刑事マルティン・ベックのシリーズで、第1作「ロセアンナ」に続く第二作です。関連記事≫≫ 「ロセアンナ」書評1966年夏のストックホルム。刑事マルティン・ベックは夏休みを取得するために、離島に向かうところから始まる。彼は仕事に呼び戻される。理由は……、スウェーデンのジャーナリストがハンガリーで行方不明になっている。外務省がピリピリしているのは、20年前にスウェーデンの外交官がブダペストで失踪したことがあ...
刑事マルティン・ベックのシリーズで、第1作「ロセアンナ」に続く第二作です。関連記事≫≫ 「ロセアンナ」書評1966年夏のストックホルム。刑事マルティン・ベックは夏休みを取得するために、離島に向かうところから始まる。彼は仕事に呼び戻される。理由は……、スウェーデンのジャーナリストがハンガリーで行方不明になっている。外務省がピリピリしているのは、20年前にスウェーデンの外交官がブダペストで失踪したことがあ...
汁粉とコーヒー、ともに美味い!「備屋珈琲店」(恵比寿駅東口)!
JR恵比寿駅東口をでたところにあります。店内のテーブルや壁の色合いは落ち着いていて、静かにすごせます。すぐ近くに出版社があるせいか、髭を短く揃え、少ない頭髪を撫でつけた結構な年齢の方やライザ・ミネリが驚いた時のような顔をしている女性がコーヒーを味わっていました。投稿子だって俳優に似ています。自慢するようでいやなのですが、敢えて言えば、谷村昌彦、三角八郎、高品格に似ています。多くの人々をうっとりさせ...
パティがドスンと入った「和牛ボーイ」(越谷)の照焼バーガー!
大きな照焼バーガー! パティがジューシー。関連記事≫≫20年前、北朝鮮、ピョンヤンのハンバーガー・ショップ訪問記事。30年前、北京で最初にできたマクドナルド店訪問記事。チキン・ナゲットとポテト、飲み物つきで1600円。ボリューム十分。いかにも肉を味わっている感じ。ちょっぴり甘い照焼のソースが味を引き立てる。お店は、北越谷駅西口をでて左。すぐ。浦和レッズの試合がある日は北越谷駅西口からシャトルバスが出...
北朝鮮を語るひとは「北朝鮮に出勤します」を読んでいる。多分!
タイトルは「北朝鮮に出勤しますー開城工業団地で働いた一年間」著者はキム・ミンジェ。韓国で栄養学を学び、北朝鮮にある開城工業団地内で食堂を運営している韓国企業に就職した。著者は2015年春から2016年2月にかけて開城工業団地の食堂で栄養士として働いた。その記録や回想を記したのが本書。就職先の開城工業団地は軍事境界線の北側、北朝鮮にある。そこに韓国企業が工場を建設し、安価な北朝鮮の労働力を使って衣料...
シロガネーゼ? ウッソー!「白金北里通り」に残る昭和を覗き込む
恵比寿駅から北里大学に向かって10分ほど歩いた。喉が渇いた。暑いし、カフェでしのごうかと、キョロキョロ。そんなものはない質素な通りだ。首都高の下をくぐって辿りついた「白金北里通り」は白金というオシャレな雰囲気とは場違いだった。昭和の時代とはあまり変わらないレトロ建築が並んでいた。何せ、人がいない。取り残された感があるのは、ここは渋谷区と港区の境界だからか。渋谷区恵比寿二丁目と港区白金五、六丁目が接...
こお店は、虎ノ門ヒルズ、レジデンシャルタワーの2階にあります。ステーションタワーはいつも混みあっていますが、ちょっと歩いて、プレジデンシャルタワーまでやってくると一挙に人通りが少なくなりました。店内には大きなテーブル。壁に沿って四人用のテーブルがいくつ配置されていました。ケースにはケーキがずらりと並んでいました。全部食べたいが、無理。テーブル席は若い方で、ほとんど埋まっていました。テーブルの間が広...
フィンランドを舞台とした警察小説です。フィンランド人のカリ・ヴァーラとアメリカ人妻ケイトを主人公とした「極夜」「凍氷」「白の迷路」「血の極点」四部作の二作目です。第一作の「極夜」はフィンランド最北部、ラップランドで警察署長をしているカリ・ヴァーラがソマリアからやってきた黒人女優の殺害事件を追う物語だった。難民の悲惨な最期がきっちりと描かれた小説だった。この小説は第二作。ヘルシンキの警察殺人捜査課に...
大宮、氷川神社と大宮駅をつなぐ「一宮通り」に残る昭和レトロ!
大宮公園からJR大宮駅まで歩いてみました。リクルートが発表している関東圏の住みやすい街ランキングで2位となっている大宮ですが、半信半疑でした。大宮駅とその周辺の雑踏しかしらなかったからです。乗換えの人たちは怒涛のように流れてゆくし、東口は乱雑。西口は景観が殺風景すぎる。若者にひょいひょい追い抜かれるのも平常心を乱される。小学生のころから試験で追い抜かれ、会社でも出世競争で、今ではジムでバーベルの重...
ピザ屋「ダ・ミケーレ」! 恵比寿にピザ屋あり、ピザに海老あり!
恵比寿、「ダ・ミケーレ」はナポリの行列店「ダ・ミケーレ」東京店ナポリにあるピザ屋「ダ・ミケーレ」の前は人がいっぱい。予約は店内で。人をかき分けて、番号札をもらう。唾をのみこみながら、外で番号が呼ばれるのを待つ。関連記事≫≫ ナポリの「ダ・ミケーレ」。「ダ・ミケーレ」の東京店が恵比寿にあります。関連記事≫≫ 前回訪問記事です。東京にある「ダ・ミケーレ」は番号札がありません。ただ、並べばよい。平日の午前1...
街歩きをしていると、昭和レトロの風景に酔えるだけではありません。お寺でありがたい言葉にも出会えるのも、街歩きの魅力です。含蓄のある言葉に接しているから、投稿子は器のおおきな人間だと判断するのは早とちりです。道理を説くのが好きな人が、切羽詰まって立ち喰いをする例を知っています。投稿子ですが。「大丈夫だよ 生きていけるよ」「正徳寺」(品川区北馬場参道通)で2024年10月に。「無菌状態に 慣れ過ぎ み...
東京散歩の楽しさは大通りから入った路地にある。路地を歩いているのは外国人ばかりだけれど、レトロ建築が残っていて、のびのびとした気持ちで歩ける。自然の風や寒さを感じられる通りっていいものだ。林芙美子が「下駄で歩いた巴里」の中で、「東京も巴里もベルリンも倫敦も何の変りもない。すべてが、箱のような建物になり、交通機関もすべてみな同じになってしまった」と書いている」。いや、銀座や大通りの景観はひどいよ。シ...
虎ノ門ヒルズ、「クレイジー・ピザ」…生地は薄く、カーリカリ!
地下鉄、虎ノ門ヒルズ駅を出たら目の前が、食堂街T-market。その一角にあります。訪問したのは日曜日。食堂街T-marketは若者たちが多かったですね。ワタシは若者ではなく、バカ者でもなく、左卜全風です。マレな年齢層でした。少数派ですが、胸を張って歩きました。衆議院議員の世耕さんのように。NYでイタリアン。関連記事≫≫リトルイタリーで、路地にテーブルを出して……いい雰囲気。海外旅行記を見てやってください。マルゲリ...
昨日(4月13日)の越谷、元荒川の桜です。散り始めていました。静かな散策路。桜の花びらが風に舞っている。屋台が出ていない。おかげで密集感もなく、ゆっくり歩けた。屋台がないのは地域の方針らしい。打つ手はゆっくり、後手にまわるのが得意なワタシ。だが、越谷市は住民の意向を汲み、やることが早い。 桜、関連記事≫≫ 2019年、港区愛宕山付近の桜です。散り始めたころ。越谷の元荒川の土手では、30歳くらいの男性...
北朝鮮小説「友」ペク・ナムリョン著…家庭は国の細胞という社会!
「友」は1988年、北朝鮮で刊行され、ベストセラーとなった小説だ。「訳者解説」によると、著者は1949年生れ。首領様の配慮により文学を勉強し、大きな信任を得た。現在は4・15文学創作団(4月15日は金日成の誕生日)の一員として作家活動をしている、と記されている。この小説は北朝鮮が望む家庭のありかたを描いている。北朝鮮では、家庭を社会の細胞と位置付けている。それ故、家庭の和睦も公共性がある。夫婦の関...
大宮公園の桜…花見に若返り効果との噂。駆けつけたのに、散り始め
4月8日(火)に訪問。公園内に700本の桜があるそうだ。柔らかな桜の花を見上げていると、心が穏やかになっていった(気がする)。花見をすると、体がしゃきっとして、皺の増加傾向が鈍化し、幸福感を得ることができるとグールルにあった。今年、2回、花見に出かけたが、若返り効果を感じなかった。3回目の花見だ。決死の覚悟で大宮公園に繰り出した。帰宅したのは、1時間ほど前だ。まだ効果を感じない。ただ、1万6000...
熊谷駅から徒歩5分。目の前が、ほのぼの明るくなってきたら、もう桜並木!4月4日(金)に訪れました。イカ焼きの匂い。ああ、懐かしい匂い。とたんに響く、アジア人の大声!日本の人口は増加に転じないのに、外国人数は増加している!片方が少なくなると、一方が増える。こうしてつり合いがとれるのか。男性どうしでべったりしているベトナム人、スーツを着用して緊張して桜を見るスリランカ人、菜の花に入って、はしゃぐインド...
ヴィ―ガン・スイーツを浅草の「松竹圓」で! 優しく、しっとりとした甘さ
乳製品、卵、ハチミツを使わない「レインボー・ケーキ」!天然素材で着色されている「レインボー・ケーキ」(850円)はしっとりとした甘さでした。口の中でとろけるようなスイーツとは一味違いました。刺激的、強烈な甘さではありませんが、スッキリ感がありました。関連記事≫≫本郷にあるビーガンカフェ、「ビーグリーン」でキャロット・ケーキを楽しんだ記事です。ぜひ、記事を見てやってください。使われている食材は、上から...
「レッド・ルーレット」デズモンド・シャム著…共産党と蜜月の起業家が行方不明に!
副題は「私が陥った中国バブルの罠 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕」となっている。内容は、中国共産党首相、温家宝と昵懇になり、巨額の資産を得た女性、段偉紅が2017年に行方不明となった。彼女の元夫、沈棟がその経緯を書いたもの。2012年10月。海外メディアが、中国の温家宝首相の一族が強引な手法で2000億円を超える資産を保有した、と報じたことがあった。その記事は邦字紙でも紹介された。ちょうど、中国...
バングラデシュ料理「スパイーシーフード ネットワーク」(越谷)
新越谷駅(東武線)周辺を歩いていて、発見したお店。あちこちにあるイン・ネパ料理店と趣が違う。店頭で料理していたり、たむろしている人たちがインド人よりも世慣れていない。店に首を突っ込んでみると、東南アジアの食料品が山積みになっていて、その脇にイートインがあった。「イートインで食べられる?」痩せた、若い、南アジア人が、「日本人が入店するの?」ってな感じで、首を縦にふった。関連記事≫≫バングラデシュを旅行...
西浅草…啄木、シャッター通り、聞こえるのは外国人の声ばかり!
西浅草は国際通りの西。寺が多い。東本門寺には幕末、江戸にたてこもる前の彰義隊がここに屯集した。明治時代の終わりには、等光寺で石川啄木の葬儀が行われている。地下鉄、田原町駅から出たところが西浅草。一歩、奥に入ると、商店はシャッターを下ろしていた。静かな路地に外国人観光客の声だけが響いていた。関連記事≫≫台東区の街歩き記事はブログに54回、アップしています。ぜひ、ページに飛んでください。田原町駅出口から...
「夜明けを待つ」佐々涼子著…余命宣告を受け、冷静に死を迎える!
「夜明けを待つ」を読んだきっかけ!週刊東洋経済にジャーナリストの金田信一郎氏が「ヤバい会社列伝」を連載している。その2025年1月25日号で、「夜明けを待つ」の著者、佐々涼子氏に触れていた。曰く、「手術をして半身が麻痺する中で、彼女は原稿を書き続けた」と。投稿子は歯が痛くなった程度で、顔をしかめ、イライラし、ぐったりするのに。佐々木涼子氏って、鉄人ではないか。強いヒトに憧れるタイプのワタシはグーグ...
新富町駅や築地駅からすぐの「新富」新富にはぽつぽつと黒塀の割烹店や古めかしい木造建築が残っていました。昭和の雰囲気を感じることのできた懐かしさ溢れる街歩きとなりました。昭和の時代は会社に通い詰めていましたが、今は、病院通いです!ビルに挟まれたレトロ建築(新富一丁目17-10) よく手入れされていて、お洒落度が増している。「川島産業」(新富一丁目6-10) 「躍金楼」(一丁目10―4)の黒塀に触って...
ロスアンゼルスで活躍する弁護士、ミッキー・ハラーもの第2作弁護士ミッキー・ハラーはロスアンゼルスを高級車リンカーンで動き、また、事務所として使っている。主に扱っているのは刑事事件。有能だが、クセのある中年だ。今回は、アメリカの陪審員裁判をテーマとしていて、法廷で検事と弁護士との戦いをたっぷり堪能できる小説となっている。ミッキー・ハラーは前作で重傷を負った。治療で使った薬のせいで依存症を発症しかけて...
「四川坦坦麺 阿吽」(浅草)。辛さと痺れを挽肉のそぼろが和らげる!
地下鉄、田原町駅脇の国際通りを散歩していたら、「四川坦坦麺 阿吽」を発見。大人気店も浅草に支店をだしたのか。行列が絶えない湯島にある本店へは、4年前に訪問済みです。少ないって? オリンピックと同じ4年に1度です。閏年だって4年に1回しか来ません。筋トレだって毎日やっても効果はありません。その時の食レポはブログにアップしています。浅草店の汁なし担々麺(1100円)です。カウンターだけの小さなお店です...
イタリアのスイーツ、ボンボローニを「リティウス」(新富)で!
イタリア菓子専門店「リティウス」は新富二丁目にあります。新富はまだ黒塀の割烹店や木造建築が残っていて、東京オリンピック前の風景を思い起こさせる場所もあります。素敵な風景を見られるのが、有楽町線「新富町」から歩いて1分、築地駅から5分の地です。関連記事≫≫イタリア、ローマのレプッブリカ広場にある「ダニーノ」で食べたシュークリームです。なんと美味しいのだ!記事を訪問してください。「リティウス」では、ボン...
工事中の東急百貨店の裏手にあります。オシャレなカフェだと期待して訪問。正面からみると地味。だが、入店すると……。店内は客でぎっしり。若者が多い。テーブルの間隔が狭い。新型コロナウイルス感染症が蔓延していたころなら、客は逃げ出したかも。サッカーをする余裕も、腹筋運動をするスパースもない。もちろん、投稿子が横になって昼寝をする広さもない。午後1時半に入店した。欧米人、東アジア人、日本人の比率は2:2:6...
優しい味の台湾料理店です。前回、訪問したのは1月だったので、久しぶりの訪問となりました。胃にもたれないものを食べたいときに、すぐ食べに行けるお店がある。これって最高ですね。土曜日のランチタイムに訪問しました。飲茶と魯肉飯のセット(1680円+税)です。小鉢の擔仔麵とサラダにコーヒーがついてきます。甘辛いタレをかけた飯とうま味のある汁が穏やかに喉を通過します。関連記事≫≫台湾の台北、台中、台南などへの...
「飄香」(銀座三越)の麻婆豆腐はゆるり、ゆったり、痺れと辛さ!
銀座三越の新館12階にある四川料理店です。ランチなら3000円弱でランチセットが食べられる「飄香」を訪問しました。「麻婆豆腐」セットを注文しました。2600円(税込)です。運ばれてきた麻婆豆腐から慎み深い香りが漂ってきました。口の中で、最初にゆったりと肉味噌が広がり、やがて花椒のほどよい痺れがやってきます。唐辛子の辛さがちょっと残りました。麻婆豆腐の痺れと辛さで失神しようと目論んでやってきたあなた...
100年に一度の街づくりが始まっている渋谷駅周辺。その先、「円山町」のレトロ建築を見て歩いた。昭和の時代。投稿子は、飲む、打つ、買う、ことさえできないほどの小心で、円山町を歩く勇気がなかった。円山町を歩いてみると、華があり、人をウキウキさせる何かが残っていた。円安も、不況も、物価高もどうでもよいとチョッピリ思わせる何か。つくづく、三木武吉のようにもてたいと思わせるウキウキ感がある街だ。香川県の選挙...
カレー移民の店「スバカマナ」(越谷)…巨大ナン、ねっとりカレー
日本人仕様「インド料理」が全国で増殖中!「カレー移民の謎」(室橋裕和著)によれば、ネパール人が料理する日本人向けに味付けしたインド料理店が、全国に4000から5000店舗もあるという。店舗は居ぬき、カレーは粘っこく、甘味が強い。加えて巨大ナンが売りで、安い、これらが共通している、と。越谷にもある。「スバカマナ」だ。チキンカレー、ダルカレーともに、粘度が高く、甘ったるい。でも、これが口にあう。定石通...
表参道から国立競技場まで一望できる絶景カフェ…「ユニ」(神宮前)
明治神宮前駅や表参道駅から3~4分のところにあります。「とんでもはっぷん、駅まで10分」もっと近い。1階と2階にはCHANEL。3階にはMoMA Design Shopが入っているGYREビルの4階です。カフェの名前を「ユニ」と紹介しましたが、正式には「GYRE.FOOD uni」です。店内は自然を意識して緑が多く、広い。東アジアからの観光客がゆったりと歩いていたり、階段状のベンチシートを呆然とし...
ランチなら1000円でお釣りがくる「麻婆豆腐」の定食でした!ガチの四川料理人気店です。煮えたぎった麻婆豆腐がやってきたら、素早くをかき混ぜます。豆板醤と花椒がワッと迫ってきて、悶絶必至。辛さは小辛から始まり、天国辛まで7段階ある。中辛を頼んだのに、現地、中国で食べるのと同じような悶絶度!ごはん、水餃子、サラダ、杏仁豆腐は「自助」。ということは、投稿子が注文した「頂天石焼麻婆豆腐」の定食は980円で...
上野駅の北、昭和通りと左衛門通りの間! そこが北上野!地下鉄、入谷駅周辺は商店が並んでいた。北上野の奥深く入って行くと人が消えてしまった。ワタシが歩くとヒトが逃げるのか? 東南アジアからやってきた一組の観光客がゆったりと歩いているだけ。なんで北上野に観光客が?左衛門通りにあったかなり前に閉店したとみられる建物(北上野二丁目27-10)。同じ左衛門通りにあった「アダチタタミ店」(北上野二丁目11-7...
触ればモッチリ、噛めばアズキの香りが漂い、上品さにうっとり。そんな蒸し菓子でした。色の濃さ、それでいてくどくない味わいに満足しました。4個購入(1040円+税金)。銀座駅から観光客で溢れる中央通りを左に入り、昭和通りに出る手前にお店はあります。関連記事≫≫最近の「あんこ」記事は、つる瀬(湯島)の「汁粉」、よしかわ(早稲田)の「おはぎ」、松也(六本木ヒルズ)の「おはぎ」、五十鈴(神楽坂)の「椿道明寺」...
「黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル」パスカル・エングマン著
題名の「黒い錠剤」。小説を読んだだけでは題名と内容が関連しない。「訳者あとがき」がそれを説明してくれる。「インセル」(不本意な禁欲主義者……女性嫌悪、暴力肯定、人種差別などの言動を繰り返している人)だと自覚することだそうな。「インセル」はそれを「黒い錠剤を飲む」と表現するのだと言う。小説の原題は「Råttkungen(ラット・キング)。「ラット・キング」とは複数のネズミの尻尾が絡り合って、動けなくなる、きわめ...
「早稲田屋」の「ビビン冷麺」(1680円)。冷麺の美味しさを再認識しました。北朝鮮の象徴である赤い色。それをまぶした食べ物をホイホイ口に入れていいのかと少しばかり気にしたのですが……。実は、麺に赤く絡みついているのは唐辛子だけではなかったのです。数種類の果物、ショウガ、ネギ、ニンニクに唐辛子が加わっている。ちなみに、「ビビン」とは「混ぜる」というような意味らしい。ご存じでショウガ。口の中にただよう果...
JR代々木駅! 昭和の時代は野坂参三の出待ちおばさまがウロウロしたそうな。今、外国人が大股で闊歩!昭和21年(1946年)に帰国した野坂参三の出待ちおばさまが、代々木できゃあきゃあと、「昭和史」(半藤一利著)にあります。今、代々木駅前には鉄緑会のビルがいくつか、駅の周囲を歩いているのは外国人が目立ちました。代々木駅西口から千駄ヶ谷五丁目に。古民家が10棟ほど残っています。飲食店となっていて、名称は...
「ホワイト餃子」(越谷)…カラリ焼いた巨大な餃子で悦楽境へ!
丸みを帯びた巨大な焼餃子です。焦げ目のついた硬めの皮を食いちぎると、カラッ、パリパリと音がする。油で焼いているのに、サッパリとしているので、どんどん胃におさまります。食べるほどに、脳は悦楽の園をさ迷いはじめ、気がついたら軽く二人前を食べてしまいました。仕事をしていたころは、餃子とご飯、スープを注文したものだが、衰えた。でも、餃子を二人前食べられるほど若々しいのは、運動の成果だ。若者にはスマホで動画...
豆大福を「伊勢屋」(北区志茂)で…皮はもちもち、餡はほどほど!
赤羽駅から10分歩けば、程よい甘味の豆大福が待っています。赤羽駅東口から赤羽スズラン通りを突き抜けて、志茂スズラン通りに。もう北本通りに出てしまうと不安になったあたりにお店を構えています。柔らかいが、ずっしり感がある小ぶりの豆大福(150円)。噛むと弾力を感じる。餡のくどくない甘味がいいですね。塩味が遅れてやってきました。関連記事≫≫豆大福食べ歩き記事をブログに、66回アップしています。最近の紹介は...
「制裁」ルースルンド、ヘルストレム共著、性犯罪者に再生の道はあるのか?
アンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルスとレムの共著です。両者はこれまで、「死刑囚」、「三秒間の死角」、「ボックス21」の社会派小説を発表しています。関連記事≫≫「死刑囚」と「三秒間の死角」の書評はブログにアップしています。「死刑囚」……死刑制度の是非を問う社会派小説「三秒間の死角」……潜入捜査を描くこの小説は、スウェーデンの司法制度の欠陥や刑務所の管理の甘さを描いています。無期懲役の刑期で服役していて...
JR赤羽駅、東十条駅、地下鉄志茂駅を線で結んだ中心あたりにあります。駅から遠い。10分から15分くらい歩かなければなりません。土曜日に散策しましたが、鳴いている閑古鳥さえ見つけることのできない、静かな「神谷銀座」でした。見栄えのする表示です。眠っているような商店街が続きます。暖簾が掛けてあるお店がありました。ほっとします。肉屋さんが繁盛していました。今、「銀座」をつけた街で、活気を見つけるのが日に...
NYで活躍する私立探偵、マッド・スカダーのシリーズ、14作目です。この小説、「皆殺し」がアメリカで刊行されたのは1998年。四半世紀をすぎた今でも、色が褪せた感じはしない。生きてゆくためには、否応なく戦わなくてはならない。男たちのさがを、この小説は過激さを加えて表現している。その舞台がNY……富が集中し、文化の最先端をゆく都市……。ここで男たちの殺戮が行われる。大都会でタガが外れた者同士の会話と酒、料...
お店は、小田急、参宮橋駅を出てすぐそばにあります。イートインがあったので、カレーパン(250円+税)とカフェラテ(400円+税)を注文しました。クルトンがカラリ。サクッとした食べ応え。中はほんのりスパイシー。サクサクした皮とよく合います。街歩きで、昼食を探しあぐねて、この店を発見しました。静かなイートインで、2時間ほど歩いたあとの疲れをいやしました。関連記事≫≫カレーパン食べ歩き記事をブログにアップ...
地下鉄南北線、志茂駅から西へ5分の志茂一丁目にはレトロ建築が残っていました。ここから住宅街を北上。志茂二丁目から北本通を突っ切って、岩淵町へでました。「幸楽」(北区志茂一丁目28-1)。長期の休業状態です。以前は店舗のような建築です(志茂一丁目25)。「津軽屋とうふ店」(志茂一丁目24)。閉店のようです。この店もシャッターを下ろしていました(志茂一丁目24―9)。志茂二丁目に入ります(二丁目16―3...
代々木八幡駅そば。地蔵通りにあるイタリアンバール&レストラン。一階がバールとパスティッチェリア。二階は見ませんでしたがトラットリアとなっているようです。平日の午後二時過ぎに訪問しました。「カンノーロ」を頼みました。店員に尋ねたところ、クリームはリコッタ、粒々はピスタチオとチョコレートだそうです。当たり前のことしか説明しない省エネ話法が素晴らしい。カリカリの皮、豊穣感溢れるクリーム。控え目な甘みが、...
台湾料理店「SEIKOUEN」(越谷)で発酵白菜の豚肉の炒め
年が明けて、初めての訪問です。台湾料理はコテコテ、ギトギトしていなくて、食べやすいのが気に入っています。体重増や糖尿病の心配をせずにお腹いっぱい食べ、お腹をポンと叩き、「ああ、食べた」と顔色一つ変えずに言えるのも、台湾料理かもしれません。「発酵白菜の豚肉の炒め」を注文しました。出汁が日本風とは違った味わいでした。小魚の風味がきいていいて、やはり日本料理とは違った味わい。麺、サラダがついていて143...
かっては家の外にゴミ箱が置いてありましたが、最初の東京オリンピックを境に消えました。「富士見銀座」は東京オリンピック後の時代の雰囲気がありました。今では、昭和40年代のレトロ建築も消えつつあります。「富士見銀座は十条銀座の先にあります。いつも人だかりがしている店です。電線がこんがらがっている。昭和の風景です。閉店したような店舗が続きます。「玉屋」は閉店していました。 後で調べたら、2023年3月に...
JR赤羽駅西口から線路沿いに5分ほど北に行くと、大きなガラス戸のカフェが現れます。ガラス戸の奥には、店名の通り「小宇宙」が広がっていました。すぐに満席になってしまいます。すると一時閉店となるので注意が肝心です。たった二回目の挑戦で入店できたのは、マスター夫妻がワタシの気品に感動して特別扱いをしてくれたのか、マスター以上に年齢を加えているのを見て取って、店頭で倒れるのを恐れたかのどちらかでしょう。ド...
本郷通りに面した入口から300メートルが「霜降銀座」です。昭和31年(1956年)にできた「あやかり銀座」です。JR駒込駅から5分ほどの距離。どこに出かけるのにも便利な地を小走りでゆく若者やおぼつかない足取りの老人が目につきました。実は、2017年2月にも「霜降銀座」を歩いています。8年前は活況がありましたね。その時の記事です。見てください。霜降橋交差点の角にレトロ建築が残っていました。よく残って...
「かっぱ寺」として知られる曹源寺の前にあります。最寄駅は地下鉄稲荷町駅。歩いて約10分でした。お店は狭いです。入店した時は外国人ばかりでした。自慢するようで嫌なのですが、ワタシは外国の貴族のような雰囲気を醸し出しています。難なく席を譲られました。小さなテーブルが5つ程度。大きな外国人がいっそう窮屈そうになりました。貧相なワタシはラクに座れ、おかげで居眠りができました。散歩で疲れていたのです。カプチ...
埼京線、十条駅北口からすぐの「十条銀座」を昨年の歳末に歩きました。年の暮れ、人出が多かった。ほっとして歩けました。小柄で、黒っぽい服を着て、猫背で歩いている、ワタシのような年配者が多かったからです。ナポレオンだって、ヒットラーだって、鄧小平だって、黒っぽい服を着せれば、十条銀座を歩いていても見分けがつかないでしょう。ホンモノの銀座は堂々と逞しい外国人が多くて、少し、緊張します。この記事を読んでいる...
松が谷(台東区)、店を閉めた通りに響くのは外国人の声ばかり!
日曜日の午後、地下鉄銀座線「稲荷町駅」を降りて、北へ。日比谷線、「入谷駅」まで歩きました。上野駅から歩いてスグなのに人がいない。東南アジアの国々の沸き立つようなエネルギーとは違った、寂しい景色がありました。日本は金持ち国だ、なんてだぼらはもう誰にも言わせちゃいけませんな。庇には飲食店の面影が残っています(松が谷一丁目5-16)。疲れ切ったベンガラ色が寂寥感をかきたてます(松が谷一丁目6-10)。自...
昨年、シンガポールを旅行した時の写真を、HPにアップしました。内容は、スルタン・モスクの裏にある名店「ザム ザム」でムルタバインド人街で繁盛する点心店「璃春」で腸粉、小籠包デンプシー・ヒルの「PSカフェ」でサンドウイッチHort Park内にあったレストラン「Canopy Hort Park」でランチチャンギ空港ジュエルの脇のカフェで飲んだ一杯2000円のコーヒーチャンギ空港の職員食堂(?)で食べたタンドリチキンビューティ...
土曜日の午後(12月28日)、店内満席。外で待つ人、ひとり。志茂を散歩していて、午後1時になってしまいました。タイミングよくお店を発見。店内を覗いてみると、地元の方らしき客で満席。初老の女性がひとり待っていました。外れなしの店だろうと、大胆に推測。列に加わりました。5分ほど待って、中に入れました。あとでお店の最寄り駅を調べてみました。地下鉄南北線、志茂駅から5分。JR赤羽駅から歩いて15分のところ...
どこか寂しさと懐かしさがつきまとう、豊島区にある「染井銀座」
最寄駅はJRの駒込駅か上中里駅、地下鉄の西が丘駅からそれぞれ約10分です。どこから歩けばよいのかと迷う微妙な位置にあります。「染井銀座」は、活気も、けばけばしさも、ないないづくし。存在感を増そうと、涙ぐましい工夫をしていました。門がありましたが、その努力はまだ集客にあらわれていません。「染井銀座」がドーンと。多くの店は店舗を閉めていました。営業中の店を見ると、ほっとした。道に迷って、遠くに灯りが見...
シンガポール、山下中将が英軍に「イエスかノーか」と迫った場所!
9月にシンガポールを旅行した時、❶1942年に山下中将がイギリス軍に無条件降伏を迫った地、「旧フォード工場記念館、と❷日本軍とマレー軍との激戦地付近に建つ、「ブキ・チャンドゥ回想館」を、訪問しました。 この旅行記をHPにアップしました。展示物には、原爆が日本に投下されたことで、戦争の終結が早まったという記事や華人大虐殺の展示物もあって、見学していて複雑な心境になりました。ただ、この戦争によって、日本...
豆大福 「花月堂本店」(根岸五丁目)、柔らかく、粘りのある餅!
地下鉄、三ノ輪駅から旧吉原を散歩したとき、「花月堂本店」に寄りました。以前は歌舞伎役者の名が入った暖簾がかけてありました。餅は柔らかく粘り腰。餡は甘さを抑えています。一個200円(税別)になってから長い間値上げをしていない。ありがたい。歯ごたえのあるえんどう豆も効いている。豆大福を近くの西徳寺に持ち込んで食べました。陽光で背中がホカホカ。豆大福のエンドウ豆を歯でぷちゅっと割りながら……。関連記事≫≫豆...
銀座でスペイン料理「エル・チャティオ」でパエリア、アヒージョ!
12月22日(日)、ランチを食べに銀座に出かけました。人出が多かった。住んでいる地域では、ワタシは凄まじいほど速く歩くのですが、銀座では外国人に追い抜かれました。生来の負けず嫌い故か、追い抜こうとしましたが、抜き返せない。競争していては寿命が縮むと察知して、負けるままにしました。目的地はスペイン料理店「エル・チャティオ」。バレンシア風と魚介のパエリアなどをいただきました。ランチコースは3080円程...
9月にシンガポールで公園を散歩した旅行記をHPにアップしました。西部にある「ホート・パーク」、お洒落スポットの「デンプシー・ヒル」。加えて、公園ではありませんが「ジュエル・チャンギ・エアポート」への旅行記です。ぜひ、みてください。「ホート・パーク」公園を散策している人はほとんどいない。公園の整備をしている外国人労働者の方が多かった。「デンプシー・ヒル」もともとはイギリス軍の兵舎があったそうです。旧...
越谷レイクタウン近く、古民家カフェ「アミュー」は若者で満席!
越谷レイクタウンの端っこから歩いて10分です。周囲はまだ畑が残っています。カフェまで歩くなんてお茶の子さいさいだ。農家だったらしい家屋。靴のまま上がれます。内装は昭和の雰囲気が漂う空間です。古民家は年齢を加えても、磨けば光りますな。ワタシはそうもいかない。光るのは頭ばかり。女性客でほぼ満席。高倉健が組に乗り込むときのように堂々と入店しました。風貌は左卜全似ですが。カレー(1880円税込)。カレーの...
都電「滝野川一丁目停留所」で下車した。降りたのは洗練された服装のワタシだけ。路地に入って行くと、最近、建て替えた家が窮屈そうに並んでいる。「銀座」なんかありそうもない、ごく普通の住宅街だ。間違えたのかと思い、誰かに尋ねようかとしたが、それもかなわない。ああ、ワタシには詐欺師さえも寄ってこない。なんで「西ヶ原」くんだりを歩いているのかと、自分自身を呪う。悩む必要はない。80歳なのだから、明日、心臓が...
台東区千束と日本堤にあるレトロ建築を横目に、疾風怒濤の街歩き!
地下鉄、日比谷線の三ノ輪駅から千束四丁目。旧吉原遊郭の痕跡を辿ってみました。国際通りにある「理容 市川」(台東区竜泉一丁目34)リノベされていて、凛々しくなっているのが嬉しい。「肥田野四郎商店」(竜泉一丁目20-18)この界隈で目を引く建築です。十七代目と十八代目、勘三郎の墓。「西徳寺」(竜泉一丁目20-19)吉原公園。吉原の「大文字楼」の跡地だそうです。外国人が二人、遊んでいました。通りを隔てた...
9月、汗を流しながら、クアラルンプールで食べた写真です。食べ物が辛くて汗? いや、街歩きで暑くって!マレー料理、インド料理。加えて、冷たい飲み物。写真を39枚、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。見ていただければ、ワタシがグルマンになれない理由がよく分かります。巷間、TVにはふくよかで、ハツラツとした笑顔の方がグルマンとして登場します。こっちは均整がとれた体つきと言えなくもな...
午前11時45分に到着。入店は午後1時15分!列の後ろの赤ちゃん連れのご夫婦は、日本での帰国休暇を終えて、夜の便でアメリカ、サンノゼに戻るとのこと。日本での最後の昼食は「土手の伊勢屋」の天丼だそうです。それまでして食べたい店なんですね。天丼イ(2300円)です。衣サクサク。具の中までアッチッチ!洗練さと華やかさを兼ね備えた味わいの天丼でした。1時間半の待ち時間が苦になりませんでしたよ。関連記事≫≫天...
炎天下のクアラルンプール…高層ビルの足元に広がる下町を歩く!
9月にマレーシアのクアラルンプールを旅行したとき、ペトロナス・ツインタワーのすぐそばにある下町「チョウキットからカンポン・バル」まで歩いてみました。その街歩きをHPにアップしました。午後、モノレールでチョウキット駅へ。近くにあるはずの名物食堂「キンキン」へ歩き出したが、見つからない。歩いているお兄さんたちに2回尋ねて、到着しました。昼食後、炎天下の中を歩きだし、チョウキット市場からカンポン・バルに...
なんとも刺激的であるが、気分がへこんでしまう本だ。世界に影響力のある巨人に比べて、誰にも力を及ばすことのできない自分に暗澹たる思いになってしまうからだ。イーロン・マスクのおかげで、日本人飛行士も宇宙に行けそうだし、通信衛星システムのスターリンクのおかげでウクライナ軍が持ちこたえている。小さなことで言えば、投稿子もマスクのX(旧ツイッター)を使って遊んでいる。著者は、ジョブズやキッシンジャーの評伝を...
新大久保「でりかおんどる」でサムギョプサル、スンドゥヴ鍋…!
JR新大久保駅から、大久保一丁目方面は老若女女でごった返していました。楽しそうに歩いているのがなんとも羨ましい。越谷で静逸に暮している身にとっては、喧騒で華やかな新大久保を歩くと、心が弾んでくる。老若女女に合わせてゆっくりと歩む。なんとも気持ち良い。彼女たちは生きる喜び、その先にある明るい未来を知っていそうだ。ランチタイム。お店も満席でした。サムギョプサル、海鮮チヂミ、チーズチヂミ、チャプチェ、鶏...
品川区の南品川、北品川は今や、住宅街だが、いくつか工場が残っていました。レンガ塀もありました。いつも、寅さんに説教する笠智衆の心境になって、品川のレンガ建築を探し回りました。ヒトに尋ねるなんてプライドが許さないし、スマホが使えない。研ぎ澄ましたカンで歩きました。❶ 天龍寺(品川区南品川4-2) 寺の南側にあったレンガ塀。趣のある通りだ。 若いカップルが向こうからやってくる。聞こえてきた言葉はベ...
9月にクアラルンプールを旅行した時、ペトロナスツインタワー、サロマ・リンク・ブリッジ、鬼仔巷、ピンク・モスク、パドゥ洞窟 へ行きました。その時の旅行記をHP「「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。ぜひ、HPを訪問してください。ペトロナスツインタワー、サロマ・リンク・ブリッジ、鬼仔巷、ピンク・モスク、パドゥ洞窟...
京急「新馬場駅」すぐの「北馬場参道通」にあります。レトロな店構えです。ドスンと重く、透明感のある「大福」は一個、140円。皮はツルツルで柔らかいが、コシがある!餡を食べているうちに、豆の塩気が現れて、爽快になりました。関連記事≫≫豆大福食べ歩き記事を、ブログに64回アップしています。写真は東尾久「久我家」の豆大福です。訪問記事をぜひ、見てやってください。...
日本人墓地への旅行記を、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。ぜひ、HPを訪問してください。墓地は市内東南部にあり、KLセントラル駅からGrabで10分程度です。墓地は枝木の手入れ、草むしりが行われていて、ありがたかったです。古い墓標から新しいものまで、整然と並んでいました。1977年にクアラルンプールで起きた日本航空機の事故で犠牲者となった方々の慰霊碑もここにありました。...
「桜乃」(立川)、初老のダンディ客が多い、オシャレなカフェ!
昭和記念公園に行こうと、JR立川駅から立川の多摩モノレール高架沿いを歩いていて発見しました。路面に面して大きなガラス。背を向けてオシャレっぽい男性たちがカウンターに向かっています。パリのカフェでは客が道路を歩く人たちを見ながらゆっくりとしています。ここは極東。日本の立川ですから、道路に背を向けて女性従業員を見つめる格好です。笑顔を浮かべつつ、仲間入りしました。ダンディではないが、ダンディライオン・...
昭和、人が多かった時代から熱気を取り去ったような「あやかり銀座」だった。京急新番場駅近く、第一京浜「南品川4」交差点に「品川銀座」の門がある。提灯を模した街灯に「品川銀座」と刻まれていた。並んだレトロ建築(品川区南品川四丁目4-18)。交差点の角にある「イマムラ」「オオノ美容室」。「弁当ひらやま」珈琲屋「カルディ」(南品川五丁目1-20)。インターネットでググってみたら、街歩きをした日は休みだった...
「立川口そばの銀杏並木」は散りはじめ。「かたらいの銀杏並木」は見ごろでした。青い空の下で気持ち良かった。約15000歩。楽勝!「立川口そばの銀杏並木」は銀杏の匂いが強烈でした。奥に入ってゆくと変哲もない雑木林が目に入りました。60年も前の国分寺から立川までの間は雑木林がありました。心の底から湧き上がってくるような懐かしさでした。「かたらいの銀杏並木」は中国語ばかり聞こえてきました。2023年秋の神...
プリンにチョイ苦味のカラメル! 「ポポカテ」(新馬場駅すぐ)!
昭和レトロの建物が並ぶ馬場参道通りにあります。プリン専門店です。クラシックという名のプリンを注文しました。528円(税込)。ちょい硬さのあるプリンです。歯ごたえがあって心地よい。店内にはプレスリーやチャック・ベリーの曲が流れていて、自然に体を揺らしてしまいました。もともとアメリカンなのかもしれないですね。アメリカの音楽ならカントリー&ウエスタン! ジョーニー・ホートンの方が好きだから。関連記事≫≫ジ...
9月にマレーシアのマラッカを旅行した時の写真をまとめてHP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。プラナカン屋敷をリノベしたカフェでまったりし、マラッカ料理店で、アッサムプダスの辛さと酸味にドキドキし、インド料理店でタンドリチキンに食らいつき、中国料理店で焼き魚に感動しました。...
アイスランドの警察を舞台にした「エーレンデュル捜査官」シリーズの7作目です。今回は、これまで主人公だったレイキャヴィク警察犯罪捜査官のエーレンデュルは登場せず、同僚の女性捜査官、エリンボルクの物語です。レイキャヴィクで、喉を切り裂かれた若い男の死体が発見された。この犯罪を担当した女性捜査官が地道に犯人に迫ってゆくのですが、併せて、彼女の3人の子供たちの教育、アイスランドの首都と地方との経済的な格差...
9月にマラッカを旅行した堂々ぶりをHP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。ぜひ、見てやってください。真っ先に向かったのは日本人墓地でした。参考にした「南洋の日本人町」(太田尚樹著)によると、明治時代から日本人が住み始めたそうです。明治44年から昭和19年までの墓石で男性のほうが多いとも。墓地の隣にある管理人の家を訪問しましたが、返事はありません。テレビの音は流れてきたのですが、中...
カフェバッハ(台東区)…まろやかな味に淹れてもらい、大満足!
超有名店ですが、入りやすい店です。心にいつも悩みを抱えるワタシでも胸を張って入ってしまいました。店員はいつもきびきび。気持ちがいい。ブレンドコーヒー(680円)とアップルパイ(690円)を注文しました。実は、コーヒーの味音痴なのですが、賢人、辺利未来の格言「コーヒーの味は二つに分けられる。美味しいか不味いかだ」を信ずれば、美味しいを突き抜けていました。関連記事≫≫珈琲道場侍(亀戸)も人気がありますね...
家にいてもロクなことがない。歩けば健康、ニコニコ、心がスッキリ。行先は?京急線、新馬場駅から北品川駅の間!外国人観光客はチラホラ。レトロ建築をリノベして使っているお店が見受けられました。まだ、昭和感を味わえる地域でしたよ。「花の店 リーフ」(品川区北品川二丁目26-19)中華料理「登龍」(北品川二丁目4-16)「観光案内所」として使われているレトロ建築シェアハウス「JFハウス 品川宿弐番館」(北品...
縁側をカフェにする大胆、素敵さ! 庭をみながらほっこりできる。冷抹茶と羊羹(1030円税込)抹茶と小布施の栗を使ったきんとん(980円税込)昭和14年に建てられた和風住宅をカフェにしています。昭和の時代は何でも早く済ませるのが有能だと思われていた。早クソ、早メシ、芸のうち。我慢と忍耐、出世の早道。令和の時代はのんびりと昭和の縁側カフェですごすのがオシャレ。時代は変化しています。メニューは、ブドウのタ...
マレーシア、クアラ・トレンガヌ…日本人墓地、色鮮やかレトロ建築
クアラ・トレンガヌへの旅行記をHPに写真37枚、アップしました。ぜひ、色とりどりのレトロ建築や食事を見てやってください。初クアラ・トレンガヌです。気に入りました。クアラ・トレンガヌは、まるでワタシのようです。大谷選手のように並外れた体格やお金はナッシングですが、会えば、スルメのような噛み応え、お馬鹿さんぶりを堪能でき、あなたは優越感をそそられることでしょう。そうです、クアラ・トレンガヌはペナンやK...
店員の接客がよいので、気持ち良い。気に食わないのは、調理人が投稿子よりもイケメン。そんな弱点は鷹揚に頷いて無視する、度量の大きさを持っているワタシだ。「排骨ラーメンと魯肉飯の小盛」(1080円+税)魯肉飯はワタシの好み。台湾のガジュマルの木の下で食べるのもいいが、この店の味は優しい。「担仔麺と鶏肉飯の小盛」(1000円+税)台湾へ行くと人々がよく食べているのが担仔麺。同行者が注文したので、写真を撮...
北馬場参道通は品川神社の参道です。両側にはレトロ建築のお店が並んでいました。京急線「新馬場駅」から数分のところにあります。3軒並ぶ看板建築雨風を耐え、堂々と建っている建築は卑下や萎縮という言葉が似合わない。投稿子も上司に小言を言われたくらいで反省する小心さを捨てたいと思う。看板建築を見て、反省することしきり。「トモ薬局」薬に頼らない生き方を目指してきたが、今や、薬まみれで生きている。精神安定剤、血...
9月にレダン島へシュノーケルに行った写真を33枚、HPにアップしました。太陽にあたると皮膚が赤くなるタイプですが、ドンと受け止めた男らしい姿も。ぜひ、見てください。自慢するようで言いにくいのですが、日本では全然モテないのに、シュノーケルに行く姿で、海辺にすくっと立つとモテモテでした。「大丈夫ですか。流されないように、手を出してください」腕を強引に掴まれて、そのうえ抱きかかえられて、ボートまで運ばれ...
「魚ミチ」(品川区北馬場参道通)の天丼…素材を生かす淡いタレ!
京急線「新馬場駅」から北馬場参道通までは数分。そこの銅板が美しいレトロ建築にあります。昼食時です。店の前の看板には「天丼、天ぷら定食が1000円」「アジフライ定食が850円」とありました。カウンター席でしばらく待つと、見た目鮮やかな天丼がやってきました。タレは薄味でした。遅い昼食時でもカウンター席だけのお店は客でいっぱい。美味しくて安い店は繁盛していますね。関連記事≫≫天丼は手軽に食べられて重宝して...
わたしの昭和!東京オリンピックが開催された少し前から。新幹線が走りはじめ、マクドナルドが銀座の三越に出店し、駅のプラットホームから落ちそうになるほどの通勤者の群れ。そんな時代に南品川界隈は変貌してゆきました。昭和33年(1958年)まで遊郭のあった南品川界隈は簡易宿泊所に代わった。漁業も衰退。現在は大正、昭和の時代の雰囲気を漂わせるレトロ建築が残っていました。「みはらデンタルクリニック」品川区南品...
この小説は、A級戦犯の7人が絞首刑を執行され、火葬されたあとの描写から始まる。7人のうち6人は軍人。ただひとりの文官は元総理、外相広田弘毅だった。火葬された7人の遺骨は一緒くたにされ、一部はアメリカ軍が持ち帰った。残りは火葬場にある共同骨捨場にすてられた。その骨捨場から密かに骨を集めた男たちがいた。彼らは骨を興亜観音に隠した。時期が来て、興亜観音に処刑された吉田茂の筆になるA級戦犯「七士の碑」が建...
マレーシアの都市間高速鉄道、バターワース⇒KLセントラルに乗車
バターワースからKLセントラルまで約3時間30分!乗車券は日本からマレーシア鉄道のウェブ・サイトに入り予約しました。都市間高速列車ビジネスクラスの料金は、166.5リンギット(約5800円)でした。バターワース発 13:05KLセントラル着 16:40関連記事≫≫30年以上前、バンコクのホアランポーン駅からマレーシアのバターワース駅まで鉄道の乗車した旅行記です。前回と今回の東京オリンピックの開...
ブルーボトルコーヒー、渋谷カフェ…公園の緑を眺めながら、カフェラテ!
お洒落な神南の路地を入ると緑いっぱいの北谷公園。そこにカフェ!公園に面して大きな窓ガラス。どの席からも木々の緑が見える。コーヒーを美味しくなります。関連記事≫≫日本でのブルーボトル第1号店は清澄白河に2015年2月に開店。その1年後に訪問した記事です。上の文字をクリックすると、ページに飛びます。ぜひ、みてください。1階は注文とカウンター席。2階は大きなテーブルがある席とソファ席。ソファ席の真ん中が偶...
「エニグマ」……。「訳者あとがき」によると、第二次世界大戦中、ドイツが使用したロータリー式暗号機の名称だそうである。この種類の暗号機は、日本、アメリカでも使われていた。アメリカ軍は暗号機を使って、1943年に山本五十六提督が搭乗する航空機の動向を解読。撃墜したとある。この小説は、大戦中、イギリス側がドイツで使われていた暗号機エニグマを盗み、戦況を有利にしようと試みた内容だ。著者は「パンドラ抹殺文書」...
2013年3月に、東急東横線渋谷駅が地下化され、渋谷駅と代官山駅との間の地上線が地下に潜った。この日から10年以上すぎた。当時、駅のあった場所から廃線路を山手線と交差していた地点まで歩いてみた。旧渋谷駅には回想記念物として鉄路のレプリカが埋め込まれている。旧渋谷駅の鉄筋屋根も残されていた。関連記事≫≫国内の鉄道廃線路などはブログに36回、アップしています。写真は薄い峠にある廃線路跡。上の文字をクリッ...
ペナン、世界遺産地区にあるブティック・ホテルに宿泊してみた!
ペナンでは古い建物をリノベしたホテルに宿泊した。年齢があまり違わないというのも親近感が増した所以でもある。「燕京ホテルとムントゥリ・ミュース」だ。それぞれヘリテージ地区にあって1世紀前以上前に建てられた建築物を、ホテルにリノベしている。客室は今風に使いやすく改装されていた。1泊、朝食込みで、15000円程度だ。円安を感じさせない、魅力的なホテルだった。HPに写真を26枚、アップしています。投稿子自...
渋谷、スリランカカレーの「マリーアイランガニー」…ドスンとポーク!
東急百貨店の跡地と道を挟んだビルの5階看板が出ていないので、分かりづらいかも。ビルの入口にある小さな表示板でお店の存在を確認。エレベーターが5階に到着し、ドアが開くと、お店のドアがあるという仕組み。午後1時ころ訪問。客はいなかった。人気のポークカレーを注文注文して数分で、料理が到着。ワタシの来店を待っていたような速さだ。大きな皿にカレーにまみれた豚肉がゴロン!豚肉がこの店を背負っている柱のよう。添...
ペナンに行ったら、美味しいモノがてんこ盛り! カレー、チェンドル、エッグタルト!
海外旅行にでかけると、トシで衰えた五感が動きだす。味覚が叫ぶ。ぶらぶら散歩しているだけじゃつまらないよ!カレーに、点心、スイーツ溢れるペナンの通り。涎、垂れてる。食べ物が待ってるよ!ペナンで、食べた飯、ゆったりしたカフェ、屋台のスイーツをまとめて、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。写真は32枚。内容は、先ず、ミシュラン格付店のインド料理店。関連記事≫≫日本で訪問したインド、ス...
新聞記者のジャック・マカヴォイが主人公の小説。前作、「ザ・ポエット」「スケアクロウ」では、連続殺人犯と直接対峙した記者、マカヴォイ。この独占記事は迫力ゆえに、市民の人気を集めた。その後、彼はスクープをモノにできず、LAタイムズを辞めた。現在はロス市内に拠点を置く小さなウェブ・サイトで消費者問題を扱う記者として暮らしをしている。マカヴォイはロス市警、刑事の訪問を受ける。ある女性が殺されたので、女性の...
マレーシア、ペナンのモールを歩くと日本食のお店が目につく。日本でよく見るスーパーもあるし、食材店も。昭和10年ころ、ペナンで暮らしていた日本人は200人強。薬屋、医院、薬局がお店を出していたらしい。このようなタネを仕入れて、ペナンの「旧日本人街」を歩いてみた。参考にしたのは、「南洋の日本人町」(太田尚樹著)。街歩きをHP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。現在、日本人街だった面影...
ペナン旅行…展望台、ペナンヒル、蝶園など…写真をHPにアップ!
ペナンは小規模の都市ですで、インフラがしっかりとしていて、旅行しやすいですね。HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にペナン旅行のうち、高層ビル展望台、ペナンヒル、蝶園、ウォールアート、桟橋の写真を28枚、アップしました。ここををクリックすると、ページに飛びます。ぜひ見てください。高層ビル展望台は高さ250メートル。床がガラス張りとなっていて、怖かった。近所の夫婦喧嘩の怒声よりも。ペナンヒルへの...
生イチジク大福!「美よ志」(加須)! 電車に乗っても行くべし!
自慢話は止めろ。会社勤めの間、よく指示された。おかげで無口になってしまった。でも、「美よ志」の「生イチジク大福」はほっぺたが落ちるほど美味しかった。元上司に叱られるかもしれないが、言わずにはいられない。東武伊勢崎線、加須駅から鴻巣駅行きのバスに乗り換えて約10分。歩けば駅から30分くらい。空は真っ青、田んぼの稲はよく実っているので、歩くのも気持ちよさそう。天皇陛下も皇太子時代に、近くまで来られた際...
中国共産党のトップから地方の行政をつかさどる権力者たちが闇の奥で、悪さをし放題の現実にメスを入れたミステリ。考え抜かれた構成が胸をなでおろす結末に見事に結実する。登場人物に激励を送りたくなるような展開となっている。時は2013年三月。架空の都市、江市の地下鉄駅で、持ち物検査に引っ掛かった男がいた。弁護士が持つスーツケースの中から出てきたのは中年男性の遺体。それは元検察官の遺体で、弁護士は殺害を認め...
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刑事マルティン・ベックのシリーズで、第1作「ロセアンナ」に続く第二作です。関連記事≫≫ 「ロセアンナ」書評1966年夏のストックホルム。刑事マルティン・ベックは夏休みを取得するために、離島に向かうところから始まる。彼は仕事に呼び戻される。理由は……、スウェーデンのジャーナリストがハンガリーで行方不明になっている。外務省がピリピリしているのは、20年前にスウェーデンの外交官がブダペストで失踪したことがあ...
JR恵比寿駅東口をでたところにあります。店内のテーブルや壁の色合いは落ち着いていて、静かにすごせます。すぐ近くに出版社があるせいか、髭を短く揃え、少ない頭髪を撫でつけた結構な年齢の方やライザ・ミネリが驚いた時のような顔をしている女性がコーヒーを味わっていました。投稿子だって俳優に似ています。自慢するようでいやなのですが、敢えて言えば、谷村昌彦、三角八郎、高品格に似ています。多くの人々をうっとりさせ...
大きな照焼バーガー! パティがジューシー。関連記事≫≫20年前、北朝鮮、ピョンヤンのハンバーガー・ショップ訪問記事。30年前、北京で最初にできたマクドナルド店訪問記事。チキン・ナゲットとポテト、飲み物つきで1600円。ボリューム十分。いかにも肉を味わっている感じ。ちょっぴり甘い照焼のソースが味を引き立てる。お店は、北越谷駅西口をでて左。すぐ。浦和レッズの試合がある日は北越谷駅西口からシャトルバスが出...
タイトルは「北朝鮮に出勤しますー開城工業団地で働いた一年間」著者はキム・ミンジェ。韓国で栄養学を学び、北朝鮮にある開城工業団地内で食堂を運営している韓国企業に就職した。著者は2015年春から2016年2月にかけて開城工業団地の食堂で栄養士として働いた。その記録や回想を記したのが本書。就職先の開城工業団地は軍事境界線の北側、北朝鮮にある。そこに韓国企業が工場を建設し、安価な北朝鮮の労働力を使って衣料...
恵比寿駅から北里大学に向かって10分ほど歩いた。喉が渇いた。暑いし、カフェでしのごうかと、キョロキョロ。そんなものはない質素な通りだ。首都高の下をくぐって辿りついた「白金北里通り」は白金というオシャレな雰囲気とは場違いだった。昭和の時代とはあまり変わらないレトロ建築が並んでいた。何せ、人がいない。取り残された感があるのは、ここは渋谷区と港区の境界だからか。渋谷区恵比寿二丁目と港区白金五、六丁目が接...
こお店は、虎ノ門ヒルズ、レジデンシャルタワーの2階にあります。ステーションタワーはいつも混みあっていますが、ちょっと歩いて、プレジデンシャルタワーまでやってくると一挙に人通りが少なくなりました。店内には大きなテーブル。壁に沿って四人用のテーブルがいくつ配置されていました。ケースにはケーキがずらりと並んでいました。全部食べたいが、無理。テーブル席は若い方で、ほとんど埋まっていました。テーブルの間が広...
フィンランドを舞台とした警察小説です。フィンランド人のカリ・ヴァーラとアメリカ人妻ケイトを主人公とした「極夜」「凍氷」「白の迷路」「血の極点」四部作の二作目です。第一作の「極夜」はフィンランド最北部、ラップランドで警察署長をしているカリ・ヴァーラがソマリアからやってきた黒人女優の殺害事件を追う物語だった。難民の悲惨な最期がきっちりと描かれた小説だった。この小説は第二作。ヘルシンキの警察殺人捜査課に...
大宮公園からJR大宮駅まで歩いてみました。リクルートが発表している関東圏の住みやすい街ランキングで2位となっている大宮ですが、半信半疑でした。大宮駅とその周辺の雑踏しかしらなかったからです。乗換えの人たちは怒涛のように流れてゆくし、東口は乱雑。西口は景観が殺風景すぎる。若者にひょいひょい追い抜かれるのも平常心を乱される。小学生のころから試験で追い抜かれ、会社でも出世競争で、今ではジムでバーベルの重...
恵比寿、「ダ・ミケーレ」はナポリの行列店「ダ・ミケーレ」東京店ナポリにあるピザ屋「ダ・ミケーレ」の前は人がいっぱい。予約は店内で。人をかき分けて、番号札をもらう。唾をのみこみながら、外で番号が呼ばれるのを待つ。関連記事≫≫ ナポリの「ダ・ミケーレ」。「ダ・ミケーレ」の東京店が恵比寿にあります。関連記事≫≫ 前回訪問記事です。東京にある「ダ・ミケーレ」は番号札がありません。ただ、並べばよい。平日の午前1...
街歩きをしていると、昭和レトロの風景に酔えるだけではありません。お寺でありがたい言葉にも出会えるのも、街歩きの魅力です。含蓄のある言葉に接しているから、投稿子は器のおおきな人間だと判断するのは早とちりです。道理を説くのが好きな人が、切羽詰まって立ち喰いをする例を知っています。投稿子ですが。「大丈夫だよ 生きていけるよ」「正徳寺」(品川区北馬場参道通)で2024年10月に。「無菌状態に 慣れ過ぎ み...
東京散歩の楽しさは大通りから入った路地にある。路地を歩いているのは外国人ばかりだけれど、レトロ建築が残っていて、のびのびとした気持ちで歩ける。自然の風や寒さを感じられる通りっていいものだ。林芙美子が「下駄で歩いた巴里」の中で、「東京も巴里もベルリンも倫敦も何の変りもない。すべてが、箱のような建物になり、交通機関もすべてみな同じになってしまった」と書いている」。いや、銀座や大通りの景観はひどいよ。シ...
地下鉄、虎ノ門ヒルズ駅を出たら目の前が、食堂街T-market。その一角にあります。訪問したのは日曜日。食堂街T-marketは若者たちが多かったですね。ワタシは若者ではなく、バカ者でもなく、左卜全風です。マレな年齢層でした。少数派ですが、胸を張って歩きました。衆議院議員の世耕さんのように。NYでイタリアン。関連記事≫≫リトルイタリーで、路地にテーブルを出して……いい雰囲気。海外旅行記を見てやってください。マルゲリ...
昨日(4月13日)の越谷、元荒川の桜です。散り始めていました。静かな散策路。桜の花びらが風に舞っている。屋台が出ていない。おかげで密集感もなく、ゆっくり歩けた。屋台がないのは地域の方針らしい。打つ手はゆっくり、後手にまわるのが得意なワタシ。だが、越谷市は住民の意向を汲み、やることが早い。 桜、関連記事≫≫ 2019年、港区愛宕山付近の桜です。散り始めたころ。越谷の元荒川の土手では、30歳くらいの男性...
「友」は1988年、北朝鮮で刊行され、ベストセラーとなった小説だ。「訳者解説」によると、著者は1949年生れ。首領様の配慮により文学を勉強し、大きな信任を得た。現在は4・15文学創作団(4月15日は金日成の誕生日)の一員として作家活動をしている、と記されている。この小説は北朝鮮が望む家庭のありかたを描いている。北朝鮮では、家庭を社会の細胞と位置付けている。それ故、家庭の和睦も公共性がある。夫婦の関...
4月8日(火)に訪問。公園内に700本の桜があるそうだ。柔らかな桜の花を見上げていると、心が穏やかになっていった(気がする)。花見をすると、体がしゃきっとして、皺の増加傾向が鈍化し、幸福感を得ることができるとグールルにあった。今年、2回、花見に出かけたが、若返り効果を感じなかった。3回目の花見だ。決死の覚悟で大宮公園に繰り出した。帰宅したのは、1時間ほど前だ。まだ効果を感じない。ただ、1万6000...
熊谷駅から徒歩5分。目の前が、ほのぼの明るくなってきたら、もう桜並木!4月4日(金)に訪れました。イカ焼きの匂い。ああ、懐かしい匂い。とたんに響く、アジア人の大声!日本の人口は増加に転じないのに、外国人数は増加している!片方が少なくなると、一方が増える。こうしてつり合いがとれるのか。男性どうしでべったりしているベトナム人、スーツを着用して緊張して桜を見るスリランカ人、菜の花に入って、はしゃぐインド...
乳製品、卵、ハチミツを使わない「レインボー・ケーキ」!天然素材で着色されている「レインボー・ケーキ」(850円)はしっとりとした甘さでした。口の中でとろけるようなスイーツとは一味違いました。刺激的、強烈な甘さではありませんが、スッキリ感がありました。関連記事≫≫本郷にあるビーガンカフェ、「ビーグリーン」でキャロット・ケーキを楽しんだ記事です。ぜひ、記事を見てやってください。使われている食材は、上から...
副題は「私が陥った中国バブルの罠 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕」となっている。内容は、中国共産党首相、温家宝と昵懇になり、巨額の資産を得た女性、段偉紅が2017年に行方不明となった。彼女の元夫、沈棟がその経緯を書いたもの。2012年10月。海外メディアが、中国の温家宝首相の一族が強引な手法で2000億円を超える資産を保有した、と報じたことがあった。その記事は邦字紙でも紹介された。ちょうど、中国...
新越谷駅(東武線)周辺を歩いていて、発見したお店。あちこちにあるイン・ネパ料理店と趣が違う。店頭で料理していたり、たむろしている人たちがインド人よりも世慣れていない。店に首を突っ込んでみると、東南アジアの食料品が山積みになっていて、その脇にイートインがあった。「イートインで食べられる?」痩せた、若い、南アジア人が、「日本人が入店するの?」ってな感じで、首を縦にふった。関連記事≫≫バングラデシュを旅行...
西浅草は国際通りの西。寺が多い。東本門寺には幕末、江戸にたてこもる前の彰義隊がここに屯集した。明治時代の終わりには、等光寺で石川啄木の葬儀が行われている。地下鉄、田原町駅から出たところが西浅草。一歩、奥に入ると、商店はシャッターを下ろしていた。静かな路地に外国人観光客の声だけが響いていた。関連記事≫≫台東区の街歩き記事はブログに54回、アップしています。ぜひ、ページに飛んでください。田原町駅出口から...
中層の鉄筋コンクリート建築が並ぶ新大橋通りから森下に入り、中枢の旧高橋ドヤ街へ。森下三丁目の交差点から高橋夜店通りでウロウロして、小名木川へと出ました。このような街歩きです。森下駅を出ると、新大橋通りに「みの家」があります。深川、森下で働く舟人足や職人たちは精をつけると称して桜鍋の「みの家」にやってきた。この建物は昭和27年(1952年)に建て替えたもの。道路の反対側からみても異彩を放ちます。「山...
いつも考えず、本も読まず、運動は貧乏ゆすりをするぐらい。頭と体を活性化させるには糖分だと、決意しました。「考えるは易く、行うは難し」怠惰で虚弱なワタシは自転車で20分ほど走るのも辛い。「白鯨」のエイハブ船長になった気分で目的地、「コウシャ」を目指しました。休日の午後3時ころおじゃましました。客は一組だけです。関連記事≫≫前回「コウシャ」を訪問した時はショートケーキを食べました。新鮮な味でしたよ。上の...
都電荒川線の小台停車場の南あたりを歩きました。5月の連休中、土曜日に歩きました。実は、道が分からなくなってしまったんです。尋ねようにも、歩いているのは白人が多い。やっと日本人らしいお嬢さんがやってきました。「あのう」手をヒラヒラさせて行ってしまいました。中国の方? 荒川区、寂寥感ある街を歩いているのはワタシと外国人ばかり?東尾久五丁目26-4の建物です。駄菓子屋「鳩屋」(東尾久五丁目20-13)さ...
餃子を焼くときのシャーっという音、プンプン漂ってくる焼けた皮の香り。餃子は注文してからテーブルに届けられる間も楽しいですよね。 訪問した「ニューヨーク飯店」は赤羽駅から埼京線に乗って一つ目。遠かったですが、満足できる店でしたよ。焼餃子5個(650円)、水餃子5個(650円)と暑かったのでコーラを注文しました。メニューには「しそ水餃子」(5個、700円)というのもありました。焼き餃子です。「ヤケドに...
アメリカ、特殊部隊に所属する兵士が、政治家や彼らの取り巻きによって金儲けの駒として使われた。その事実を知った兵士は、家族まで殺される。嵌められた! 兵士は現実の醜さに自暴自棄になりそうになるが、人間としての生きてゆく価値を見つめ、復讐という形で苦悩を乗り越えてゆく。小説で描かれたのはアメリカの政治家の醜い世界だ。主人公の兵士は、あらゆることは儚く消えていく、無常だなんて到底思わない。やり返す! あ...
東京駅と日比谷通りの間にある丸の内仲通りに「丸の内ストリートギャラリー」……野外美術館……が、あります。日比谷駅から丸の内オアゾまで20点弱の芸術作品が展示されていました。緑の木々や花に囲まれ、透き通るような青空の下、草間彌生の作品などを見られるのです。疲れたら……、沈敗ありません! カフェまであります。日比谷から大手町に向かって歩きながら、アートを鑑賞しました。「ルネッサンス」キム・ハムスキー「展望台...
舎人ライナーの「赤土小学校前」駅からすぐです。JR田端駅から歩いて10分。昭和34年(1959年)にできた銀座です。65年の歴史のある商店街です。連休中に歩きましたが、シャッターを下ろした店もちらほらありました。「尾久銀座」の手前、「川の手もとまち商店街」をチョイ見しました。「野辺楽器店」(東尾久四丁目13-11)です。「かふぇ たうん」(東尾久四丁目13-8)です。入りやすそうなカフェです。東尾...
地下鉄の人形町駅から日本橋堀留町、日本橋小舟町を散策し、「UNISON TAILOR」でひと休みしました。カフェは人形町駅を上がったところ、橘稲荷神社のそばにあります。関連記事≫≫その時の街歩きは、「日本橋堀留町の入船跡やレトロ建築を見て、日本橋小舟町へ」にアップしています。上の文字をクリックすると、日本橋堀留町への街歩きに飛びます。面倒くさいなんて言わずに、見てやってください。カフェラテ(540円...
地下鉄、千代田線の町屋駅から尾久橋通りまで歩きました。都電、荒川線と並行して町屋二丁目停留所まで行き、左に。細く、妙に湾曲した道を舎人ライナーの走行する尾久橋通りまで歩きました。町工場、小さなお店、住宅が密集する地域に昭和の時代には人がぞろぞろと歩いていたと思わせる街歩きでした。地下鉄、町屋駅近く。ピカピカの都電が道路を横断する!この雄姿!!実に堂々として頼もしい。都電は3輌編成で走行してもらうと...
越谷市内にタイ料理の「チョークディー」というお店があります。何それ? 知らなくとも、認知症ではありません。ほとんど知られていないお店ですから。久しぶりに訪問したら、味が日本人向けタイ料理に代わっていて、食べやすくなっていましたよ。プー・パッポン・カリーが絶妙でした。カニをカレーで炒め、溶き卵で仕上げたプー・パッポン・カリー。タマゴのカレー味とフワフワ感!!ご飯がすすみました。見た目は開店当初と同じ...
地下鉄日比谷線、人形町駅を出て小伝馬町駅の方角に向かって左側を歩きました。日本橋堀留町には昭和24年(1949年)までは入掘がありました。全国から送られてきた物資を荷揚げした地域だった(「明治大正東京散歩」)そうです。周囲には薬問屋や織物関係の問屋街があり、繁栄した地域だったようです。現在は、ひっそりとレトロ建築とビルが共存している街となっていました。「こま吉」(日本橋堀留町一丁目6-11)。看板...
ロンドンでMI6所属のイギリス人、銀行役員が拉致される。実行犯はロシアが雇った傭兵。ロシアは銀行役員が持っているMI6の情報と金が欲しい。これに対し、イギリス側は銀行役員の奪還と拉致した人物の殺しをフランスに住む「イングリッシュマン」に依頼する。実に迫力ある東西スパイの戦いがノンストップで展開される。この小説を手にしたら、すぐに引き込まれ、結末まで本を放したくなくなってしまうだろう。プロローグは、...
JR高田馬場駅をでると中国物産店や台湾スイーツの店が目につきました。通る人たちは甲高い声で知らない言葉を話す。エキゾチックに変貌した街のあちこちに、戦前の建物がまだ残っていました。地図の赤い線が歩いた道です。「オオゼキ」(新宿区高田馬場三丁目12-10)。ひっきりなしに客が出入りしています。繁盛しています。「山本靴店」。洋服店の「ゆうみん」(高田馬場三丁目22―3)。靴屋は閉店しているよう。「久塚...
「よしかわ」は地下鉄、東西線の早稲田駅から、穴八幡神社の方向に歩いてすぐです。前回、「よしかわ」の前にある「法輪寺」に花手水を見に行ったのが2022年7月。その時「よしかわ」に寄ったのですが、定休日でした。今回は慎重に営業日をチェックしました。関連記事≫≫「法輪寺」への訪問記事です。花手水が実に美しかった。「よしかわ」はイートインがないので、ここで花手水をみながら、「おはぎ」を楽しむという手もありま...
最近はトンとご無沙汰のギリシャ料理。都内には銀座、六本木、蒲田にギリシャ料理店がありますが、簡単に行ける銀座のお店にしました。東急プラザ銀座、最上階の「THE APOLLO」へ。平日のランチですが、ほぼ満席でした。ギリシャへは2度、旅行しただけです。半世紀も前です。最初は1970年。次は、1973年です。2度目の旅行は、石坂浩二と浅丘ルリ子の新婚旅行先がエーゲ海クルーズでした。お二人の写真を週刊誌...
「馬場口」交差点にある「OMOTENASHAMOJI」に入りました。高田馬場駅から歩いて7分。この日は土曜日の午後0時半ごろ訪問。1時間ほどして、お店を出るころには行列でしたよ。高田馬場には雰囲気のよいカフェがありますね。有名どころでは「コットンクラブ」。いつも賑わっています。高田馬場とくればコットンクラブです。上の文字をクリックすると、「コットンクラブ」訪問記事に飛びます。ぜひご覧になってくださ...
越谷駅から歩いて5分、市役所内に新しくカフェができました。市庁舎2階のテラスに出現したカフェから、元荒川とその先の瑞々しい景色を楽しみながら、コーヒーを味わうことができます。素敵な時間です。カフェラテ(500円)とパン・オ・レサン(280円)を注文。カフェは市民が寛げる場所と共用されています。購入した飲み物もここで味わいました。テーブルの感覚が広くて、気持ちが良いですよ。高齢者率が高いですね。人々...
イスラエル人の著者はノンフィクションで「ミュンヘン オリンピック・テロ事件の黒幕を追え」「モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝」「秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948―2014」を刊行している。小説でもスパイものを多く発表している。「パンドラ抹殺文書」は1981年に刊行された。冷戦時代のアメリカとソ連との間で、それぞれの国の中枢に存在するネズミを暴こうとする物語だ。事の発端は、イギリスの文書...
ヒルズやミッドタウンの陰に低地があった。六本木は高層ビル、タワマン、駐日大使館、放送局に加えて美術館まで参入しています。変化し続ける街の風景も飽きません。高層ビル群を見上げるようにして、小さな公園、二階建てのアパート、平屋住宅、古い住宅をリノベした飲食店が低地に額を寄せ合っています。ここにも再開発の波が押し寄せています。六本木七丁目!東京ミッドタウンの前、外苑通りを横切って、低地を下ります。外苑通...
高田馬場でチキンカレー一見、ただのカレーライスですが、食べて驚きました! ゴクウマ!高田馬場駅から早稲田通りを馬場口に向かって数分歩いたところです。カレーの名店が路地にひっそりと佇んでいました。開店と同時に一番乗りで入店。すぐにカウンター7席だけのお店はいっぱいになりました。関連記事≫≫カレーの老舗! ミシュラン格付店、神保町の「共栄堂」のカレーライスを食べに、2017年7月に訪問しました。「プネウ...