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こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ロマン主義の先駆けとして知られるウィリアム・ブレイク(1757-1827)は、靴下商を営む父親のもとに生まれ、幼い頃から溢れる詩才を垣間見せていました。窓から覗き見る神の姿、庭の木に舞い降りる天使たちなど、幻視を訴えるブレイクを見て、父親は画家の道を歩ませました。ブレイク家はイギリス国教徒に属していましたが、その思想はマルキオン主義に傾倒していました。真の至高の存在である神と対を成す悪の創造神デミウルゴスによる対立が、ブレイクの価値観の根底に刻まれました。父親の商才により労働者階級にありながら比較的裕福な暮らしのなかで育ち、少年時代にはデッサ…
春浅き、無垢に兆す初春の花×ウィリアム・ブレイク「無垢なる兆し」一滴の楽園×WilliamBlakeAndaHeaveninaWildFlower,HoldInfinityinthepalmofyourhandAndEternityinanhour.野花ひとつに楽園ひとつ君の掌のなか無限を握りしめてそして一つ時のなか永遠を。【引用詩文:WilliamBlake「AuguriesofInnocence」抜粋自訳】【撮影地:静岡県2025.1.4/東京都檜原村2017.3.26】ベランダの手すりが凍てつく1月、なんだけど・森は春の予兆が咲きだしています。年末年始から今さらに混みあうアウトドアエリア、これからの季節はフツウのテント泊は後悔する・どころか、カナリ危険になります。暖冬と思っても山の気温は急変アタリマ...一滴の楽園×WilliamBlake
羊ではない“何か”と対象の存在をおぼろげにしているので、それが 善のリトルラムなのか、悪のティグレなのか。そして悪の場合、羊のような悪、から、山羊の頭部を持つ バフォメット が自然と頭に浮かんできたのです。ラムの紹介文を見て、こんなことを思いながら映画の視聴を始めたのでした。
【天国と地獄】その1 ホントのホントは【地獄のオルフェ】って言います
<文字落語 まいど バカバカしいお話を一席 お伺いしておきますが> ってわけでございましてね、今回はオスのセミの話でご機嫌を伺っておりますです。 いえ、決してオリンピックの話ではございませんで、セミの話です。オスのね、セミ。オスゼミ。名前をオルフェって言いましてね、ちょっと外国の名前っぽいんですが、普通に日本のセミです。 このオルフェは結婚しておりまして、はい、ちゃんとメスのセミと結ばれておるんです。 このメスゼミっていうのがですね、ウリディスって言いましてね、なかなか、みんなの憧れってやつでして、競争倍率高かったんですよ。厳正な予選大会から勝ち残ってまいりまして、選ばれませんと候補になれませ…