ロビンソン・クルーソー的な生活環:木田元、須田朗編著「基礎講座 哲学」第4章メモ4
第4章のメモ最後です。以下、だいたいの要約です。資本主義という経済体制に対応する人間の自然に対する態度は、よく知られた『ロビンソン・クルーソー漂流記』(1719年)を見るとよくわかります。「それというのも、ちょうどイギリスで生まれつつあったこの新しい経済体制の担い手である中産階級の人々の特徴的な行動様式を、孤島という単純化された状況のなかでわかりやすく描き出そうとしたのがこの小説だからです。」彼は難破...
2023/02/21 15:20