メインカテゴリーを選択しなおす
◎砂糖/ショ糖・シュクロースSucroseSaccharoseさとうお正月には、気にはしながら甘いものが並び手を出しがちだったのではないでしょうか。砂糖で主に私たちが日常的に利用する上白糖(ショ糖・シュクロース)についてお話を進めることと致しましょう。私たちに身近に感じる砂糖ですが、戦時中は貴重品扱いだったようです。でも最近は、肥満の原因になるとして敬遠され気味です。しかし、甘味への嗜好度は高く、エネルギー量の低い、配糖体(甘茶〈フィロズルチン〉、甘草〈グリチルリチン〉、ステビア〈ステビオサイド〉)、合成(人工)甘味料で食品添加物に使用されているものとしてサッカリン、アスパルテーム、アセスルファムKなど、また合成を天然のもののように加工(オリゴ糖、糖アルコール)した甘味料が次々に登場し用いられるようになり...[砂糖]食生活について語ろう
・転化糖Invertsugarてんかとう二糖類の蔗糖(シュクロース)を無機酸、有機酸の酸または、酵素のインベルターゼInvertaseによって加水分解するとショ糖の一分子からグルコース(ブドウ糖)とフラクトース(果糖)の各々の一分子づつを生じる。反応に伴ない右旋性であった甘藷糖、甜菜糖など加水分解する現象を転化といい左旋性に変化するグルコースとフラクトースの混合物のことで転化糖といわれる。同量のショ糖よりも甘味があり糖を転化させることによって砂糖の量が少なくて済む。甘味度は一般に市販される蔗糖を100とすると転化糖は80~130と甘味が強く、保湿力がある。還元糖は、フェーリング液Fehlingssolution(糖類の検出試薬)を還元する糖類で転化糖を含むが、蔗糖には還元力がない。製菓、人工蜂蜜、転化型糖...[転化糖]食生活について語ろう