メインカテゴリーを選択しなおす
・三柏・三槲Bogbeanみつがしわミツガシワ科、全国的に寒冷地の平地から高山までの水湿地に生息して、はう根茎をもつ多年草で葉が柏の葉に似た3小葉からなる。花は、5月頃にひとつの茎に高さ20~40㎝の花茎上の総状花序につき花冠は漏斗状で白色、ときにはピンク色を帯び深く5裂し径10~15㎝になる。薬草で中国の古書「本草綱目」や日本の江戸時代の書物「草木図説(そうもくずせつ)」にも記述があり、さらに、ヨ-ロッパでも古くから民間薬として使われていた。マタタビのように、ネコを酔わせる成分を含み全草を用い生薬名を睡菜葉(すいさいよう)といい煎じ、お茶にして苦味があり健胃、解熱に用いられる。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[三柏:みつがしわ]食生活について語ろう
・藪蘭Liriopeやぶらんキジカクシ科(ユリ科)、関東以西の温暖な藪や林の木陰に多い常緑多年草でリリオーペは、ギリシャ神話の女神の名前に由来。葉が蘭(ラン)に似て長さ25~65cm、幅0.8~2cm程。8~10月頃に長い30~40cmの穂の花茎の先に目立つ薄紫色の小花を咲かせ、実(種)は丸形で緑黒色になる。根を漢方で大葉麦門冬(だいようばくもんどう)といい煎じて滋養・強壮・鎮咳(ちんがい)に用いている。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[藪蘭]食生活について語ろう
・蛇の髭Dwarfmondograss/Mondograssじゃのひげキジカクシ科(旧ユリ科)、東南アジア原産。日当たりの良い畑、野原に自生し、栽培もしている。常緑多年草、草丈10~30cmで葉が細長く、6~7月に掛け薄紫色花を総状に咲かせる。和名の由来として細い葉を蛇や龍の髭にたとえたとし別名でリュウノヒゲ(竜の髭)とも言われる。果実は、径7mmの球形で黒紫色になる。根茎よりたくさんのヒゲ根が伸びて根の部分が肥大した秋から春先に掛け掘り起こしヒゲ根の根の先の紡錘形で長さ1.5cm、径5mmほどの多肉質になっているところに、蛇、へびが食物を飲み込んだように肥大している。その塊状根を乾燥させ漢方で長麦(ちょうばく)、芯抜きした丸麦(まるばく)、麦門冬(ばくもんどう)として煎じて滋養強壮、鎮咳、肺結核に利用す...[蛇の髭]食生活について語ろう
・鳶尾・一八・一初Iristectorumいちはつアヤメ科、中国原産。水はけのよい乾いた土地に生え、多年草で高さ約30~60cmに成長、葉は剣形で幅広で短く淡緑色をして主に観賞用として広く栽培している。4~5月頃花茎を出し、紫・白の花びらの付け根にヒゲがある。他のアヤメの花にさきがけて咲くという意昧でイチハツの名があるといわれる。夏に葉が黄変した頃の根(鳶尾根:えんびこん)はテクトリジンTectoridinのイソフラボン配糖体を含み、薬草として乾燥させ1~5gを煎じて食あたりに吐剤、下剤として利用するが量を誤ると胃腸炎を起こすことがある。ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。[いちはつ]食生活について語ろう
・タンジーTansyたんじーキク科、北欧原産で草丈70cm~1.5mの多年草、葉は、互生し長径10~15cmの羽状複葉で鋸歯、花は、先端で枝分かれして花径が1cmほどの黄色の花が8~10月に咲く。日本には、明治時代に渡来し、北海道に分布、和名をエゾヨモギギク(蝦夷蓬菊)という。西洋では台所の入り口に植えられ、アリなどの虫除けとして使用してきた。葉や茎、花の全体に毒性を持つ成分が含まれ、ドライフラワーやポプリ、染料としても用いている。漢方で頭花のみを採取し、食欲増進・健胃・回虫駆除などに煎じて服用する。蓬に似た香りで精油をタンジーオイルとして防虫剤・湿布にも使われるが毒性が強く、誤食で、けいれん、嘔吐、重篤(じゅうとく)になると、呼吸困難、多臓器不全に陥(おちい)り死亡することもある。ご愛読戴きましてありが...[タンジー]食生活について語ろう