宗門在家信者の服制について(1)
或る方のご見解で、曹洞宗の在家信者が、その信を表現するために着けるべき、特別な服装があるか無いか、という問題が取り沙汰されていた。そして、関連して、或る御寺院さまの授戒会実施に因んで、参加された檀信徒にどのような記念品を差し上げるべきか?という話になった時、「絡子」が認められるのかどうか?という議論になった(結果としては「輪絡子」になった)。そこで、今回はこの問題を採り上げてみたい。そもそも、『曹洞宗宗制(以下、『宗制』)』では、檀信徒(在家信者)の定義については『曹洞宗宗憲』第9章(33条・34条)で規定されているが、服装の規定は無い。一方で、我々のような僧侶の服装を定義した箇所としては、『宗制』「曹洞宗服制規程(以下、「服制規程」)」の「第1条」で、以下のように謳われている。この規程は、曹洞宗の僧侶の...宗門在家信者の服制について(1)
2024/02/20 16:13