最近、「受援力」という言葉を耳にしました。もともとは防災用語として使われていたこの言葉。 阪神淡路大震災(1995年)を経験した一人として、「日本政府は外国からの支援を断った」とか、「多くのボランティアが被災地支援に駆けつけたが、受け入れを拒否するケースも見られた」という報道には、「非常時になにを迷うことがある?」と感じたものでした。その後、東日本大震災(2011年)でも似たような事態が起こり、能登半島地震(2024年)のときも、(改善されたとはいえ)また似たような状況に…! 行政機能の喪失により受入態勢まで手が回らなかったのか、指示命令系統の構築など危機管理態勢が脆弱なのか、はたまた警戒心な…