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今日は曹洞宗の高祖・永平道元禅師(1200~1253)の誕生日に当たるとされ、宗派内では「高祖降誕会」と呼ばれている。なお、この日になった経緯だが、以下の通りである。江戸時代に大本山永平寺35世・版橈晃全禅師(1627~1693)は貞享2年(1685)に著した『僧譜冠字韻類』巻88で、道元禅師の御生誕が「正治二年庚申正月初二日」であると示した。その後、面山瑞方禅師などもこの見解を踏襲し、曹洞宗内で一般的な見解となった。そこで、大本山永平寺、及び永平寺東京出張所では道元禅師御生誕700回の記念法要を、明治32年(1899)年2月11日に行った。そして、翌33年1月1日、曹洞宗務局(後の曹洞宗宗務庁)は旧暦1月2日を新暦1月26日と改めて高祖降誕会を定め、現代まで続いているのである。拙僧、これまでの記事で両祖...今日は高祖降誕会(令和6年版)