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化学プラントの建設工事ではプロジェクト管理体制を敷きます。 ゼネコンへの発注による一括工事であろうが、バラコンでの工事であろうが、基本は同じです。 化学プラントとしては建設工事は所詮プロジェクトで一過性のもの。 専用の部署を割り当てるのでは
多管式熱交換器を設計する時に、横と縦のどちら向きにするかということは課題の1つです。 あまりにも基本的過ぎて、設計者でも類似設備と合わせてしまえばいいだろうと、考えなしに設計してしまいがちです。 熱交換をする機械といっても、パターンは幾通り
化学プラントのプラントオペレータ(application requirements)の募集について解説します。 募集要項では見えない、裏にある会社側の発想をまとめてみました。 プラントを運転するために欠かせないオペレータなので、ちゃんとして
渦巻ポンプ(centrifugal pump)の設計条件を決めるために、必要な運転条件について解説します。 渦巻ポンプの設計は、化学プラントの機電系エンジニアの必須スキル。 大半の場合は既存設備からの類推で事足りますが、真面目に設計条件を決
化学プラントのプロジェクトマネジメント(project management)で特に大事なことをトピックス的にまとめました。 化学プラントのオーナーエンジニアは日常の小規模改造工事などを通じてスキルを醸成していきますが、プロジェクトレベルの
バッチ系化学プラントのプロジェクトマネジメント(project management)で起こる失敗について考えます。 プロジェクトを進めていき現地工事を終わらせ、いざ生産を始めようとすると予想しなかった問題に知直面することがあります。 「想
現場で役立つ配管口径(Pipe diameter)と流量(Flow rate)の概算を解説します。 エンジニアがこの考え方が現場で使えると、現場で相談を受けたときに非常に役立ちます。 何の気なしに現場に行ったら、「ちょうど良かった!」って製
アウトソーシング(outsourcing)について化学プラントの例を紹介します。 化学会社で部門・部署が外出しされることは、珍しくありません。 大企業であれば、1年に1回くらいは何かしらの部門が外出しがされています。 形上は組織再編として見
破裂板も安全弁は化学プラントの反応器向けの安全装置として一般的です。 安全にかかわる装置だからいっぱい付けた方が安心だろう、と思うかも知れません。 しかし付け方を間違ってしまうと、かえって問題になることもあります。 安全装置だからシンプルに
オーナーエンジニアの社内投資案件を見積するときの、単価(unit price)な考え方を紹介します。 単価見積なんて表現しますね。 製造業でも建設業でも単価の考え方は大事です。 ところが、オーナーエンジニアの場合はそういう世界とは離れて、自
バッチ系化学プラントでは外国語(foreign language)を使う機会はない事情を紹介します。 化学プラントでもグローバル化が進んでいて、英語を使う環境もあるように思うでしょう。 少なくとも、バッチ系化学プラントではほぼ使いません。
タンクに当て板をするという考えは、よく使います。 特に補修では一般的ですが、新作段階で当て板を意図的に設置する場合があります。 この考え方を解説します。 当て板を付けなくても短期的には問題なくて、当て板を補修的に後日行うという考えはあり得ま
大気開放の集気ライン(gas collection line)について、ガスラインと関連性を考えて解説します。 化学プラントではとても怪しい危険な液体をいっぱい扱います。 ガスとして外部に放出されるだけで、とても危険な状態になるものも。 そ
バッチ系化学プラントのガスライン(gas line)設計の注意点について解説します。 ガスラインの設計は口径設計に終始しがちです。 ガスラインの口径設計は真面目に考えると、かなり複雑な計算を行います。 真面目に計算してしまうと意外な見落とし
送風機・ファン・ブロアーの基本設計|オーナーズエンジニア向け
送風機/ファン/ブロアー(fan/blower)について解説します。 送風機はファンとブロアーと表現の違いがありますが、バッチ系化学プラントではファン・ブロアーが多いです。 これらの装置は化学プラントではとても重要です。 装置としてはポンプ
蓄電池(battery)について解説します。 蓄電池とは電気エネルギーを化学エネルギーに変えて蓄えておき、必要に応じて電気エネルギーに変換して利用できる装置です。 特に直流電源用として鉛蓄電池とアルカリ蓄電池に分類されます。 機械系エンジニ
断水で苦労しています、差し入れに感謝です<m(__)m> 励ましコメントに感謝です<m(__)m>
雨のち曇り 気温11℃ 元旦・2日は天気も良く、暖かい日だったけど、今日は雨模様。 被災地の方々には、なお冷たい雨になりそうです。 朝ごはん・・・無し。 昼ごはん・・・何を食べたやら、忘れちゃった。(ローソンの唐揚げか) 2時ごろに、給水してる役場に行って、あげ寿司・巻き寿...
変圧器(transformer)について紹介します。 電気に関しては、機械系エンジニアはとても苦手意識を持っていて、電気エンジニアに丸投げするでしょう。 機械系エンジニアだけでなくて、工場に勤めるあらゆる人がそうします。 変圧器についてもほ
バッチ系化学プラントのタンクヘッダー(tank header)の構成について解説します。 化学プラントの機械エンジニアは絶対に知っておくべきことですね。 というのもこのヘッダーが決まるかどうかが、プロジェクトにおけるP&amp;IDの作成速
化学プラントの配管スタンド上に設置する配管の設計ルール(pipe stand rule)について解説します。 一般的に「こうした方がいい」という理想的な形のみを解説します。 というのも現実にはこんなに理想的な組み方をできるわけではありません
化学プラントの配管ヘッダー(pipe header)の考え方の中でも、手動弁/自動弁に関する部分を整理します。 数多くの配管を製品ごとに切り替えながら使うのがヘッダー。 その中でも手動弁/自動弁の考え方は、プラントの運転やメンテナンスに多く
切替配管(Switching pipe)について説明します。 バッチ系化学プラントでは切替配管を多用します。 ポンプやタンクのヘッダーだけでなくガスラインも切替をします。 切替配管はバッチ系化学プラントならではの設計要素で、図面屋さんが意識
スチームトラップ(steam trap)について解説します。 スチームの凝縮ドレンを適切に排出することで、熱交換の障害を無くす装置です。 省エネ・カーボンニュートラルで話題となるスチーム。 せっかくエネルギーを使って生成したスチームを無駄に
水蒸気蒸留の計算のイメージを説明します。 設計能力チェックの段階や運転時の能力検証の段階では手計算で確認する程度で、十分な結果が得られます。 化学工学的な知識は必要になりますが、機械エンジニアでも十分計算可能です。 少し知っているだけでも、
水蒸気蒸留と真空ポンプ蒸留で設備は微妙に違います。 どちらも同じ蒸留なので、違いはないだろうと思っていたら、意外と差はあります。 コストやエネルギーと関わる話なので、プロセス設計や設備設計の基礎段階で判断しましょう。 プロセスエンジニアと機
そろそろ2023年も終わろうとしています。 あっという間でしたね。 今年の振り返りをしておこうと思います。 2023年の最初にはこんなことを考えていたようです。 2023年の抱負 健康 ストレス溜めない お金 安定的な投資 仕事 ストレス溜
化学工場の機電系エンジニアは、化学工学の知識が必要と言われています。 機械系の学部でも化学工学と関連する分野の勉強はします。 流動や伝熱です。 機械系の出身者にとって、化学工学は難しいものと捉えられて、流動や伝熱ですら勉強しない人が増えてい
配管サポートは配管設計上の大きな要素の1つです。 強度計算をして基準を作り、工場全体に運用させていくでしょう。 単純に考えるとサポート間隔は短い方が良いのですが、それはそれで困ることもあります。 しっかり影響する要素を見定めましょう。 配管
ガス拡散のシミュレーションが高度化していますよね。 昔は計算式だけでの評価でしたが、数値計算が高度化しているので、簡単なシミュレーションならすぐに行えるようになりました。 可視化して分かりやすくなり、身近なものになりました。 結果を見て議論
H笠という煙突の形状をご存じでしょうか? 名前自体は知られていないでしょうが、煙突の出口にあるアレです。 ストーブとセットになってそうですよね。 これを化学プラントの排ガスの出口にも活用していたりします。 どういう効果を狙って付けるかを紹介
手動分液の配管設計は考えれば考えるほど、いろいろな問題に直面します。 突き詰めるとプラント建設思想そのものにたどり着きます。 問題となるのは高さの制約。 本質的にどういう影響を及ぼすのか解説していきます。 手動分液装置の配管構成例 手動分液
晶析の前に蒸留(濃縮)はかなりの確率で必要になります。 貧溶媒を使った晶析の場合です。 この思想で作られたプラントでは、装置の組み合わせが固定化される部分が多くなります。 複雑な化学プロセスを何となく理解しようとしたら、最初にこういう分かり
晶析により粉体を製品として取り出すプロセスでは、晶析は条件を変えてはいけない最重要ポイントです。 化学工学や化学プロセスを知らずに、機械装置を導入している機電系エンジニアにとってみれば、設備が何に使われているか分からないので、全部同じ装置だ
仕事に対してモチベーションが上がりません。 私もそろそろ50代にもなろうとしています。 若い時はやる気があったのですが、多くの人の例にもれずにモチベーションは下がっています。 社内でもあいさつ代わりに「やる気がない」という話題を結構な人がし
ガス吸収は化学プラントの運転を左右する重要な要素です。 化学工学でガス吸収という単語を知っても、それがプラントの運転に直結するとは予想しにくいでしょう。 プラントのいたるところで発生するガスがとても危険なものだから、ということが簡単な答えで
蒸留は化学プラントでは一般に使用する化学工学的操作です。 この目的は溶剤のリサイクル。コスト削減だけでなく省エネルギーの視点でも重要です。 機電系エンジニアにとっては、化学工学の話になって関係ないと思われがちですが、省エネルギーというテーマ
設備はいつか壊れます。急に壊れることもあるでしょう。 そのときには応急的・緊急的な対応に追われます。 無事に動きだしたら、そこで満足。 次の手を打たないまま安心しきってしまうことが多いでしょう。 そうではなく、もう一歩先のことまで考え対応で
設備はいつか壊れます。急に壊れることもあるでしょう。 そのときには応急的・緊急的な対応に追われます。 無事に動きだしたら、そこで満足。 次の手を打たないまま安心しきってしまうことが多いでしょう。 そうではなく、もう一歩先のことまで考え対応で
化学プラントの機電系エンジニアが異動しました|11~15年目体験談
入社後11年目から15年目くらいまでの話です。 同じ機械系エンジニアの仕事をずっとしていましたが、このころになってようやく異動がありました。 キャリアプランなんて、あってないようなもの。 私にはピッタリ当てはまります。 11年目:引っ越しを
化学プラントのような複雑な配管設計では、時に失敗します。 特に初心者の頃は、失敗の数が多くて落ち込んでしまいます。 工事の規模が大きくなるほど失敗の数は多くなり、ベテランでも失敗は当然あるものなのですが、初心者にはその辺りがまだ見えていない
プロジェクトの現地工事において、全体工程を考えるエンジニアが最初に考えておくことは、ボトルネックの特定と回避でしょう。 良く分からないまま何となく線を引いて、関係部署と調整する。 その結果で工事を進めていき、問題があれば現場で調整。 一度実
プラント建設だけでなく単純な改造工事でも、費用は高騰し続ける現在。 エンジニアとして見積を丁寧に算出しても、高騰の割合の中に埋もれてしまい、見積を正確にする努力が薄れていっています。 この状況では、エスカレーション費やコンティンジェンシー費
バッチ生産方式で生産数量を決めるときにスケジュールとのどういう関係にあるか、定性的に解説します。 連続運転でも発想はほとんど同じですが、バッチに慣れている私はバッチを例にした方が説明しやすいです。 生産計画は企画部が考えるものだから関係ない
化学プラントでは大量のエネルギーを消費します。 エネルギーコストが高くなっている現在、競争力を持たせるためにはコスト削減の努力は欠かせません。 サーキュラーエコノミーが昨今話題ですが、化学プラントでは避けて通れない問題です。 プラント建設段
FS(Feasibility Study)では見積した予算が適正であるかどうかが、極めて重要です。 予算を徹底して押さえる見積をする古い考え方もありますが、いろいろな物の費用が高騰している現在では、予算が不足しない程度の見積をすることの方が
ゼネコンによる建設プロジェクトが終わった後、通常の商業運転が開始されます。 この段階では、運転やメンテナンスに関わっている人がかなりの苦労をしています。 なぜそういうことが起こるのか、具体的な原因を解説しましょう。 ゼネコンにとってはプロジ
バッファ目的の待機槽はバッチ運転ではとても大事です。 反応器周りで並列運転や直列運転による、運転時間の調整目的として使うことが多いですが、特殊設備回りにも持っておきたいものです。 槽を設置すると、どうしてもプラントのスペースを圧迫してしまい
プラント増改築の設計段階でオーナーズエンジニアが考えていること
プラントの増改築プロジェクトの設計段階で、オーナーズエンジニアが考えていることをまとめました。 オーナーズエンジニアが何をどう考えているかを知る機会はあまりなく、一方的な情報のやり取りをしていることが多いでしょう。 忙しくて対内・対外のコミ
プラント増改築の設計段階でオーナーズエンジニアが考えていること
プラントの増改築プロジェクトの設計段階で、オーナーズエンジニアが考えていることをまとめました。 オーナーズエンジニアが何をどう考えているかを知る機会はあまりなく、一方的な情報のやり取りをしていることが多いでしょう。 忙しくて対内・対外のコミ
バッチプラントのプロセス制御をトレンド(時間推移)の面で考えます。 制御系エンジニア初心者や機械家エンジニア向けです。 特に機械系エンジニアは、設備や配管に係ることはあっても、トレンドを見る機会はほとんどありません。 その割に、トラブル対応