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蔭位制(おんいせい)を組み込んだ日本独自の官位相当制について
官位相当表 1/2 官位相当表 2/2 飛鳥時代の終わり頃、藤原不比等を中心とするグループが律令編纂にあたり、考慮したのが貴族階級の血統と権威を維持し、政治支配の基盤を維持することでした。貴族の地位の維持について規定したのが蔭位制でした。*蔭位制:五位以上の親や祖父の官位により、子や孫が自動的に位階を与える制度この蔭位制を唐の官位制に組み込んで策定したのが日本独自の「官位相当制」でした。 平安時代中期の官位相当制について上軸(X軸)の位階(官位)に対し、右軸(Y軸)の官司(官庁)と対応する官職を配置した表「官位相当表」を掲載しました。*官司(官庁):官、省、職(しき)、寮、司、監(げん)、署(…
官位相当表 1/4 官位相当表 2/4 官位相当表 3/4 官位相当表 4/4 【大宝・養老律令について】藤原不比等が律令国家と平城京建設の青写真を作り、701年大宝律令成立、710 年平城京完成、718年養老律令を成立させ、律令国家としての原型を構築しましたが孫の首(おびと)皇子の聖武天皇誕生と新しい政治の中心平城京を内外にアッピールした724 年の聖武天皇即位式を見ることなく、4年前の720年62歳で亡くなっていました。 律令とは『刑罰について定めた法令「律」』および『政治の仕組みを定めた憲法・行政法や民法などの法令「令」』のことで国家の根幹を成す法典である。 【官位相当制について】701…