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2022/01/09

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  • 『大衆の反逆』ホセ・オルテガ・イ・ガセット 感想

    こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットによる痛烈な同時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。1930年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」と「イギリス人のためのエピローグ」を収録。20世紀の名著の完全版。 第一次世界大戦争後、1920年のスペインでは、植民地として支配していたモロッコ北岸の反乱にあい、リーフ戦争が起こっていました。リーフの名家アブデル=クリムが率いる被支配者たちの軍勢は、スペイン軍を打ち破って独立を勝ち取ります。しかし、フランスの将軍…

  • 『白鳥の首のエディス』「ルパンの告白」モーリス・ルブラン 感想

    こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 怪盗が名探偵に変身。太陽光線を利用した暗号の謎を解く「太陽の戯れ」、宝石細工師に化けたルパンが、かつての恋人の危機を救う「結婚指輪」、セーヌ河で発見されたショールから、異常な事件をかぎつけたルパンが殺人事件に巻きこまれる「赤い絹のショール」など7編を収録。痛快アクションの魅力と謎解きの面白さを満喫させる冒険ミステリー。 モーリス・ルブラン(1864-1941)は海運通商で成功を収めた父親と、染色業で成功した家庭の娘である母親とのあいだに生まれました。幼いころより非常に裕福な生活にあり、不自由なく学業を進めて成長していきます。彼が生まれる分娩に…

  • 「春と修羅」宮沢賢治 感想

    こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「無声慟哭」を中心として、死と愛を主題とする抒情詩を詠いあげ、詩人として開花した著者の「春と修羅」第1集。貧しい東北農村へ献身した時期「稲作挿話」「和風は河谷いっぱいに吹く」の秀作を収めた第3集。彼の描いた東北農村への理想像がくずれ失望と挫折感におそわれた時期の作第4集等、賢治の巨跡をあます所なく収載。 明治から昭和にかけて、伝統的な「定型詩」では表現できない個人の感情を自由に表現するため、日常的に用いられる言葉を使用した「自由詩」が生み出され、世に多く広まりました。島崎藤村、北原白秋、石川啄木、高村光太郎など、多くの詩人が活躍し、現代でもそ…

  • 『永遠平和のために』イマヌエル・カント 感想

    こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 十八世紀の啓蒙時代を代表する哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)はプロイセン王国ケーニヒスベルクで生まれ、生涯のほとんどをその地で過ごしました。ルター派の敬虔主義的な家庭で育ち、その教えを基盤とした寄宿学校へと通います。ラテン語、宗教学、哲学などが基本の授業に組み込まれ、人生の早い段階で思想というものに触れることになりました。当時の西洋では「哲学」に関して現代ほどの理解が及んでおらず、政治や軍略を重視する国の姿勢が反映され、立場もさほど重要視されていませんでした。しかし、ヨハネス・ケプラーやガリレオ・ガリレイによる研究、ルネ・デカル…

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