古代の海賊。そんなイメージが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。 それがヴァイキング。またはバイキング。 二本角の兜をかぶり、ひげもじゃでずんぐり筋肉質。斧と丸い盾を持って、船に乗って周辺を荒らしまくる北欧の海賊。 それがヴァイキング。
古代の海賊。そんなイメージが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。 それがヴァイキング。またはバイキング。 二本角の兜をかぶり、ひげもじゃでずんぐり筋肉質。斧と丸い盾を持って、船に乗って周辺を荒らしまくる北欧の海賊。 それがヴァイキング。
今年は『ドラゴンランス』が自分の中で再燃していて、数十年ぶりに読み直しているのですが、この数十年の間に日本では『ドラゴンランス』が色々と再出版されていたようです。 その中にひとつ、異端が紛れています。角川つばさ文庫なる、おそらく児童向けにこ
『ドラゴンランス戦記 2 城砦の赤竜』【ブックレビュー第2回】
概要 『ドラゴンランス戦記 2 城砦の赤竜』はテーブルトークRPG『アドバンスト ダンジョンズ&ドラゴンズ』の設定をベースに北米で書かれたファンタジーノベルの第2弾です。作者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン。 本作は人間やエル
『ドラゴンランス戦記 1 廃都の黒竜』【ブックレビュー第1回】
概要 『ドラゴンランス戦記 1 廃都の黒竜』はテーブルトークRPG『アドバンスト ダンジョンズ&ドラゴンズ』の設定をベースに北米で書かれたファンタジーノベルです。作者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン。 本作は人間やエルフ、ドワ
【海賊王女アルビダ】北の王女は海賊になり【ヒロインレビュー第34回】
今回はアルビダという女海賊についてです。 海賊と言えば大航海時代を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は人類が遠洋に出るはるか以前から海賊は存在しました。アルビダもそうです。大航海時代よりも1000年は昔にさかのぼります。 ファンタジーの知
【女海賊アン・ボニー】お嬢様は恋多き戦闘狂【ヒロインレビュー第33回】
女性ながら海賊として名を馳せた者たちがいます。今回はそのうちのひとり、アン・ボニーをご紹介。 日本で海賊というとおそらく『ONEPIECE』が思い当たるでしょう。作中登場人物に女海賊ジュエリー・ボニーがいます。主人公ルフィと同じ「最悪の世代
【フライング・ダッチマン】さまよえるオランダ人号は呪われた幽霊船【サーガレビュー第9回】
フライング・ダッチマン。直訳すると「空飛ぶオランダ人」。なんじゃそりゃ? と思いますが、逆にこれを代名詞として名を残すオランダの有名人もいたりします。例えば1970年代のサッカー選手ヨハン・クライフです。相手のタックルなどをひょいひょい飛ん
【スケルトン】特撮映画が発祥なのか?【モンスターレビュー第112回】
今回のネタはスケルトンです。 骸骨の怪物。 ゲームでも、漫画でも、映画でも、スケルトンはたくさんの作品に登場します。 ファンタジーだけでなく、SFでも、もちろんホラーでも、スケルトンはたくさん登場するメジャーなモンスターです。 しかし意外な
【賢き鳥アカイライ】賢者になりたい冒険者に乱獲された謎の鳥【モンスターレビュー第111回】
国民的RPG『ドラゴンクエスト』のマイナーモンスターを発掘する回。 今回はアカイライです! 2024年11月に全国民待望のフルリメイク作品『ドラゴンクエスト3 HD-2D』が発売されます。それを記念して、今回もまたドラクエにしては聞き馴染み
ラノベの金字塔『スレイヤーズ』の魔法一覧【マジックスペルレビュー第4回】
『スレイヤーズ』とは 『スレイヤーズ』とは神坂一氏による、富士見ファンタジア文庫から刊行されたいわゆるライトノベルです。90年代前半、それまであったファンタジーという世界観をより軽く、よりアニメチック、よりゲームチックに構成した、いわゆる「
【円卓の騎士】アーサー王に仕えたナイツ オブ ザ ラウンド【ヒーローレビュー第14回】
「剣と魔法のファンタジー世界」そのモデルともなる中世ヨーロッパ風の世界観それはまさに騎士道精神華やかなりしロマンスにあふれた世界 その代表格ともいえるもっとも有名な騎士団と言えば、やはりアーサー王と円卓の騎士ではないでしょうか。彼を描いた文
【竜人ズメウ】強そうで割とあっけない東欧の亜人【モンスターレビュー第110回】
亜人と呼ばれる存在が、ファンタジーでは多くいます。エルフやドワーフがそうですし、作品によっては猫や鳥といった動物が人型に進化したものも珍しくありません。となると、ファンタジー界最強の生物であるドラゴン。このドラゴンを人型にしようとは誰しもが
【ネコマタ(猫又)】長く生きた飼い猫が、もののけとなる【モンスターレビュー第109回】
何か可愛いモンスターを取り上げるべきではないかと自問自答したところ、真っ先に思い浮かんだのが猫でした。 なので今回はネコマタ(猫又)です。 ネコマタと言えばオールドゲーマーな自分は『真・女神転生』シリーズのネコマタを想起してしまいます。ちな
【半人半蛇デルピュネ】メインキャストに近しいようで謎ばかり【モンスターレビュー第108回】
今回はデルピュネです。ギリシャ神話の大神ゼウスと関係のある女の子モンスターです。しかしマイナーモンスターではありましょう。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! 皆さまの創作活動の参考になりますよう。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
【ピシャーチャ】インド版グール(食屍鬼)【モンスターレビュー第107回】
今回はかなりマイナーなモンスターです。ピシャーチャをご存知ですか? 皆さまの創作活動の参考になりますよう。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! ピシャーチャとは インドにおける鬼族であり、喰屍鬼とも
【ヒノカグツチ(火之迦具土神)】イザナミの死因となった防火の神【ヒーローレビュー第13回】
日本神話で有名なイザナギとイザナミ。この女神であるイザナミの死因となってしまったのが今回ご紹介する神様、ヒノカグツチです。 さぞかし荒々しい神様かと思えば、実はそうでもない、というよりも、何もしていない。少し可哀そうな神様かもしれないんです
【イザナミ(伊邪那美)】新婚さんが離婚をするまで【ヒロインレビュー第32回】
今回は日本神話の中でも知名度はトップクラスと思われる女神様、イザナミノミコトについてです。 日本神話は主に『古事記』と『日本書紀』という二つの歴史書によるところが大きいのですが、この二つ、微妙に細部が違っているのですよね。ですのでより細かな
【クラーケン】海の悪魔と言えば大抵コレ【モンスターレビュー第106回】
地球の7割は海です。そこは未知の領域です。どんな恐ろしい、巨大生物が潜んでいても不思議ではありません。 海を舞台に創作するならファンタジーだろうがSFだろうが特撮だろうが、今回のこのモンスターを登場させることは一度ならず考えるのではないでし
【食屍鬼グール】ゾンビと混同されがちアラブの怪物【モンスターレビュー第105回】
砂漠へ旅をするときはお気を付けください。いい人を装って、あなたに近寄ってきたそれは、ヒトではないかもしれません。 彼らは時に美しく、とても頭の回転が速いので、旅行者ほどその罠に引っかかってしまうのです。 彼らの名はグール。貴方のことを食糧と
【シンデレラ】世界いち有名なお姫様、だけどみんながあまり知らないこと【ヒロインレビュー第31回】
「お姫様と言えば?」 世界中でアンケートを取ればまず間違いなく上位に上るのは「シンデレラ」でしょう。みなさんもお話は十分ご存知だと思います。ですがそのシンデレラの物語、作者は? 元ネタは? あの意味は?意外と知らないことも多いのではないでし
【創作年表】ファンタジー史に影響を与えた創作物語を年表にしてみた【サーガレビュー第8回】
創作においてはどうしても先人の影響を免れない。 それどころかかえってゼロから100まで完全オリジナルとあっては観客がついてこれない。 「物語」には骨格があり、骨格は長い年月を経て熟成されてきた。 とまあそれっぽいことを難しく考えようとはせず
【王女カッサンドラ】100%の的中率! だが誰も彼女の言葉は信じない悲しき予言者【ヒロインレビュー第30回】
ギリシャ神話のラストを飾るトロイア戦争はヒーローヒロインの宝庫です。物語の題材としても幾度となく使われてきました。 今回はその中から最強の占い師にして哀しき姫君カッサンドラを取り上げたいと思います。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい!
【ヒポグリフ】ナポレオンの辞書には載ってないかもしれない【モンスターレビュー第104回】
多くのモンスターがいるなかで、割と有名で割と知られていない、そんなモンスターのひとつが今回ご紹介するこのヒポグリフではないでしょうか。 でももしかしたら、あの近世の英雄ナポレオン・ボナパルトの辞書にはこの魔獣の記載があったかもしれません。
【蜃(しん)】とってもマイナーなミラージュモンスター【モンスターレビュー第103回】
概念は知っているけれど、直に見たことはなかなかない。 それは蜃気楼です。 今回はそんな蜃気楼にまつわるモンスターをご紹介。その名も蜃(しん)です。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! 今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考に
【東洋の龍】なぜ神龍は願いを叶えてくれるのか【モンスターレビュー第102回】
2024年は辰年です。辰(たつ)とは皆さんご存知の通り、龍のことです。 とても縁起の良い神獣です。中国では皇帝は龍の化身とされ、現代でも開運の御利益に預かろうと人々に奉られています。 さらに国民的大ヒット漫画『ドラゴンボール』では、そのタイ
【ホイミスライムなど】ドラゴンクエストの呪文が名前についたモンスターたち【モンスターレビュー第101回】
オリジナルモンスターを生み出す参考として。『ドラゴンクエスト』シリーズの独特なあの呪文名が名前についたモンスター20体を集めてみました。 結果、意外と呪文は偏っていました。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創
【魚妖レモラ】意外と少ない魚系の怪物【モンスターレビュー第100回】
人類が大海原を旅するようになるのは15世紀ごろ。いわゆる大航海時代。それは現在からみればたかだか500年前でしかなく、神話として残るほどの大昔ではない。 それゆえか、神話にはあまり登場しないのが海、魚系のモンスター。 もちろんゼロではないし
【リュークロコッタ】首が回らない魔獣【モンスターレビュー第99回】
『ファイナルファンタジーIII』で名前が印象的だった影の薄いモンスター。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもリ
【人食い竜キリム】七つの頭を持つ竜という設定【モンスターレビュー第98回】
世界中に存在する竜退治伝説のひとつかもしれません。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもキリムとはなんぞや? キ
【風呂の精ヴァンニク】風呂場の戸を少し開けて背を向けて【モンスターレビュー第97回】
スラヴ神話のお話ですが、お風呂を護る精霊がいるんです。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもヴァンニクとはなんぞ
【妖精ペリ】妖精イメージの原形かもしれない【モンスターレビュー第96回】
ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもペリとはなんぞや? ペリとは、背中に翼を生やした人間の姿をした精霊です。 古
【首長獣マフート】実は名前も逸話も存在しない【モンスターレビュー第95回】
今回はファンタジー知識に飢えた上級者様向けのマイナーなモンスターです。 マイナー過ぎて思いっきり文字数が少ないです。ですがあなたが創作を生業とするならば、きっと使い勝手は良いのではないかと思います。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい!
【強欲のマモン】お金大好き! 財産こそがすべての大悪魔【モンスターレビュー第94回】
七つの大罪のひとつを司る悪魔。 こう言われると何とも強大な悪魔を想像してしまいますね。 そのなかでも我々人類が最も心乱される欲、お金についてまつわる悪魔がこのマモンです。 いやいや金よりも「食べ過ぎ」や「エッチ」の方が欲深じゃないかと思いま
【アムシャ・スプンタvsダーエワ】ゾロアスター教 六大天使vs六大悪魔【サーガレビュー第回】
古代ペルシアの地で勃興したゾロアスター教は、「善」と「悪」の対立を説いた古代宗教です。 「善悪二元論」を軸としたこの宗教では当然「光」と「闇」の軍勢に分かれた構図をとっています。 その中でも両軍トップに君臨する六大天使と六大悪魔の対戦カード
【ザラシュストラ(ゾロアスター)】善悪二元論を説いた開祖【ヒーローレビュー第12回】
世界最古の宗教とも言われるゾロアスター教。 少なくとも教祖の存在する一神教としては最古であるらしい。 今回は古代ペルシアの地で勃興したゾロアスター教の開祖についてさらってみよう。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さ
【大天使ウォフ・マナフ】六人からなる聖なる不死者のリーダー【ヒーローレビュー第11回】
古代ペルシアで最も力のあった天使。 それが今回取り上げるウォフ・マナフでございます。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
【木々の天使アムルタート】世界中に緑を咲かせた天使【ヒロインレビュー第29回】
毎日暑い! 毎年暑い! どこも暑い! 緑を増やそう! 高層街も屋上緑化を推進しましょう! 世界中に緑を咲かせた天使のお話です今回は! ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になるこ
【水の天使ハルワタート】常にペアでふたりは天使【ヒロインレビュー第28回】
今回は水を司るヒロインです。 水と大地はヒロインのイメージが古来より強いようですよ。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
【アールマティ】ゾロアスター教の敬虔なる女神【ヒロインレビュー第27回】
キリスト教が生まれるより遥か以前、この世は善と悪で構成されていると説いた宗教がありました。 ゾロアスター教です。 その信者たちの信仰心そのものを神格化された女神がいます。「善き思い、善き言葉、善き行い」そのものの具現化がアールマティです。
【六大悪魔ザリチュ】渇きを与え干ばつを起こす女悪魔【モンスターレビュー第93回】
古代ペルシアにおいて、人々の脅威は砂漠でした。 「干ばつ」「日照り」「渇き」 どれも私たちが暮らす自然にとって耐え難い災害です。 それもそのはず。これらをもたらしているのは悪魔の仕業なのですから。 ただ、その悪魔がもし可愛い女の子悪魔だとし
【六大悪魔タルウィ】灼熱の女悪魔はダーティペア【モンスターレビュー第92回】
古代ペルシアにおいて、人々の脅威は砂漠でした。 「灼熱」「熱波」「熱病」 どれも私たち人類にとって耐え難い災害です。 それもそのはず。これらをもたらしているのは悪魔の仕業なのですから。 ただ、その悪魔がもし可愛い女の子悪魔だとしたら。 ファ
【雷撃系魔法名リスト】厳選RPG66シリーズタイトル【マジックスペルレビュー第3回】
ファンタジー系の創作で「魔法」の名前をどう設定するか迷うことありますよね。 英語にする? 漢字にする? 造語にする? とりあえず過去の名作ではどうだったのかを知るのもありだと思い、当ブログでは過去に「火炎系」「氷結系」の魔法名をリストアップ
【不浄なる女悪魔ナス】ハエの姿で死に群がる【モンスターレビュー第91回】
ハエの姿で現れる悪魔というのもかなりの種類がいるもので、今回ご紹介させていただく女悪魔ナスもそのひとりです。 またマイナーな悪魔を取り上げますが、知識は多い方がいい。 そう。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの
【女悪魔ドゥルジ】不浄なる女悪魔は六大悪魔のひとり【モンスターレビュー第90回】
ゾロアスター教の女悪魔ドゥルジです。 メジャーとは言い難いですが、割りと創作界隈に登場する機械も多いようです。 一説にはハエの悪魔とも言われるようですが。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど
【悪神アンラ・マンユ(アーリマン)】善に対する完全なる悪【モンスターレビュー第89回】
ゾロアスター教における悪の総大将。それがアンラ・マンユです。 善の創造神アフラ・マズダの生むものに対し、常に逆張りをするのがアンラ・マンユ。世界を破滅させること。それが悪の化身アンラ・マンユにとってのすべてなのである。 ファンタジーの知識を
【蛇王ザッハーク】両肩に蛇を生やしたアラブの王様【ヴィランレビュー第7回】
蛇王ザッハーク。厳密に言うならば、モンスターではなく「人間」です。 両肩から生きている蛇を生やした暴君。まさに異形。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ
【暴竜アジ・ダハーカ】体内に毒性生物を満たした邪竜【モンスターレビュー第88回】
今回は古代ペルシア地方にいた邪悪な三頭竜「アジ・ダハーカ」をご紹介します。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそも
【ドラゴン】ファンタジー界最強の幻獣ドラゴンの基本情報【モンスターレビュー第87回】
我々冒険者がもっとも恐れ、そして憧れる。 それがファンタジー界の幻獣王ドラゴンだ。 今回はそんなドラゴンの「種族」としての基本情報をまとめてみたいと思う。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど
【孔雀の悪魔アンドレアルフス】ドラクエIVでは四天王最弱【モンスターレビュー第86回】
『ドラゴンクエスト』のマイナーモンスターを探るシリーズ!今回はソロモン72柱の悪魔に名を連ねる地獄の大侯爵アンドレアルフスが元ネタです。ドラクエのどこに登場していたかお分かりになるでしょうか? ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それ
【ラゴンヌ】獅子と竜、合体すると強くなる?【モンスターレビュー第回】
国民的RPG『ドラゴンクエスト』のマイナーモンスターを発掘する回。 今回はラゴンヌです! ラゴンヌ。どんなモンスターだったのか、パッと頭に浮かびましたか? ヒントは『ドラゴンクエスト11』で再登場するまでは、長らく3作目『~そして伝説へ』に
【シバの女王】偉大なるデビルサマナーによる脱毛【ヒロインレビュー第26回】
日本ではそれほど有名とは言えないのが今回のヒロイン、シバの女王。 しかしながら一部で話題に上がることがあるのです。それは『ファイナルファンタジー』シリーズの召喚獣シヴァであるという疑惑があるからです。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい
【鳳凰】金運を高めてくれる有り難い端獣【モンスターレビュー第84回】
暦には「吉日」と「凶日」という考えがあります。 吉日には「天赦日」「一粒万倍日」、そして「鳳凰日」という日があります。鳳凰日とは鳳凰があなたの金運の器にお金を集めてくれるという大吉日です。 そんな日は鳳凰のお姿を拝し、徳を積む大チャンス!そ
【弁財天】水と知恵と芸事と富という最強女神【ヒロインレビュー第25回】
日本の女神さまで現役最強は誰かと言えば。それは七福神の紅一点、弁財天さまにちがいない。 何せ彼女は「水」「知恵」「芸事」「富」と多くを司る多彩な神だからである。 現在でも広く親しまれるこの弁財天さま。いかようにしてこの地位にまで登り詰めたの
【宝箱のミミック】人間の欲望に罠を張るトラップモンスター【モンスターレビュー第83回】
ミミックとは地下迷宮や魔王の城といった、いわゆるダンジョンに設置されたトラップ型モンスターです。その多くは冒険者が喜んで飛びつきそうな宝箱の姿で潜んでいます。不用意に近づくとびっくり箱のように驚かせ、犠牲者を捕食してしまう恐ろしいモンスター
【クシナダヒメ(奇稲田姫)】日本神話最愛のヒロイン【ヒロインレビュー第24回】
日本神話で最もかわいいお姫様キャラ。それが今回ご紹介するクシナダヒメノミコトでございます。 彼女は日本の神話の中でも群を抜いてヒロインしているザ・お姫様。いったいどんな立場なのか?正体は何だったのか? そして彼女が関係する日本最初の○○につ
【ヤマタノオロチ】日本神話最大のモンスター【モンスターレビュー第82回】
竜退治のお話は世界各地にありますし、古代から現代にいたるまで、その創作は時を選ぶこともありません。 そこで今回ご紹介しますは我が国で最も有名な巨大モンスターこと、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)です。この恐ろしく、巨大なモンスターは一体どこに棲ん
【大淫婦バビロン(マザーハーロット)】黙示録最後の悪魔【ヴィランレビュー第6回】
聖書の最後に出てくる悪魔をご存知でしょうか? いわゆる物語上のラスボスです。 『旧約聖書』『新約聖書』と2冊で構成されるキリスト教。その最後に書かれているのが「ヨハネの黙示録」、滅びの預言です。 西暦80から90年ごろ、12使徒のひとり、ヨ
【鷲獅子グリフォン】王と知識を表す聖獣【モンスターレビュー第81回】
かのアレクサンドロス大王は、槍の穂先に乗せた餌で8匹のグリフォンを釣り上げ、自らの戦車を牽かせ大空を飛んだと言われます。 上半身が鷲、下半身が獅子というこの魔獣は、その昔、実在すると言われてきました。 それにつけても大王の伝説は盛りすぎだと
【戦乙女ヴァルキリー(ワルキューレ)】何もかもが最高の乙女【ヒロインレビュー第23回】
ファンタジー界隈にて、エルフと人気を二分するヒロインと言えば、そう、ヴァルキリーですね。彼女らを嫌いな人はいません(キッパリ) そんな圧倒的ヒロイン、ヴァルキリーについて今回は調べてみました。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい!今回も
【人喰い鬼オーガ(オーグル)】Come to 伝説のオウガバトル【モンスターレビュー第80回】
単純にデカくて、力が強くて、凶暴な、まるで話の通じない相手って怖くないですか?現代社会では手を出しては社会的制裁を受けるのは明白です。なので常識的な人は自分の心にリミッターを設けています。しかしたまにそういうモノを鑑みない無法者がいるのも事
【奇形ミルメコレオ】ファンタジー界随一の奇形魔獣【モンスターレビュー第79回】
星の数ほど存在する、数多のモンスターの中で最も不可思議な存在。 それが今回ご紹介する魔獣ミルメコレオです。 あまりメジャーではないかもしれません。なので最初にその姿をお教えします。 前半身がライオン。後ろ半身がアリです。 ファンタジーの知識
【水辺の精霊ルサールカ】水底へと誘う少女の霊【モンスターレビュー第78回】
古来より、泉や沼といった水辺には、多くの怪異が存在する。精霊、悪霊、妖怪、女神。それは洋の東西を問わず、世界各地にて聞かれる話だ。 今回取り上げるルサールカもまたそのひとつ。しかして彼女は精霊であり、女神であり、悪霊でもあったりする。 ファ
【夜の魔女リリトゥ】後の時代の淫魔の元祖【モンスターレビュー第77回】
女性や子供ばかりを狙う3人組の悪霊リリトゥをご存知ですか?「夜の魔女」と呼ばれる恐ろしい存在なのですが、はて。 何やら聞き覚えのある異名を持つこのリリトゥを、今回はご紹介させてください。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい。是非、最後ま
【魔王パズズ】猛暑を生む熱波を操る最強の病魔【モンスターレビュー第76回】
魔王パズズという名をご存知であろうか。 聞き覚えのある方なら、多くの創作物でかなりの高レベルな扱いを受けているという印象を持たれるのではなかろうか。それもそのはず。なにせ彼の魔王は人間には如何ともしがたい存在。不可避の災厄をもたらす魔王なの
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リリスをご存知ですか?妖艶な女悪魔にして、コウモリの翼に蛇を巻き付けた肢体を持つ、まさに魔性の女です。 そしてリリスとは、旧約聖書におけるアダムとイブ(エヴァ)の、そのアダムの最初の妻とされる女です。 しかし遡ればそれよりも前、リリスはバビ
【トレント(エント)】生きた樹木は森の守護者【モンスターレビュー第74回】
動き回る樹木の巨人トレント。戦闘が主体のファンタジーゲームのみならず、童話やおとぎ話といったメルヘンにもよく登場しますよね。 今回はそんな夢のある森の住人、トレントについてご紹介したいと思います。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい。み
【夢馬ナイトメア】悪夢という名の馬型モンスター【モンスターレビュー第73回】
ナイトメア(night mare)という英単語は「悪夢」という意味である。寝ているときに見たくもない、恐ろしげな夢のことを悪夢と言います。おそらくみなさんもそのような認識をお持ちでしょう。 ですが、ゲーマーにとつて、とりわけ古参のベテランゲ
【夢魔インキュバス】淑女たちの冤罪に利用される悪魔【モンスターレビュー第72回】
夢なかに現れて、快楽と悪夢の子種を植え付けていく。古代から中世にかけて、多くの女性を悩ましてきた夢魔。それがインキュバスです。 特に貞淑な女たちを悩ませたはずのインキュバス。しかし実は女たちに巧みに利用されていた面もあるのです。 それでは今
【夢魔サキュバス】人気ゆえに退治はされない悪魔【モンスターレビュー第71回】
あなたにとっての理想の女。夢の中で淫らな行為を求め、精を搾り取る女。中世から現代にかけて、女の子モンスター不動の人気ナンバーワン! それが今回ご紹介する夢魔サキュバスです。 何故サキュバスは男の精を搾り取るのか?搾り取られると男はどうなるの
【怠惰のアスタロト】強力な悪魔も起源は女神【モンスターレビュー第70回】
よく地獄の七大悪魔として名前の上がるアスタロト。一説によれば悪魔王サタンに次ぐ、偉大な地獄の大公であるともされます。しかしてこのアスタロト。現在では恐ろしい悪魔とされますが、太古の昔はそれはそれは美しい女神であったのです。今回も皆さまの創作
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有名な悪魔と言えば?みなさんもいくつか思いつくかと存じます。アスタロト、アスモデウス、ベリアル、ベルゼブブなど。1972年。突如としてここに食い込まんばかりに名を挙げた、ひとりの悪魔が登場しました。「デビルマン」です。そして今回ご紹介する「
【地獄の鬼マレブランケ】FF4の四天王はこれが元ネタ【モンスターレビュー第68回】
火のルビカンテ、風のバルバリシア。水のカイナッツォ、土のスカルミリョーネ。この名をご存知でしょうか?『ファイナルファンタジーIV』(以下FF4)に登場した、主人公セシルの兄、ゴルベーザに従う四天王の面々です。FF4とは株式会社スクウェア・エ
【ダンテ『神曲』地獄篇】人々の地獄イメージ決定版【サーガレビュー第6回】
14世紀、中世ヨーロッパに始まり、現在に至るまで、キリスト教カトリックにおける地獄イメージはこのダンテの『神曲』に拠ります。『神曲』とはイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの著した、地獄、煉獄、天国を描いた壮大な詩編です。ということで今回は、
【闇狩人バルバトス】悪魔軍団の切り込み隊長【モンスターレビュー第66回】
古代イスラエルの三代目国王、魔導王ソロモン。実在した賢王である彼は72柱の悪魔を使役するデビルサマナーであった事はあまりにも有名。今回はそんな「ソロモン72柱の悪魔」から、序列第8位、闇狩人バルバトスをご紹介。ソロモン72柱の悪魔については
【ソロモン72柱の悪魔】初代デビルサマナーが使役した72の悪魔全リスト【モンスターレビュー第66回】
神と敵対しうるもの、それは「悪魔」と呼ばれる存在。ありとあらゆる「悪」「憎悪」「恐怖」を孕むこの者たちを、実在した偉大な王が使役したのは有名な話。それこそが、古代イスラエル王国第三代ソロモン王。そのソロモン王が使役した72柱の悪魔を今回はダ
【おすすめゲーム】ギリシャ神話の世界観で遊べるゲーム11選【サーガレビュー第5回】
人類の先達が創造した大ギリシャ神話。老人が語り継ぎ、吟遊詩人が謳い聴かせ、絵画や彫刻でその美術が表され、歌劇や文学となり人々を陶酔させた。中世ルネサンス期に復活を遂げたギリシャ神話の世界は今、私たちによりインタラクティブな体験を謳歌させてく
【魔術の女神ヘカテ】魔女に崇められた黒魔術の始祖【ヒロインレビュー第22回】
ヘカテは魔術を操るティタン神族の女神であり、冥界の実力者です。同時に月の女神としてアルテミス、セレネに匹敵します。とてもダークな魅力を持つ彼女を今夜はご紹介。皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になれば幸いです。ぜひ最後までお付き合いく
【月の女神セレネ】セーラームーンのもとねた【ヒロインレビュー第21回】
セレネはギリシャ神話における「月の女神」でした。しかし有名な月の女神といえばアルテミスがいます。さらにギリシャ神話には他にも月の女神と呼ばれる者がいます。今回はなぜこんなにたくさん月の女神がいるのか?そしてこの女神をアレンジして世に送り出し
【曙の女神エオス】オーロラの語源となった恋多き女神【ヒロインレビュー第20回】
エオスはギリシャ神話に登場する、夜明けを告げる女神。とても恋多き女神で、それゆえに業を背負う事になります。今回は女神のコイバナです。皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になれば幸いです。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。ティタン神族か
【酒の神ディオニュソス(バッカス)】はた迷惑なパリピ教開祖【ヒーローレビュー第10回】
ディオニュソスは葡萄の栽培と酒の醸造法を人類に伝えた酒の神です。正直彼をヒーローカテゴリーに入れるのを悩みました。酒は気分を高揚させますが、同時にトラブルを巻き起こします。ご紹介する逸話もそんな感じでして。今回も創作やファンタジーを楽しむ一
【怪猫アダンダラ】妖術を操るネコ【モンスターレビュー第65回】
今回ご紹介するのは猫と人間の女が交わることで生まれる化け猫の類いです。ネコ型モンスターは世界各地で散見されますが、そのほとんどが女の子モンスターのようです。今回も皆さんの創作の参考に、読書やゲームを楽しむ味付けにご活用ください。そもそもアダ
【王女イピゲネイア】生け贄にされた花嫁【ヒロインレビュー第19回】
今回は悲劇の王女です。英雄の花嫁になれると聞いて花嫁衣装に身を包み、式場へ向かうとそこは生け贄の儀式の場であった。今回はサクッと悲劇の王女イピゲネイアをご紹介したいと思います。皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になれば幸いです。ぜひ最
ギリシャ神話から登場する、野蛮な女戦士たちの集団。それがアマゾネス。どちらかというと未開の地にいるようなイメージを持たれることが多いのではないでしょうか。でもそれってもしかしたら、その名から密林やアフリカの奥地みたいに連想しているのかもしれ
【オデュッセウス】ギリシャ神話最後の英雄【ヒーローレビュー第9回】
オデュッセウスはギリシャ神話終盤、トロイア戦争で活躍した英雄です。トロイア王国とギリシャ連合の間で10年に渡る戦争が繰り広げられました。オデュッセウスはイタケ国の王であり、総大将アガメムノンの要請により、ギリシャ側に味方して参戦しました。多
【トロイア戦争終戦】誰も勝者はいない【サーガレビュー第4回】
ギリシャ神話終盤の大イベントであるトロイア戦争の流れです。前編【トロイア戦争開戦】では英雄が集結するまでをご紹介させていただきました。<前編の記事はこちら>□【トロイア戦争開戦】西洋文学最古参叙事詩【サーガレビュー第3回】今回は
【トロイア戦争開戦】西洋文学最古参叙事詩【サーガレビュー第3回】
ギリシャ神話終盤の大イベント。トロイア戦争とは、スパルタを盟主としたギリシャ連合vs小アジアのトロイア王国が、10年の歳月を明け暮れた戦争の事です。最後は有名な「トロイの木馬」作戦にてギリシャ側の勝利に終わります。今回はこのトロイア戦争の一
【海の女神テティス】まさに母なる女神【ヒロインレビュー第18回】
海の女神テティスはトロイア戦争の英雄アキレウスの母です。そしてそのトロイア戦争を勃発させた原因のひとりでもあります。しかしこのテティス、ザ・女神、とでも言わんばかりの女神オブ女神かもしれません。言いすぎたかも。今回も皆さまの創作の参考になれ
【不和の女神エリス】結婚式に呼ばれない女【ヴィランレビュー第4回】
今回取り上げるのは女神だけど悪役設定がなされるエリスです。場の空気を乱すことに長けた女神なのですが、実はある大戦争勃発の引き金となった女神でもあります。それはいったい何なのか?今回も皆さまの創作活動やゲームへの没入感の参考になれば幸いです。
夜の女神ニュクスとは何者でしょうか?ギリシャ神話に籍を置くこの女神は、実は隠れた実力の持ち主。あのゼウスですら怒らせないよう気を遣っていたというのですから、そのレベルの高さが伺い知れます。今回も皆さまの創作の参考になれば幸いです。ぜひ最後ま
ネメシスはギリシャ神話における神罰の代行者です。大変に美しい女神で、粛々と神罰を下す怖い女神様でした。そしてギリシャ神話クライマックスのある重要人物の生みの親でもあります。今回はそんなネメシスをご紹介。皆さまの創作の参考になれば幸いです。ぜ
【エリニュス】美の女神のダークサイド【ヒロインレビュー第15回】
エリニュスは刑を執行する女神たちの総称です。主な面子はアレクトー、ティシポネ、メガイラの三女神。まるでSMの女王様のように恐ろしい彼女らについて、今回も皆さまの創作の参考になれば幸いです。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。そもそもエリニュ
【ナウシカア】風の谷の要素はほぼない【ヒロインレビュー第14回】
ナウシカの元ネタをご存知ですか?スタジオジブリの宮崎駿監督躍進のきっかけとなった長編アニメ『風の谷のナウシカ』。荒廃した近未来。マスクなしでは人は5分と生きられない、猛毒の胞子と虫に支配された、黄昏の時代を描くSF作品です。そのヒロインであ
【へべ】青春の女神は英雄にとって最後の嫁【ヒロインレビュー第13回】
あなたにとって、決して手放したくないものは何ですか?お金? 家族? それはそうでしょう。ではこれなんかはどうです?若さと青春これほど無自覚で、そして後悔させるものはないんじゃないですか?それはギリシャ神話の世界でも同じこと。人は太古の昔から
【テミス】正義と法の女神は知名度ゼロ【ヒロインレビュー第12回】
人類は太古の昔から法と正義という問題意識を持っていたのです。今回ご紹介する女神さまはおそらくご存知ない方も多いことでしょう。しかし実はこの女神のおかげで今現在の我々人類が存在できるのです。それはいったいどういう事なのか?今回も皆さまの創作の
【モイライ】人の運命と寿命を決める三姉妹【ヒロインレビュー第11回】
あなたの寿命、どうやって決められてるかご存知ですか?平均寿命、健康寿命、住んでる地域や生活習慣で決まると思っていませんか?実は決めているのは三人の女神、その名もモイライ三姉妹です。クロートー、ラケシス、アトロポス。この三人の女神があなたの寿
【冥王ハデス】くじが外れて冥界の支配者に【ヴィランレビュー第3回】
ハデス、またはハーデスというと死者を統べる冥界の支配者のイメージ。確かにそうです。そしてそれ故にとかく悪役、嫌われ役にされていると思いませんか?イメージ的には悪のラスボスとしても遜色ないキャラクターかとは思います。しかし本当の彼は実は真逆の
【スキュラ】半身浴でアンバランスな変身【モンスターレビュー第64回】
可憐な少女の腰から下は6匹の獣の首でした。ドーモ!みなさまの創作を応援します。「レトロファンタジー創作ネタギルド」マスターのあずMです。創作趣味で特にファンタジーが大好きな、なろう作家やってます。モンスターレビュー第64回は、スキュラですス
【パンドラの箱】まさに最終兵器彼女【アイテムレビュー第7回】
なぜ開けるな、と言われた箱を開けてしまったのか。そしてその結果、いったい何がどうなったのか。 「災いをもたらすもの」だとか「触れてはいけないもの」などを表す慣用句として使われる「パンドラの箱」。皆さんもこの言葉を聞いたことはあると思います。
【プロメテウス】人類を護ろうとした反逆者【ヒーローレビュー第8回】
美味しいお肉は好きですか?暖かい部屋でくつろぎたいですか?それには欠かせない物があります。「火」ですよね。ドーモ!皆様の創作への糧となりたい。「レトロファンタジー創作ネタギルド」マスターのあずMです。創作趣味で特にファンタジーが大好きな、な
【ヘパイストス】何故か拘束具ばかり作るイメージ【ヒーローレビュー第7回】
『ダイの大冒険』で言えば魔剣工ロン・ベルク『ドラゴンボール』で言えばブルマ『名探偵コナン』で言えば阿笠博士主人公が活躍する裏にはそれを支える秘密道具の開発者がつきものです。強すぎる力に耐えることのできる剣を作ったロン・ベルク。後半は7つ探す
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古代の海賊。そんなイメージが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。 それがヴァイキング。またはバイキング。 二本角の兜をかぶり、ひげもじゃでずんぐり筋肉質。斧と丸い盾を持って、船に乗って周辺を荒らしまくる北欧の海賊。 それがヴァイキング。
今年は『ドラゴンランス』が自分の中で再燃していて、数十年ぶりに読み直しているのですが、この数十年の間に日本では『ドラゴンランス』が色々と再出版されていたようです。 その中にひとつ、異端が紛れています。角川つばさ文庫なる、おそらく児童向けにこ
概要 『ドラゴンランス戦記 2 城砦の赤竜』はテーブルトークRPG『アドバンスト ダンジョンズ&ドラゴンズ』の設定をベースに北米で書かれたファンタジーノベルの第2弾です。作者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン。 本作は人間やエル
概要 『ドラゴンランス戦記 1 廃都の黒竜』はテーブルトークRPG『アドバンスト ダンジョンズ&ドラゴンズ』の設定をベースに北米で書かれたファンタジーノベルです。作者はマーガレット・ワイスとトレイシー・ヒックマン。 本作は人間やエルフ、ドワ
今回はアルビダという女海賊についてです。 海賊と言えば大航海時代を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は人類が遠洋に出るはるか以前から海賊は存在しました。アルビダもそうです。大航海時代よりも1000年は昔にさかのぼります。 ファンタジーの知
女性ながら海賊として名を馳せた者たちがいます。今回はそのうちのひとり、アン・ボニーをご紹介。 日本で海賊というとおそらく『ONEPIECE』が思い当たるでしょう。作中登場人物に女海賊ジュエリー・ボニーがいます。主人公ルフィと同じ「最悪の世代
フライング・ダッチマン。直訳すると「空飛ぶオランダ人」。なんじゃそりゃ? と思いますが、逆にこれを代名詞として名を残すオランダの有名人もいたりします。例えば1970年代のサッカー選手ヨハン・クライフです。相手のタックルなどをひょいひょい飛ん
今回のネタはスケルトンです。 骸骨の怪物。 ゲームでも、漫画でも、映画でも、スケルトンはたくさんの作品に登場します。 ファンタジーだけでなく、SFでも、もちろんホラーでも、スケルトンはたくさん登場するメジャーなモンスターです。 しかし意外な
国民的RPG『ドラゴンクエスト』のマイナーモンスターを発掘する回。 今回はアカイライです! 2024年11月に全国民待望のフルリメイク作品『ドラゴンクエスト3 HD-2D』が発売されます。それを記念して、今回もまたドラクエにしては聞き馴染み
『スレイヤーズ』とは 『スレイヤーズ』とは神坂一氏による、富士見ファンタジア文庫から刊行されたいわゆるライトノベルです。90年代前半、それまであったファンタジーという世界観をより軽く、よりアニメチック、よりゲームチックに構成した、いわゆる「
「剣と魔法のファンタジー世界」そのモデルともなる中世ヨーロッパ風の世界観それはまさに騎士道精神華やかなりしロマンスにあふれた世界 その代表格ともいえるもっとも有名な騎士団と言えば、やはりアーサー王と円卓の騎士ではないでしょうか。彼を描いた文
亜人と呼ばれる存在が、ファンタジーでは多くいます。エルフやドワーフがそうですし、作品によっては猫や鳥といった動物が人型に進化したものも珍しくありません。となると、ファンタジー界最強の生物であるドラゴン。このドラゴンを人型にしようとは誰しもが
何か可愛いモンスターを取り上げるべきではないかと自問自答したところ、真っ先に思い浮かんだのが猫でした。 なので今回はネコマタ(猫又)です。 ネコマタと言えばオールドゲーマーな自分は『真・女神転生』シリーズのネコマタを想起してしまいます。ちな
今回はデルピュネです。ギリシャ神話の大神ゼウスと関係のある女の子モンスターです。しかしマイナーモンスターではありましょう。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! 皆さまの創作活動の参考になりますよう。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
今回はかなりマイナーなモンスターです。ピシャーチャをご存知ですか? 皆さまの創作活動の参考になりますよう。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! ピシャーチャとは インドにおける鬼族であり、喰屍鬼とも
日本神話で有名なイザナギとイザナミ。この女神であるイザナミの死因となってしまったのが今回ご紹介する神様、ヒノカグツチです。 さぞかし荒々しい神様かと思えば、実はそうでもない、というよりも、何もしていない。少し可哀そうな神様かもしれないんです
今回は日本神話の中でも知名度はトップクラスと思われる女神様、イザナミノミコトについてです。 日本神話は主に『古事記』と『日本書紀』という二つの歴史書によるところが大きいのですが、この二つ、微妙に細部が違っているのですよね。ですのでより細かな
地球の7割は海です。そこは未知の領域です。どんな恐ろしい、巨大生物が潜んでいても不思議ではありません。 海を舞台に創作するならファンタジーだろうがSFだろうが特撮だろうが、今回のこのモンスターを登場させることは一度ならず考えるのではないでし
砂漠へ旅をするときはお気を付けください。いい人を装って、あなたに近寄ってきたそれは、ヒトではないかもしれません。 彼らは時に美しく、とても頭の回転が速いので、旅行者ほどその罠に引っかかってしまうのです。 彼らの名はグール。貴方のことを食糧と
「お姫様と言えば?」 世界中でアンケートを取ればまず間違いなく上位に上るのは「シンデレラ」でしょう。みなさんもお話は十分ご存知だと思います。ですがそのシンデレラの物語、作者は? 元ネタは? あの意味は?意外と知らないことも多いのではないでし
オリジナルモンスターを生み出す参考として。『ドラゴンクエスト』シリーズの独特なあの呪文名が名前についたモンスター20体を集めてみました。 結果、意外と呪文は偏っていました。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創
人類が大海原を旅するようになるのは15世紀ごろ。いわゆる大航海時代。それは現在からみればたかだか500年前でしかなく、神話として残るほどの大昔ではない。 それゆえか、神話にはあまり登場しないのが海、魚系のモンスター。 もちろんゼロではないし
『ファイナルファンタジーIII』で名前が印象的だった影の薄いモンスター。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもリ
世界中に存在する竜退治伝説のひとつかもしれません。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもキリムとはなんぞや? キ
スラヴ神話のお話ですが、お風呂を護る精霊がいるんです。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもヴァンニクとはなんぞ
ファンタジーの知識があれば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。 そもそもペリとはなんぞや? ペリとは、背中に翼を生やした人間の姿をした精霊です。 古
今回はファンタジー知識に飢えた上級者様向けのマイナーなモンスターです。 マイナー過ぎて思いっきり文字数が少ないです。ですがあなたが創作を生業とするならば、きっと使い勝手は良いのではないかと思います。 ファンタジーの知識があれば、より楽しい!
七つの大罪のひとつを司る悪魔。 こう言われると何とも強大な悪魔を想像してしまいますね。 そのなかでも我々人類が最も心乱される欲、お金についてまつわる悪魔がこのマモンです。 いやいや金よりも「食べ過ぎ」や「エッチ」の方が欲深じゃないかと思いま
古代ペルシアの地で勃興したゾロアスター教は、「善」と「悪」の対立を説いた古代宗教です。 「善悪二元論」を軸としたこの宗教では当然「光」と「闇」の軍勢に分かれた構図をとっています。 その中でも両軍トップに君臨する六大天使と六大悪魔の対戦カード
世界最古の宗教とも言われるゾロアスター教。 少なくとも教祖の存在する一神教としては最古であるらしい。 今回は古代ペルシアの地で勃興したゾロアスター教の開祖についてさらってみよう。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さ
古代ペルシアで最も力のあった天使。 それが今回取り上げるウォフ・マナフでございます。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
毎日暑い! 毎年暑い! どこも暑い! 緑を増やそう! 高層街も屋上緑化を推進しましょう! 世界中に緑を咲かせた天使のお話です今回は! ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になるこ
今回は水を司るヒロインです。 水と大地はヒロインのイメージが古来より強いようですよ。 ファンタジーの知識を知れば、より楽しい! それでは今回も皆さまの創作活動やゲームなど、没入感の参考になることを願って。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
キリスト教が生まれるより遥か以前、この世は善と悪で構成されていると説いた宗教がありました。 ゾロアスター教です。 その信者たちの信仰心そのものを神格化された女神がいます。「善き思い、善き言葉、善き行い」そのものの具現化がアールマティです。