こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 焦土と化した戦後ポーランドの混沌とした状況を四日間の出来事に凝縮して描く長篤小説。ヨーロッパ戦線が実質上終結していた一九四五年五月五日、ワルシャワ南部の地方都市で党幹部と誤認された労働者が反革命テロ団により射殺される事件がおこった。 1930年代、ドイツではアドルフ・ヒトラー率いるナチス(国民社会主義ドイツ労働者党)が台頭し、ソ連では独裁政権のスターリン体制が成立しました。この二大国に挟まれたポーランドは、両国からの侵攻の恐怖を常に抱くことになりました。二大国は互いに牽制しあっていましたが、双方でポーランドへ攻め込むことを予め「独ソ不可侵条約…