メインカテゴリーを選択しなおす
はじめに 3年前の2018年の夏、アラフォーの自分(男性)は妙な焦燥感にとらわれました。 この先、心から結婚したいと思える女性に出会えるのか 運よく出会えたとして、その願いを叶えられるのか 年齢を重ねるほど、ハードルも高くなっていくのでは…… 世間的には当たり前の焦りでしょうが、それまでの自分はこのあたりの認識がとてもゆるくて、ただ漠然となんとかなると思っていました。 危機感が生じたきっかけは、当時付き合っていた彼女との別れ。 お互い、おそらく心から好きあっていたわけじゃなく、嫌いじゃないから一緒にいる、くらいの気持ちだったかもしれません。 恋愛関係になりえるような他の誰かが近くにいなかっただ…
色々な働き方があるからこそ考える仕事。 そんなことをブログに書きました 30代派遣社員の働き方30代独身女性・派遣社員の働き方についてブログを書きました。…
プロポーズされたい願望が凄かった とにかくなぞ君のことが大好きで、結婚したいと思っていた。 前回の記事のように、「?」ということはあるものの、それ以上に一緒にいたい気持ちが強くて自分にできることを頑張っていた。 (仕事、料理、美容、運動…などなど) こういう気持ちの時って大抵、相手との気持ちのバランスがとれてないんですよね…。 ただ、なぞ君と今後のことが話題になることは一度もなかった。 聞きたいけど、言えない状態で1年近く経っていた。そのくらいの頃は、イベントがある度に「プロポーズされるかも!?」と一人でソワソワしていた。 (実際されてない今、めちゃくちゃむなしい回想だぜ) 当然、そういう話は…
いろいろなパーティーがあるな…… PARTY PARTYのサイトを覗くと、各種パーティーの情報が溢れていた。 パーティー毎に開催時間や場所、参加人数、参加できる条件等が決まっていて、参加可能なパーティーの中から、自分の希望にあったパーティーを選ぶことができる。 とにかく、いずれかのパーティーに参加することを決めていた僕は、必要な情報を入力してサイトへの登録を済ませた。 都内在住のアラフォー会社員で、年収は…… いくつかのパーティーの参加条件として書かれている年収条件を確認すると、自分は「550万~」あたりのラインに収まることがわかった(たとえば記載なしや「400万~」のパーティーには参加できる…
妹の紹介 勝家さん『36』勝家さんの声が、ため息まじりに聞こえ、『知らず知らずのうちに不愉快にさせてしまっている・・?』と、嫌な予感がして来てしまい。。
予想では、『・・普段も、あまり喋る方ではないですね。』という返事が来るんだろうな。と、なんとなく、勝手に思っていたので・・。見事に、真逆な返事が返ってきたことで、「えっ?!∑(゚Д゚;) 」と、とてもビックリしてしまいましたっ。。・・そうなって来ると、、『どう
なぞ君ミステリーエピソード 基本的に王子様ななぞ君だったのだが、一方で「?????」と感じることもあった。ちなみになぞ君と付き合っていたのは約一年です。 私がなぞ君の家に行くことに対して消極的 なぞ君は私の家に良く来てくれた。 それは逆にいうと、私がなぞ君の家に行く回数が少ないということだ。 なぞ君は一人暮らし。デートスポットがなぞ君のすんでいる地域の方が豊富なため、デートの帰りになぞ君の家に泊まりたいことも多々あった。 が、突然の来訪は絶対にNGだった。 来訪する際は予定しないと、家にあげてくれなかった。 (今でも謎で、二股?でも二股の気配はなかったんだよな…。) 不穏なことがあると黙秘する…
妹の紹介 勝家さん『35』普段は喋る方だと言う勝家さんに、『・・それならなぜ、今日はあまり喋ってくれないんだろう。。』という気持ちでいっぱいに。。
勝家さんから、突然言われた、『・・朝日さんは、普段も大人しいんですか?』という言葉に、どういった気持ちでそう聞いてきたのかが分からず、頭の中がグルグル状態に・・・。戸惑いつつも、『大人しくはないかな?と思います。今は緊張してるのもあって。。』と、なんとか
JR有楽町駅の改札を出ると、まだ昼前だというのに、すっかり夏らしくなった強い日差しが容赦なく降りかかってきた。 今日は暑くなりそうだ、と思いながら、通り向かいの東京交通会館に向かう。 目立つ建物なので迷うことはなかったが、実際に中に入るのは初めてだった。 エレベーターの場所を確認してから、トイレで身だしなみを整えると同時に、スマホで今一度、参加するパーティーの概要に目を通す。 「外見が褒められる42歳までの女性」 前半部分は各人の主観によって評価が変わるだろうけど(自己申告?)、後半部分は客観的な事実になる。 入場時に身分証明書が必要なのはそういうことだろう。 僕は特に、相手の年齢は気にならな…
会場内には、ちょうど2人が入れるほどの個室が、左右に列になって配置されている。 男女12対12のパーティーなので、少なくとも12の個室はあったことになる。 「すでに女性の方が入られています」 個室まで案内してくれたスタッフの方はそう言って、受付へと下がっていった。 初めてのパーティーで初めて会う人。 どんな女性だろう、と緊張と興味が少しずつ湧いてきたが、良くも悪くも12人参加するうちの1人に過ぎないのだから、過度に意識する必要はないと自分に言い聞かせ、中に入った。 「失礼します」 「こんにちは」 Aさんはこちらを向いて、笑顔で挨拶してくれた。 僕はパッと晴れやかな気持ちになって、同じように笑顔…
妹の紹介 勝家さん『34』勝家さんから「・・朝日さんは、普段も大人しいんですか?」と聞かれ、、意図はわかりませんが、確実に良い意味ではなさそうなのは分かり。。
気になっていた、勝家さんの声についても、『風邪を引いていた影響。』ということが分かり、とてもハラハラしましたが、思い切って聞いてみて正解でしたっ。しかし・・・、ふと、気になったことが。朝日が小声で呟いた『勝家さんの声が。。』という声は聞こえていたのに、先
「実は今日、初めての参加なんです」 Aさんの優しそうな雰囲気に甘えるような形で、僕は正直に言った。 こういう場面では普通、天気の話でもするのだろうけど、Aさんには心許せる何かがあった。 お手柔らかにお願いします、という心情も込められている。 「なのでけっこう緊張しちゃってます」 「あっ、そうなんですね。初めてだったら緊張しますよね。わかります」 思っていた通りの親切さで答えてくれた。 この話題を続けられる感触を得て、 「パーティーに参加して、長いんですか?」 と少し突っ込んだ質問をした。 素朴な疑問でもある。 「私は、うん……1年半くらいかな。途中でお休みしてた時期もありますけど。でも毎回、緊…
妹の紹介 勝家さん『33』勝家さんは声がコンプレックスで、絶対に触れられたくないことだったのかも。。と、冷や汗が流れそうになっていると・・・っ。
勝家さんの言葉を、何度も聞き逃すのも心苦しいので、言葉を選びながら、『勝家さんの声が、ちょっとだけ聞きづらい。』ということを、思い切って伝えてみたのですが・・っ。勝家さんが、真顔でこちらを見つめていたことに気が付き・・、『もしかして、怒らせてしまった?!
なぞ君王子様エピソード まず、なぞ君の王子様エピソードから紹介しよう。 (今思ったけど、令和では王子様ではなくて、スパダリっていうのかしら…?←昭和の女) 私の家に来てくれる なぞ君と私の家は電車で1時間くらいかかる距離だった。 なぞ君は大体私の家に来てくれた。 交通費も時間もかかるのに悪い、ありがたいなと思っていた。 毎日電話をくれる なぞ君は1日1回電話をくれた。どんなに短い時間でも電話をしていた。 自分のことを気にかけてくれるのだと感じて嬉しかった。 私の行きたいところやしたいことを優先してくれる デートは私の希望をよく聞いてくれた。 ただ私のいいなりになるのとは違って、私の趣味嗜好を考…
腕時計を見ると、パーティー開始まで残り5分を切っていた。 パーティー中は、女性との数分のトークタイムが終わると、男性が次の個室へと移動し、それを参加女性の人数分、繰り返すと聞いていた。 個室間の移動時間はほぼゼロ(数歩)なので、ある女性と話し終わった後、次の女性が待つ個室へ向かう途中で、その次の人のプロフィールを確認する余裕はない。 つまり、参加女性全員の大まかなプロフィールを見れるのは、パーティーが始まる前の今の時間だけだといえる。 パーティーの参加回数が増えていくにつれて、このあたりの要領もよくなってはくるが、初めのうちは苦労するポイントだった。 数分という短いトークタイムである意味効率的…
妹の紹介 勝家さん『32』勝家さんの声を指摘したことで、、『・・も、もしかして怒らせてしまった?!』と、一瞬で血の気が引いてしまいましたっ。Σ(゚д゚lll)
先ほど、話を逸らされてしまったことで、また同じようなことをされたら。。と怖くなってしまい。。焦った朝日は『コーヒーは、普段も良く飲むんですか・・?』と、とてもくだらない質問をしてしまいました・・・っ。(;´Д`A勝家さんは、すぐに返事を返してくれたのですが、
告白の返事 絵馬で告白をしてくれたなぞ君。 (絵馬で告白って改めて書くとおかしな字面ですね。笑) 私は言葉をつまらせながら、考えを伝えようとした。 ソノミ「…ありがとう。なぞ君のことは素敵だなと思ってて嬉しいよ。…ただ、自分としては今までの恋愛でトラウマみたいなものがあって…今後のことも考えたい年齢だし…。その辺りは考えたいというか…。」 なぞ君は真剣に私の話を聞いていた。 ソノミ「つまり、こんな状態の私でもよければ、よろしくお願いします。」 (焦ってこう締めくくってしまった…。) なぞ君はパァァァ!という笑顔をみせて喜んでいた。 一言一句は違うけれど、今振り返っても、言いたいこと言えてないし…
パーティーの開始時刻になって、司会者が進行方法を説明する中、Aさんのプロフィールを確認する。 37歳で会社の事務員。 趣味は旅行に小物作りとあった。 これだけ見ると地味な印象だが、実際のAさんはショートカットの似合う、健康的なしっかり者といった感じ。 「それではトークタイムスタートです!」 司会者の合図と共に会場内がざわついて、周りの個室からもすぐに話し声が聞こえ始めた。 僕とAさんもはにかむようにタブレットを覗き、改めてお互いのページを見る。 こういう場での会話は男性がリードするべきかな、と思って、趣味としては少し珍しい小物作りを話題にしようと思った矢先、Aさんが話しかけてきた。 「普段は出…
妹の紹介 勝家さん『29』珍しく自分から頑張って、精一杯アピールをしてみたのですが、、勝家さんの反応は、期待していたようなものではありませんでした・・っ。
朝日に対する質問の内容から、もしかして、、勝家さんは、朝日を本気で付き合う相手として見てるというより『新しい友達を探す。』ぐらいの感覚でここにいるのかも。。と、そんな考えになって来てしまい・・・っ。(;´Д`A・さて、どうしよう。。と思い悩んでいる間に、、勝
絵馬を書くのに15分くらいかかっていた 3回目のデートてはお茶をして某神社に行った。散策コースがあるような大きな神社で、ゆっくり参拝したり、散歩したりしていた。その中で、なぞ君が願掛けの絵馬を書きたいと言っていたので、二人で書くことになった。私は確か自分の健康について願ったと思う。 (こういう時は大体健康をお願いしてます)なぞ君は悩んでいるようで、なにも書いていない。そんなに真剣に絵馬にお願いすることってあるんだ…?と少し引いていた。悩んでいるようなので、別コーナーのお守りなどを見ていた。 思いの伝えた方 すると、なぞ君が来た。もう書けたようだ。 二人で絵馬をかける場所に行き、くくりつけた。 …
「失礼します」 「こんにちは」 次の個室に入ると、奥に座っているBさんが笑顔を作りながら挨拶してくれた。 個室を移動するのは男性なので、女性は常に奥側の席に座っている。 席に着きながら「〇番の○○です」と簡単な自己紹介をすると、Bさんも気恥ずかしそうな表情で同じように返す。 気恥ずかしさといえば、おそらくパーティー初参加の僕の方が上回っていたに違いない。 にもかかわらず、うつむきかげんのBさんの横顔に大胆ともいえる直線的な視線を向けてしまったのは、純粋に彼女が綺麗だったからだ。 タイプだったので、今でもよく憶えている。 僕は慌ててタブレットに視線を移し、ごまかすように指を動かす。 Bさんの職業…
ファッションの変化 「ソノミさん!」声をかけられた先にはなぞ君がいた。ジーパンに白いTシャツ、ブルーのシャツを羽織っていた。この格好はなぞ君によく似合っていて、素敵だった。 1回目のファッションはなんだったのか?と普通に疑問に感じるほど、見違えていた。(そして、これ以降付き合ってからもなぞ君がダサかったことは一度もなく、むしろおしゃれでかっこよかった。 今思えばこの頃からファッションを研究していたのかもしれない。付き合ってからのデートで買い物に行くといつも同じお店で買っているようだったので。そのお店のテイストがなぞ君に合っていたのだと思う。) 2回目のデートもとても楽しくて、あっという間に終わ…
「全然いないんですよ~」 やっぱり唐突だったかな、と内心、心配したが、Bさんは思いのほか明るい調子で答えると、笑いながら話を続けてくれた。 「先生はおじいさんで、あとは女性ばかり。同僚も彼氏できないって嘆いてます」 言われてみれば、歯科で男性スタッフをみかけたことがない。 そこで、さっきの所感を投げかけてみた。 「でも、それってすごくもったいないですよね」 「え、なにがです?」 「すごく綺麗だから。職場に男がいたら放っておかないと思います」 「ないない、絶対ない!」 手を振って否定しつつも、そのあしらい方はどこか様になっていた。 小刻みに揺れるイヤリングを見ながら、自分が美人であることを知らな…
支払いのスマートさ(昭和的??) 二次会ではバーに行き、軽くお酒を飲んだ。 私はあまりお酒が強くないのだが、なぞ君はどんどん飲んで、結構酔っぱらっていた。 それでも会話が楽しくてあっという間に時が過ぎた。そして、二軒ともなぞ君が支払いをしてくれた。 さらに、二軒ともなぞ君は私がお手洗い行っている間に支払いを済ませてくれた。私が会計のタイミングで席にたったわけではなく、そろそろおしまいかなというタイミングでなぞ君が「お手洗い行きますか?」と促してくれて、その間に済ませていてくれたようだ。年下なのに、こういうところがスマートで感心したし、感激したことをよく覚えている。 そして、お開きになった。 な…
そろそろ終盤かな…… 12人中、8人目が終わったあたりには、会場の雰囲気にもほどよく馴染めていた。 初対面の女性との会話は、多少の緊張こそあっても、決して居心地の悪いものではない。 むしろ同じ目的を共有する、仲間意識とでも呼べるものが芽生えていた。 次の個室のCさんもそうだった。 会話をリードする僕を助けるように、積極的に自分のことを語って、場を盛り上げてくれる。 楽しい会話をすることがパーティー本来の目的ではなくても、楽しい時間を過ごせばそういう気にもなってくるのが自然だろう。 そんなCさんの職業は会計事務所の所員だった。 趣味は意外にもプロ野球。 「プロ野球とか観ますか?」 「詳しくないけ…
妹の紹介 勝家さん『28』勝家さんからしたら『新しい友達を探す。』ぐらいの感覚なのかも知れない。。と、そんな考えが頭に浮かんでしまいましたっ。(><)
朝日が『恋バナ。』をしたところで、決して良い空気にはならないと分かっているため、はやく話を変えようっ。と口を開いた瞬間・・・っ。勝家さんから、「・・朝日さんは、、お付き合いされてる方、今はいないんですよね?」と、ビックリするような質問をされてしまい・・っ
①を選べば、「でもお給料安いから、このくらいは」あたりが返ってきて、以後も仕事や趣味といった無難な話題に終始しそうだ。 ②を選べば、間接的に誘うことになるだろう。 迷った結果、「今の季節だったら屋外球場は気持ちいいでしょうね」と中間あたりで答えた。 雰囲気だけなら②でいけそうな気もしたが、もし自分の読み違いだったら相手を困らせることになる。 ……でもそれは、自分への言い訳に過ぎないことを自覚していた。 本当に迷った原因は、相手を困らせる恐れがあるからでなく、「だったら今度行きましょう!」と色よい返事をもらった場合への対応だった。 つまり、Cさんとの関係をパーティー会場の外へと進めるかどうかだ。…
妹の紹介 勝家さん『27』勝家さんから「・・朝日さんは、お付き合いされてる方、今はいないんですよね?」と、『今更?!』というようなことを聞かれてしまいっ。
朝日が初対面にも関わらず、不躾なことを聞いてしまったことを謝ると、、勝家さんから『そういった話もするものだと思って来てるので。』と、言われてしまい・・っ。∑(゚Д゚;)まさか、それほどの覚悟を持って来てくれていたなんて、思ってもおらず、、朝日のほうが、動揺して
妹の紹介 勝家さん『26』勝家さんが前の彼女とお付き合いしている間、朝日はというと、婚活地獄に苦しんでいたわけで、、話せるようなことは何もない。という気持ちに。。
何か言わなくてはっ。と、勝手に追い詰められ、つい、ポロッと『元彼女さんとは長かったんですか・・?』と、自分でも『バカじゃないのっ?!』と思ってしまうような、質問をしてしまいました・・っ。(><)慌てて、『なんでもないので、気にしないでください。』と言おうと
すべての参加女性とトークを終えて、最初の個室に戻ってきた。 Aさんと再会して、「お疲れさまでした」と挨拶を交わす。 「どうでした?」 「ぐるぐる回って、回遊魚になった気分でした」 笑うAさんに、「ちょっと疲れました」と本音を漏らすと、Aさんも「ですよね。私もです」とふぅと息を吐いた。 回遊した時間は1時間ほど。 その間に初対面の12人の女性と会話をこなす。 それは息をつく余裕もないほどハードだった。 女性陣にしても、入れ替わり立ち替わりやってくる男性の相手をするのは大変に違いない。 ただの会話ではなく、普段とは別の神経を使う「結婚活動」なのだから。 そして、ある意味パーティーで最もエキサイティ…
ブルーに次ぐブルー そしてなぞ君と会う当日。恒例の待ち合わせ緊張タイムだ。 (つまりファッションチェック) 合コンの時はなぞ君にあまり興味がなく、意識的に服装をみていなかった。 どんな私服なのかは重要なチェックポイントだ。 なぞ君は先に来ていた。 あっ、なぞ君だとすぐにわかったが、服装は遠巻きにみてダサいのがわかった。(すみません)ジーンズのハーフパンツにブルーのTシャツ、ブルーの羽織りシャツ。 全身ブルーだった。洋服自体はおかしなデザインではないのだが、組合せとなぞ君にあまりにあっておらず、ダサく見えた。 好意があるときの表情ってわかるよね 心のなかで、なぞ君、ダサい人なのか?と疑問を持ちつ…
誰に送ろうかな…… 画面をスクロールさせて参加女性をさーっと確認する。 よく憶えている人、印象が薄くてあまり憶えていない人、様々だ。 印象が強くても、自分にとっていい意味でない人も僅かだがいる。 逆に、なんとしてもこの人とはお近づきになりたい、と思う人も中には…… そもそも多くの参加者にとって、短い時間で会話したすべての相手を憶えておくのは至難の業で、その助けとなるのが印象メモだ。 メモといっても、ハートマークでその人の印象を残しておくもの。 これを見ると、今回出会った12人のうち、僕はBさんとCさんにこれを付けていた。 いいなと思ったAさんに付けてなかったのは、最後にもう一度この個室に戻って…
妹の紹介 勝家さん『25』元彼女と付き合っていた期間を、聞きたくもないのに、何故か勝家さんに聞いてしまい、、大きなショックを受けてしまいましたっ。
勝家さんが、誤魔化すことなく、『当時の彼女も一緒にいた。』と言ってくれたことで、気まずい空気になってしまったものの。。しかし、そのおかげで、この人は、軽々しく嘘をつかない人なのだと、勝家さんの誠実さが、より伝わって来ましたっ。しかし、、そう聞かされて、こ
なぞ君からの誘い 駅のホームで先輩と今日の反省会をしていた。ソノミ「いい人いました?」先輩「んーいい人っていうか、この人はまともだなと思ったのは◯◯さんとなぞ君かな。」先輩の言葉を聞いて、今日は気になる人いなかったなと思っていたが、『ほー、あの二人はまともなのか』とひそかに参考にした自分がいた。 (すぐ人の意見に左右されるタイプ) 自宅に帰ってから、恒例のグループラインでのお礼のやり取りをしてその日は寝た。翌日の昼頃、なぞ君から個別に連絡が来た。 「もう少し話したかったのでよかったら今度食事しませんか?」 なぞ君は3つくらい年下だし、興味持たれるとは思っていなかったため驚いた。食事行くくらいは…
アピール送信が終わって隣を見ると、Aさんはグラスに口をつけていた。 ちゃちゃっと済ませたのだろう。 いっぱい送りましたか? と訊いてみたかったが、いくら親切なAさんにでもさすがにためらわれた。 代わりに、「いい人はいましたか?」と尋ねる。 これも聞きようによってはデリケートな問いだが、彼女と最初に話した「いい人はなかなかいない」という話題に続くものだし、なによりここはそういう場所だ。 一巡して初めの個室に戻ってきてからは、そのあたりの男女の匂いがより濃密になっている。 彼女は僕の問いに、「うーん」とはにかみながら首を傾げた。 どちらにも取れるリアクション。 人に言いたくないか、自分でもよくわか…
妹の紹介 勝家さん『24』有耶無耶にせずに、正直に話してくれたことに『ほんとうに、この人は真面目な人なのだな。』と、そんなふうにも思いました・・っ。
勝家さんが、なぜか口籠っているような様子に見え、、その姿が意外で、ジィッ。と見つめながら、言葉を待っていると・・。勝家さん「・・あとは、その当時、自分が付き合ってた女性も一緒でした。」勝家さんの口から、まったく想像していなかった言葉が発せられ、、思わず、
妹の紹介 勝家さん『23』・・そ、そうなのっ?!と、まったく予想外のところから、急に殴られたようなぐらいの衝撃を受け、、思わず絶句してしまいましたっ。
おそらく、勝家さんは沈黙が苦ではない人なんだろうな。というのは、なんとなく、分かったのですが・・・。無表情で、飲み物を飲むだけの空気感に、朝日が耐えきれず、、何か話を振らなければ・・!という気持ちにっ。・・ここは、とりあえず、共通点のある話を。。と、勝家
この話を書くまで5年もかかってしまった… このブログの紹介文にもなっている、年下彼氏との記録を書いていきます。 人生で1番頑張った?恋愛で、婚活沼の更なる深みにはまっていくきっかけとなった彼氏のことです。 結婚してからもいまだに思い出すことのある、よくも悪くも忘れられない人です。 (未練はあるが、どうこうなりたいとは思ってない。)付き合っている最中も、お別れした後も謎が多かったのでこの記事では『なぞ君』と呼びたいと思います。 出会いは合コン。 私は当時30歳。 顔の広い友人が合コンで出会った糸井くんが開いてくれた合コン。 糸井くんが開いてくれた別の合コン↓ sonmeet.hatenablog…
アナウンスの開始とともに、場内のざわめきが消える。 僕とAさんも会話を中断して、手元のタブレットを操作した。 すぐに画面が更新されて、アピール結果が表示される。 自分が送ったのは3人で、送ってくれたのは…… 7人だった。 ゼロではなかったことにホッとしつつ、もらった内訳をすばやく確認する。 最初に目に入ったのはAさん。 ありがとうございます! そしてCさんからも。 同じくありがとう! しかし…… Bさんからはなかった。 外見の好みがピカイチだっただけに、残念な気持ちがせり上がってくる。 無意識のうちに個室でのやりとりを頭の中で反芻したが、良い感触は変わらない。 つまり、彼女は僕に合わせて愛想よ…
2ちゃんねらーおじ おじのぶっちゃけトークは勢いを増した。おじ「ソノミさん、これからパーティーで婚活するなら気を付けた方がいいよ。」ソノミ「?」おじ「今日いた50代の男と、背の高いスーツ着てた20代の男わかる?」ソノミ「あー、はい。いましたね。」おじ「あの二人、ほぼ毎回参加してて、危険人物だから関わらない方がいいよ。」ソノミ「えー?なんでわかるんですか?」 おじの話によると、今回のパーティー主催会社に関するスレッドが2ちゃんねるにあり、そこで常連参加者についていろいろ情報が上がっているらしい。 あいつはいつもいる ◯◯は既婚者 運営が煙たがっている ✕✕にだまされた などのやり取りがあるのだと…
カップリング希望の提出。 たしかこのパーティーでは最大第5希望まで出せたと記憶している。 単純にいうと、こちらが希望を出した相手もこちらに希望を出していたらカップリング成立だ。 カップリングした二人は大抵の場合、会場を出たすぐのところやビルの玄関口で再会する。 その後は正式に連絡先を交換するなり、そのままお茶や食事にいくなり、当人たちの自由だ。 カップリングしたからといって交際する義務など生じないので、どうぞ気軽に希望を出してくださいと、司会者が明るい声で説明している。 それは当然のことだが、改めて言われると軽い気持ちになれるから不思議だ。 そんなに重く考えなくていい…… まずは歯科受付のBさ…
妹の紹介 勝家さん『22』とくに勝家さんは表情に出ないタイプのようなので、、何を考えているかサッパリ分からないことも、ますます不安な気持ちに・・っ。
勝家さんが、今日、眼鏡を掛けていなかった理由は、『雨が降っていたから。』だと、教えてもらったものの、、正直、あまりピンと来ず。(;´Д`A・・勝家さんと話していて思うのは、独特の空気感があって、生々しさをあまり感じない。というか。。『草食男子。』というのが、
妹の紹介 勝家さん『21』もし同じ職場で一緒にいたとしても、『すこし変わっている人。』と思い、関わりを持とうとはしなかったかも。。と思ってしまいました。
どうやら、勝家さんの声と耳の相性が悪いのか、勝家さんの話が聞き取りづらい。という不安要素が、早くも生まれてしまい・・っ。(*_*)勝家さんが口を開くたびに、聞き返してしまうことが多く、そのせいで、なんとなく気まずい雰囲気になっているような気が。。・・これから先
無料メール講座 / ご提供MENU / お問い合わせ \ 婚活をやめて幸せな結婚を叶える /コンサルタントのMayuです。 (初めましての方は是…
お互いぎ対象から外れた瞬間 スイッチが入ったおじはさらにいろいろなことを話し始めた。おじ「婚活してるといろんな女性がいるから、いろいろと慣れてくるんだよ。実はこのお店も、この窓際の席もよく使っててね。」 …それ、私に言う!? と驚きつつも、もうおじも私も相手を婚活の対象から外しているのがお互いわかっていたからこその話なんだろうと理解した。 おじの話では、とりあえず多くの女性がまずまずと思えるレストランや服装を研究している、食事も必ずおごっていると熱心に話していた。 (服装研究した上での十字架のネックレスなのか…) 婚活パーティーテクニック そして、婚活パーティーでのテクニックまで披露し始めた。…
次に会計事務所勤務のCさん。 先ほどの個室でのやりとりが思い出される。 「Cさんに感じている魅力の大きさはどれほどのものなのか」 自分のことなのに、この期に及んでまだ答えを出せていない。 たとえば、自分のことをもっと知ってほしいかと訊かれたら、そうでもない。 彼女のことをもっと知りたいかと訊かれたら、そこそこは知りたい。 でも、あまり深くまでは望んでいない。 知るほどにこちらの責任も大きくなって、どこかの時点で引き返してしまいそうだ。 ……つまり、そういうことなのだ。 うわべだけの付き合いを持ってみたいだけ。 もしCさんとカップリングしたら、それは嬉しいに違いない。 一階の玄関口で彼女と落ち合…
見るでもなく自然と隣の席に目がいってしまう。 悩ましげなAさんの横顔。 選り好みしなければ男に苦労しないだろうと思わせるほどには整った顔立ち。 なにより性格がいいと思う。 そして、一番の疑問。 さて、この人は、どの程度の好感をもった相手にカップル希望を出すのだろう。 外見に中身、年齢、年収、将来性にバツの有り無しと、条件をいったらそれこそキリがない。 どこかで線引きをする。 男女を問わず、必ず。 Aさんにカップル希望を出すかどうかの判断において、まさに今、自分も直面している問題だ。 特定の項目に固執するか、総合点を重視するか。 いいなアピールは相互済みで、隣り合った縁もあって雰囲気だって悪くな…
妹の紹介 勝家さん『20』そもそも『##と##の相性が悪い。』というのは、今後一生一緒にいるパートナーとして考えると、致命的のような気がしてしまい。。
無言で歩き続けていると、突然、勝家さんから『・・寄り道とかします?』と、尋ねられましたっ。(°_°)『寄り道。』という言葉に戸惑っていると、「このままだと、もともと行く予定だったお店に直接行くことになる。」というようなことを伝えられたものの・・・。もともと、
妹の紹介 勝家さん『19』朝日は面接と同じような心構えで今日来ているけれど、勝家さんはそうではないのだということに、今更ハッと気付かされてしまいましたっ。
まだ勝家さんと会って、ほんのすこししか経っていませんが、、勝家さんは、あまり表情が変わらない、ポーカーフェイスな人なのかな?という印象を持ちました。対面した瞬間、露骨にガッカリとした表情ではなかったことに、ホッとしていましたが、、心の中ではどうだったのか
「みなさま、カップル希望のご送信ありがとうございました。結果でました!」 悩んで送信した後は早かった。 場内アナウンスに従って画面を操作すると、メッセージが現れる。 「残念ながら今回はカップリング成立しませんでした」 僕が希望を出したのはBさん1人。 つまり、Bさんが僕にカップリング希望を出さなかったということだ。 システム的にいうと、たとえば複数人にカップル希望を出した場合、より上位の人とマッチすれば、そちらとカップリングするだろう。 でもBさんに限っていえば、僕は下位指名もされなかったと想像に難くない。 そして、メッセージには続きがあった。 「カップリングは成立しませんでしたが、3名様から…
おじの就職ヒストリー お酒や料理を注文し、会話した。おじは全体的に紳士で、私の話をよく聞いてくれた。お互い打ち解けてきた頃、おじがいろいろと自分の事情を話してくれた。 おじが就職する時、就職難で派遣社員にしかなれなかった。 その間付き合っていた女性も何人かいたが、派遣社員とは結婚できないという話題になり、別れることが多かった。 正社員を目指しつつ、派遣でいくつか会社に勤め、1年前に今の会社の正社員になれた。 これで結婚できる準備ができたと思い、1年前からパーティーをメインに婚活している。年収も300万だったのが、350万になったと明け透けに話してくれた。また、おじとしては親を安心させるためにも…