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データ1 起電力を持つ薄膜について書かせてもらいましたが、電極をメッシュ状にして熱依存性について測定してみました。結果はデータの通り温度が上がると起電力も高まることが確認出来ました。 データでは接着剤となっていますが、これは薄膜材料に金属を接着できるように改良したものです。 まだ起電力としては弱いので、薄膜の素材を煮詰めて研究を続けたいと思います。
起電力を持つ薄膜 大気圧誘電体バリア放電用の誘電体膜の性能を上げる開発をやっているなかで、測定値の変化によくわからないデータが出てくるようになりました。それは、偶然の思いつきよってとある物質Xを薄膜の中に分散させたときに発生して来ました。その物質は決して特殊なものではなくごく一般的に市場に出回っているものです。 その時に思ったのが、ひょっとしたらこの誘電体薄膜は起電力を有しているのではないかということです。そこで、早速試してみることにしました。 薄膜を塗って200℃で乾燥させたアルミ板の上に銅板で電極を作って2種の金属板の間の電圧を測定しました。つまり構造としてはアルミ板+薄膜X+銅板になって…
高耐電圧薄膜 100μで、5000Vの耐電圧を誇る薄膜です。しかも耐熱性は250℃でもOKです。 ウエットで作成できるのが最大の特徴です。しかも放熱性に優れているために温度を5%程度下げてくれます。実際にはこの膜を作成出来たことで大気圧プラズマの誘電体を完成させることが出来ました。温度が高い場所で耐電圧が欲しいという用途には最適です。