2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。 現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。 二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。
35年ほど前に五十鈴園さんから購入した象牙丸。晩秋の今日、今年二度目の開花をしています。全体として薄いピンク色の花ですが、よく見ると内側の花弁は白、外側の花弁はピンク色の二段構えです。この株、入手してから20年間ほどはあまり植替えもせず良く生き残っていてくれたなという感がありました。12年前ほどから丁寧に扱うようになり、成長が再開するとともに毎年このような美しい花を見せてくれるようになりました。今...
2013年春に実生した「有刺精巧殿」。入手した一群の種子が品種的に固定されていなかったためか、いろいろなタイプの苗が出現しました。それらの中から自分で「有刺精巧殿」の名にふさわしい苗を選抜して残しています。<斑入りタイプ> 斑入りのため選別で残しました。<正統派有刺精巧殿> 単頭です。有刺精巧殿とはこういうものだと頭の中で考えていたイメージに近い苗ができました。<子吹きタイプ> これも正統派です。子を...
今年の牡丹類の開花は異常に長引いています。ブログを書いていても、「これが今年最後の…」を何度繰り返したことか。その昔南米某国のトリオロスパンチョスが「これが解散前の最終公演」と謳って何回も客寄せしたのに似て、(←わかる人にはわかるはず。)なんとも心苦しい限りです。で、その心苦しさを抱きつつ”今年最後の”竜角牡丹の開花についてです。接ぎ木苗を入れているプラ舟中の袖台に載っている竜角牡丹が満開です。冬に備...
今日はコノフィツム小型種の実生苗についてです。2020年11月にメサガーデンから入手したコノフィツムの種子を実生しました。丸4年後の現在の様子です。<エクティプム> メサの表示では「ectypum ssp. sulcatum SB1118 Animub」となっています。出来損ないのシューマイのような形状をした球体が20粒ほど群生してきました。鉢の一辺の長さは6cmですから、このヨモギ色の粒々の一つの直径は5~8mm程度。あのごく小さ...
マミラリア属の「マルコシー」。見かけが面白いサボテンです。軟質サボテンで、容易に子吹きして群生株になります。一つの刺座から数本の長い赤刺と多数の白刺を出します。この赤刺が集合してその株のシルエットが形成され、全体として赤くモワッとした印象的な姿を現します。軟質なためか容易に腐りますので定期的な植替えと、辛めの水遣りで管理しています。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」...
コリファンタ属の「グリーンウッディー」。実生10年生で球体の直径は10cmを超えてきました。”グリーン”といっても少し灰色がかった緑色の球体です。成長点の近傍から年に3回ほど黄色い花を咲かせてきます。コリファンタと言えば赤ダニさんの好物サボテンですが、うちの赤ダニさんたちは銀冠玉がお好きなようで、このグリーンウッディーには目もくれません。おかげでグリーンの美肌を保っています。この苗、ここ数年成長点付近...
10年前にネットオークションで亀甲牡丹の種子を大量に入手しました。多くの苗が育ちました。そのうちの多くはいわゆる亀甲牡丹の顔をした苗でしたが、中に何本か変な顔をした苗も出てきました。それらの苗です。これらの苗、あのごつごつした塊のような亀甲牡丹の姿には程遠く、一枚一枚の”葉”がはっきりしています。そしてその葉の先端には綿毛が。よくよく見ると同属のアガベ牡丹の葉が幅広になったような姿です。実生11年生...
2016年初夏に信州安曇野の高木カクタスさんで入手した金鯱三苗。このブログにも何度か登場しています。入手当時の姿です。良く発達した刺が気に入って入手しました。その後温室内で育てましたが、多肥料用土、潅水過多、そして温室内の過湿により球体ばかり目立つメタボ気味の苗に変化してきました。これはいかんと、三年前に新設した通風型栽培室の上段に配置換えしました。この栽培室は東西面に開口部があり、周年風通しの良...
今年の8月にヤフオクで入手したユーベルマニア属の「エリオカクトイデス」。入手してすぐに植え替えましたが、ようやく根付いたようで成長点が動き始めました。(中心の白っぽい部分)同じユーベルマニア属の「フラビスピナ」と印象が似ていると感じていました。自家実生のフラビスピナ5年生です、こうして並べて見比べると、確かに多くのサボテンがある中で両者は似ている部分が多いです。しかし、球体形状(エリオカクトイデス...
35年以上の付き合いのマミラリア属「白珠丸」。今年もやる気なさそうにパラパラとピンクの花を開花しております。おそらくは100頭以上ある大群生に育っています。35年ほど前に入手した時に既に小さな群生株でした。主頭から出た子株がまたその子株(孫株)を吹いてと、どれが元の主頭や子株であるかわけのわからない状態になっています。マミラリア属のサボテンは通常開花すると球体上に花輪を形成するほど群開しますが、こ...
今年も多くの種子を提供し続けてくれた銀冠玉大苗二株。今年最後の種鞘を揚げています。いずれも10年ほど前に実生し、その後袖ケ浦の台に載せさらに接ぎ降ろした苗です。接ぎ木台による影響か、球体直径は12cm程に育っており、銀冠玉としてはかなり大柄です。”総身に知恵が回りかね”ているのか、球形の形状がやや乱れ気味。これまで数千の種子を輩出し多くの子孫を残しているので、まあこれでもいいか、というところです。ご訪...
室内温度はほぼ外気温と等しい通風型栽培室。サボテンたちが身を縮めて来るべき寒さに備え始めました。<フェロカクタス属・王冠竜> <エキノカクタス属・弁慶>これらのサボテンにはここ1か月水遣りを控えています。本来真球形に近い球体であったものが水遣りの休止により、球体横方向の径を変えずに高さのみ縮めてきました。これもこれからの季節にしっかりと陽光を浴びつつ寒さに備えるこれらサボテンたちが本能的に?身に着...
11年前の春に実生したオブレゴニア属の「帝冠」。帝冠には大疣と小疣があるといわれていますがこれまでその差はあまり気にしていませんでした。最近、同じ大きさの二本の苗の疣の大きさが急に気になりだしました。<大疣><小疣>両苗とも球体の直径h10cm程で同じサイズの鉢に植え付けられています。こうして並べてみると、両者の差は顕著ですね。どちらが良いかは個人の見解の差です。ちなみにわたくしは小疣の方が好きです...
牡丹類の開花終焉。今日はアガベ牡丹の寄せ植えが満開でした。アガベ牡丹の開花は早い。これらの苗の播種は3年前の2021年4月ですから、播種してから3年目の今ほとんどの苗が開花しています。まだ幼い苗ですが、一応交配しておきました。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリ...
振り返ってみれば今年の牡丹類の開花のパターンは異常でした。金木犀は夏の花芽の形成時期に一定の気温の条件が整うと秋に二度開花するといわれています。今年の夏の異常な高温が牡丹類の開花に影響を与えたのでしょうか。旧ロゼオカクタス属の小型牡丹類が最初に開花、その次に花牡丹などの大型牡丹類はきっちりと二度開花し、さらにその後に小型牡丹類が二度目の開花を迎えています。<黒牡丹> 実生11年生自根苗。<姫牡丹> ...
メセン類の幼苗は皆独特の姿をしています。今日はリト・コノ以外のマイナーメセンの幼苗の姿をリポート。双子葉植物であるこれらのメセンは、まず双葉を利用して傘を開き、その後その傘の間から”本葉”が姿を現してきます。<帝冠> <紫帝冠> 成長しつつある紫帝冠の本葉を見ると、ついつい後ろ側から見た「犬のきんた〇」を連想してしまいます。齢76歳にしてまだまだ修行が足りませんなあ。<ギバエウム・春琴玉> これらは...
およそ35年前に友人から譲り受けた烏羽玉たち。5株全員が生き残っており、元気に生きています。春から秋にかけて断続的に開花しています。烏羽玉は自家受粉するため、頼まなくとも種子を次々に産出してくれます。また、未だに不定期ですが子を吹く株もあり、老化の気配はありません。これらの烏羽玉、疣の配列が独特でなかなかこのような姿の烏羽玉は見かけません。今となってはどのような系統の烏羽玉であるか確認の仕様があり...
2020年11月にメサガーデンから種子を購入したコノフィツムの「カラモエペンセ」。丸4年経過した今、ようやく一人前の苗になりました。二苗を維持しております。薄い緑色の、やや丸みを帯びたタビ型球体の全体に濃い緑色の斑点が拡がる独特のフォルムです。実生4年目の今年ようやく一本の苗が開花しました。メサガーデンによる表示は;#1425.962 Conophytum marginatum ssp.karamoepense w Aggenys,giant redishでありま...
牡丹類の一斉開花も終盤になり、今は旧ロゼオカクタス属のサボテンたちを中心に開花を競っています。2013年春に播種したアリオカルプス属の「白花姫牡丹」も二株がタイミングを合わせて開花しておりました。「白花」といっても純白の花ではなく、薄いピンクの地に赤い中筋が印象的な花です。同種の同時開花を見た私は、パブロフの犬よろしく条件反射的に交配作業を行っていました。来春の結実を期待しています。ご訪問くださりあり...
11月も中旬になり、コノフィツムの園芸種が花盛りになりました。<紫宝> タビ型の球体にオレンジ色の花です。<宝殿> 鞍型の球体に濃いピンク色の花です。<野菊の宿> タビ型球体にピンク色の花です。少女趣味的名称ですね。<祝典> タビ型球体に濃いオレンジ色の花です。これらのコノフィツムはウエブシャボテン誌さんを通じて入手したものです。入手時は小さな二頭の株でしたが、数年を経てこのような多頭株になりまし...
黒くない刺を持つ黒王丸の本命は「白刺黒王丸」。掻き子を接ぎ木しましたが失敗し、改めて挿し木したものの中から発根に成功した運の良い苗二本です。直径4cm程まで膨らみました。球体色は典型的な黒王丸ですが、刺はその名の通り純白です。次は、2013年春にメサガーデンから入手した種子を実生した「コルムナアルバ」。刺は黄色~白色。個体差が見られます。球体色は黄緑色でしたが、年を経るとともに白粉を帯びてきました。...
もう済んだと思っていたこの秋の牡丹類の一斉開花。異常気象に影響されたか、今日二度目の一斉開花がありました。主な役者たちをピックアップしてみましょう。<象牙牡丹> 35年ほど前に五十鈴園さんから入手した株です。<亀甲牡丹> 実生10年生。袖台接ぎ降し株です。<花牡丹> 実生11年生の自根苗です。<岩牡丹> これも実生11年生の自根苗です。交配したいのですが相手がいません。これだけ何回も咲くとかなり体...
2013年春に「新天地錦」として入手した種子。「200粒」とありましたが実際に播いてみて発芽してきたのは700本近く。老眼を真っ赤にし、肩こりをこらえて何度も微小な苗を植え替えました。斑入りの苗はわずかに20本程度が現れました。その後大半の苗は無償分譲したりヤフオクに出品したりして、現在残っているのはわずか二本です。<斑入り苗> 多くの苗の中で一番斑模様の良いものを残したつもりですが、良い斑模様で...
一年前に袖ケ浦の台に逆さ接ぎした菊水。うまく接ぎ木はできたようですが、その後の展開は?今年の三月時点では直径5mmほどの大きさの子株が出ているのが確認できました。その子株の見かけは菊水というより、イソギンチャクのような色と形状でした。3/27のブログ「赤出べそが動き始めた」それから約8か月経過した現在の様子です。接ぎ木してから一年経ってようやく菊水らしくなってきました。少なくとも7頭立ての群生株にな...
今日の主役はプレイオスピロス属の大玉たち。メセン類の中でもかなり大きくなる属で、うまく育てると球体の直径が5cmを超えるものも出てきます。<帝玉> プレイオスピロスといえばまず浮かぶのがこの帝玉です。<巨鳳> いかにも大きそうな名前です。大きくなってくると球形を保つのが大変そうです。<鳳卵> 鳳の卵? 私には帝玉との区別がつきません。3種とも球体の色や質感が酷似しています。まさに石ころのような地味...
2013年3月に播種した(アガベ牡丹)x(黒牡丹)の混血種子。入手先のメサガーデンによる名称は「agaboides x kotschoubeyanus,F2 hybrid」でした。16苗が発芽しましたが、11年を経て生き残っているのは画像の一苗です。疣の形状や色は黒牡丹に近く、花は黒牡丹のものにアガベ牡丹のあでやかさを加えた印象です。6年ほど前から毎年開花しておりますが、残念ながら交配する相手が思い浮かびませんので、そのままにしてい...
今日はプラ舟にドブ漬けしている竜角牡丹袖台接ぎ木苗が一斉に開花しました。密に詰めて置いていますのでまわりの苗も写り込んでいます。手前左右二本の苗はギガンティア、奥側にもう一本竜角牡丹があります。以下の画像に他の苗の映り込みはありません。実はこれらの接ぎ木苗たち、近いうちに接ぎ降しのためカットする予定です。そのため今回交配は控えています。カットの前に一花咲かせて見せた、というところでしょうか。ご訪問...
今年は夏が長かったり急に秋が来たりと、例年とは異なる天候のパターンがあったためか、サボテンたちの開花スイッチにも影響が出ているようです。<遅い開花> 牡丹類の開花のピークはすでに過ぎましたが、竜角牡丹が遅ればせながら今日開花しておりました。実生11年生の自根苗です。袖台に載っている苗より小柄ですが、濃いピンクの良い花色をしております。竜角牡丹の他、旧ロゼオカクタス属の黒牡丹、姫牡丹も一部か開花しま...
今日のブログのお題は「小錦」。小錦といってもあの大きなお相撲さんの小錦ではありません。2019年7月に「ペクチニフェラ錦」として入手した種子を蒔いて、生き残った苗のうち斑入りのものはこの一本でした。3時、4時、及び11時の位置の稜に斑が遠慮がちに出ています。それで小さな斑(錦)ということで「小錦」。お粗末でした。ペクチニフェラ錦は隠れた人気種で、苗も種子もなかなかオークションに出てきません。こんな小...
ラピダリア属の「マルガリータエ(魔玉)」。5本の苗を維持しています。播種して5年。それぞれ個性ある姿に育っていますが、磁器のような質感の球体が気に入っています。これらの苗から今年の5月に採取した種子。細かくてよく見えないまま、9月の上旬に3つの鉢に播きました。その結果…予想を超えてわんさかと発芽してきて、気が動転するほどです。この大間違いの原因は…老眼で多くの種子があることに気が付かなかった。種子の...
「ブログリーダー」を活用して、areole(アレオーレ)さんをフォローしませんか?
2013年春に実生したギムノカリキウム属の「武勲丸」です。本来陽光は少し弱めの方が良いとされるギムノですが、「闘鷲玉」と同様強刺ギムノですので通風型栽培室に置いています。結果、残念ながらご覧のように見事に日焼けしました。しばらくティッシュペーパーでもかけておくべきでした。しかしその後新しい環境にも慣れたようで、新たな成長を開始し花を揚げてきました。この日焼けが球体下部まで回って目立たなくなるまであ...
うちの温室内に数十年居付いているエリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」今年も開花しています。花弁から雄蕊雌蕊まで全身黄色の美しい花です。この大群生株、群生の直径が80cmを超えるほどの大きさのため、もう10年以上植替えできずにいます。棚上の敷き砂上に置いているのですが、鉢底から四方に伸びた根が敷き砂中に張り巡らされています。しかし、10年以上放置しているため敷き砂もカチカチの状態です。例年に...
何やら物騒な名前のフェロカクタス属「火剣峰」。2018年に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいた種子を実生したものです。3年前から通風型栽培室で管理していますが、この一年ほどで良い刺が出てきました。球体の感じや刺の色彩など「黄刺金冠竜」によく似たところがありますが、本種は刺が長く、その刺の反り(ねじれ)も強いようです。現在球体は高さ10cm、径6cm程度ですがこの先どれだけ大きくなってゆくのか、興...
昨年秋に交配したアリオカルプス属の「亀甲牡丹錦」に種鞘が上がってきました。現在はっきりと見えている種鞘は2~3個ですが、例年の様子からするとあと4~5個の種鞘が上がってきそう。種子は200粒ほど採れそうです。採れた種子の半分ほどは自家で実生しています。発芽率はよろしいのですが、うまく斑の乗った苗は育ちが悪く、袖台に実生接ぎして育てているのが現状です。この種鞘から採れた種子由来の幼苗を利用する秋の実生...
2013年春に一斉に播種したエキノカクタス属の太平丸類。成長は遅いですが、12年後の今それぞれの特徴らしきものが見えてきました。<雷帝> 刺の色が黒っぽいです。<花王丸> 白っぽくて太い刺‥<小平丸> その名の通り?棘が太平丸より貧しい。<太平丸> 代表種。騒がしい刺<翠平丸> 花王丸に似ているように見えます。夫々を見比べても球体は皆同じに見えます。やはり棘に特徴が出てくるようです。しかし花王丸と...
ギムノカリキウム属の「闘鷲玉」が今年も開花しました。2014年春の実生で12年生の自根苗です。昨年は6月に開花していましたが、今年の開花は少し早いようです。ギムノカリキウム族のサボテンは、本来あまり陽光が強い場所は好まないとされています。しかし、本種はその見どころが刺ということもあり強刺を発達させるため、陽光が降りそそぐ通風型栽培室に置いています。球体の色や刺の出方を見る限り、現在の住まいが気に入...
ウイギンシア属の「地久丸」が親子そろって開花しました。<親株> 2013年に実生した12年生の自根苗です。球体下部には茶膜が目立ち、年季を感じさせます。<子株> 上の親株から採取した種子を4年前に実生した苗たちです。球体の緑色が新鮮で美しいです。花は相対的に黄色ですが花底と雌蕊の柱頭のみ赤です。おしゃれな色の組み合わせですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サ...
2013年春に実生したエキノケレウス属の「紫太陽」。今年も派手に開花しました。いつも”開き過ぎ”の感がある本種。特に今日は外気温が5月としては異例の30℃以上あり、温室内の温度は昼過ぎには45℃を超えていました。御覧の通り花は開き過ぎて外側に反り返っています。まあこれもいかにも「紫太陽」らしい姿ではあります。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」...
昨年秋に袖ケ浦の台に載せた黒牡丹の実生苗たち。厳寒の冬を無事過ごし、春の本格的な成長を始めました。それぞれ勝手な形態で成長を見せています。この苗は胴体(球体の下部)に台からの栄養を集中させているようです。さらに台と穂との界面付近から子を吹き始めました。この苗は台と穂との界面から吹いた多くの子たちの成長に力を注いでいるようです。胴体の膨らみはありませんが本体は成長中です。この苗はカットした穂の株を接...
今日のブログの主役はフェロカクタス属の「ジョンストニア」です。昨日の「紫禁城」と同じくこのジョンストニアも7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたものです。王冠竜の台に載っているとのことですが同じフェロカクタス属の台であるせいか、あまり台付きである違和感は感じられません。現在球体の直径は7.5cmぐらい、高さは11cm程度です。新刺はピンク色が差していますがじきにアイボリーホワイトの本来の刺色に...
7年前に仙友のいっちゃんさんから譲っていただいたフェロカクタス属の「紫禁城」自根苗です。3年前から通風型栽培室に置いております。現在球体の直径は8cm程度(刺を含まず。)です。現地では数十年、数百年をかけて1mを超える巨大な球体になる本種です。まだ幼苗というより赤子の段階であるといえるかもしれません。私が体力がなくなりサボテン栽培を断念するまで、このきれいな球体を保ち次の栽培者に気持ちよく引き継げる...
2013年春に実生したツルビニカルプス属の「アロンソイ」。自根で二本の苗を維持しています。ヤフオクで入手した同一ロットの種子から実生したものですが、綿毛の発達の程度が異なりかなり違った印象の苗たちになっています。球体の直径はいずれも8cmほど。ツルビニカルプス属のサボテンとしてはかなりの大柄です。大きくなるほどに球体は扁平になってきました。二本とも右巻き渦巻き型配列の疣の並びです。昨年は開花の時期...
2014年春に実生したギムノカリキウム属の「天平丸」。実生11年生の自根苗です。多くの苗が育ちましたが譲渡したり枯れたりで、残るはこの一本のみです。灰緑色の扁平な球体上に飴色の刺が映えています。現在の球体直径は8cmぐらい。10cmを超えてくると重厚さも加わって、見ごたえのあるギムノに変身すると思います。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に...
2018年春に実生したエキノカクタス属の「春雷」です。二本の苗を維持しています。このサボテンの見どころはその鋭い刺ですが、その刺の発達の前に球体を充実させたいため現在湿度の高い温室内に置いております。一時刺の発達を重視して湿度の低い通風型温室に置いていましたが、球体がやせて貧弱な姿になってきましたので、温室内の栽培に切り替えました。ようやく縦長の球体が真球形に近づいてきましたので、もう一年ほど温室...
昨日のブログ「再び大群開へ」でご紹介した”那須の夜明け”が予想通り今朝開花していました。よくぞここまで多くの花を一斉に咲かせてくれました。温室内が一気にパッと明るくなりました。ただ高温のこの時期、開花は半日で終了です。美人薄命、ですね。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援...
先週の月曜日に群開を見せてくれたロビプシの「那須の朝焼け」。こんな姿でした。既に群開した花の手前側に多くの蕾が見えていました。それから一週間後の今日の姿です。前回の群開の倍の数の花が咲きそう。天気が良ければ明日にも揃って開花しそうです。この大波を無事過ごしたら、少し休んで体力を回復してもらいたいところです。花後のお礼肥を忘れずにやることにします。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「に...
2023年6月に袖台に逆さ接ぎした菊水。一年後、ようやく菊水らしい姿が見えてきました。そしてさらに一年後の現在の姿です。直径2cm程の球体が8個ほど重なる多頭株になっています。実生すると大変に成長が遅くイライラする菊水ですが、逆さ接ぎしてもこの通り成長はゆったりです。でも接ぎ木の際に捨ててしまうであろう”下半身”の根の部分を有効活用できることを考えれば、今後とも機会があればやってみる価値ある手法です...
実生12年生のフェロカクタス属「レコンテ玉」が成長期を迎えて、赤い強刺をバリバリと出してきました。通風、低湿度、陽光十分の通風型栽培室に入れて三年、ようやく本来の刺を出してきたようです。このフェロカクタス属の強刺サボテン、私には赤刺金冠竜や刈穂玉などと区別がつきにくいです。種子入手時の名前に頼るほかありません。画像左奥に見える斑入りの苗も同期実生のレコンテ玉です。これだけの赤い強刺を出してくれれば...
昨年6月に実生したロフォフォラ属の「烏羽玉」。ずっと空き家二階の室内窓際にて育てています。30粒ほど蒔いたはずですが、生き残っているのは10本前後。サボテンの実生としてはまあこんなものでしょう。球体の直径は1cmほど。3月ごろからムクムクと大きくなってきました。烏羽玉の種は毎年多量に採れますが、これらの苗の親は特別なものです。約40年前に中学時代の友人から譲り受けた小さな烏羽玉の苗5本。40年育て...
うちの温室ではロビビア属のサボテンは殆どありませんが、わずかに二本だけ存在するそのロビが開花しようとしています。これらのロビの正式名称は「ロビビア、アラクナカンサ v バレグランデンシス R184(Lobivia arachnacantha var.vallegandensis R184)」。11年前に小さな苗を入手しました。その頃から球体の大きさはあまり変わっていませんが、主頭の周りに多くの子を吹いてきました。もともと小型種で、このように群...
エリオカクタス属の「マグニフィカス(英冠丸)」が今年も開花しました。まずは開花前日の”大群開”を予感させる画像です。40年ほど前に入手した小さな群生株でしたが、年月を経てこのような大群生株になりました。各頭の頂部に複数の蕾を膨らませています。そして今日、一斉に開花しました。うれしくなってたくさんの画像を撮りました。この黄色の多くの花で温室内が一度にパッと明るくなりました。この英冠丸、年に数回このよう...
今日の主役は2013年春に実生したアリオカルプス属の「三角牡丹チキータ」です。奈良の業者さんからおまけで頂いた種子を由来とするものです。3本の苗を維持しています。「チキータ」とは小さいという意味らしいですが、なるほど同時に実生した三角牡丹の半分ほどの大きさ、直径6cm程度です。実生当初の頃は「チキータ」といっても、将来のイメージがわきませんでした。そのうち普通の三角牡丹と区別がつかないものになって...
40年ほど前に友人より譲り受けたロフォフォラ属の「ディフューザ(翠冠玉)」。寄る年なみによるものなのか、あるいは温暖化の影響か、あちこちに異常な成長を見せ始めました。<成長点の乱れ> 綴れ始めたのか、それとも二頭化/三頭化の前触れでしょうか。いずれにせよ基本形の「点」ではなくなりつつあります。<おめでた!!> 視線を球体の根ぎわに転じると、球体下部の片側が大きく膨らみ、姿勢が45°ほど傾いています。ロ...
たにさぼ実生倶楽部さんの種プレで頂いたフェロカクタス属の「カルメン玉」。2021年12月の播種ですからもうすでに2年半経過しています。発芽が揃わないこともありましたが結局10本程度が芽を出し、その後次第に消滅する苗が増えて現在は3本の苗が元気に育っています。枯れた苗や枯れかけた苗も記念に?そのまま寄せ植えにしていますが、今後生き残っていくのは右側の大きな苗三本だけと見ています。その三本を拡大してみましょう。...
ロフォフォラ属の銀冠玉や烏羽玉は普通に群生し、また斑入りの苗が出現することも珍しくありません。ですから、銀冠玉錦や烏羽玉錦の群生株があっても何ら不思議ではないわけです。ということで…。<銀冠玉錦群生><烏羽玉錦群生>いずれも実生自根株で、彼らの欲するままに育ててきました。ばらして個別の株にして育てても大したものにはなりそうもない姿です。これ等の株は「斑入り群生株」なる新ジャンル?で群生株の姿で観賞...
太平丸類の実生苗が順調に育ちつつあります。2022年の4月と9月にヤフオクでまとめて入手した種子を実生しました。クエン酸処理した種子はおよその発芽率50%。なにも処理せず実生した場合に比べ良い発芽率でした。太平丸類は種子のサイズが大きなため、いったん発芽に成功するとその後は野垂れ死にする苗は少なく、割と良い生育を見せてくれます。で、二年経過した現在の様子です。二鉢のそれぞれに寄せ植えしています。鉢の...
一昨日のブログで「再び大群開へ」で記載したロビプシの群生株二種。昨日は車の整備で横浜の温室を訪れることができませんでした。やきもきした気持ちで今朝温室の扉を開けると…。間に合いました。「壬生の夕日」の大群開です。これを見たいために群生を大きく育て、鉢増をし、用土も肥沃なものにしてきたものです。この株は今年二度目の群開です。あと何度かこんな姿を見せてくれそうです。ただ、気温の高いこの時期、温室内での...
ディスコカクタス属の「ギガンティア」。実生10年生の苗を維持しています。本種は成長すると花座を形成すると言われていますが、なかなかその気配が見えません。今年二月の画像です。花座はありませんが漆黒の強刺がバリバリと出ていて、そちらの観点からの見ごたえがありそうです。そのギガンティア、この5月になり微妙な変化が。通常ならこの時期に現れてくる新刺が見えず、代わりに綿毛が怪しげに増えてきました。これはひょっ...
5月2日のブログ「大爆発寸前」で多くの蕾を揚げている花サボテン群生株2種をご紹介しました。それから1月も経たない今日、早くも2度目の大群開寸前の様相を呈しています。<那須の夜明け><壬生の夕日>いずれも前回より蕾の数は増えています。本当に今年のサボテンたちの開花の状況は異常です。頑張りすぎて後々その疲れが出てこなければよいのですが。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の...
連休も終わり、梅雨入りまでにはまだ間があるこの時期、プシスたちが一斉に開花を開始しています。<黄花短毛丸><花盛丸><大豪丸>黄花、ピンク花、純白の花と、いずれも大きく美しい花で、花サボテン(ロビプシ)の素材にされたのも十分頷ける姿です。同じプシスでも、露天栽培で機嫌よく育つものや温室内で元気なものなど、種類により最適な環境が異なることも分かってきました。駄物といわれているプシスですが、駄物はその...
5月6日の記事(何故かそろわぬフロッコサ)で、交配したいにもかかわらず開花が揃わぬことをお伝えしたフロッコサの苗二本。蕾を付けなかったもう一本の苗にも蕾が上がってきて期待していたのですが…。本日一本だけ開花しました。本当にこいつら仲が悪い。普通同種のサボテンが温室内に隣接しておいてあれば開花が揃うものですが。花粉を冷凍保存する手もありますが、今回はそこまですることもないでしょう。秋までの間何回か開花...
昨年秋に花咲いた牡丹類。約半年過ぎて忘れた今頃に種鞘を揚げてきました。<玉牡丹><竜角牡丹><黒牡丹>鞘の部分はまだみずみずしいものもありますが、中にはすでに熟した漆黒の種子が詰まっています。綿毛の多い玉牡丹や竜角牡丹はその中にまだ多くの種鞘が埋もれています。待っていると忘れたころにニュッと現れてきます。これ等の種子、次世代の養成に使用し、余剰のものはヤフオクに出品する予定です。ご訪問くださりあり...
昨年秋に袖台に逆さ接ぎした菊水。1,3,4の各月にその後の経過を記事にしております。ちなみに4月の記事はこちら。今日は5月中旬の状態について。ようやく瘤のようなものが菊水らしくなってきました。画像ではあっち側とこっち側とを撮っていますが、それぞれに2つずつ瘤があり、合計4つの子を吹いているようです。これからは接ぎ木の威力でどんどん大きくなってゆくでしょうから、実生するよりは効率が良さそうです。ただ、...
2013年春に播種したフェロカクタス属の「日の出丸」。種子の入手先は札幌カクタスクラブさんです。現在3本の苗を維持しています。球体の直径は10~13cm前後です。二年前から温室栽培を通風型栽培室に移し、刺の発達を目指して栽培中です。日ノ出丸に特有のあの幅広な刺には少し及びませんが、傾向としては次第に”強刺”に近づいているような気がします。この日ノ出丸たち、真冬に開花します。丁度今日上の画像を撮影する直前に...
露天で台木として養成していた袖ケ浦が動き出しました。昨年播種して適度に大きく成長した幼苗の接ぎ木の好機到来です。手始めにエキノカクタス「ニコリーx雷帝」を俎上に載せました。球体直径は未だ4mm程度です。画像は載せてから4日後。この間ポリ袋を被せ室内に静置していました。どうやら一次試験はパスしているようです。ポリ袋を撤去して徐々に乾燥に慣らしてゆきます。このぐらいの幼苗の大きさになると、穂として上半身...
2月11日のブログで”肥料切れか”と心配していた実生11年生の「海王丸」。当時の姿です。球体の下半分が黄色に変色し、いかにも健康状態が悪そうな見かけでした。この直後に植え替えて用土を更新しました。そして現在の姿は…。黄色だった部分の大半が緑色に戻りました。普通に開花もしています。球体が黄変した原因が肥料切れなのか、寒さのせいだったのか確定はできませんが、とにかく結果はオーライです。夏までに未だに少し...
うちの温室での最大のサボテンであるエキノカクタスの「金鯱」。暖かい季節になり気まぐれに花を咲かせています。今年の開花はまだ二つですが、周りには昨年、一昨年の咲き柄がずらりと並んでいます。これ等の咲き柄はその下部に種鞘を宿しており、各種鞘には100粒前後の種子が実っています。真面目に種子を収穫すれば1000粒以上採れそうですが、播種する場所も時間も気力もありませんのでそのままにしています。金鯱大玉の頭上に...
エキノケレウスの「紫太陽」が開花しました。実生11年生の自根株です。花よし、球体よしの本種です。ただ、株の健康状態は良さそうなのですが開花は一輪のみ。今後の二番花以降に期待です。ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。にほん...
マミラリア属の「マルコシー」がようやく目指していた姿に近づいてきました。群生株にあって白と茶色の刺が相まって独特の姿になります。もともと親株がこのような姿でしたが、主頭から腐り始めたので子株を外し挿し木して救済しました。目指していた親株に姿に戻るのに8年を要しました。再び腐れが出ないよう、プラ鉢を避けて素焼き鉢に植え付けていますがその効果のほどは?ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「...
2015年に播種したエキノケレウス属の「明石丸」が開花しました。毎年想定以上の豪華な花を見せてくれる明石丸です。最近のブログでも触れましたが、今年の春はサボテンたちがことのほか元気で多くの蕾を揚げています。この明石丸も例外ではなく実力以上?の蕾を揚げてきました。5月6日の画像です。直径4cm程の球体上に9つの蕾を揚げてきて、否が応にも期待が高まります。しかしその後、気を持たせる日が続きましたがようや...