ナツハゼ(夏櫨)が満開になりました・・・と言っても「どこどこ?どこに?」って声が聞こえて来そう。 前記事のネジキ(捻木)より更に目立たない。新緑の中、粗い毛を持つ葉に隠れて。ツツジ科スノキ属のウスノキ(臼の木)に似ていますが、この子は長い花序を持ちます。匂いも無いのに、どうやって虫を呼ぶのかなあ。 「赤いのと白いのがあるよ」相生山の四季を歩く会のJunさんに教えてもらいました。秋にはブルーベリーに似...
名古屋市の相生山(あいおいやま)緑地には、大都会に残された貴重な自然がいっぱい。雑木林に樹木の花が咲き、野鳥が囀り、ヒメボタルが舞い、黄紅葉もまた見事です。人と自然の関わりについて、名古屋市政とのやり取りも、情報発信しています。
自然を大事にするってどういうこと? 人が「自然のために」出来ることってあるのかしら? そんなことを考えながら、123.7haの相生山緑地を歩いています。この雑木林の真ん中に「都市計画道路」工事が進められていました。今は大規模公園の「素案」が提示されています。 【自然と人間】このテーマに取り組んでいます。 みなさんのご意見をお聞かせ下さい。 http://lovelyearth.info/
キビタキ(黄鶲)の囀りが響き渡る緑の樹林に、工事車両。 先日の記事 こちら からの続きです。「工事のお知らせ」「地図」が貼られていましたが、見えにくく逃しているうちに、どんどん工事が進められました。 この辺りには珍しい菌類が多く発生していましたが、その生育域は破壊されてしまった感があります。「キレイになった階段」の代償が森林の生態系の基盤を支える土壌や菌類の損出です。プラスチックの擬木は耐久性と経済性...
地域タグ:名古屋市
相生山緑地の夜。ヒメボタル(姫蛍)を見るため、撮るための人びとに出会います。 去年に続いてきた人「ずいぶん明るくなってしまったなあ」「これじゃホタルも飛ばんのやない?」「確かに少ないな」 生産緑地の梅畑付近の夜22時過ぎと昼間。「木が無くなって空が広がってる」「草地も減ってるよな」「5~6年前から通ってるけど、えらい雰囲気変わった」「一番出てた所が変わってしもた」「畑の後ろの方も・・・」 カシノナガキク...
地域タグ:名古屋市
大きなコナラ(小楢)の樹下、低木のネジキ(捻木)が伸びあがり、 その花序に白い花が増えてきました。 一方谷間のテイカカズラ(定家蔓)はまだ蕾。 と思っていたら、日当たりの良い蔓の上部にちらほら花が。 名古屋市道路建設課の「ヒメボタル分布調査」が始まるようです。 ネジキもテイカカズラも相生山のヒメボタル指標花。甘く匂う頃がヒメボタル生殖のピーク時期。さまざまな抑圧状況の中で今年の消長が気になります。 ...
地域タグ:名古屋市
参加者アンケートに即して【今日の感想】楽しかった。役に立った。また来たい。次は誰か誘う。時々、知人を誘うんですが、実際にはほとんど来てもらえません。【今日の評価】大変良かった 【良かったこと】見る予定だったものがほとんど見られて良かった。ヤママユの幼虫は結局4~5匹も見た。メロンかシャインマスカットのゼリーみたいできれいな色だった。羽アリ(白アリ)の群れなど珍しいものも。 【残念だったこと】ヒサカキが...
地域タグ:名古屋市
立夏の相生山に、夏呼ぶ花が見つかりました。 低木のガマズミ(莢蒾)は1ヵ月前に咲いたミヤマガマズミ(深山莢蒾)やコバノガマズミ(小葉の莢蒾)と同じレンプクソウ科。対生の丸く広がる葉の上に花序を載せ、樹林の初夏を涼やかに演出します。バラ科常緑高木のカナメモチ(要黐)、特有の赤い葉も交えた高い枝に優し気な花序。緑と赤と白が魅力的です。 蝶や蜂たちの訪問がにぎやかしく、一段と力強い新しい季節が始まったこと...
地域タグ:名古屋市
5月になると気になるエゴノキ。私の中では4月のズミ(酢実)に匹敵するお気に入り❣うーん、未だ蕾が小さい。今日会った子は枝が高いから余計に。 昨年は連休明け こちら、一昨年は連休真ん中 こちら に満開を迎えています。どうやら1週間はかかりそう。どうせ遅くなるなら、11日の日曜日 こちら まで延びてくれると大歓迎! by アイ ...
地域タグ:名古屋市
コナラ(小楢)の花、花粉を飛ばし役割を果たし終えた雄花序。 初夏の陽に輝く、ヤマツツジ(山躑躅)の紅とズミ(酢実)の白。春の嵐に仕切り直し、2回目の「相生山の四季を歩く会」 「黄砂かねぇ」「名駅の向うは海みたい」新緑の樹林の底で、観察した花々。 初夏の白い花に雨が降りました。サワフタギ(沢蓋木)の雄しべのヴェールも粗い葉身も。 ツクバネウツギ(衝羽根空木)の双子の釣鐘も種子を運ぶプロペラも。 濡れて洗わ...
地域タグ:名古屋市
緑の風が流れる4月第4土曜の午後。「相生山の四季を歩く会」は初めて『ズミのお花見』をしました。定例が第2日曜なので、ズミ(酢実)の花期とは合わなかったのです。 桜花見を有志で実施してきましたが、今年の4月は春の嵐に見舞われたこともあって、ズミの開花に合わせて特別開催。「話には聞いているけれど見たことは無い」人、「毎年見ているが皆と見たことは無い」人、常連さん中心にメールやブログの呼びかけに期待の集まり...
地域タグ:名古屋市
二十四節気は穀雨、その次候《霜止みて苗出る》に入りました。天気予報では《夏日》連続、体感も景観も夏めいて。 相生山の梅畑、収穫まで1カ月。去年はハチの姿が見られず、不作の年になりました。今年はどうだろ? ミツバアケビ(三つ葉木通)やアケビ(木通)に見られた紫色が少なくなって、カマツカ(鎌柄)やコバノガマズミ(小葉の莢蒾)たちの白い花が優勢になって来ています。 雨の日に熱心に花を探したヤマコウバシ(山香...
地域タグ:名古屋市
おはようございす。すばらしい天気です。相生山行ってきました。ズミの花広場、入口の右側の花は未だ二分咲き位、中央の木は何本かありますが、既に白い可愛い花が五分から八分咲いてます。 山躑躅は未だ頑張って綺麗に咲いています。土曜日13時、友だちに声かけて出かけます。よろしくお願いします。 by いち...
地域タグ:名古屋市
山菜の王様、タラ(棫)の芽の季節。 間伐、皆伐した林縁部、陽当たり良くなったギャップに、どこからか飛んできて生育する子。 葉っぱが展開するまでが贅沢な食べ頃なんですが、逃してしまって。 ここまで育つと、天ぷらですね。...
地域タグ:岐阜県
1)このところ家に引きこもり気味でパソコンに向かっていたので、運動不足で気持ち悪かった。なので、今日はやめておこうという気には全然ならず、張り切って長靴を履いて出かけてきました。芽吹きの森を歩けてリフレッシュ出来ました。 ただし、木の枝を手に取って観察していると、レインウェアの袖口から雨水が入って来て冷たかった。 2)人数が少なくて、聞きたいことをすぐに古川さんやカイトさんに聞けたのが良かったです。 3...
地域タグ:名古屋市
芽吹きと花の大競演が展開しているのですが・・・明日の雨は確定的。紙の資料は開けることも出来そうにない予報なので、条件のある方はスマホの画面を、無い方は五感に頼って「相生山の四季を歩く会」第188回を実施します。資料画像の代わりに、最近のブログ記事 こちら や こちら 参考に想像力を働かせて「予習」してください。2月の冬芽で学んだ、【隠芽】ハリエンジュ(針槐)、「悪魔の顔」の中から芽吹きです。 同じく【裸芽...
地域タグ:名古屋市
日曜日「相生山の四季を歩く会」どうやら雨は避けられそうもありません。お洒落な4月の花たちを晴れた日の画像でご紹介。降ってなければ現物で詳しく確かめられるのですが。アオキ(青木)誰に聞いても?なガリア科、雌雄異株。雌株雌花と雄株雄花。 春は紫の花が多い印象があります。ミツバアケビ(三つ葉木通)は同株異花。下がって雄花序、その上に雌花。 これだけ繁れば芳香を漂わせていました。アケビ(木通)は紫の蕊とクリ...
地域タグ:名古屋市
2日前、蕾の先が赤くなっていたエドヒガン(江戸彼岸)が一斉に開きました。名古屋の相生山から1週間遅れ。 雨とお日さまが春を呼びました。集落ごとの氏神さんは各々に春祭り。 川べりの桜は田んぼの準備を見守ります。 山奥の春本番。 by Oak....
地域タグ:岐阜県
岐阜のフィールド、裏山はヒノキ人工林。元はコナラ・アベマキ・クリ林。アベマキの根元、小さな崖上に、シュンラン(春蘭)の大きな株が育っていて、山の春はこの花とともにやって来る。今年は花芽が見えない状態が長く続きました。「古い株らしいから弱って、花付けられないのかな」と思ったほど。3月末になってやっと花茎が伸びて、去年より花の数は多いみたい。「ここのシュンランは下から見上げれるから、花の中が見えて良い...
地域タグ:岐阜県
冬芽のときから踊り始めていたヤマウルシ(山漆)ついに葉身展開。紅潮し揺れ伸び上がり絶好調! あんなに小さかった副芽付きのエゴノキ。こんなエネルギー何処に貯めてた?2月中旬の冬芽のようすは こちら 冬の名残りの枯れた果皮付けて、リョウブ(令法)は陽光に向かって舞う。1週間前はメジロ(目白)、シジュウカラ(四十雀)と競いヒヨドリ(鵯)が群がったエドヒガン(江戸彼岸)、今は葉桜に。 その樹冠を越えて満開のソメ...
地域タグ:名古屋市
「また森がスカスカになってるよ」「きっと、例の会の仕業だわ」散策仲間からの連絡を受けて、該当場所へ行ってみると・・・。 下は同場所、「相生山の四季を歩く会」1月観察会のときの記録画像。上のように、ここに生育していた、ほとんどの樹木が伐採されていました。 生育経過を観察していたシイノキも。参照記事:こちら この木については経緯があります。前回伐採された直後、実施団体のリーダーに申し入れました。「シイは...
地域タグ:名古屋市
春になった!と実感できるのは・・・ 先ず、菌類。2年前に植菌したシイタケの発生。持ち山のコナラ(小楢)とアベマキ(棈)を少し伐採して、人工ヒノキ林の中に伏せました。自然はすごいね!!気温が少し上がって、雨が降ったら、いっせいに花ざかり。 大きいのや小さいの、端正な形のから崩れた子まで。今朝は50個ほど採れました。このまま、猿が来ないといいなあ。去年は「あと1週間だね」と待ってたら根こそぎ盗られたのでした...
地域タグ:岐阜県
相生山緑地のサクラ4種、いずれも開花しました。 エドヒガン(江戸彼岸)は8分咲きから満開、さっきまでの雨で花少し散る。 桜花の中を忙しいヒヨドリ(鵯)、忙しく蜜を吸っては花落す。オオシマザクラ(大島桜)白く大きな花が人気。 6分咲きの樹下を行くと、ホンワカ匂う桜の香。エドヒガンとオオシマザクラの交配種。ソメイヨシノ(染井吉野)は咲き始め。 他の野生種に比べると意外と野暮ったい感じがします。ヤマザクラ(山...
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ヒサカキ(姫榊)の花が咲き揃ったので、雌花・雄花 こちら 以外の両性花を例年のように探してみました。あった!あった! 雄しべの数が少なく、雌しべの柱頭・花柱が見える花たち。 両性花を探していたら、雌花の花弁付け根=雌しべの根元周りが液状に光っている子を見つけました。蜜なのかな?指先ですくってなめてみたけど、、、甘い?と思えば甘いのかな?? でも、どうなんだろう。雌しべの元に蜜をたくわえて、花粉を受け...
地域タグ:名古屋市
「相生山の四季を歩く会」3月9日 「冬芽と花」資料部分 ウルシ科の類似3種、その後のようすです。 鱗芽のハゼノキ(櫨の木) いつの間にか芽鱗が外れて裸芽になってました。葉裏の葉脈がはっきり見えています。ヤマウルシ(山漆)の一番成長の早かった子を、誰かがへし折ったり切ったりしたので、この子は2番手。毛深い葉身の展開はのんびりですが、大きなハート型葉痕の上から側芽の成長が見られました。 同定が難しいのですが...
地域タグ:名古屋市
3月になってから相生山緑地を行くと、きっとどこかからチェンソウのエンジン音が聞こえてきます。山根口近くでクスノキ(樟)の枝落とし中。「横の畑に陽があたらないと苦情があったから」ですって。??この樹木は畑地の北西側。ホントかなあ?見映え・気分の話じゃないのかなあ? 切ったら一層繁るよ、木だって生きてるんだから。 「名古屋市ってさあ、私たちが言うこと一つも聞いてくれないよねえ。何回言っても」友人のJさん...
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春はやっぱり遅れているようですね。 「相生山の四季を歩く会」3月9日のサブテーマは~ヒサカキ・スミレ・ツツジ、春一番は誰?~それは昨年の実績 こちら から。 春の実証を探して、下見を歩きました。去年と比べるとポイントが少なくて、なかなかコースが決まらない。 匂いも手掛かりにヒサカキ(姫榊)の、上が一番咲いていた株。下左、やっと見つけた雌花。右は雄花。 スミレはニオイタチツボスミレ(匂い立壷菫)の蕾がやっと...
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相生口の駐車場に休日でもないのに車が入っていて、看板が載っていました。 具体的なこと書いてなくて、何するんだろうと入っていくと。散策路の脇。 天白土木さんに聞いてみました。「カシナガの被害で枯れたコナラの木が散策路沿いに何本かあるのですが、とりあえず相生口から稲田口にかけての数本を伐採する予定です」とのこと。同じ理由で伐られたシンボルコナラに最近、発芽の兆候がありました。こちらお役所は「安全第一」か...
地域タグ:名古屋市
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ナツハゼ(夏櫨)が満開になりました・・・と言っても「どこどこ?どこに?」って声が聞こえて来そう。 前記事のネジキ(捻木)より更に目立たない。新緑の中、粗い毛を持つ葉に隠れて。ツツジ科スノキ属のウスノキ(臼の木)に似ていますが、この子は長い花序を持ちます。匂いも無いのに、どうやって虫を呼ぶのかなあ。 「赤いのと白いのがあるよ」相生山の四季を歩く会のJunさんに教えてもらいました。秋にはブルーベリーに似...
五月晴れが去って梅雨空、少し晴れ間。 ネジキ(捻木)次々に開く。ヒメボタル(姫蛍)の指標花。 大きな葉は彼らの憩い場になるのだろうか。深夜には灯になって道しるべになるかしら。小さな香りが降ってくる、孤の静寂(しじま)。伸び上がったり、回り込んだりして、ネジキの樹しばらく独り占め。 by アイ...
⋆「こんな多いと思ってなかった。ホタルも人も。山の広さも・・・。」(青年Y)⋆「161匹!・・・・・でも、2回数えたのもあるかもしれない」(ユウタロウ=小4) ⋆連日お疲れさまです。昨夜は案内していただき有難うございました。夜のハイキングは楽しくつい盛り上がりますよね。誘ったカップルも沢山の蛍と会えて喜んでました。(ひろちゃん)⋆子どもたちも大喜びでした。都会の真ん中にこんなにも自然に恵まれた場所が存在する...
キビタキ(黄鶲)の囀りが響き渡る緑の樹林に、工事車両。 先日の記事 こちら からの続きです。「工事のお知らせ」「地図」が貼られていましたが、見えにくく逃しているうちに、どんどん工事が進められました。 この辺りには珍しい菌類が多く発生していましたが、その生育域は破壊されてしまった感があります。「キレイになった階段」の代償が森林の生態系の基盤を支える土壌や菌類の損出です。プラスチックの擬木は耐久性と経済性...
相生山緑地の夜。ヒメボタル(姫蛍)を見るため、撮るための人びとに出会います。 去年に続いてきた人「ずいぶん明るくなってしまったなあ」「これじゃホタルも飛ばんのやない?」「確かに少ないな」 生産緑地の梅畑付近の夜22時過ぎと昼間。「木が無くなって空が広がってる」「草地も減ってるよな」「5~6年前から通ってるけど、えらい雰囲気変わった」「一番出てた所が変わってしもた」「畑の後ろの方も・・・」 カシノナガキク...
満を持して・・・ テイカカズラ(定家蔓)が匂い始めました。その名の由来、甘い匂いが平安の悲恋物語を呼び起こします。蜜柑畑から漂うミカンの花の匂いと1mの差で隔たって、上品さが格上。 昼間は微かに、夜になると強くなります。夜行性の昆虫を呼ぶのでしょうか。ヒメボタルは寄りませんが、匂いの中を光ります。 by アイ...
初夏の花が1週間前はあんなににぎやかだったのに。次の花々まで小休止。 そんな中でガマズミ(莢蒾)が目立ちます。こんなにあったっけ?と思うほど。園路沿いの樹は背丈ほどで小じんまりしていますが、少し高い樹の花盛りは見事です。他の花々に気をとられて、もっと早く気づけば良かった。10日ほど前に満開だった子はほとんど散って、花序の1割ほどの残り花。 お隣のコバノガマズミ(小葉の莢蒾)は花柄も果実も夏の朱色。 ハエ...
先週11日の「相生山の四季を歩く会」参加者コメントから *3月末の桜のお花見から1ヵ月半、今は緑の森。エゴノキの花に会えた。ネジキの花に会えた。ズミの花柄を払うと小さな緑のふくらみを見つけた。 カシナガの被害とはいえ、たくさんのコナラが伐られてしまった。今年はシンボルコナラの下でどんぐりの赤ちゃんさがし出来ないのが哀しい。(h25)*マスクをとって相生山の空気をいっぱい吸いながら歩きました。エゴノキの花か...
ヒメボタルの夜がやって来ました。昼間、下見に樹林のようすを見に行ったら、絶え間なく聞こえてくるエンジン音。誘われて探しに行ってみると、コナラの谷の下流部=「相生山の道路遺構『第一橋梁』の近くで工事車両が作業中。 先日の「相生山の四季を歩く会」の時、相生口から入った竹薮の辺りに置いてあったものですね。下見の時には、竹薮の中突っ切って老朽化したウッドデッキ撤去作業中でした。 稲田口へ向かう主要園路沿いの...
大きなコナラ(小楢)の樹下、低木のネジキ(捻木)が伸びあがり、 その花序に白い花が増えてきました。 一方谷間のテイカカズラ(定家蔓)はまだ蕾。 と思っていたら、日当たりの良い蔓の上部にちらほら花が。 名古屋市道路建設課の「ヒメボタル分布調査」が始まるようです。 ネジキもテイカカズラも相生山のヒメボタル指標花。甘く匂う頃がヒメボタル生殖のピーク時期。さまざまな抑圧状況の中で今年の消長が気になります。 ...
参加者アンケートに即して【今日の感想】楽しかった。役に立った。また来たい。次は誰か誘う。時々、知人を誘うんですが、実際にはほとんど来てもらえません。【今日の評価】大変良かった 【良かったこと】見る予定だったものがほとんど見られて良かった。ヤママユの幼虫は結局4~5匹も見た。メロンかシャインマスカットのゼリーみたいできれいな色だった。羽アリ(白アリ)の群れなど珍しいものも。 【残念だったこと】ヒサカキが...
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5月の第2日曜日「母の日」子どもの頃は学校でカーネーションの造花をつくって母親に渡すっていう行事がありました。今どきはそんなことやってないよね。母に感謝するってことが、もうずーっと遠くなってから相生山で自然観察にたずさわるようになって、先輩に教えてもらってオトシブミに出会いました。それ以来、母の日が近くなるとオトシブミを探して歩きます。 というか、毎月第2日曜の会の準備をしていてオトシブミに会い、母の...
アラカシ(粗樫)の樹林にヤママユ(山繭)を見つけました。こっちにも。 分りました?答えは下。上手に隠れてますよね。こんなに美味しそうな子だもの。鳥さんたちに見つかったら大変。 硬いアラカシの葉っぱを食べるんです。それなりの顎を持ってます。正面から見ると海獣みたいにも見えます。髭みたいなのもあるし。この子が成虫になると前翅8cmくらいの大きな蛾になります。繭 こちらからは、天蚕と呼ばれるきれいな翠の糸が...
日曜日の「相生山の四季を歩く会」に向けて下見をしました。 この時期の樹の花のほとんどが見られました。未だ蕾、終りがけのものも含めて、当日のコース順に並べてみます。 出発点の林縁部に ハリエンジュ(針槐) トベラ(扉)いずれも白い花 シャリンバイ(車輪梅) イボタノキ(水蝋樹) 谷から斜面 ツクバネウツギ(衝羽根空木)園路に落花 見上げてエゴノキ コナラ樹林下に未だ咲き残っています モチツツ...
エゴノキの花咲きました。11日、日曜日は「相生山の四季を歩く会」春の花は終わりましたが、初夏の樹の花盛り。毎年、参加者が最高潮を迎える5月。「後ろの方まで説明が聞こえません」「見逃しました」の声も多く、時間不足も見越して「午後の部」を設定しました。要申し込み、少数なら実施しません。 顔ぶれ豊かな花たちの中で、やっぱりエゴノキは別格!蕾がたくさん残ってるので、きっと日曜日は花盛り。相生山はヒメボタルが有...
立夏の相生山に、夏呼ぶ花が見つかりました。 低木のガマズミ(莢蒾)は1ヵ月前に咲いたミヤマガマズミ(深山莢蒾)やコバノガマズミ(小葉の莢蒾)と同じレンプクソウ科。対生の丸く広がる葉の上に花序を載せ、樹林の初夏を涼やかに演出します。バラ科常緑高木のカナメモチ(要黐)、特有の赤い葉も交えた高い枝に優し気な花序。緑と赤と白が魅力的です。 蝶や蜂たちの訪問がにぎやかしく、一段と力強い新しい季節が始まったこと...
アオハダ(青肌)の枝に花を見つけました。アオハダは雌雄異株、雌株の雌花は雄しべが退化しています。雄株の雄花は雄しべが延びて華やかな感じ。 生産緑地の端、クワ(桑)の実が赤くなってきました。未だ渋いよ。 ヤマザクラ(山桜)のサクランボも可愛く色づきました!美味しくはないけどね。陽射しは強かったけれど、風も適度にあって爽やかな立夏。その夕暮れ時。何処からか覚えのある良い匂いがすると見渡したら、ミカン畑に...
5月になると気になるエゴノキ。私の中では4月のズミ(酢実)に匹敵するお気に入り❣うーん、未だ蕾が小さい。今日会った子は枝が高いから余計に。 昨年は連休明け こちら、一昨年は連休真ん中 こちら に満開を迎えています。どうやら1週間はかかりそう。どうせ遅くなるなら、11日の日曜日 こちら まで延びてくれると大歓迎! by アイ ...
初夏の雨にモチツツジ(黐躑躅)の薄紫が濡れていました。相生山のツツジ群落に、最後に咲く種。生育するツツジ属3種の中で、最初に咲いたコバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)こちら は落葉樹。新しい葉は花の後から展開します。3月29日の「お花見」ころが最盛期。その花殻が残っています。 バラ科のサクラ属は花が終わると直ぐ果実が見えますが、この子はのんびりしています。果実は蒴果、乾燥に耐え種子を育てるのかもしれま...
「線状降水帯発生」予測も報道された遅い午後。相生山の北尾根で、いきなりの大雨に見舞われました。 樹林の縁のシンボル-コナラー(小楢)の大枝までを揺する風。傘が用を為さない。梅畑西端では、やや風凪いで。アカメガシワ(赤芽柏)の雄花序は燈台草。 いつの間にか満開のクリ畑。ヒメボタル(姫蛍)の生殖期、終盤は不遇な気象。ネズミモチ(鼠黐)、今日は匂えず。華やぎから地味へ、花が移っていきます。 慣れてしまった「異常...
昨夜22時頃に行きました。その時間は稲田口の辺りが一番多く感じる程で、全体の数は少なかったです。撮影をされていた方が沢山みえたので聞いてみたら、丁度22時頃は風も吹いていたので、この後風が収まれば結構飛ぶんじゃないか、と言われてました。 ただ1つ気になったのは、コロナ禍以来「初めて」の人が増えた事で、マナーの気になる方が増えているようです。 ・眩しいぐらいの明かり点灯 ・コースアウト ・場所取り(常識の範囲...
「相生山の四季を歩く会」のヒメボタル観察会(18~24日)の感想コメントから *ホタルの輝きも、お月さまも本当にきれいで、お話もとても楽しかったです。ありがとうございました。家路でも道端のあちこちで輝きを見せてくれました。いつも散歩で歩いているこの場所に?!という発見がうれしくて。自然のバランスを壊してしまうことなく、暮らしと共存していけたらいいなと思いました。(緑地となりのN)*なかなか行けないような...
市街地では真夏日相生山の樹林内でも真夏の空気感ますます深くなる緑の中に 見え隠れチラチラ夏の和菓子の透明感と造形一足早く果実が輝くコバノガマズミ(小葉の莢蒾)を背景にナツハゼ(夏櫨)の季節が続いています by アイ...
相生山の歴史の証人たち 参考に こちら by 森の妖精の1人故てんてこマイマイマグワ(真桑)の果実が赤くなってきました。コナラ(小楢)樹林の入り口、今は梅やミカン畑に替わった、戦前は桑畑の生き残りと思われます。「子どもの頃、口むらさきにして食べたわ」「ワタシ知らん、街の子だったで」「近所の採ってきて今でもジャムにするよ」姐サマたちは口々に。 「相生山はズミ(酢実)の山」と言われた時があったそうです。ほんの2、30...
昨日の昼頃行ったら、シンボルツリーの所に車止めが見えました。何かと思ったら、畑の柵が工事現場で見るようなのに替わってました。ベンチの横にはコンクリートの固まりが沢山摘んでありました。この辺りはバッタなど虫が沢山いて、子どもたちの遊び場だったのに、何年か前から畑をやり出す人が現れ、相生山の何かが変わりました。みんなの憩いの場所が変な方へ向かっている様に思えてなりません。(久) シンボルコナラの横に土木...
先週の日曜日「相生山の四季を歩く会」の時。感想コメントから。*白い花、特にネジキの花がとても可愛い!(千代の山)*ネジキの花が清らかで良い香りで、やっぱり好きです。(ケイコ)1週間経ちました。 今が盛り。ネジキ(捻木)の花。染みつくように甘い匂いが降ってきます。 by アイ...
森で夜更かしの朝は 青嵐ざわざわ揺するコナラ(小楢)の奥から シジュウカラ(四十雀)の賑わい林床に眠るヒメボタル(姫蛍)たち いのちは繋げただろうか 林縁から 深い園路まで淡い花の匂い 若い果実の膨らむ音 生きものたちの棲み処へ 今日の陽が届く初夏の山の気が満ちていく 青い朝 by アイ...
雨の後、夏日になった深夜。ヒメボタル(姫蛍)のようすを確かめに来ました。月齢12.0、樹林を通す月明り。 双子池へ出ました。菅田(すげた)神社の杜の向こうに都心の灯。 二十四節気は小満。草木繁り、夏めいて満ち始める季。「相生山の四季を歩く会」の次のヒメボタル観察会は24日(金)夜20時から。17日ほどではなかったですが、今夜のところは未だ終わってない感じです。あと4日、どうでしょう?「今年は早いね」「去年も早かったよ...
「昨日はありがとうございました。東栄町や津具村、瀬戸市までホタルを見に行きましたが、昨日が一番きれいに見えました。最初にしてくださったホタルの生涯の話や参加者の方の子どもの頃のお話も興味深かったです」(3児のドタバタママ) *昨夜はお疲れさまでした。あのあと飛び込みのグループ6人くらいを案内して1時過ぎまで、あちこち調査がてらに歩きました。どこもここも素晴らしかったです。今夜辺りがピークかもしれません...
相生口の竹薮(市有地)で、最近気になっていた竹の囲い。入り込んで「作業」中の人を見かけたので聞いてみました。ちょうど名古屋市の管理部門に問い合わせていた折です。ここで作業するからには市の関係者のはずです。「何してるんですか?その囲いは何?」「切った枝を入れる」「今、ヒメボタルが羽化して繁殖する時期ですよね。ここでそんなことして影響ないんですか?」(手を止めず、怒ったような口調で)「毎年ここでこの時期...
12日の「相生山の四季を歩く会」追伸です。 テーマは~夏が始まる白い花、エゴノキ・ソヨゴ・ネジキ・ガマズミ・イボタノキ~でしたが、5月は樹の花だけでなく出会える生きものがいっぱい! 下見でたまたま見つけた昆虫も資料に紹介しましたが、当日居てくれるとは限らない。「こんな子がいると思います。探してみて下さ~い」 「居た居た、これかな?」「毒のある毛虫みたいですけど、こんなキレイな蝶の幼虫です」 成虫で越冬し...
お世話になっております。昨日初参加させていただきましたA(匿名)と申します。近くに住んでいながら、初めての参加で、いろいろ教えていただき、楽しい時間を過ごすことが出来ました。どうもありがとうございました。この相生山で蛍が見られるなんて、全く知りませんでした。17日金曜日、同じく昨日初参加のBさん(匿名)と参加したく、よろしくお願いします。追伸道路建設の反対運動の署名など出来る事はやらせていただきたく...
少し前の記録です。林床をゴソゴソ探しているオジサンを見かけたので「何か良いものでもありますか?」「去年この辺りでアミガサタケを見かけたもんでな」「美味しいの?」「さあ、食べれるかどうかも分からん。形が気に入ってる」オジサンは食い気より芸術派。 別の日に、その辺りを歩いてみたら・・・。いたいた❣❣ アミガサタケ(編み笠茸)ファミリー。「相生山の四季を歩く会」のキノコの先生は「ヨーロッパでは結構人気のキノ...
毎月第2日曜日は「相生山の四季を歩く会」12日のようすです。参加者アンケートに残されたコメントと記録係の画像を添えて。*今日、行く所がある幸せ(Michi) *午後から用があり早引けさせていただきます。少しでも参加したいという気持ちをおくみとりいただきご容赦を。(みずほ)熱烈ファンに支えられて。6ヵ月から80?歳まで、ことしも5月は50人超え。先月と同様、2グループに分かれました。「ヒメカサキビの谷」まで先行...
ことしで3年目。岐阜の山のお茶、名付けたのは当時小2のアヤちゃん。曰く「プリンセスが飲むお茶みたいに美味しい」「お茶飲むプリンセスってどんなの?」って書いてもらったのがシールに。 八十八夜前に摘んだ今年の新茶。 こちら蒸すのではなく、乾煎りして手もみ。1週間ほど座敷に陰干しして完成です。 雨や他の仕事とのやりくりが上手くいかず、20袋しか出来ませんでした。明日「相生山の四季を歩く会」会場で、『運営協力カン...
光が眩いカナメモチの(要黐)のキラキラ白い集合花。 散策路脇の草茎をつかんで、翅を乾かすモンキアゲハ(紋黄揚羽)羽化したばかり。ルリタテハ(瑠璃立羽)の幼虫、サルトリイバラ(猿捕り茨)にしがみついてモグモグタイム。 柑橘の匂いがしました。見わたしたら、ヤマハゼ(山櫨)。もっと接近して確かめたいけどカブレるのはイヤだよ。 アイアカマツ(間赤松)に雌花が出ました。その下に去年の果実、さらに下にマツカサ。3世代。 ...
今度の日曜日12日は「相生山の四季を歩く会」5月の定例会。樹の花が一年で一番多く、森歩き人気一番の季節。 “ことしはどの花が第二日曜とタイミングが合うだろうか?”予測は難しく楽しみでもあります。昨年までの実績と春からの花暦を基に、テーマを絞ってみたものの・・・・。9日の下見、朝から半日歩き回って花巡り。「咲いてる?」「間に合う?」「散りそう?」 エゴノキ(えごの木)は花盛りの木を見つけました。多分、日曜もO...
強くなった日射しを逃れて、アオハダ(青肌)の緑陰。 雄しべがもじゃもじゃ伸びて花粉を飛ばした雄花は終わりがけ。数少ない雌花は遅咲き。 雌しべの根元に粘液質に光るものを見つけました。蜜?舌を尖らしてなめてみました。甘~~い!!この上なくぜいたくなデザート、それだけで充分な主食の風格。誰がこれを頂いて、受粉の手伝いをするのかしら?間違いなく私ではないので、早々に離れました。アオハダさん、ごめんね。 by...
5月の青空、日ごとに濃くなる緑の中。 エゴノキ(えごの木)の花を探します。数年前までは多く見られ、良い香りに充たされたのですが、最近はずいぶん少なくなりました。 こんなにビッシリ満開の枝に出会えた時は幸せな気持ちになります。果皮がえぐいからエゴノキと名付けられたとか・・・・(?)たしかにエゴサポニンは有毒成分。その部分を避けて種子を好物とするヤマガラ(山雀)の知恵には感心です。この国の平地から山地まで広...