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以前、「謎美術用語:死んだ線、生きた線」という記事を書きました。そのあと、そういう独特の表現が他にあるかな、と考えてみたのですが、そのときは思いつきませんでした。 ちょうど、今回ブログに載せている絵の色塗りをしているとき、「面でとらえられてないな」とふと思い、学生のころ先生に「線でとらえるんじゃない、面でとらえるんだよ」と何回も言われたことを思い出しました。 この「線でとらえる」「面でとらえる」は、デッサンなどをしている学生さんは、一度は先生に言われたことがある言葉じゃないかな、と思います。 デッサンで立体物を紙という平面に描こうとするとき、奥行きとかその形の存在感を表現することが大切になるの…
先日、とある博物館に展示を見に行きました。 そこは、一部の展示の部分だけ撮影OKとなっていました。展示室の一角に展示品を集めて、お部屋のように配置してあり、厳密にいうと全体を撮るのはOKだけれども、作品1点1点だけを撮ってはいけません、と注意書きがありました。これは、監視の方も、どれを撮っているか分かりにくいので、判断が難しいだろうなあ、と思いました。 以前は、博物館や美術館での撮影をOKとするところは、ほとんどなかったと思いますが、スマホやSNSの普及に伴って、展示室の撮影OK、とするところも増えてきました。全部OKでなくても、部分的には撮影可、とするところも、かなり多くなってきたように思い…
先日、Instagramでバレエの先生が指導の時に使う言葉あるある、というような動画を見ました。具体的な言葉は忘れてしまったのですが、なんだかとても独特の表現で、分かるような、分からないような、感覚的な言葉でしたが、バレエをされている方には、きっとニュアンスとして伝わるのだろうと思いました。 バレエに限らず、それぞれの分野で専門用語とは別に、独特の表現があるのだと思いますが、その世界にずっといると、それが不思議だと思わなくなってくるので、意外と気づかないことも多いように感じます。 美術だと、「線が死んでる」とか、「もっと生きた線を描きなさい」と言われることがあります。よく考えると死んだ線とか生…
博物館や美術館で働いていたころ、展覧会についての解説など、人に見せる文章を書いていたこともあって、自分の文章が読みやすいか、ということは、今でも常に気にかけています。 以前ブログで、自分の文章のクセについて書いたのですが、(自分の文章のクセを知ると推敲しやすくなる。)、このクセも踏まえつつ、私が読みやすい文章を書くために、心がけていることがいくつかあります。 単純に、文章の技術(?)としては、一文を長くしすぎない、という点は、一番気をつけています。自分では分かりにくくない、と思ったときでも、文章が長いときは、2つの文章に分けることは、よくあります。具体的には、一文が150字を越えるような時は、…
「18世紀のドレスメイキング 手縫いで作る貴婦人の衣装」という本を、先日買いました。 手芸が趣味ではあるのですが、ドレスを作ろうと思ったわけではなく、元々ドレスや着物など昔の衣服を見るのが好きなのもあって、表紙のフリルやレースたっぷりのドレスに惹かれて買いました。 学生時代、美術を勉強していた、と、このブログで時々書いてるのですが、文様好きが高じて着物やドレスにも興味を持っていて、そちらの分野も少し勉強していました。 この本は、18世紀のドレスを実際に作れるように材料や型紙、手順がきちんと書かれていて、コルセットなどの下着からエプロンや帽子といった小物まで一通り全部掲載されています。と、いって…
さすがに1/1サイズの手縫いはキツいけど・・・!18世紀のドレスメイキング 手縫いで作る貴婦人の衣装という本を読みました。18世紀のドレスメイキング 手縫いで作る貴婦人の衣装楽天で購入「資料(史料?)を探しまくって、なるべく当時の素材や製