学3年セキコを中心に進んでいく「まともな家の子供はいない」と、セキコの同級生を中心に進む「サバイブ」の2話が収録されています。 まともな家の子供はいない 感想 「BOOK」データベースより 気分屋で無気力な父親が、セキコは大嫌いだった。彼がいる家にはいたくない。塾の宿題は重く、母親はうざく、妹はテキトー。1週間以上ある長い盆休みをいったいどう過ごせばいいのか。 子供と大人の境目にいる主人公達の気持ちは....あの頃自分と一緒だ。 とにかくセキコはイライラしている。私は大人になった今でもイライラしているけれども、あの頃の…
2025/05/01 13:17