マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・67
ドイツ宗教改革の発端にもなったとされるマルティン・ルターの『九十五箇条の提題』の日本語訳を学んでいく連載記事である。連載67回目である。なお、英訳された『九十五箇条の提題』を、当方で日本語訳して掲載することとした。17〔67〕説教者たちが「最大の恵み」と叫ぶ「贖宥状」は、利得を促進する限りにおいて、本当にそのようなものであることが知られている。訳は当方或る種の皮肉ではある。つまり、当時のカトリックの説経者達が、「贖宥状」こそ「最大の恵み」と叫んでいたが、それは事実教会にとっては、という意味だということになる。【参考文献】・WorksofMartinLuther:AdolphSpaeth,L.D.Reed,HenryEysterJacobs,etAl.,Trans.&Eds.(Philadelphia:A....マルティン・ルター『九十五箇条の提題』を学ぶ・67
2025/03/28 09:47