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アレオーレのブログ https://areole.blog.fc2.com/

サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。

中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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2022/01/28

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  • 花籠 実生12年生が開花

    実生12年生のアズテキウム属「花籠」が今年も開花しました。9本の苗を管理しています。実生12年生といっても成長が極めて遅い花籠のこと、最も大きな苗でも球体の直径は3cm程度です。それでも健気に開花するのが花籠らしいところ。これだけ開花が揃うと条件反射的に交配したくなりますが、それはしません。第一にまだ苗が小さいこと、第二に仮に種子を得ることができても、実生12年生でこの大きさですから自分の年齢を考...

  • 年とともに扁平に

    2013年に実生したエキノカクタス属の「弁慶」二苗です。もちろん自根で育てています。実生12年生のこれらの弁慶達、球体の直径は13cmほど。”樹齢”100年は優に超えるという弁慶、これらの苗はまだ幼苗、鼻たれ小僧の領域にいます。それでもこの数年は球体上に現れていた蒙古斑のような紫色の縞模様は姿を消しました。そして球体はここ数年次第に扁平になってきました。まずはどっしりと低く構えてから、それから巨大な球体を形成...

  • 日ノ出丸実生12年生

    フェロカクタス属の「日の出丸」実生苗です。2013年に播種しているので実生12年生です。ネットではもっと幅広い刺を自慢げに見せている日ノ出丸を見ますが、あれは血筋でどうにもならんのでしょうか。まあ、明日の発達を信じて栽培に励みます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の...

  • 大豪丸の開花

    今日、エキノプシス属の「大豪丸」が開花していました。実生12年目の自根株です。いかにもプシスらしい純白の花です。今日の天気は雨。大豪丸は確か夜咲のサボテンなので、天気がどうであろうと好きな時に咲くのでしょう。画像では二本並んでいる大豪丸の苗。もとはと言えば接ぎ木の台として実生したものでしたが、多くの苗の中から育ちの良い二本を標本球として残したものです。運の良いやつらです。ご訪問くださりありがとうご...

  • 真珠 実生30年生

    今日登場するのはフェロカクタス属の「真珠」です。私が初めてサボテンの実生をした苗で、30年生になります。親苗は五十鈴園さんから入手したもの。親苗とともに温室内で管理していましたが、刺は黒カビに悩まされ、球体はさび色の茶膜ができやすく、美しく育てるのが困難なサボテンでした。3年前に通風型栽培室に移動し、それ以来黒カビや茶膜に悩まされることがなくなりました。画像の通り球体の上三分の一は美しく育っていま...

  • 名前はありませんが…

    3年ほど前に砂漠仙人さんから譲っていただいたロビプシの苗たち。今年の一番花はレモンイエローの花でした。赤味の混じらない純粋な黄色の花で、清々しさを感じさせてくれます。花弁も雌蕊も雄蕊も同じ純粋な黄色。先人たちが交配により作出した名花の一つであると考えられますが、名称は不明です。名前が分からないのは残念なことですが、それにもかかわらず残しておきたいサボテンの一つです。ご訪問くださりありがとうございま...

  • ヘキラン、三角/四角

    今日の主役はヘキランの三稜と四稜の苗。本格的な春を迎え球体がプックラとしてきました。これらの苗は12年前に実生し、その後袖台に載せて接ぎ降ろしたものです。球体の直径はともに10cm程度。鑑賞に良し、植え替えに良しの大きさです。ヘキランは年数を経ると縦長の柱サボテン化してゆくものが多いです。これらの二苗は現在真球形の形態を保っており、丁度見頃なのかもしれません。ご訪問くださりありがとうございます。この...

  • 翠光冠 二代

    今日はいきなり画像から。あまり見かけないような姿ですが,これでもギムノカリキウム属の「翠光冠」です。直径1㎝ほどの掻き子を入手したのは36年前。ギムノも年をとると柱サボテン化します。現在の球体の高さは約20㎝です。このような外見でも中身はまだ若々しく毎年頭頂部に多くの花を咲かせて見せます。これまで多くの子を吹いてきましたが、さすがにこの10年ほどは吹かなくなりました。最後に吹いた子を一本だけ残して...

  • ルエッティー、今年も

    徳島カクタスクラブのガッテンさんから頂いたマミラリア属の「ルエッティー」。袖接ぎ苗の一部を挿し木発根させて4年ほど経ちます。当初より多頭化が進み、今年も多くの蕾を上げてきました。自根苗でこれだけ蕾を上げてくるのは根の状態が良いのでしょう。開花まであと二週間ほど。連休の前後にはあのピンクの派手な花を楽しめそうです。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ラン...

  • 宇宙殿レイエシー

    今日のブログの主役はエキノケレウス属の「宇宙殿レイエシー」です。基本種の「宇宙殿」とともに12年前に実生しました。毎年この時期、ピンク色の清楚な花を見せてくれます。この宇宙殿レイエシー、どうもうちの温室との相性が悪いようできれいな球体に育ってくれません。それでも毎年健気に美しい花を見せてくれています。球体や花は基本種の宇宙殿と見かけが似ていますが、花のつく位置が宇宙殿は球体側部~下部、宇宙殿レイエシ...

  • 赤い種鞘が ”ニュッ!”

    三月下旬に開花していたマミラリアの「陽炎(かげろう)」から真っ赤な種鞘がニュッとばかり顔を出してきました。サボテンの種鞘としては最高クラスの鮮やかな赤です。花は白色がかった黄色で目立ちませんでしたが、種鞘の色は御覧の通りかなり派手です。こうして派手な姿になって、鳥や昆虫に見つけてもらい遠くまで運んでほしいのでしょう。この陽炎、実生して5年ほど経ちますが、結実したのは今回が初めてです。交配はしていま...

  • シュシュッと「岩牡丹」

    今日の主役は12年前に実生したアリオカルプス属の「岩牡丹」です。シュシュッと伸びる疣の姿が美しいサボテンです。大型牡丹類である「花牡丹」の仲間と思われますが、この岩牡丹はやや小ぶりです。現在の球体の直径は10cm程度。ここ数年は余り大きさが変わりません。この岩牡丹、見かけが美しいのかヤフオクでは人気があり、気が付けば残りはこの一本だけになってしまいました。しかしそれまでに多くの種子を採っており、現在...

  • 天城

    フェロカクタス属の「天城」、2013年春実生の12年生です。現在球体の直径は11cm程度です。扁平な球体に太めの赤刺、綾波をやさしい雰囲気の女性版にデフォルメした感じのサボテンです。毎年開花していますがお相手がおらず交配できない状態が続いています。せめて子吹きしてくれれば良いのですが、天城はどうも子吹きはしない性質のサボテンの様です。今後とも孤高を保ちつつその優美な姿を大きく育ててゆくよりなさそうで...

  • 銀冠玉錦:斑入り苗もやはり血筋

    一時は大変人気のあった銀冠玉錦。その後一時のブームは落ち着いているようですが、アマチュア栽培家の私はそんなことには関係なく良い斑模様の苗を求めて毎年実生を続けています。種子採取用の親苗たちです。実生10年生の袖台接ぎ降し苗です。銀冠玉錦は斑の境界がぼけた苗が多いですが、これらの苗は境界がはっきりとした親苗の種子をヤフオクで入手し実生選抜したものです。下の画像はこれらの親苗間で交配し、得た種子を実生...

  • 気長に待つよりないな

    昨年秋に接ぎ降し、発根管理中のコピたちです。黒王丸、白刺黒王丸、コルムナアルバ、ギガンティアなどが入り混じっています。穂の直径は6cm程度。台は袖ケ浦で、穂の下側に4cm程の長さで地中に埋まっています。発根を促すため温室内の日当たりの良い場所で管理中です。3月以降は刺激を与えるため、表土が乾いたら軽く灌水する作業を続けています。しかし、コピの根出しは苦戦することが多く、これらの苗もまだ穂に動きが無い...

  • 交配しました;銀牡丹

    4月1日のブログで「交配します!(2) 銀牡丹」として、開花を心待ちにしていたペレシフォラ属の「銀牡丹」の二苗。ようやく今日揃って開花しました。2015年実生の10年生。成長の遅いペレシフォラ属の「銀牡丹」のこと、現在の球体直径は未だ3cmを少し超える程度ですが、ここ数年毎年開花しています。以前は綿棒を交配に使用していましたが、現在は専用の「筆」を用いています。同じペレシフォラ属の「精巧殿」は、う...

  • 遮光を始めました。

    温暖の地ここ横浜では5月初旬まで遮光を遅らせてしまうと、数年に一度ぐらいの頻度で日焼けするサボテンやメセンが現れます。日焼けはその植物の観賞価値を大いに損ないます。回復に4年以上かかり、最悪の場合にはそれが原因で枯れてしまう事もあります。今年は天候不順で、寒い日がある一方4月でも6~7月並みの気温になる日も出てきています。安全を見て今年は例年より早めの遮光を開始することにしました。今日の午前中は薄...

  • やはり血筋?柿崎金冠竜

    2018年3月に実生したフェロカクタス属の「柿崎金冠竜(赤刺)」です。ここ数年、良い刺を出してきていましたが、この春ほれぼれするような太い赤刺を突き上げてきました。一昨日にご紹介した「通風型栽培室」内でこの三年育てています。その環境の効果もあるでしょうが、基本はやはり”血筋”。「柿崎」の名で妙に納得してしまいます。まだ実生7年生で、球体高さが5cm程度の幼苗です。これから先、どんな姿に成長してゆくの...

  • ロフォフォラ属大苗三種

    本格的な春を迎え、ロフォフォラ属のサボテンたちも成長を開始し、開花を始めています。うちの温室内に居座る大苗たちです。<烏羽玉> 35年ほど前に小指の先ほどの苗を入手しました。地上部はここ何年か毎年同じような大きさで収縮を繰り返していますが、地下の塊根部は年々肥大しています。現在開花中ですが、烏羽玉は自家受粉するようです。<銀冠玉> 実生13年目の袖台接ぎ降し苗です。接ぎ降しということで成長著しいで...

  • 通風型栽培室の効果

    3年前に新設した「通風型栽培室」。天面、南北面を透明波板で覆い、東西面には開口を設けあります。これにより、雨を防ぎ、陽光はフルに降りそそぎ、風は通り抜けます。室温や外気よりやや高め、湿度は低めに推移します。この室内を二つのエリアに分け、一つは春から秋にかけて遮光を施す「メセンエリア」、もう一つは猛暑期だけ遮光する「強刺サボテンエリア」としております。今日の主役はその「強刺サボテンエリア」に置いてい...

  • 銀冠玉接ぎ降し苗群:発根管理中

    2023年の7月に袖台に実生接ぎし、昨年秋に接ぎ降ろした銀冠玉。現在発根管理中です。発根管理中など私には関係ありませんよ、とばかりにそれぞれ好き勝手に開花中です。まだ発根しているかどうか確認していませんが、発根を刺激・促進するため用土が完全に乾ききる前に潅水しています。過去の経験からは8割程度が発根するものとみています。発根しないものでも穂の大きさがありますので、切り戻して挿し木救済する予定です。...

  • 袖接ぎ精巧殿

    このひと冬露天で過ごさせた、袖台に載せた「精巧殿」。寒さの洗礼(刺激)を受けて花芽が良く発達したようです。4月上旬の今、一斉に開花しました。4月の太陽の直射を浴びて生命が輝いているようです。もともと接ぎ降しのために肥培中の苗たちです。一部はこのまま台に載せたまま大きく育てて、大群開を目指すのもありかと考えています。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ラ...

  • ハメリーがRラツムに化けた

    昨年4月にヤフオクでコノフィツムの「ハメリー」の小さな苗3つを入手しました。ご存じのようにハメリーは「ブルゲリ」を小さくしたようなコノフィツムで、大まかに言えばその球体の形状は三角錐です。で、入手当時の姿です。入手してすぐに植え替えました。球体は三角錐の形状であり、この時点では「ハメリー」であることに疑いの余地はないものと見ていました。しかし、しかし、成長した一年後の現在の姿はこうです。扁平な球体...

  • 太平丸類実生苗

    3年前に実生した太平丸類の幼苗たち、春を迎えて良い刺を出してきました。<太平丸> 22年4月に播種した苗たちです。球体も良い具合に膨らんできました。太い刺を出してきました。<花王丸> こちらは9月に播種したもの。ばらつきはあるものの太い刺を出しています。これらの苗たち、種子をクエン酸処理して発芽率を高めたものです。この処理が面倒なのでここ数年間太平丸類の実生を控えてきましたが、そろそろ次の実生を開...

  • 形状正常化へ

    2020年に秋に播種したディンテランサス「稜耀玉(バンジリー)」。基本的にディンテランサスはリトープスのように二枚葉の態様を保って育ってゆくものですが、しかし中には変わり者も現れて、一本三枚葉の苗として育っているものがありました。その苗が今年春ようやく正常な形に変化しつつあります。三枚葉の旧球の内側に、分頭した一対の二枚葉の新球が現れてきました。異形の姿がずっと気になっていましたが、ようやく正常な...

  • 交配します!(2) 銀牡丹

    一週間前の「交配します!」(精巧丸)に引き続き、今夜はその第二段「銀牡丹」です。前回の精巧丸も成長が遅いサボテンですが、同属ペレキフォラのこの銀牡丹も遅い遅い。実生8年目で直径3.5cm程度。二本の苗が生きています。これらの銀牡丹も数年前から開花が始まり、今年も蕾のようなものが見え始めてきました。銀牡丹もなかなか入手が困難なサボテンですので、手ぐすね引いて開花を待ちます。こちらもうまく開花が揃います...

  • コノフィツム ミヌツム v.ヌーダム

    約一週間ぶりのメセンネタです。2020年11月に実生したメサガーデンのConophytum minutum (HH5141) #1433。メサの”Description

  • 三角牡丹大苗

    今日のブログは実生11年生の「三角牡丹」自根苗についてです。球体の直径は15cm程までに育っています。この三角牡丹、「赤花三角牡丹」として入手した種子を実生したものです。同一ロットの苗には赤花が咲きましたが、この苗は三角牡丹標準の黄花です。御覧の通り疣は三角牡丹としては細長く、色は灰緑でマット感があります。綿毛豊かなのも特徴で、この綿毛をむしり取ったらどんな姿になるだろうと、不見識な誘惑にかられる姿...

  • ロイヤル玉牡丹大苗

    今日のブログは2013年春に実生しその後袖台に載せ、接ぎ降ろした「ロイヤル玉牡丹」についてです。球体の直径は13cm程度。”ロイヤル(王様)”の名に恥じない堂々たる姿です。牡丹類は秋に開花しますが、このロイヤル玉牡丹はなかなか立派な花を咲かせます。牡丹類の中では花牡丹や三角牡丹に並ぶ大型種。どこまで大きくなるのか。しばらくの間は大きさを追求したいサボテンです。ご訪問くださりありがとうございます。このブ...

  • エリオカクトイデス

    ユーベルマニア属の「エリオカクトイデス」。その美しい姿に魅せられて、この一年ヤフオクで苗をあさりまくりました。本来種子を入手して実生から育てたかったのですが、種子の出品は見当たりませんでした。で、かき集めた6本の苗です。球体の直径は3~4cm程度です。こうして並べてみると同じエリオカクトイデスでも刺色やその密度などにかなりのばらつきがあるようです。特に上から5つ目の苗はどうもフラビスピナの血が入って...

  • 赤花菊水が満開

    23日のブログ「菊水の開花宣言」でお伝えした通り菊水の開花が始まりましたが、ここ数日の高い気温を受けてやや遅れ気味だった赤花菊水が満開になりました。二本の苗とも実生11年生の自根苗です。今年は温室内の温度が高いせいか、花色がやや薄いようです。赤花菊水はもう少し増やしたいサボテンですので、しっかりと交配しておきました。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気...

  • 交配します!

    2015年に実生したペレキフォラ属の「精巧丸」。自根の苗が二本育っています。現在の球体の直径は3cm前後です。昨年初開花しましたが、今年もまた蕾を上げてきました。昨年は初開花の嬉しさのあまり、交配するのをすっかり忘れてしまいました。今年は怠りなく交配したいものです。二本の苗の蕾の発達が少しずれているようですが、どうか開花が揃いますように。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブロ...

  • 斑模様は今年も安泰

    斑が良く散っている亀甲牡丹錦を保持しています。実生10年目ぐらいの袖台接ぎ降し苗です。各疣に斑が細かく散っており、このようの容姿の亀甲牡丹錦はたまにネット上で見かける程度です。ただサボテンの斑模様は気まぐれなもの。ある時から突然全斑の疣が出たり、逆に全く斑の入らない疣が出たりということがままあります。この亀甲牡丹も常にそのような恐れを内包しています。今年も春になり新しい疣が成長点から顔を出してきま...

  • お神酒を頂いているわけではありませんが…

    私はアルコールが入っても体質的に赤くはなりませんが、古今東西アルコールを召して全身が赤く変化するというのは多くの人の通性の様です。で、今日の主役はリトープスのバッカス(Lithops salicola Baccus)。李夫人系のリトープス(LIthops salicola)のうち特に球体に赤みがさしているものをこのように呼んでいるようです。Baccus はローマ神話の酒の神。外人さんも酒を飲むと赤くなる人が多いのでしょうね。2023年秋に実生し...

  • 菊水の開花宣言

    今日、高知と熊本で桜の開花宣言が行われましたが、わが温室では菊水の開花宣言です。昨日は開花寸前の蕾状態でしたが、今日は3月としてはかなり高い気温となりましたので、開花が始まりました。登場する苗は実生10~12年生の自根株たちです。<赤花菊水> 上は昨日、下は今日の画像です。(以下同じです。)<菊水>高い気温を受けて一気に開花しました。温室内の温度は午前10時ですでに30℃を超えていました。今日は花の美しさ...

  • 謎は深まり…

    2月15日のブログで菊水実生苗群のうち綴れ苗たちだけ蕾が付かない旨報告しました。今日これらの綴れ苗の中から二本だけ蕾を付けているものを発見しました。但し画像にある通り、出てきた蕾はたったの1~2個ほど。きわめて遠慮がちな態度です。他の綴れ苗は相変わらずこんな状態。蕾が出てくる気配はありません。一方、綴れていない苗たちには多くの蕾が上がっています。以上はすべて自根苗です。これらの苗の他にこれらの苗の同期...

  • ステノカクタス二種

    2013年春に実生した多稜玉類(ステノカクタス属)が動き出しました。振武玉と千波万波との二種を維持しております。<千波万波> 稜が多いステノカクタス属のサボテンの中でも特に稜が多い種類です。”千波万波”とはとても良いネーミングだと思います。この苗は二頭に分頭しています。それぞれの頭頂部から小さな蕾を覗かせています。<振武玉> ステノカクタス属の中では長く強い棘が特徴のサボテンです。この苗は四頭に分頭...

  • ハンメリ実生苗

    昨年11月に播種したコノフィツムの「ハンメリ」。4か月経過後の今、まだまだ心もとない姿です。7cmのプレステラ鉢で育っていますが、未だ大きさは直径2~3mm程度です。丁度”仁丹”の球ぐらいの大きさですね。肉眼では個々の苗の様子がよく分かりませんでしたので、例によってオリンパスTOUGH TG-4 の顕微鏡深度合成モードで撮影した画像を確認してみました。思った通りブルゲリの幼苗によく似ています。一本笠をかぶっている...

  • 裸眼では見えないもの

    メセンのフリチア属「プルケラ(Frithia pulchra)」の種子を昨年11月に播きました。フリチアとはあまり聞きなれない名前ですが、あの望遠鏡を束にして立てたような「フェネストラリア」に似ています。<フェネストラリア属「aurantiaca(黄花)」>画像のフェネストラリアも昨年11月に播種したものです。では同時期に播いた本題のフリチアは今どうなっているでしょうか。<フリチア属「プルケラ(Frithia pulchra)」>姿はフ...

  • 至福のとき

    サボテン栽培を始めたころ、あのトルコ帽の様な花座を載せたメロカクタスを持つことが一つの憧れでした。歳を重ね、栽培歴も重ねるうちにいつの間にかその憧れであったメロカクタス属のサボテンたちが手許に集まってきました。寒さには弱いといわれているメロカクタスのサボテン、この冬は安全を期して室内に取り込んでおりました。その効果があってか、皆元気な姿を見せてくれています。夫々の球体上に載るトルコ帽も生き生きとし...

  • リトープス幼苗、その本来の姿を現すとき

    昨年秋に播種したリトープスの幼苗たち、春三月のこの時期にようやく本来の姿を見せ始めてきました。発芽以来ずっと上面に小さな口が開いたような姿でしたが、3月半ばになりその小さな口から双葉が顔を覗かせ、その二葉にそのリトープス本来の模様が現れています。6種のリトープスについて、二月中旬と三月中旬との画像を並べてみました。<大津絵グリーンアテンプト>上段が二月、下段が三月の姿です。(以下同様です。)<フレッ...

  • 「紫大津絵」の怪

    2022年秋にウエブサボテン誌さんを通じて入手した紫大津絵(chesky granat)。2年半後の現在の姿です。二苗あります。なるほど地の色が紫がかっています。これらの苗の購入時、種鞘がついていました。貴重な紫大津絵の種子ということでシメシメと収穫し、2023年8月に播種しました。多くの苗が発芽しました。そのうちの一部の現在の画像です。これらはどう見ても花紋玉(カラスモンタナ)系の顔です。紫大津絵についていた...

  • 古武士のような風情

    今日の主役はマミラリア属の「景清」です。二本の苗を維持しています。2013年春に実生した12年生の苗です。2苗とも球体の下半分ほどに茶膜が上がっており、横からは見たくない姿です。それでもこの2~3年は元気に成長しており、画像の通り上方向からは何とか見ることのできる姿になってきました。この景清の見どころは、成長点付近に豊かに吹く純白の綿毛と、その綿毛に埋まって輪状に咲き揃う中筋あるピンク花です。「景...

  • 赤花精巧殿

    赤花精巧殿が開花しました。7年前に実生した苗ですが、球体はさほど大きくなっていません。それに反して花は大きい。球体直径の二倍近くあります。普段は小さくて温室内では目立たないサボテンですが、一年に一度のこの時期はたっぷりと自己主張しています。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナー...

  • 月宮殿がやっと開花しました

    このひと月近く蕾を固まらせていたマミラリア属の「月宮殿」がようやく開花しました。三寒四温の中、厳しい寒さの日が何日かありその影響を受けて開花までが長引いたのでしょう。この月宮殿の花、他のサボテンの花のような金属光沢は余り感じられません。その代わり、ひとたび開花すると一週間ほど咲き続けます。サボテンの開花期間としてはかなり長めです。現在花色は御覧の通り深紅ですが、一週間も咲き続けると多少色あせてきま...

  • 拗れた三角牡丹を植え替え

    今はサボテンの植え替えたけなわの季節。今日は牡丹類を植え替えています。5年前に実生した三角牡丹一鉢です。二年前に植え替えましたが、現状は見ての通りかなりまずい状態の苗6本です。このような状態になった原因は日当たりの強い場所に置いたことと、水遣りが少なかったこと。水切れが原因で葉先が茶色に変色しています。何はともあれ抜き上げてみます。細根が出ており、根として機能はしているようです。植え替えれば何とか...

  • 窓・窓・窓 ケイリドプシス「翔鳳」

    昨年12月にヤフオクで入手したケイリドプシスの「翔鳳」(Cheiridopsis peculiaris)の種子を蒔きました。20℃の加温床の上で育てていますので、ムクムクと大きくなっています。それにしても早い成長です。ムムッ! 少々見慣れない球体の模様です。拡大してみましょう。キールに沿うようにピンクの帯。そしてそれに直交する方向に走る広幅の黄色の筋。そしてこれらの帯と筋に仕切られた4つのエリアでは緑色の地に多数の黄色の粒...

  • 「金冠」再生へ道半ば

    今日はエリオカクタス属「金冠」の話題です。2013年春に実生した金冠。11年目の2013年秋に綺麗だった球体の一部に茶膜や赤さび状の部分が出てきましたので植え替えました。当時の画像です。それから一年半、現在の姿です。この一年半の間に成長した部分は緑色を保ち、きれいに育っています。しかしこのまま順調に事が進んでも成長した部分が下方向に拡がって茶膜や赤さびの部分が目立たなくなりまであと2年はかかりそうです。成長...

  • 銀冠玉実生苗5年生

    2020年夏に播種したロフォフォラ属の「銀冠玉」。たくさん蒔き過ぎたのか祟ったのか、ずっと成長が思わしくありませんでした。全部で800本近くあると思いますが、2023年の秋に根性で大鉢7つに寄せ植えしました。一年以上経過したこの春ようやくムクムク太りだしました。代表選手3鉢です。気が付きませんでしたが既に昨年秋から成長が続いていたのでしょうね。成長著しい部分ではすでにおしくらまんじゅう状態。球体が四角形に変形...

  • ペクチニフェラ錦、発芽して8か月経過

    昨年7月に播種したユーベルマニア属の「ペクチニフェラ錦」。発芽して8か月経過した今は…。画像はオリンパスTough TG4 の顕微鏡モード(ノーマル)で撮影しました。実生8か月の苗は総じてマッチ棒のような姿で、高さ1.5cm 球体の直径3~4mm(刺を含まず。)程度です。各画像には一本ずつ全斑の苗が認められます。本来これらはすぐに接ぎ木すべきものです。いつ枯れてしまうか分からない儚いものなので。ただ、現在台木の準備...

  • 劇的な色彩変化:ピランシー

    コノフィツムのピランシー(サブフェネストラツム)が寒さと陽光を得て劇的な色彩の変化を遂げています。<一月下旬> 緑色でした。<本日(三月上旬)> 真っ赤になりました。というか、赤ワインの色です。実はこの苗、ヤフオクで売れ残り、その後ベランダに放置しておりました。ベランダといっても我が家は高層マンションの14階。日当たりは大変に良いですが、この時期は寒風吹きすさぶ環境です。二月中に二度ほど水遣りしま...

  • 開花はあきらめた、せめて…

    2014年春に実生したスクレロカクタス属の「彩虹山(Sclerocactus Parviflorus SB178 nw San Ysidro NM)」。紆余曲折あり、現在自根で生きています。毎年三月末には美しい新刺を出してきますが、現在のところはまだ動きは無いようです。もともとこの苗は、札幌カクタスクラブの故メジャーさんから「実生選手権」として種子をお送りいただいたものです。難物のスクレロカクタスのこと、私には手におえず発芽後半年ほどで腐り始...

  • どんどん赤くなってきた

    この時期メセンたちはプラ波板を介した太陽光を直接浴びています。寒冷紗等の遮光材は使用していません。3月になり陽光もかなり高い位置から射すようになりその強さも真冬のそれとは比べ物にならないほどになっています。これにメセンたちも敏感に反応。赤く身を染めて、強光に対抗しています。<ブルゲリ> 実生4年生。今年は交配がうまく行き種鞘が膨らんでいます。太陽光が射す右側が特に赤くなっています。 <ムイリアホル...

  • 実生12年生、亀甲牡丹とその一味

    2013年春に実生したアリオカルプス属の「亀甲牡丹」とその仲間たちです。<亀甲牡丹錦> 袖台の接ぎ降し苗です。そのうち全斑になるとみていましたが、今のところ良好な散り斑を保っています。<亀甲牡丹> 自根苗です。典型的な亀甲牡丹です。<ブラボアナス> ブラボアナスの名で入手した種子を育てたものです。私には亀甲牡丹との違いが分かりません。<亀甲牡丹・袖台接ぎ降し苗> 接ぎ降し苗ということで巨大になって...

  • ツルビニカルプス属「昇雲竜」

    2013年春にネットオークションで入手した「昇雲竜」です。球体の大きさはここ何年も変わりませんが、球体の下部に凝縮された棘が年数を感じさせます。成長点近傍に咲く5輪の花は今年の初開花です。わずかにピンクが差す白花が、球体の深い緑色と相まって落ち着いた佇まいを感じさせてくれます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブロ...

  • 黒王丸実生12年生

    2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生した「黒王丸」。12年を経て大きな自根の群生株に育っています。主頭の直径は10cm程度、ぐるり周囲に噴き出した子株は3cm前後のものが多いです。子株は根際で一巡し、二巡目がその上に次の輪を形成しつつあります。この苗は黒王丸としては変わったタイプで、特に棘に特徴があります。基本細めの一本棘で、色は褐色です。球体は既に十分に白粉に覆われており、黒王丸らしい...

  • 新旧交代時期のディンテランサス

    今日から三月です。この時期ディンテランサスは旧球の間から新球が顔を覗かせてきます。<妖玉> 4頭の群生株です。<南蛮玉> 大玉です。新球も大きくなるでしょうか。種鞘まで大きい。<稜耀玉・エメラルド> 稜耀玉の緑色変種です。変種同士交配した種子からはほとんど緑色の変種が発芽します。 <幻玉・ターコイス> 幻玉の青色変種です。種子はメサガーデンから入手しました。これからの季節、新球を大きくして充実させ...

  • 上と下とは関係が…

    二週間前に植え替えたばかりの銀冠玉大苗二本が開花しました。これらの銀冠玉、実生12年生の袖台接ぎ降し苗です。二週間前に植え替えたときは、太い根を残し細い根はすべて取り払って植え付けました。従って二週間後の現在もまだ水を吸えるに十分な根は出ていないと思われます。そんなことはお構いないように球体上には(予定通りの)花を咲かせてきました。まあ、植え替えのために抜き上げている最中に開花する苗も良くあること...

  • 初開花:太白丸実生5年生

    2020年5月に実生したテロカクタス属の「太白丸」。5年目の今年何本かの苗が初開花を迎えました。12本の苗を一つの育苗箱に収めています。何本かの苗に蕾が上がっています。蕾を抱く苗を画像に収めてみました。全部で6本の苗に蕾が認められました。蕾の数は1苗につき1~3つです。開花まであと二週間ほど。水やりしながら開花を待ちます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン...

  • 春を感じて動き出した

    二月も下旬になり日照時間がかなり長くなってきました。関東地方はここ数日暖かな日が続きました。特に今日は日中の最高気温が15℃を超え、4月のような陽気になりました。温室内に生きるサボテンたちですが、はさすがに季節には敏感です。<金赤竜> 実生1.5年生、自根苗です。成長点から本来の赤刺を思わせる若い棘が噴き出てきました。<地久丸> 実生3年生の自根苗です。寄せ植えしている4本の苗が一斉に新刺を出して...

  • 新天地実生12年生

    2013年春に実生したギムノカリキウム属の「新天地(錦)」。斑入りの苗はほとんど出ませんでしたが、そのうち斑模様の良いと思われる一本と、斑の入っていない普通の新天地の育ち頭の一本、合計二本のみ残しています。最初のうちは斑のない普通の苗の方が大きく育っていましたが、いつの間にか斑入りの苗の方が追い付いてきました。現在の球体の直径は12~13cm程度です。この大きさで刺も結構強いサボテンですから植え替えは...

  • ブログお休みします

    日頃よりこのブログをご覧くださり誠にありがとうございます。小旅行のため、3日間ブログを休載いたします。2月25(火)より再開の予定です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほんブログ村 にほんブログ村...

  • 五十鈴園さん由来の古株たち

    35年以上前に五十鈴園さんから購入した牡丹類の古株たちをご紹介します。<亀甲牡丹> 15年ほど前から双頭化しています。カイガラムシがなかなか根治できないでいます。<三角牡丹> 疣が細いタイプ。このタイプの三角牡丹は最近あまり見かけなくなりました。<象牙牡丹> ピンク色の美しい花を咲かせます。艶消し肌の渋い色の球体です。<青磁牡丹> ”青磁”の色と、疣の形が気に入っています。このタイプの青磁牡丹も最近...

  • 月宮殿、今年も

    二月下旬に差し掛かった今日、月宮殿が蕾を上げています。寒い日が多い今年は昨年同時期より一週間ほど蕾の発達が遅れているようです。それでも来週から暖かい日が続く予報です。昨年と同様三月中旬には開花を見るものと予想しています。悪魔のような鍵刺を有する本種。栽培本数は最低数の一本のみに抑えています。過去にセーターに引っ掛けて鉢から抜けたり、指先の皮膚に刺さって痛い思いをしたりと、悪夢は数知れず。君子危うき...

  • 精巧殿、バラ丸が満開

    まだまだ寒い日が続きますが、温室内は晴れた日には最高温度は優に30℃を超えるようになってきました。今日、精巧殿とバラ丸が満開になりました。<精巧殿><有刺精巧殿><有刺精巧殿錦><赤花精巧殿><バラ丸>これらの株は皆実生11年生のものです。きちんと世話をすれば毎年このような美しい花を見せてくれます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加...

  • 寒風にあえぐプシスたち

    花芽形成を促進のため、エキノプシス属及びロビオプシス属のサボテンたち(以下「プシスたち」と言います。)をこの時期は通風型栽培室に置いています。この通風型栽培室は、陽光は大変良く当たりますが隙間風がたっぷりと入り込むため温室と比べると温度・湿度がかなり低いです。そのためプシスたちにとり花芽の形成には特良の環境ですが、生物として生き抜くための環境としてはかなり厳しいものとなっていそうです。皆さん顔色を...

  • 精巧丸実生苗

    6年前に実生したペレシフォラ属の「精巧丸」。2本の苗が生き残っています。成長が極めて遅い本種、球体直径は未だ2.5~3cm程度です。同属の「銀牡丹」は実生6年で開花しましたが、本種の開花は未だです。老眼の私には裸眼では難しいですが、こうしてデジカメで撮った画像を拡大してみるとそのゲジゲジの創りの”精巧”さには見るたびに圧倒されます。もっとたくさんの苗を欲しいのですが、ネットによく出ているような子吹きの気...

  • 春の一斉開花始まる

    関東地方はここ数日暖かい日が続き、硬い蕾を抱えていたサボテンたちが恐る恐る春の開花を始めています。<ツルビニカルプス属「ラウイ」> ツルビニカルプス属のサボテンとしては最大級に育つ本種。この苗は実生11年生で多頭化しています。<ツルビニカルプス属「バラ丸」> 春に開花するサボテンとしては定番の本種。この苗は実生11年生です。実生5年生以降はあまり大きくならないようです。<ツルビニカルプス「有刺精巧...

  • 菊水綴化苗群の謎二つ

    2019年6月に実生した「菊水」。種子はネットオークションで入手した「菊水綴化」と称するものでした。発芽してきた苗たちは極めて元気旺盛で、菊水としては歩留まりの良い実生になりました。現在50本ほどの苗が生き残っていますが、一部接ぎ木したものを除き自根苗たちは5本程度づつ寄せ植えしています。少し多いですがすべての寄せ植え鉢の画像を並べてみましょう。ざっと眺めてください。ここで表題の「謎二つ」ですが…...

  • 金赤竜実生1.5年生、スパルタ教育はまだ先

    2023年9月にたにさぼさんから頂いた種子を実生したフェロカクタス属の「金赤竜」。順調に大きくなっています。まだ幼苗の域を出ないので寄せ植えしています。大きなもので球体の直径3cm程。肝心の刺は未だ針のような太さのものが殆どで、期待する太い刺の出現はまだまだ先の様です。いくら刺が命のフェロカクタス属のサボテンとは言え、このような幼苗のうちは湿度、温度の高い温室で栽培するのが好ましいものです。良い刺...

  • 生命力に難あり!

    プセウドペクチニフェラ錦の実生に挑戦中です。まずは親苗の姿です。これはいわく付きの苗です。球体形状はプセウドペクチニフェラそのものですが、球体色はかなり薄めでフラビスピナに近いです。この苗はプセウドペクチニフェラの実生苗の中から出てきました。特に色が薄く育ちも極端に悪いウラナリの様なその幼苗を袖ケ浦の台に載せ、その後接ぎ降ろしたものです。当初球体色からフラビスピナではないかという考えもありましたが...

  • 動き出したステノカクタス

    ステノカクタスといってもうちにあるのは「振武玉」と「千波万波」との二つの苗だけですが…。成長点に純白の綿毛が噴出しました。春の訪れを告げています。<振武玉> 実生11年生の自根苗です。4頭に分頭していますが、根際の部分で一つにつながっています。主刺が平たく特に長くなるのが本種の特徴です。<千波万波> こちらは実生10年生の自根苗です。稜の数が多いステノカクタス属のサボテンの中でも本種は特に稜の数が...

  • 春の植え替え開始

    二月も半ばに差し掛かり、気になっていたサボテンたちの植え替えを開始いたしました。手始めはロフォフォラ属の「烏羽玉」古株です。35年ほど前にうちに来た烏羽玉たち。ずっと自根で育てています。前回の植え替えは2023年3月でした。植替え前の姿です。12月から水遣りを控え気味にしていますので、球体はかなり縮んでいます。鉢から抜き上げました。根鉢ごとスポッと抜けました。画像からは分かりにくいですが、下半分に...

  • 菊水実生12年生、発雷

    2013年春に実生したストロンボカクタス属の「菊水」。当初は実生のコツがわからず苦労しましたが、何とか赤花が二本、黄花が二本夫々生き残っています。これら4本の苗が春の気配を感じて蕾を上げてきました。<赤花><黄花>いずれの株も自根苗で、球体の直径は4~5cm程になり、菊水としては大人の域に達しているようです。毎年のことですが、「赤花」の方が先に蕾を上げ先に開花します。それが両者の性質で、それ以上の...

  • 収拾のつかなくなったミラクル/スーパー兜

    13年ほど前から兜類の実生を継続しています。正統派兜から、ルリ兜(錦)などに加えてスーパー兜、ミラクル兜などを気の向くままに播いてきました。たくさん蒔いてたくさんの苗を得ているのですが、未だにスーパー兜とミラクル兜との区別が定かではありません。こんなのが典型的なスーパー兜らしいです。しかし多数の実生をしていると中には何とも判断のつかない苗が少なからず出てきます。今日はそんな苗の画像を集めてみました...

  • フェネストラリア「ファイアワース」

    2021年9月に実生したフェネストラリアの「ファイアワース」。酷寒の中多くの花を咲かせています。薄水色の望遠鏡のような筒状体が林立した本体。その本体の外縁部にオレンジ色の花径が複数立ち上がっています。筒状体の頭部は透明で、ここが窓になって光を取り入れているようです。フェネストラリアとしてはかなりの大株になっています。こうなる前に株を分割して適当な大きさの複数の株を維持すべきだったのでしょう。しかし...

  • 決断の時か?

    袖ケ浦の台に載せている全斑の「ルリ兜錦」。持て余し気味です。多頭化している穂の部分、全ての頭が綴れています。またそれぞれに勝手な部分が身割れし、全体としてどんなサボテンであるのか判断のつかない姿になっています。もとはルリ兜錦であったものですが、まさにモンストそのものに化けています。花芽の手掛かりになるアレオーレらしきものは見当たらず、当然これまで開花を見たことはありません。全斑ですので袖台は外せま...

  • 寒風の中、蕾膨らむ

    今日も横浜の最低気温は―3℃を記録しましたが、温室内は降りそそぐ陽光を受けて昼頃には20℃を超えてきました。小型のツルビニカルプス属のサボテンたちは健気に蕾を膨らませています。<精巧殿> 実生12年生の自根苗たちです。赤花と白花とがあります。ここ数年球体の大きさはあまり変わりませんが、今年は蕾の数が多めです。 <バラ丸> 実生12年生の自根苗たちです。球体の径は2.5cm程で精巧殿よりやや小ぶりです。<...

  • 寒波襲来

    温暖の地ここ横浜も今朝は今季の最低気温を記録しました。これまでの最低気温は1月10日の-2℃。今朝はそれを下回る-3℃を記録しました。潅水のために貯めている天水の表面には氷が張っていました。朝日が射しこんでいる温室内の温度は午前9時には既に13℃まで上昇していました。サボテンたちは元気そうです。隙間風が自由に通り抜ける通風型栽培室。外気温とほぼ同じですがコノフィツムたちも元気そうです。厳しい寒気を予想し...

  • ほんのり赤く染まり…

    大寒、節分、立春をたちまち通過して、今日はもう2月4日。冬至からは既に1月以上経過しました。気温はまだまだ低い日が続きますが、昼間の太陽の高度もかなり高くなりました。メセン類を置いている通風型栽培室。室内の温度は露天と変わりませんが、高くなった太陽光の恩恵を確実に受けています。晴れの日の今日の午前中、室内照度は20,000LX程度でした。この斜めの太陽光を球体の側部に受けて、一部のメセンが赤く色づき始めて...

  • 陽炎とナザセンシス

    マミラリア属の「陽炎」と「ナザセンシス」が蕾を揚げてきました。両者は外見が大変良く似ています。以下に6本の苗の画像を並べますが、どれが「陽炎」でどれが「ナザセンシス」であるかお分かりになりますか。<ヒント> 陽炎の方が毛深い。<1><2><3><4><5><6><正解> ナザセンシス:<1>、<2> 陽炎:<3>、<4>、<5>、<6>それでは、蕾がまだ見えない苗があります。それはどの苗でしょうか。ご訪問く...

  • フェロカクタス属「真珠」

    今日は、私が初めてサボテンの実生をした苗の生き残り、フェロカクタス属の「真珠」です。35年ほど前に五十鈴園さんから入手した真珠が結実したので、物は試しと実生してみました。当時はネット情報等ありませんでしたので、多分サボテン関係の書籍などを参考に見よう見真似で実生したのだと思います。ビギナーズラックというか、かなりの数の苗が育ち、今日ご紹介するのはそれらの中の生き残りの一本です。実生30年生自根苗で、三...

  • 赤花烏城丸は交配種?

    寒空の下、実生7年生のツルビニカルプス属「赤花烏城丸」が開花しています。気温が低いせいかきれいに開ききっていません。普通の「烏城丸」の花色は白ですが、この「赤花烏城丸」はその名の通り?底赤のピンク色です。もともと赤花の烏城丸があったのか、それとも赤花のツルビニ近縁種(例えば「昇竜丸」)との交配種なのか、私にはわかりません。下はその昇竜丸の開花画像です。この花色を見ると”交配種”かな?、という気もして...

  • スルコレブチア属「ラウシー」

    今日のブログは久々の登場、スルコレブチア属の真打「ラウシー」です。6年前に実生した二苗です。子を吹き続けており、次第に大きな群生になりつつあります。老眼の私には(裸眼で見ると)茶色のボコボコした地味なサボテンにしか見えませんが、こうしてデジカメの画像を拡大してみると金属光沢あるブルーの球体でなかなかどうして魅力ある姿です。そしてこのラウシーの見どころは5月に一斉に開くその艶やかな花です。今年も連休明...

  • 有刺精巧殿

    2013年春に実生したツルビニカルプス属の「有刺精巧殿」。刺が長すぎるのやら坊主に近いのやらいろいろなタイプの苗が出てきました。それらの中から「有刺精巧殿」の名にふさわしいと思われる数本を残しています。早春の今、開花の時期です。自根苗ですが接ぎ木苗のように良く子を吹き、それぞれの親子の頭から多くの蕾を覗かせています。この「有刺精巧殿」、通常の「精巧殿」より強健な性質を持つようです。実生時に色々な形...

  • お題目を阻む金鯱の壁

    マミラリア属の「白珠丸」大群生株。前回の植え替えから3年を経過してしまいました。小さな群生株を入手してから35年ほど経ちました。御覧の通り(多分)100頭近くの大群生株になっています。このぐらいの大群生になると群生の中心部から腐りが入り、それが周りに拡がって全滅の憂き目を見るリスクがあります。早く植え替えねばなりません。昨年あたりから”植え替えするぞ、植え替えするぞ”とお題目を唱えるように繰り返して...

  • 地味なサボテンの見頃は

    地味で渋さ十分のサボテンウィギンシア属の「地久丸」です。下の画像の苗は実生11年生。球体の直径は8cm程度です。サボテンの寿命など在って無きが如しものでしょうが、この苗は実生8年生ごろから球体の下半身の木質化が始まりました。してみると寿命はともかくこのサボテンの見ごろは実生8年生辺りまでなのでしょうか。この苗から得た種子を実生したのが下の画像の二本です。2020年の実生です。確かに地味ではあります...

  • 闘鷲玉

    今日はギムノカリキウム属の「闘鷲玉(Gymnocalycium mazanense v. ferox)」についてです。2014年春に播種しましたので今年で実生11年生になります。実生11年生といっても、球体の直径は未だ9cm程度で小ぶりなサボテンです。二年ほど前から日当たり良好、温度・湿度が低めの通風型栽培室に置いていますので、球体の大きさはこの間ほとんど変わりません。その代わり棘がかなり詰まってきました。「強刺ギムノ」と言える...

  • 兎と亀

    2013年初夏に播種し、2014年春に袖ケ浦に接ぎ、同年秋に接ぎ降ろしたストロンボカクタス属の「菊水」綴化苗です。現在無肥料の用土に植え込み、発根管理中です。綴れ方によっていろいろな形状の苗が出てきています。<蛇行><扇状><気まぐれ><正常/綴れなし>これらの接ぎ降し苗、既に球体は5~8cm程の大きさに育っています。一方これらの苗の兄弟たちで自根で育てているものの大きさは2~3cm程度。ウサギと亀の...

  • オオウチさんは年明けに花が咲く

    多くのリトープスたちが現在種鞘を揚げている中、「紅大内玉」は年明けのこれから開花を迎えます。これらは2022年~2023年に実生した苗ですが、元気の良い個体が蕾を上げ始めています。まだこれらの蕾からは定かに見えませんが、紅大内玉の花は黄花が多いリトープスにあって少数派の白花です。この紅大内玉、はっきり言って私は栽培が苦手でうまく行っていません。他のリトープスたちと同じ水遣り/植替えを行っているので...

  • 王冠竜に蕾

    掻き子発根させて23年。王冠竜に今年初めての蕾が見えてきました。カキ子と言えど発根して既に22年ほど経過し、球体の直径は20cmを超えてきました。この王冠竜、毎年一月に蕾を上げ始め、二月にはその蕾が球体上部に環状に揃い、三月に開花開始、四月に満開になるという手順を繰り返しています。三年前の画像ですが、満開時の姿です。今年の春もこのような黄金色の花輪を見せてくれるでしょうか。ご訪問くださりありがとうご...

  • 後悔先に立たず

    2013年春にメサガーデンから入手した種子を蒔いた黒王丸たち。下記5つのFNを持つ種子でした。83.691-cinerea PV2412 Mt Perales, stout black spines 83.692-cinerea PV2402 San Ramon Valley, variable 83.694-cinerea KK77 e Taltal, short stout black spines 83.7-cinerea KK624 Breas, black spines 83.78-cinerea v columna-alba KK611 powdery white stem 当時のメサの価格は1パケット(20粒入り)当たり4ドルで、...

  • 短刺金鯱

    2018年春に実生した「短刺金鯱」。早朝の最低気温が外気と同様になる通風型栽培室に置いていますが、真冬の今も元気で少しずつ成長を重ねているように見えます。もともとケーレス由来の「金鯱園芸種」ということで頂いた種子ですが、現在の見かけから「短刺金鯱」として扱っています。少し淡白な思慮による命名かも知れません。しかし、球体上部の白い成長部分から、これまでにない新たな姿が出てきそうな感じがします。この先...

  • いつ見ても良いジョンストニア

    仙友にいっちゃんさんから7年前に頂いたフェロカクタス属の「ジョンストニア」。拗れることなく確実に大きくなっています。強刺類であるフェロカクタス属のサボテンに”優美”だとか”美しい”というのは失礼かもしれませんが、このジョンストニアだけはいつ見ても優美で美しいと感じます。カンナで削り出した新しい木材の肌色を思わせる暖かみのある刺色と、その刺の微妙な太さ加減が優美さを醸し出しているようです。この苗の大きさ...

  • 遠慮がちに…

    ツルビニカルプス属の「赤花精巧殿」が開花しています。今日の関東地方は3月並みの暖かさであったとはいえ、時は「大寒」の真っただ中。開花とはいえその開き方はなんとなく遠慮気味です。赤花精巧殿にとっては少し不本意な開花の姿でしょうから名誉回復のため、昨年の開花の様子を下に貼っておきます。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。この...

  • 黒牡丹接ぎ降し苗

    いきなり画像ですが、これはアリオカルプス属「黒牡丹」の群生苗です。2022年5月に実生した幼苗を同年秋に袖台に実生接ぎし、翌年秋に接ぎ降ろしました。通常黒牡丹は実生するとほぼ全員が単頭で育ちますが、このような接ぎ木を行うと大半の苗が群生します。もともと自根では成長が遅い黒牡丹ですが、接ぎ木による富栄養化により多頭化するのでしょう。しかし中には接ぎ木苗でも単頭のまま育つ変わり者もおります。私にすればこれ...

  • コタツに入ったような気分

    急激な寒波に備え急遽室内に取り込んだメロカクタスのサボテンたち。取り込んでから二週間経ちましたが、どんな様子で過ごしているでしょうか。今朝9時ごろの様子です。朝日を浴びて、心地よさそうに見えます。それも当然で画像では分かりませんが、これらのサボテンの鉢の下部には電熱シートが配設されており、サーモスタットで20℃以下になると加温が始まるように設定されています。もちろん加温は鉢の底部だけなので、暖房の...

  • 銀冠玉に出来る冬季の皴

    ここ数日寒い日が続いています。特に朝方の冷え込みが厳しい。私のところではこの冬温室内の内張を止めました。この冬は温暖な日が続くと予想したからですが、その予想はやや寒い側に外れたようです。厳しい寒さを受けて銀冠玉の若い苗たちの球体に皴が寄り始めました。<実生三年生 自根><実生4年生 自根><実生5年生 自根>やはり若い苗ほど寒さが応えているようです。さてそれでは大苗はどうでしょうか。<実生10年生...

  • 胴切り三兄弟、その後

    胴切り後発根を促していたアストロフィツム属の三苗。発根にもほぼ成功し、暖房なし温室内でも元気に過ごしています。<ランポー玉 2苗> 35年ほど前に二和園さんから入手した苗たち。親指の爪ほどであった小さな苗が30年以上経過して40cmを超える大苗に成長しました。一昨年に胴切りしました。<大鳳玉> 35年ほど前に友人から譲り受けた苗。3年前に胴切りし、既に発根を確認済みです。もう一本度切りしたくなる苗が...

  • ラピダリア属「マルガリータエ(魔玉)」

    まるでセラミックスのような質感を持つラピダリア属「マルガリータエ(魔玉)」。2019年晩秋に播種した苗を6本維持しています。毎年一対の対向する葉を増やしてゆきますので、大きな苗は4~5対の葉を形成しています。毎年秋に開花して、現在すべての苗が大きな種鞘を発達させています。のんびりした苗は未だに開花を繰り返しております。これらの苗は今シーズンも多くの種子を提供してくれそうです。昨年秋に一つの種鞘から...

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