マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・37
ドイツ宗教改革の発端にもなったとされるマルティン・ルターの『九十五箇条の提題』の日本語訳を学んでいく連載記事である。連載37回目である。なお、英訳された『九十五箇条の提題』を、当方で日本語訳して掲載することとした。12〔37〕すべての真のキリスト教徒は、生きているか死んでいるかに関わらず、キリストと教会のすべての祝福に与る。そして、これは贖宥状がなくても、神によってその者に与えられる。訳は当方問題は、「真のキリスト教徒」という定義になるが、これは、前項に見る通り、真に悔い改めた者を指す。よって、そのような者は、本人の生死に関わらず、必ずキリストと教会からの全ての祝福に与ることが出来るという。しかも、それは贖宥状が無くても、神から与えられているという。つまりは、ここまで来ると、神に対する真の悔い改めを行い、...マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・37
2022/09/27 10:52