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月夜の猫-BL小説です 氷花14 BL小説 美しい山々の連なり。 雪をかぶった街並み。 寒ささえ透明なたたずまい。 そんな自然の中に浸るだけで十二分に千雪は感動的だったのだが。 「後ろに体重かけ過ぎだ!」 青空の下のパウダースノー。 「もっと力抜け!」 リフトに乗って眺めるのは絶景で。 「脚伸ばしな
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる14 BL小説 「いえ、あれはほんのピンチヒッターでして」 良太としてはこの話題は工藤の前では極力避けたかった。 仏頂面がさらに不機嫌になるのがわかっているからだ。 「本業はプロデューサーでしたね」 紫紀はにこやかに追い打ちをかける。 名刺には確かに秘書のほかにプロ
月夜の猫-BL小説です 月鏡47 BL小説 「いいのよ。百パームリでも、夢を見るくらいいいじゃない!?」 白石は本当に夢見る乙女のような表情で口を尖らせた。 「あ、ごめんね、ありがとう。猫ちゃん、可愛いわね!」 やっと携帯を握ったままなのに気づいて、白石は良太に返した。 「あ、いえ………」 ってか、こ
月夜の猫-BL小説です 氷花13 BL小説 どこかから聞こえてくる声が煩いので、千雪は身体を捩って眉を顰めた。 「起きろっ、こら」 次にはゆさゆさ揺すられて、ようやく少しだけ目を開ける。 「メシ、食いっぱぐれるぞ! 千雪」 ベッドの横で仁王立ちになっている京助をみとめてからだを起こし、勢い昨夜の記憶を反
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる13 BL小説 その社長、京助に輪かけてすげーヤツだったりして。 つまり、千雪さんのお姉さん、じゃない、従姉の小夜子さんの、旦那か。 良太は助手席であれやこれやと頭を巡らせた。 「奈々はどうだった?」 ハンドルを切りつつ工藤が聞いた。 「いいものになりそうですよ。『
月夜の猫-BL小説です 月鏡46 BL小説 「え、ニャンコ………」 白石は携帯に吸い寄せられるように見つめた 「あ、そうです、それ、俺の………」 ロックもしていなかったのですぐに待ち受けが出てきたのだろう。 「あら、ちょっと、可愛いじゃないの!」 白石の声が裏返った。 「へ…………?」 ぽかんとした顔
月夜の猫-BL小説です 氷花12 BL小説 原稿の締め切りも終わっているし、かなり強引にニセコまで連れてこられたものの、思いがけない雪を見せられ、美味い食事のあと広い湯船につかっているなんて目まぐるしい展開は、千雪にとっても心が浮き上がりそうな状況だ。 風呂から上がり、用意してあったバスローブをはおると
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる12 BL小説 「明日は『山村損保』が十一時からか、十時に六本木なら間に合うだろう。先に谷川と一緒に『藤永』に行ってくれ。適当に切り上げて山村へ行けばいい。『パワスポ』が四時か。二時からの東洋商事、お前も同行しろ。一階のロビーに一時半。飯は食っとけよ」 モニターでそれぞれ
月夜の猫-BL小説です 月鏡45 BL小説 「あいつ絶対ただもんじゃないと思ってた」 「ってか、匠、今の話でわかんの?」 良太は思わず聞き返した。 「や、だから、魔女と狼男とフランケンとドラキュラに良太狙われてるから、正義の味方の鉄拳マンの弟子がADに紛れ込んでるって話だろ?」 「まあ、正義の味方かどうか
月夜の猫-BL小説です 氷花11 BL小説 「そうそう、涼さんと俺とは学校は違ったけど同い年だし、いっつも京助さんが先頭に立ってなんかやらかして。時々やってくる綾小路の親戚連中の方が逆に俺なんかのこと、使用人だろうって扱いしてくれますけどね、こっちは何も言えねーし」 ぶーたれる公一を京助は笑う。 「言いたい
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる11 BL小説 五時半を過ぎ、鈴木さんが帰り支度を始めた頃、工藤のホットラインの電話が鳴った。 ここのところ鳴らなかったのだが、慌てて良太は受話器を取った。 「…………工藤はいない。おい、お前、一体何者だ? 工藤にどういう用件だ? 警察に言ってもいいんだぞ」 良太はす
月夜の猫-BL小説です 月鏡44 BL小説 沢村は車で帰宅途中だというので、駐車場に着いたら車から電話をくれるように言うと、一応、工藤にも報告した。 工藤は、帰るまでに小田に怒鳴り込めって言っておけ、と息巻いて電話を切った。 はあ、と一つ溜息をつくと、良太はバスルームをいったん出た。 途端、ガハハとい
月夜の猫-BL小説です 氷花10 BL小説 「ふうーー、オヤジがいると肩凝るよな」 三人になってワインで乾杯すると、公一がボソッともらす。 「藤原さんって、ほんま礼儀正しいな。執事の学校とか出てはるん?」 千雪の率直な意見に公一が笑う。 「確か、若い頃、ケンブリッジ留学していたって。イギリスには養成学校み
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる10 BL小説 良太が何とか起き上がろうとしたその時、風のような勢いで間に飛び込んできた男がいた。 しかも武道、それもかなり攻撃的な技でたちまちのうちに男たちを蹴散らし、叩きのめしていく。 工藤も黙ってはいない、突き放しても尚も向かってくる男らに応戦し、千雪は持ってい
月夜の猫-BL小説です 月鏡43 BL小説 「集団で来られるとやっぱ怖いよ。俺もガキの頃からこんな顔してたし、女みたいとかいじめられた」 檜山がさらりと口を挟んだ。 「俺もガキの頃からこんな顔で、皆に遠巻きにされてたさ」 ついでのように白石が言った。 途端、ガハハという仲間のわかり声が響く。 「お前、こ
月夜の猫-BL小説です 氷花9 BL小説 天井が高い。 「建てたのは大体その頃だったみたいだぜ。ただし、もともと小樽にあったのを二十年位前にここに移築して、補修したり、空調入れたりしたらしい。ベッドとかソファとか椅子なんかも張り替えてある。小樽にあった頃のことはうろ覚えだが、マジに暖炉だけとかで暖を取ってた
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる9 BL小説 何も千雪さんの作品にケチつけたわけじゃないのにさ。 心の中で愚痴ってもすぐ良太の顔に出る。 「俺はただ……、千雪さんの繊細な描写が映画では消えてしまうのがもったいないかなと……」 「ほう? もったいないってのはつまりできないわけじゃないのにということだな?
月夜の猫-BL小説です 月鏡42 BL小説 「そんなことしませんよ。どうせ、虎の威を借るとか言いたいんでしょ」 良太は京助を斜に見た。 「言わねェさ。お前トラにも食って掛かるからな」 京助の科白に檜山はくすくす笑う。 「良太、キレると怖いもんな」 「こんな弱っちいのつかまえて怖いとかないっしょ」 檜山
月夜の猫-BL小説です 氷花8 BL小説 「スエットや着替えならさっき俺のキャリーケースに入れといた。軽井沢の方が近いがバカでかい屋敷で、会社の保養所も兼ねてるから今頃大賑わいだろうしな。セーターやなんかは涼用に揃えているのがある。お前と体格ほぼ同じだ」 「涼って、弟さんやったか? ンな、勝手に!」 「心配すん
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる8 BL小説 「まあ、冬の嵯峨野は好きやから、映像もみてみたいってくらいや」 けど、ま、はかなげな美人かと思ったら大間違いって感じだよな。 良太は、ついついまた向かいの千雪を見つめてしまう。 「わかった。あとキャスティングはどうだ? まだ内定だが」 「やから俺は関知せえ
月夜の猫-BL小説です 月鏡41 BL小説 「お疲れ様です」 良太は辻誠、加藤雄太、山倉啓、白石淳史のいつぞや大活躍してくれた面々を見てぺこりと頭を下げる。 「おう、終わったんや? まあ、入れや。ええ湯やで」 辻がのたまった。 しかしこの四人が雁首揃えているのを見ると、何だか自分が余計に貧相な気になっ
月夜の猫-BL小説です 氷花7 BL小説 一時間半のフライトで、京助と千雪の二人は都会の雑踏を離れ、一転雪が舞い踊る千歳空港に降り立っていた。 迎えに現れたのは茶髪にピアスの若者だ。 「公一、お前わざわざ借り出されたのか?」 「いやあ、バイト代出るし、スキー三昧できるし、一石二鳥ってとこ?」 ベンツのス
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる7 BL小説 昼過ぎからやたら風が強くなった。 体感温度は確実に二度は下がっているだろう。 接待などで使う、工藤の馴染みの料亭『雅楽』は神楽坂にあった。 夕方から席を用意したのは、小林千雪との打ち合わせのためである。 工藤と千雪の他に良太もというのは、珍しい組み合
月夜の猫-BL小説です 月鏡40 BL小説 車はかなり下に置いていたので、京助が取りに行った。 「あ、可愛い!」 檜山は千雪の連れているシルビーを見つけて駆け寄った。 「千雪のワンコ?」 しゃがみ込んで、檜山は犬目線で撫でまくっている。 「シルビーや」 「シルビー! きれいな子だね」 「ホテル、ペットO
月夜の猫-BL小説です 氷花6 BL小説 上京以来六年、父親と一緒に見つけたこの築二十年の安アパートには、今や京助が持ち込んだ衣類だの食器や鍋類だのが増殖している。 はっきり言って千雪は自分の意思ではないもののお陰でどんどん狭くなっている気がする。 「コーヒーでいいか」 「……ん……」 さっさと食べ終え
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる6 BL小説 「そんなもん決まってるだろ? お前が入らなけりゃ話は始まらないってこと。お前のために作るチームなんだからな」 言うなり沢村は良太の肩を引き寄せる。 「な…に言ってんだよ!」 へ……と再度固まる肇の横で、「やっぱりそおなんだ?」とすっかり出来上がったかおり
月夜の猫-BL小説です 月鏡39 BL小説 「お疲れ様です~」 森村は相変わらず愛想を振りまきながら、ちゃっちゃかクルーを手伝って片付けにかかっていた。 ふと見ると、加藤と辻のコンビが、いつの間にか京助と千雪のコンビに代わっていた。 「お疲れ様です」 良太が近づいていくと、千雪と京助が振り返った。 「も
月夜の猫-BL小説です 氷花5 BL小説 佐久間に心配された千雪のイブもクリスマスも、長編とは別口で頼まれていた雑誌の短編の締め切りに追われていつの間にか過ぎていた二十六日の朝。 二十五日の締め切りに数時間遅れて書き上げたばかりの原稿をメールで送り、ボロボロの状態でベッドで丸くなっていた千雪を叩き起こした
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる5 BL小説 「誰が能天気なぼっちゃんだ、だれが! 第一、お前、オフにはアメリカに行くんじゃなかったのか? 向こうでチーム作るんじゃなかったのかよ」 一人物思いにふけっていた肇はいきなりの良太の発言にはたと目を見開いた。 「え、それ、ほんと?」 かおりが身を乗り出した。
月夜の猫-BL小説です 月鏡38 BL小説 着信鳴り分けに設定しているワルキューレだ。 「はい、お疲れ様です」 「そっちはどうだ?」 フランクフルトと京都という距離を感じさせないいつもの工藤だ。 「今のところ順調です。かなり冷え込んでますけど、晴れてますし、空気が澱みないのがいいです。もう撮影入ってるんで
月夜の猫-BL小説です 氷花4 BL小説 この得体の知れない感情が何なのかは千雪にもわかっている。 それが京助なんかのことで沸き起こるのが、自分で許せない。 だが、こんなじりじりと焼けるような焦燥感とはあまりつきあったことがない。 自分に向けられた言葉がウソだとは思いたくないが、あちこちで語る愛もウソ
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる4 BL小説 工藤は今日も一日出かけていなかった。 良太とスケジュールがなかなか合わない、ということもあろうが、良太はここのところそれだけではない空々しさを感じてしまう。 絶対、俺を避けてる。 何か、隠してるのは事実だし。 例のホットラインについては、金輪際良太に
月夜の猫-BL小説です 月鏡37 BL小説 日比野監督の弟子なのでとでもいうように、ニコニコと森村が言うので、へえ、そうなの、と聞き流しそうになった良太は、一瞬この似て非なる名前を聞き違えたのかと思った。 「え、日比野さん、だよね?」 「いえ、波多野、です~」 語尾を伸ばす今時の若者の顔を良太はまじまじと
月夜の猫-BL小説です 氷花3 BL小説 「そんな、もちょと考えてみてくださいよ。あと十日でクリスマスイブでっせ? クリスマスといえば、恋人同士で過ごすのんがお約束ですがな。はよ相手見つけな、間に合いまへんわ」 佐久間は真面目そうな顔で力説する。 「俺はあいにくクリスチャンと違うし、大体がイブを恋人同士で過
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる3 BL小説 平和なはずだった。 工藤が腕に包帯という姿でオフィスに戻ってきたのは、数日後の夕方のことである。 「工藤さん、どうしたんですか、それ!」 「何でもない」 驚いて駆け寄る良太に、工藤はにべもなく言い放った。 「何でもないってことはないだろ!」 良太は納得
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる2 BL小説 鈴木さんはいつものこと、と笑いながら自分の仕事に戻った。 「う~~~~~~~~!!」 心の中で良太は地団太を踏む。 こういう時、良太など、ただでさえ海千山千の修羅場を潜り抜けてきただろう工藤にはまだまだ太刀打ちできないヒヨッコなのだとあらためて痛感せざる
月夜の猫-BL小説です 氷花2 BL小説 「そうかて、先輩わからんかしれん思て。なんや先輩、また小食やな。せめて天ぷらうどんにしはったら?」 「俺が何食おうとお前に関係あれへんわ」 「あかんがな、ただでさえ細いのに、ほな、出血大サービスや」 ほい、と佐久間は自分が食べていた天丼のえび天をひとつ千雪のうどんの
月夜の猫-BL小説です 月鏡36 BL小説 いつの間にか、時刻は正午を過ぎ、監督から休憩の声がかかった。 良太は、俳優陣やスタッフに弁当を配り始めた。 「手伝います!」 ハキハキした声は、周りの気分をも明るくしてくれるのがいい。 新しいAD森村はにこにこ、きびきびと動いてくれる。 「あ、じゃあ、そっち
月夜の猫-BL小説です xmas2024、月鏡35など、更新しました。 BL小説 2024も大詰めということで、 xmas2024として、クリスマスシーズンのエピソード、 氷花(京助×千雪)、夢ばかりなる(工藤×良太16)など、更新しています。 月鏡35(工藤×良太42)、更新しました。
月夜の猫-BL小説です 夢ばかりなる1 BL小説 街路樹は密やかにに葉を落とし、寒々しい冬の様相に一役かっていた。 世の中は年の終わりに近づいて、不景気ながらもやや活気づいてきたところだ。 忙しなく行き交う車を横目に見ながら、通りをトボトボ歩く広瀬良太は冷たい向かい風に肩をすくめた。 「あ~あ…」 や
月夜の猫-BL小説です 月鏡35 BL小説 その時ポケットで携帯が振動した。 良太は撮影から離れたところで電話に出た。 「はい、お疲れ様です。ええ、少しなら」 相手は宇都宮だった。 前々から内内で盛り上がっていた鍋の日取りを決めたいと言ってきたのだ。 「はあ、そうですね、十二月に入ると予定入れにくいので
月夜の猫-創作BL小説です お立ち寄りありがとうございます。
月夜の猫-オリジナルBL小説、創作BLです。オヤジ工藤と部下良太のすったもんだラブ、京助と千雪のどちらも譲らないぞラブ、業界、クリエイター、アスリート、バンド、社会人、学生、海外等。捻くれ度高、ハピエン必須、R18。小説:あきつ、イラスト:alyosha、松本悠莉。
月夜の猫-BL小説です 月鏡34 BL小説 「え、なに、なに? 良太ちゃんと匠ちゃん、合宿って何?」 主演の志村とともに、『大いなる旅人』シリーズでは、ずっと助演で入っている南澤奈々が、二人の会話を聞きつけて早速良太に問いただす。 「あ、いや、実は、千雪さんとかも来ていて、別件の仕事があるんで」 「そうな
月夜の猫-BL小説です 月鏡33 BL小説 そういえば、こんな状況、何か前にもあったな。 でもあの時は、気心知れてる藤堂さんや佐々木さんだったから、気が楽だけど、京助さんだからな。 いや、運転はきっちりしてるだろうけど。 「あの、疲れたら俺代わりますよ? 運転」 「気にするな。五時間六時間なんぞ大したこ
月夜の猫-BL小説です 月鏡32 BL小説 次に斎藤に用がある時は良太一人でもOKだな、などと、良太の嫌がりそうな顔を思い浮かべて密かに工藤はほくそ笑む。 そんな工藤の思惑が伝わったかのように、部屋で良太はくしゃみを一つした。 湯上りにぼんやりビールを飲んでいたせいかもしれない。 テレビの天気予報では
Summer Break(工藤×良太)36、月鏡31まで更新しました
月夜の猫-BL小説です Summer Break(工藤×良太)36、月鏡31まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)36、 月鏡31、 まで更新しました 私事でいろいろあって、ぽやぽやしているうちになんともう2024年も終わりに近づいています Summer Break(工藤
月夜の猫-BL小説です Summer Break36 BL小説 「兄貴、俺ら、奥にいるんで、終わった頃ちょっと話すから」 京助はそういうと、千雪を伴って料理を手に奥へと入っていった。 間もなく会もお開きとなり、帰っていく客人たちに挨拶をしていた紫紀や小夜子だが、あらかた人の波が引いてくると、パーティ会場を
月夜の猫-BL小説です 月鏡31 BL小説 工藤は大手化粧品会社『美聖堂』の社長、斎藤と赤坂のクラブでグラスを傾けていた。 女優をしている孫を、映画に使ってほしいとゴルフ仲間に頼み込まれ、二村桃子を工藤に紹介した斎藤は、二村が今回やらかした事件だけでなく、過去にも問題を起こし、事務所がそれをもみ消した事実
月夜の猫-BL小説です 月鏡30 BL小説 「まあ、これでネットワーク繋いでも問題ない」 携帯やタブレットも問題がなく、加藤のお墨付きがでたところで、しばしのコーヒーブレイクの後、二人は帰って行った。 「なんだかんだ言っても、頼りになるよな、みんな」 何か、俺だけ、頼りないって気がする。 俺も野球以外