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ずっとヴィーガン暮らし https://retoriro.hateblo.jp/

40年ぐらいヴィーガン暮らしをしています。ヴィーガン生活の中で、人付き合いの苦労話や体験談、ヴィーガン料理などヴィーガンに関する話題でいろいろ書いています。また、メディカルハーブやヒルデガルトなど植物療法の話も書いています。

レトリロ
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2020/06/15

  • お香の日に手作り香を焚く

    昨年、大分にある香りの博物館を訪れてから、香りについて俄然興味が増していろいろなアロマやお香を試している。最近は和の香りにより惹かれるようになり、いつの間にか毎日お香を焚くのが習慣になった。 retoriro.hateblo.jp 季節は春、ちょうど4月18日は「お香の日」ということで、何か特別な日にしたいなと思っていたところ、ニールズヤードさんで「手作りお香」の講座を見つけた。 以前、本を参考にタブ粉とヨモギでお香を作ったことがあったけど、完成したと思って袋にしまったら、すぐにカビてしまった。 一度きちんと学んでみようと、さっそく申し込んだ。最近はオンライン講座が多いので家にいながら体験でき…

  • 豆腐干絲でグルテンフリーパスタ

    パスタって食べてる時はすごく美味しいんだけど、後からお腹が妙に重くなってしまうこともよくあって、ついつい避けるようになっていた。小麦のグルテンが腸にへばりついて悪さするなんて話も聞くし。 最近はグルテンフリーの玄米パスタや大豆麺など、小麦粉を使わない麺もよく見かけるようになってきた。そんな中、初めて出合ったのが豆腐干絲(とうふかんす)という麺。見慣れない漢字を使うと思ったら、台湾料理で使われる食材だそうだ。 台湾には「台湾素食」という世界的に有名な菜食文化がある。ヴィーガンの人たちが「台湾はヴィーガン天国」と言っているのをよく聞くし、ウィキペディアによると国民の10%が菜食主義者だという。私は…

  • イギリスの台所レメディ、セージのうがい薬

    古代ギリシャ、ローマ時代から万能薬として使われてきた聖なる薬草セージ。その名が救済を意味していることから「救世主セージ」と呼ばれていたという。 ヨーロッパでは「庭にセージがある家は病人が出ない」と言われていると知り、うちの庭にも2種類のセージを植え、飲用、浄化用と使い分けている。 さて、私が創刊号から愛読している雑誌「Veggy」の最新号に「世界の台所に伝わるホームレメディ」というおもしろい特集があった。 その中にイギリスのハーブ療法として、セージのうがい薬が紹介されていたので、さっそく作ってみることにした。私がいつも作っているうがい薬は、セージ・ユーカリ・ミントをウォッカに浸けて作るチンキな…

  • スーパーでも本屋でも、目に付く脱肉食志向

    世の中がいよいよ変わって来たなと実感する日々。以前は自然食系の店に行かないと買えなかったヴィーガン食品を、普通のスーパーでもよく見かけるようになったのだ。 先日イオンで見つけたのがこちらの商品。乳製品不使用のパスタソースとチーズだ。好奇心全開で買ってみた。 イオンスーパーには、他にもプラントベースの商品がたくさんあって驚いた。調べてみたら、イオンでは2020年から「健康や地球環境に配慮し、もっと植物由来の食生活を!」をモットーに、オリジナルブランドTOPVALUで「Vegetive」シリーズを展開しているそうだ。 www.topvalu.net 私はずっと菜食なので、市販のヴィーガン商品をわざ…

  • 土筆と桜で春色ドーナツ

    春の訪れにわくわく、そわそわ心躍るこの時季の定番は、桜の花びらを使ったスウィーツだ。思い立ったらすぐに作れるように、桜の花の塩漬けをたくさん買って常備してある。庭に八重桜があればなぁ、自分でせっせと作るんだけど。 今年はどんな桜ケーキを作ろうかと思っていたところ、スーパーで土筆を発見!「スーパーで」というのが、恥ずかしいやら悲しいやらだけど、土筆が生えている土手のようなところは近所にないし、こうやって春の恵みに出合えただけで、とってもうれしい。 取り合えず、さっと湯がいておく。さあ、この土筆をどうしよう。甘辛く煮たり、酢味噌で和えたりするのが定番らしい。でも、せっかくだからなんか違うものを作り…

  • 皆と同じ物を、残さず食べなきゃと、とらわれていた日々

    お題 私がとらわれていた「しなきゃ」 幼い頃から、なぜか動物性食品が苦手でした。お肉は絶対無理で、お魚は生臭く苦手、卵はよく焼けば何とか食べられたけど、牛乳は飲む度にお腹が痛くなり、、。 そんなですから、母親からはいつも怒られていました。 「好き嫌いばっかりして」「ご馳走を残すなんてバチが当たるよ」 今でも忘れられない記憶は、小学校に入学して初めての給食の日のこと。クラスで一人だけ牛乳がどうしても飲めなくて、泣いてしまったのです。みんながこっちを見ているので、恥ずかしくて恥ずかしくて。 幸い担任が優しいおばあちゃん先生だったので、怒られることもなく「少しずつ飲めるようになろうね」と言われました…

  • 麻炭パウダーで灰色のヨーグルトができた

    麻炭パウダーを入れてご飯を炊くと、なぜかふっくらと美味しく炊ける。塩と混ぜて歯磨きすれば、口の中がすっきりして気持ちがよい。食べすぎてお腹が重い時は、お水に混ぜて飲むとデトックスになる。 こんなふうに日常のいろんな場面で大活躍の麻炭パウダー。以前は鼻うがいのぬるま湯にも混ぜていたけど、時間差で黒いものが鼻の下にたれているのに気づいて、びっくりしてやめた。鼻うがいに麻炭はちょっとやり過ぎだったかなぁ。 いつも使っている麻炭パウダーはこちら。商品名は「コズミックヘンプ」だ。 少量サイズからお得な大容量まで、いろいろ売っている。麻炭パウダーは軽いので、ふわふわっと舞いやすく、気をつけないとそこいら中…

  • 牛さがし、再び

    折に触れ、何度も立ち戻りたくなる十牛図のお話。たった10枚の絵の中に、どれだけ人生の指針、この世の真理が込められているのだろう。 元々は宋の時代に作られた「禅の入門書」のようなもので、10枚の絵を通して悟りに至る道筋が描かれている。禅の修行僧が、自分が今どの段階にいるのかを十牛図の絵を助けに知ることができるという。 牛飼いの少年が、いなくなった牛を探しに旅に出るところから始まる10枚の絵。そんな十牛図が現代に蘇り、いわゆる「自分探しの旅」の手がかりとして、読まれているらしい。私も十牛図の持つ、なんとも不思議な魅力にすっかりはまってしまった一人だ。 牛とは何なのか、本来の自分?それを「外に」探し…

  • お事汁と小豆の煮汁で無病息災を願う

    2月8日は「事八日」(ことようか)で、無病息災を祈って「お事汁」(おことじる)を食べる日だ。 日本の伝統行事に関する本によると、「事(こと)」という文字には祭りごとを表す意味があり、事八日は昔から事を始めたり、納めたりする節目の日とされてきたそうだ。 事八日は、2月8日と12月8日の二日あるのだが、「事」が田の神様にまつわる農耕儀礼を指す場合は、農作業を始める2月8日が「事始め」で、農作業を終わらせる12月8日が「事納め」になる。 「事」が年神様にまつわる正月儀礼を指す場合は、正月の準備を始める12月8日が「事始め」で、正月の片づけをすべて終わらせる2月8日が「事納め」になる。ちょっとややこし…

  • 春菊の生米パン

    お米から作る生米パン。初めてその存在を知った時は驚いた。小麦粉に、炊いたご飯を大胆に混ぜて作る「ごパン」はよく作っていたけど、生のお米をそのまま使うとは。 考案したのはヴィーガン料理家のリト史織さんで、今ではパンだけでなく生米スウィーツもたくさん発信している方だ。「米粉を精製する過程で、遺伝子組み換え酵素で処理しているケースがある」ことを知り、米粉に疑問をもったそうだ。 私も生米パンに挑戦した話を以前に書いた。ミキサーで混ぜて焼くだけなので、作り方はいたってシンプルなんだけど、初めてだからあたふたしながら、なんとかもっちもっちのお米のパンができあがった。 retoriro.hateblo.jp…

  • 大樹巡礼の旅を振り返る

    特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 ここ2年ほど、大樹巡礼の旅を続けている。旅のタイトルはちょっと大袈裟だけど、大樹の持つ神秘性・生命力の強さに惹かれ、崇める気持ちでこう呼んでいる。 今まで訪れた大樹を振り返り、2023年に行きたいところを考えてみた。 retoriro.hateblo.jp 大樹は神社の中にあることが多い。長い間、地域の人々から愛され、崇められ、心の拠り所となって来たであろう歴史が感じられる。 こちらは福岡県古賀市にある五所八幡宮の樹齢1000年の大楠。こぶがムーミンにそっくりなので「ムーミンの木」と呼ばれ、子供たちにも人気のようだ。 こちらは福岡県宇美…

  • 定期便で学ぶ、自然に寄り添うハーブティーのブレンド

    聖ヒルデガルトの時代はハーブティーを楽しむ習慣はなかったという。当時は水が汚かったので、ハーブはもっぱらワインに入れてぐつぐつ煮出していたそうだ。そう考えると、お茶の時間をゆっくり楽しめるのは幸せなことだ。 自然療法を学び始めた頃は、ハーブティーのブレンドにせっせと勤しんだ。テキストに書いてあるブレンドは全てやってみないと気が済まない面倒な性分。今思うと、美味しいとか、体に効いてるとか、じっくり観察するというより「学んでいる感」に満足していたのだろう。 そしてある時、気がついた。自分という一人の人間に合ったブレンドは自分で見つけるしかないと。 私は寝つきが悪いのだが、一般的に「安眠のお茶」「ナ…

  • 七草粥と七草爪のまねごと

    1月7日は人日の節句で七草粥を食べる日だ。実は私の誕生日でもあるので、子供の頃は「誕生日なのにお粥~⁉」と文句ばかり言っていた。 歳を重ねてからは七草粥の美味しさが体に沁み渡るようになり、毎年恒例の行事になっている。今年は食べるだけでなく、七草爪もやってみようと張り切っている。 きっかけは「日本橋木屋 ごはんと暮らしの道具」という本で見た江戸時代の絵。「七草粥」というタイトルで、「江戸時代、将軍家でも七草粥が食べられ、第一夫人が草の露で濡らした爪で、七草を切って食べる習わしがありました」とある。 第一夫人、という言葉にも引っかかったが、七草粥と七草爪についてもっと知りたくなった。 よく「新年を…

  • 陰陽の食養生を学びに奈良へ

    中学校、高校ともに修学旅行は京都・奈良だった。いろいろ回ったはずだけど、やっぱり大仏様と鹿が印象に残っている。 そして今回、何十年かぶりで再び奈良を訪れた。ずっと以前から「マクロビの師」と仰いでいたオオニシ恭子先生のワークショップに参加したのだ。 オオニシ先生について簡単にご紹介すると、著書のプロフィールには「食養料理研究家の桜沢リマ氏(マクロビ創始者の桜沢如一氏の妻)に学んだのち渡欧。32年間ヨーロッパでマクロビの普及に努めた。2013年に帰国し、奈良・初瀬の地で『やまと薬膳』の活動を開始した」とある。 そのご活躍ぶりは、雑誌などでもよく拝見していて、以前からファンだった私は「いつかお会いし…

  • 冬の喉ケアは花梨とスミレのシロップで

    芳醇な香りの花梨。この季節だけの恵みに感謝しながら、喉を潤し、咳を鎮める特別なシロップを作る。煮詰める方法もあるけれど、私のシロップは発酵を楽しむ酵素シロップだ。そしてハーブをプラスする。 去年は花梨とスミレとてんさい糖だけで作ったが、今年はフェンネル・カルダモン・シナモンも加えて、ちょっとスパイシーシロップにしてみようかな。 スミレは小さくて可愛らしい花というイメージだが、医学の父ヒポクラテスお墨付きの優れた薬草だ。薬草療法ではスミレの鎮咳作用がよく知られているので、私の作る冬のシロップにスミレは外せない。 でもハーブの輸入全般が厳しいらしく、オーガニックのドライスミレを手に入れるのが大変難…

  • いにしえの香りでオリジナル匂い袋を作る

    大分香りの博物館・後編は匂い袋作り体験について。 オリジナル香水を作った後の休憩時間で、2階の「香りヒストリーギャラリー」を回る。古代エジプトからアールヌーボー時代に分類され、貴重な歴史資料が展示されていた。 ハーブ医学薬学についての展示もあり、大変興味深かった。やっぱり始まりは医学の父ヒポクラテスからだ。 「香り商人の衣服」と名付けられた作品が面白かった。頭には香炉、左手には石鹸、右手にはなめし皮、胸にはたくさんの香水、香料粉、精油、嗅煙草までぶら下げ、まさに香り商人といったお姿。こんな人から直接買ってみたいなぁ。 そして日本の源氏物語も「香りを競った雅な遊び」として紹介されていた。再来年の…

  • 大分香りの博物館で調香体験

    香水やコロンといった香りを身につける習慣はなかった。病院、ヨガスタジオ、レストラン等で他人がつけている香りを不快に感じることも多く、それなら逆もあるだろうと自分はつけないことにしていた。 ハーブやアロマを学び、香りの歴史や癒しの効能などを知ると、香りの世界の奥深さに惹かれるようになり、特に和の香りの世界、平安貴族の練香や足利義政のもとで生まれた香道をもっと学びたくなった。 今回訪れたのは、別府大学の付属施設「大分香りの博物館」だ。そこで「調香体験」と「匂い袋作り」の2つの体験コースを申し込んだ。 博物館は3階建てで、「香りプロダクトギャラリー」「香りヒストリーギャラリー」「学びと癒しのギャラリ…

  • バターナッツかぼちゃで憧れのレシピを

    最近珍しい野菜との出合いが続いている。先日、近所の直売所で初めてバターナッツかぼちゃを見た時は「これだ、これ、ずっと探してたやつ!」と感激してしまった。 何度かブログに書いているが、普段漫画を読まない私がTSUTAYAで全12巻を借りて一気読みした「にがくてあまい」という漫画。映画にもなったから、ご存知の方もいるだろう。その公式レシピ本で、ずっと気になっていたのが「パースニップとバターナッツのロースト」という料理なのだ。 パースニップって、バターナッツって、一体何なの?と思い続けていた。 この料理の作り方はいたってシンプルで、オリーブオイルで野菜を和えてオーブンで焼くだけ。それなのにレシピ本に…

  • おがくずの中に埋まっていたユリ根

    デパ地下にはあまり縁がないが、野菜売り場を覗くことがある。ビーツやトレビスといった、ちょっと珍しいオシャレな野菜に出合えるからだ。 今回の邂逅はユリ根。お節や京懐石で食べたことはあるけど、日常的にお馴染みのものではない。だからおがくずの中に埋まっていたユリ根を見つけた時は「へぇ、こんなふうに売ってるんだ」と驚いてしまった。 なんだか未知の世界でワクワク。これは買いだろう。久々にデパ地下に来てよかった! 店員さんに「これはどうやって買ったらいいのですか」と聞くと、「そこのビニールに入れてレジへ持って行ってください」とのこと。 おがくずで姿もよく見えないまま、手探りで1個だけ袋に入れた。高級な珍野…

  • なんて可愛い生のローゼル

    疲れた時の定番のお茶は、ハイビスカス、ローズヒップ、ローズのブレンド。ほどよい酸味とルビーのような美しい赤い色に元気をもらう。 なかでもハイビスカスのお茶は、古代エジプトの時代から飲用されており、ピラミッドを積み上げた作業員たちの喉を潤したという。 そんなハイビスカスだが、メディカルハーブの世界では観賞用のお花と区別してローゼルと呼ばれることが多い。今回幸運にも、珍しい生のローゼルが手に入って舞い上がってしまった。 なんと愛らしい、エレガントなお姿。ポッと膨らみながらキュっと引き締まっていて、なんとも言えない気品が漂っている。それもそのはず、昔から「神に捧げる花」とされ、中国ではローゼルティー…

  • 失敗続きの柿のタルトタタン

    野菜の直売所へ行ったら、段ボールいっぱいの熟柿を発見。お値段なんと22個で480円だ。その時すでに私のかごには5個で350円の柿の袋が入っていた。さて、どうする。 柿はシャキシャキと歯応えのある硬めが好きだ。でも夫は熟柿をスプーンで掬って食べるのが好き。段ボールのは「やわ」と書いてある通り、かなり柔らかそうだが、全部が全部ぐちゅぐちゅしているわけではなさそう。なんと言っても破格のお値段が魅力的なので、買うことにした。 何を作るか考えて、柿をたくさん使えそうなタルトタタンはどうかなと思った。普通はりんごだけど、応用編ってことで。 でも早くも一抹の不安。柔らかすぎるのだ。普通はバターと砂糖でりんご…

  • ポリヴェーガル理論を再び

    以前にポリヴェーガル理論に関する内容を書いた。素人が入り口の、そのまた入り口辺りに立って、おもしろいなぁと感じたことだけを書いた。 自律神経って交感神経と副交感神経の2つだと思っていたら、哺乳類には3つあって、「つながりを育む」という哺乳類だけが発達させた社会性に関わる神経があるとのことだった。 ポリヴェーガル理論を生み出したポージェス博士は、副交感神経を「背側迷走神経」と「腹側迷走神経」の2つに分けた。 <発達の歴史> ・背側迷走神経(ブレーキモード) 消化やリラックスを司る。危機に瀕した時は急ブレーキをかけ、呼吸や心臓の働きを遅くし、凍りつき・シャットダウンを引き起こす。 ↓ ・交感神経(…

  • 4人の泥棒の酢を仕込んでみた

    セージ、ローズマリー、タイム、こんなハーブの名前を並べるとスカボロフェアのフレーズを思い出す方も多いかもしれない。 今回は歌ではなくお酢の話。いつものハーブビネガーを「4人の泥棒の酢」を意識して作ってみることにした。 ☆4人の泥棒の酢(4 thieves vinegar) 17世紀に南フランスでペストが大流行。この時とばかりに死者があふれる街で盗みを繰り返す4人の泥棒がいた。とうとう警察に逮捕されるが、自分たちがペストにかからない秘密を教えたことで、死刑を免れたという。 その秘密が、なんとハーブ酢だったというのだ。彼らはセージ、ローズマリー、タイム、ラベンダーを酢に漬けたものを体に塗ったり、飲…

  • セージのお話を読みながらマフィンを作った

    どんなハーブが好きかと聞かれたら、ローズマリー、カモミール、ミントなど次々浮かんで困るけど、やっぱりセージかな。 古代ギリシア、ローマ時代から万能薬として使われてきた聖なる薬草セージ。学名のsalviaには「救う」「癒す」という意味があり、「救世主セージ」と呼ばれていたという。 現存する最古の修道院の庭園図面にもセージが登場するし、カール大帝は皇帝庭園の最も良い場所にセージを栽培するように指示したというから、どれだけ重要な植物だったのかがわかる。 ヨーロッパには古くからこんな言い伝えがあるそうだ。 「庭にセージが繁っていたら、病で死ぬことはない」 「長生きしたけりゃ5月にセージを食べなさい」 …

  • 老女の聖なる贈りもの

    今週のお題「最近おもしろかった本」 心に響くよい本を読んだ。日本での出版は今から20年前の、結構古い作品だ。タイトルは「老女の聖なる贈りもの」で、インディアンの老女と白人のセラピストとの心の交流を描いたお話だ。ケビンコスナーの映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」を思い出す。 主人公は心理学博士のメギー。仕事では成功したが、夫の暴力のため15年間の結婚生活に終止符を打つ。心の傷を癒すためニューヨークを離れ、田舎の丘陵地帯へ引っ越し、診療所で働きながら、家の修理などの肉体労働も一人でこなしている。 ある日、ひとりのインディアンの老女ウィノナがセラピーを受けに無理やり連れて来られる。彼女は2ヶ月後に死ぬ…

  • ビーガン検定ができたらしいけど

    世の中にはいろんな検定があるけれど、なんとヴィーガンの検定試験が始まったらしい。料理に関することかと思いきや、ヴィーガンをビジネスに活かしたい人のための資格のようだ。びっくり。 「Vegan検定は、地球環境、健康、飢餓、食糧問題、動物福祉の観点からビーガン、ベジタリアンのライフスタイルを学び、ビジネスに活かせるようにする検定取得講座です」 2級→1級→インストラクターとステップアップできるようで、インストラクターになると、ビーガン検定1級の公式プログラムの講師になれるらしい。 資格を取ると有資格者のメンバーシップに入ることができ、交流会や勉強会に参加できると言う。 www.vegelifest…

  • 栗の甘酒でほっこりお汁粉

    この季節にだけ作る甘酒。それは栗の甘酒だ。さつま芋で作る甘酒とおんなじぐらいほっこりして大好き。栗ジャムのようにパンにつけたり、温めた植物ミルクに入れたり。 今回はちょっと思いついて、栗の甘酒を使って黄色いお汁粉を作ってみることにした。白玉団子も久しぶりにこねたら、なんだか楽しい。 まずは栗の甘酒から仕込む。私の甘酒はとてもシンプル。 素材 200g米麹 200g水 200㎖ 素材によって分量が変わると面倒なので、200という数字で統一している。テキトーなんだけど、玄米や小豆、さつま芋など、素材が変わっても美味しくできているから大丈夫みたい。 茹でた栗と米麹とお水を用意する。栗の皮むきはけっこ…

  • 古いハーブカッターで手作りハーブソルト

    ハーブソルトは庭のハーブを刻んで、お塩と混ぜて、チャチャっと作ることが多かった。でも、今回ニールズヤードさんでハーブソルト作りの講座があって、しかも八ヶ岳からハーブが届くというので受けてみた。 講師は前回受けたアカマツの講座と同じ矢崎綾子先生。八ヶ岳の麓で「畑からの贈り物」という活動をされている。前回は無農薬のアカマツが届いて、その香りに感動した。 retoriro.hateblo.jp 今回教材として届いたのは、こちらの5種類のハーブとお塩とボトル。オレガノ、スィートマジョラム、パセリ、タイム、ローズマリー。すっごくいい香りで、うちの庭のハーブよりずっと野生的な力強さを感じるなぁ。 ズーム講…

  • セルフガーデニングという考え方

    本との出合いはいつも偶然。購入の決め手は直感に限る。 今回出合ったのは、こちらの本だ。 「私という植物を育てることに決めた」 植物に水をあげているのに、その植物から水をもらって気持ちよさそうにしている人のイラスト。そしてよく見ると、鉢にはMYSELFという言葉が。 どうやら自分自身を植物に見立て、自ら水をあげ、陽に当て、じっくり見守りながら自分を大切に育てていこうというお話のようだ。表紙のタイトルとイラストに惹かれてオンラインで購入した。 著者は「+1㎝」シリーズが世界12か国に翻訳され、ミリオンセラーになっているキム・ウンジュ氏。イラストは性別・人種・年齢不詳にもかかわらず、80万人のフォロ…

  • 植物性ミルクは定着するか

    牛乳の代わりにベジの人たちが長らく飲んでいた豆乳。最近ではナッツミルクや穀物ミルクが登場し、豆乳に代わる「第3のミルク」として存在感を増しつつある。 スタバではいち早くアーモンドミルクやオーツミルクを取り入れ、ソイラテ以外にも植物性ラテの選択肢が増えた。やるなぁ、スタバ。ベジの人にとっては実にありがたいことだ。 私もよく植物性ミルクを作っているけど、アーモンドやカシューナッツで作るナッツミルクより、今は穀物ミルクのほうが気に入っている。古代小麦のスペルト小麦で作るミルクは体に沁み透る美味しさだ。 ただ、手作りミルクはやっぱり手間がかかる。前の晩からナッツや麦を水に浸したり、ミキサーでガーしてか…

  • 長崎被爆クスノキを訪ねて

    長崎原爆の日を前に、山王神社の一本柱鳥居と被爆クスノキを訪ねた。 ここ数年、大樹の生命力やその癒しの力に関心を持ち、大樹を訪ね歩く「大樹巡礼の旅」を続けている。きっかけは広島原爆の地で蘇ったイチョウの木の話を読んだことだった。 75年間は草木も生えないと言われた焦土ヒロシマの地に蘇った木々たち。折れ曲がった幹から、黒焦げの枝から、幹も枝も失った土の中から芽を出して蘇ったという。イチョウの葉はなかなか扇形に戻らず、歪んだ形の葉が出続けたと知り、涙が止まらなかった。 retoriro.hateblo.jp 被爆樹巡礼 今回訪ねた大樹は長崎の山王神社にある「被爆クスノキ」で、福山雅治氏の楽曲「クスノ…

  • スピリチュアル音楽家、ローズマリー・ブラウン

    不思議なCDに出合って、買ってしまった。いわゆるジャケ買いだ。期待外れだったらどうしようと一抹の不安もあったけど、長年お世話になっているスピリチュアル専門書店「ブッククラブ回」さんで紹介していたので、大丈夫だろうと思った。 <ローズマリーの霊感~誌的で超常的な調べ> ショパン、シューベルト、リスト、ベートーヴェンに囲まれ、中央にいるのがローズマリー・ブラウン、イギリス人女性だ。著作権上では楽曲の作者とみなされているが、本人の主張では彼女は「音楽霊媒」であって、リストを始めとする偉大な音楽家たちの霊と交流し、曲を授かったという。 彼女の主張は物議を醸し、大変な誹謗中傷を受けることになる。そりゃあ…

  • 赤紫蘇ジュースとおまけのキムチ

    季節の恵みというものがある。その時季にしか手に入らない、ありがたいもの。しかし忙しさにかまけていると、あっという間に旬を逃して来年まで御預け、なんてことになったりするから、ぼやぼやしていられない。 私にとっての「夏のありがたいもの」は、赤紫蘇だ。日本人のソウルフード、梅干しづくりには欠かせないし、副産物のゆかりも大切なご飯の友だ。 そしてもう一つの楽しみが赤紫蘇ジュース。夏バテ防止や疲労回復に、私の夏の元気の素になっている。今年も旬を逃さず赤紫蘇を手に入れることができて、まずはひと安心。 材料は赤紫蘇、てんさい糖、リンゴ酢、レモン。いろいろなレシピを試してみたけれど、砂糖が少ないとぼやっとした…

  • アカマツに夢中

    数年前からヴィーガンの人たちの間で「松葉茶」が何かと話題になっていた。血流をよくし、老廃物のデトックスによいということで、私も試しに購入し時々飲んでいた。 その後「松葉ジュース」というのも、よく見かけるようになり、もしかして松葉がブームなのかと気になりだした。元々木の癒しに強く惹かれ、ツリーメディシンなど古来から人間の力になってきた木々に関心があったので、取り合えず松葉に関する本を読んでみた。 驚いたことに、松は縄文時代から日本人が飲食していたという。松葉は仙人食とされ、あらゆる病気を治す万能薬。特に老廃物の浄化に優れ、修行僧は「体内に潜む一切の邪毒を排し、気力を保つため」に、松葉を一握り食べ…

  • 玄米で初めての生米パン

    パン作りはとても奥が深い世界だと聞く。気温やこね方で発酵具合が変わり、熟練の方でも時には失敗することもあるとか。だから私にはとても無理、とパンの世界には近づかないようにしてきた。 でも、せめてひとつだけ、素材もシンプルで、作り方も簡単なパン、自分の暮らしの定番になるようなパンを、ひとつでいいから作れるようになりたいという気持ちもずっと持っていた。 そんな時に出合ったのがお米から作る「生米パン」だ。考案したのはヴィーガン料理家のリト史織さん。生米パンの本もたくさん出されている方だ。 考案のきっかけは「米粉に精製する過程において、遺伝子組み換え酵素で処理しているケースがあるということを知り、米粉に…

  • 日本のモネの庭を訪れて

    高知一人旅~その③「モネの庭」 牧野植物園を訪れた翌日はフリー。桂浜など、高知観光の有名どころを巡るのもいいけれど、せっかくだから思い切って遠出することにした。 高知駅から、JRと土佐くろしお鉄道、バスを乗り継いで2時間もかかる所にある、北川村「モネの庭 マルモッタン」 モネの愛したフランス・ジヴェルニーの「モネの庭」を、モネの世界観を大切にしながら高知の自然の中に再現し、クロード・モネ財団から「モネの庭」と名乗ることを、世界で唯一許されているそうだ。 園内のカフェはモネの家のキッチン&ダイニングをモチーフにしていて、なんとヴィーガンランチもあるというので、ワクワクして早朝の電車に乗った。 「…

  • 牧野植物園つづき

    高知一人旅~その②「牧野植物園」 retoriro.hateblo.jp 最初のうちは写真を撮るのに夢中だった。せっかく来たのだから、しっかり見て、旅の記録に残そうと張り切っていた。 でも、途中から「今・ここにいる」ことをもっと感じて、味わおうと思うようになった。 幸い観光客もそれほど多くはなく、私のように一人で回っている人もいる。ただベンチに座ってぼーっとしているように見える人も意外と多い。みんなこの植物園で思い思いの過ごし方をしているようだ。 感慨深い場所なのだ。植物が大好きで、好奇心旺盛な、一人の土佐の少年がいたこと。彼の歩んだ人生が、こんな素晴らしい植物園に繋がったこと。そしてそのおか…

  • 念願の牧野植物園へ

    高知一人旅~その①「牧野植物園」 「日本の植物学の父」と言われる牧野富太郎博士。美しく細密な植物画に魅せられて、いつか高知にある牧野植物園に行ってみたいなと思っていた。でも、思っているだけではなかなか実現しないもの。 それが、来年の朝ドラが牧野博士のお話だと聞き、ほとんど衝動的に旅に出た。観光客が押し寄せる前に、これは絶対行かねばと。 行く前にまずは人物像を知ろうと伝記を何冊か読んでみた。幼い頃から植物に興味を持ち、ほとんど独学で学ぶ。裕福な家の跡取りだったが、研究に没頭するあまり実家の財産を使い果たし、さらに借金は膨らむばかり。晩年になってやっと認められるという波乱万丈の人生だ。 それでも、…

  • 意外と簡単、ヴィーガンバター作り

    ヴィーガン暮らしと言うと、禁欲的なイメージを持たれることがある。確かに人によっては、大好きな肉やケーキを我慢してヴィーガン生活にシフトした人もいるだろう。 私の場合は子供の頃から動物性食品が苦手だったので、なんの苦労もないし、特に代用品やもどき食品が欲しくなることもない。大豆ミートの唐揚げなどはむしろ苦手な方だ。 ところが、今回たまたまイベントで「ヴィーガン発酵バター」なるものを目にし、珍しさもあって購入してみたら、けっこうイケる。軽くてとても美味しいのだ。 商品名は「ココマメバター」で、ココナッツのイラストがなんとも可愛らしい。 材料は、有機ココナッツオイル、豆乳ヨーグルト、有機菜種油、有機…

  • 小さなハーブボールを作ってみた

    「ハーブのお灸」と言われるハーブボール。布にいろんなハーブを詰め込んで丸め、マッサージなどに使う。その形がなんとも可愛らしくて以前から興味津々、機会があったらぜひ体験してみたいなと思っていた。 もともとはチベットが発祥の地で、東南アジアに伝わる伝統療法のひとつだそうだ。最近は日本でも、タイ式マッサージサロンなどで使われているのをよく見かける。 このハーブボールを蒸して、ポカポカの状態にし、体のいろいろな部分に当てながらマッサージするそうだ。ハーブの成分が皮膚から体内に入ることで、自律神経やホルモンバランスを整えたり、肩こりや筋肉痛を和らげたり、いろいろな治療に使われるという。 ハーブボールは全…

  • ヴィーガン食材で春のブッダボウル

    九州ヴィーガンフェスで買って来た食材で、さっそく春のブッダボウルを作った。作ったと言っても、今回はほとんど並べただけだけど。 購入したのはこちら。前回は電車を乗り継いで行ったので、重い野菜などは買えなかった。今回は車で行ってよかった~。いっぱい買っちゃった。 まずは小さな循環ファームさんのお野菜。ビーツが買えたのがうれしい。人参の葉っぱはクッキーを作るか、ジェノベーゼにするか。 そしてエディブルフラワー。家に帰ってすぐ水に浸けた。ハーブのブーケはすごくいい香りがする。ミントはミントコーヒーにしよう。スギナはスギナ茶に。 パンはなないろさんで購入。どれもすごく美味しそうで、迷いに迷って選んだのが…

  • 九州ヴィーガンフェスに行ってきた

    4月24日の日曜日、舞鶴公園で九州ヴィーガンフェスが開催された。今回で6回目だそうだが、私が行くのは2回目。東京と違って地方ではヴィーガンのイベントは少ないので、とても楽しみだ。 11時ごろに到着。朝のうち雨が降っていたし、コロナ禍ということもあり、人出はまだそれほど多くないようだ。最初にヴィーガンラーメンのお店があった。うーん、食べてみたいけど、まずは様子見でぐるっとひと回りしてみよう。 遠くにたくさんのテントが見える。チラシによると出店は40~50組ぐらいらしい。日差しが強いと野外のイベントは辛いけど、曇り空だから気持ちがいい。 タコスのお店があった。ヘンプとあるので、麻の実やヘンプ粉が入…

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