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今回はワンポイントとして織った織り模様の形や色合いから ピンク色のトルコキキョウをイメージしました。 織り模様が花のように見える織り方です。 サイズは口金幅8.5㎝にたて約8.5㎝×よこ約10.5㎝、 またマチが2㎝あるので、小銭やアクセサリー、またイヤホンなどのモバイルグッズ といった小物を入れておくのにもおススメです。 トルコキキョウはひらひらした花びらの形からドレスのような 優雅なイメージがあるようで、特にピンク色の花には「優美」や 「すがすがしい美しさ」といった、華やかな言葉があてられているようです。 春から初夏に向けてちょっとしたプレゼントのひとつにしていただけたら 嬉しいです。 今…
ようやくたて糸が筬(おさ)に通し終り、次の工程に進みました。 次はたて糸を上下させる綜絖(そうこう)という部分にたて糸を通して行きます。 今回は幅を広くしたので時間はかかりましたが、バッグ地から小物までと幅広く 作品を作れるので、定期的に大きめの作品を作ることにしています。 また、実際に織った際に近い幅に糸が広がることで、 作品のイメージも更にしやすくなります。 たて糸に縞模様が入っていることもあり、模様とのバランスを見て 織り模様もシンプルな感じにしていきたいと思います。 ~綜絖(そうこう)に通す~ 綜絖(そうこう)はたて糸を上下させ、よこ糸を織り込むための 空間を作る役割があり、そのたて糸…
一作目の部分が終わり、次の作品の地の部分を織り進めているところです。 地の糸はたて糸と同じ色合いのため、ぱっと見で織り模様を確認するのが 難しくもあります。 なので、踏み木を踏む順番を声出し確認しながら織ったり、 少しずつ織っては斜めから布を見てよこ糸の盛り上がり方から 織り模様を確認するようにしました。 もう少し織り進めたら色糸を織り込んで織り模様をはっきり見える様に していきます。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、ポチッとお願いします。 m(_ _)m また、ブログ村に参加しています。 こちらもよろしければポチッとお願いします。手織り にほんブログ村 ハンドメイド作家 にほんブログ村…
いつまでも暑いですね。9月半ばになっても冷房をつけていないと 汗が流れてくる状態というのは初めてで、 秋の涼しく過ごしやすい時期が恋しくなってきます。 ~織り模様と糸の組み合わせを模索~ たて糸が織り機にかかったので、ちゃんと織れているかのチェックや よこ糸の色と織り模様の出方を見るために試し織りをしました。 今回は淡い色合いなので、織り模様がバランスよく出るように色々と試し、 たて糸に近い色合いの少し太めの糸を地に、同系色の少し濃い色合いの糸を 部分的に織り模様として目立せることにしました。 よこ糸がようやく決まったので、このまましばらく織っていきたいと思います。 ↑このブログが気に入って頂…
たて糸を綜絖(そうこうに)に通した後は、それぞれの両端を 織り機に設置している織り付け布に通している棒に結び付けていきます。 先に織り終わりの方の端を結び付けます。 そしてたて糸を織り終りの方の織り付け布が付いている千切(ちきり)という 大きな木の棒に巻き付けていき、 今度は織り始めの方の糸端を結び付けていきます。 たて糸の乱れを櫛で整えながら均等な張り具合で棒に結び付ける作業は 意外と力と気を遣う作業でもあるので、 機にかかった時は「やっと機にかかった!\(^o^)/」と嬉しくなります。 そしていよいよ機織り、と行きたいところですが、 今回の作品の織り方は前回と綜絖と踏み木の繋がる組み合わせ…
明日から今月のbe京都アンテナショップ町家手作り百貨店が始まります。 秋の節句や栗をモチーフにした作品 重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、古くから厄除けや延命長寿を願い 菊の花と関わりの深い節句です。 また秋は収穫の季節でもあり、秋の実りの代表として栗を使った料理が 菊と合わせて食べられていて、栗の節句とも言われています。 そういったことに因んで9、10月は菊や栗をモチーフにした作品を 出品します。 また、秋の花々や風景をイメージした作品も出品します。 暑さが少し落ち着き、ようやく秋の訪れを感じられるようになってきました。 秋の始まりのお出かけの際にはぜひお立ち寄りください。 ~綜絖通し(そうこ…
たて糸を筬に通す筬通し(おさとおし)の作業が終わり、 機かけの作業から先日地直しした織り布の仕立てを始めました。 通し終ったら幅を測ってちゃんと設定した通りにたて糸が通っているか確認します。 今回はがまぐちとアクセサリーを予定しています。 出来上がり次第ご紹介していきたいと思います。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、ポチッとお願いします。 m(_ _)m また、ブログ村に参加しています。 こちらもよろしければポチッとお願いします。手織り にほんブログ村 ハンドメイド作家 にほんブログ村にほんブログ村<
お天気の合間を縫って水通しをし、織り布の水気が取れるまで 次の作品の機かけを始めました。 次は再び枇杷の葉で染めた、サーモンピンク系の糸単色でたて糸にしました。 設定した織り幅は20㎝で、私ががま口やポーチなどによく使うサイズです。 筬の目は櫛の様になっていて、糸が並んでいる順番通りに隙間に通して行きます。 神経を使う作業ですが、通しているうちに無心になれるので 好きな作業でもあります。 この作業が終わったら、乾いた織り布の仕立てを始めたいと思います。 ~たて糸に使う糸のこと~ 私がよくたて糸に使う糸は滑りが良くて2本の糸を撚り合わせている木綿糸です。 たて糸は織っている時にどうしても筬や綜絖…
秋や冬に向け、栗やザクロといった秋に実のなる植物の染料で染めた糸や、 あたたかみを感じる色合いの糸を使ってたて糸を作り始めました。 はじめは前回の作品に引き続き枇杷の葉染めの糸をメインにして たて糸を作ることにしました。 全体的にたて縞が入るパターンや、 一色のみのパターンは前の時と同じですが、織り方やよこ糸を変えて また違う雰囲気に出来たら、と思っています。 そしてこちらは秋や冬に実を付ける植物の実の殻などで染めた糸です。 左側はザクロ、右側は栗のイガで染めています。 毬栗で染めた糸の方はわずかな鉄分を含んだぬるま湯に浸けたので グレーに染まっています。 (ちなみに染め液に浸けたものを鉄分を…
今回は秋にも綺麗な花を咲かせるバラの花の色合いをイメージした 小さめのしきものが出来ました。 枇杷のの葉染めの糸をメインに茜染めした糸などのグラデーションの縞模様に、 レースの様な織り模様を織り分けて両サイドに配置しました。 サイズはたて17㎝×よこ24㎝で、一輪挿しや小物トレー、 また写真の様にお香立てなどを置いたり、とお部屋のインテリアのワンポイントとして いただけたらと思います。 お部屋のインテリアのアクセントに。 また、表地がふんわりした色合いなので裏側は落ち着いたえんじ色の綿布を 縫い合わせました。 秋に向けたイベント等に出品する予定です。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、ポチ…
次に織っているのはレース部分の織り模様をメインにして 透かし模様の多いパターンです。 レースになる部分の間隔を色を変えつつ空けていきます。 今手前にみえている方が作品の上部になり、 下に行くにつれて色が濃くなったり織り模様の間隔を広めにしたりして 変化を出しています。 平織りの部分を使って棒を通せるようにして小さな壁掛けにしようと思います。 そしてたて糸の残りもだいぶ少なくなってきたので、 出来る範囲で織れる小物用の織り地にしていきたいと思います。 台風が近づいて来ていますね。 今回は台風になるのが急だったので備えが大変ですが、 気を付けて過ごそうと思います。 ↑このブログが気に入って頂けまし…
今回は縞模様が全体的に入ることから、縞模様の幅を基準に織り模様が 出るようにしました。 そしてフラットな織り地の部分とレースの様な織り模様の部分を組み合わせて 織っていく形にしました。 機に掛かるまで~綜絖通しから機へのセット~ ひと模様ごとに慎重にたて糸を綜絖(そうこう)に通して行きます。 綜絖に通ったたて糸の端を織り機の前後に付いた織り付けをするための棒に それぞれ結び付けていきます。 私の場合は織り終わりの方の糸端を先に結び、千切(ちきり)という たて糸を巻きつける大きな棒に巻いて、反対側の糸端を織り始めの方の棒に 結び付けやすくします。 そして糸端を両方向結んだらたて糸の束同士の間の隙…
今回の織り地には栗の皮で染めた糸も織り込んでいることもあって、 秋の果物で大好きな栗をかたどったブローチを作りました。 栗の濃い色の部分は阿仙茶という、茶色を染める染料で 下の部分の赤みのあるベージュ色の部分が栗の皮で染めた糸で織っています。 栗の皮のそれぞれの部分の質感の違いも出せたらな、 と織り方も変えました。 中にはしっかり綿が入っているので、お座布団やクッションの様に 程よい弾力があります。 サイズは横幅の一番広い所で約4.5㎝、たて4㎝と少し大振りです。 後ろ側はボンドに加えて位置で縫い付けて補強しています。 このブローチは来月のアンテナショップから出品いたします。 一足先に秋の雰囲…
先日染めた糸を洗って干してみると、割と染まってくれていて ホッとしました。(写真の右から3番目に並んでいる糸です。) また、引き続き染めの下準備として綿と麻の繊維を撚り合わせた 混紡糸(こんぼうし)の綛(かせ)糸を6綛分洗いました。 先日洗った糸も含めて下準備が出来た糸が揃って来たので、 これで染めたい時にすぐ糸を準備できます。 ~機かけの続きを再開~ 精錬(せいれん)の作業が落ち着いたのもあって機かけの作業を再開しました。 お天気の良い日はしっかり部屋が明るくなるので、 細かい部分も見やすく作業がはかどります。 筬(おさ)に通し終わったら、次の作業に移ります。 ↑このブログが気に入って頂けま…
前回染めた糸を洗って干してみると、お昼過ぎには乾き、 柔らかいオレンジ色になりました。 夕方近くに撮ったので、陽射しの色合いの関係で 実際より黄色っぽい色合いになっています。 ~染液を無駄なく。~ 染液はというと、まだ色素がありそうなので撚りの甘い木綿糸を 染めることにしました。 一度他の物を染めた後の染液は場合によっては染まり方が弱いこともありますが、 そのまま液を捨ててしまうには忍びなく感じます。 それもあって染液がまだ染められそうな濃さの場合は、 同系色の糸の組合せとしてのひとつとして使ったり、 重ね染めの下染めとして染めておくことがあります。 (重ね染めはあらかじめ染色した糸を違うタイ…
ようやくお天気が続きそうな感じなので、枇杷の葉での染めをすることに しました。 今回染める糸は混紡糸(こんぼうし)と呼ばれ、木綿と麻、 または木綿と絹といったように異なる素材を撚り合わせた糸です。 それぞれの素材への染まり具合も変わるため、 自然と色の濃さの異なる表情のある糸になりそうで楽しみにしてます。 ~染めの手順~ ここからはざっくりとですが糸を染める流れについて書いていきたいと思います。 ⓵煮出し 染料を数回に分けて煮出して大きな鍋に濾して合わせて染液を作ります。 今回は3回煮だして染液を作りました。 枇杷の葉は薬用のお茶やお灸などに使われることもあり、 煮出している間は体に良さそうな…